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咲希のイタズラと過去
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ガチャっと音がしたことに気づきそちらを見ると、タオルを巻いた咲希がそこにいた。
「料理が落ち着いたので言われた通り来ちゃいました。」
バスタオル巻いててもアウトだろう。冗談のつもりで言ったんだから分かれよ。
「御兄様バスタオル巻いててもそんなに見られると恥ずかしいです。あまり見ないでください」
おっといけない。いくら幼くても女の子なんだから見過ぎちゃいけないな、気をつけないと。
「ごっごめん、まさか本当に入ってくるなんて思って無くて」
「だって御兄様が誘ってくださったんです。入らないとかありえないです。」
そんなことありえるの?しかもまだ出会って時間もたってないのにもう少し女の子なんだから警戒してもらいたいな。
「とりあえず体を洗うので、そっちを見てもらっていいです?それとも見ちゃいます?ニヒッ」
絶対見ないようにしよう。まるで小悪魔だなこの子は。
シャワーの音が響く、気分が良いのか鼻歌を楽しそうに歌っている。
本当に楽しそうに歌うな。しかも結構上手いから聞いててこちらも楽しい気分になる。そんな声もシャワーが止まると同時に止まる。
「御兄様もう見ても大丈夫ですよ」その声に振り向くとシャワーで濡れた髪がなんとも、幼いはずなのに、年齢より年上の子にみえてしまう。
しっかりバスタオル巻いてくれてるので安心するがお風呂に入ろうとこちらに歩いた時に流したボディソープに滑りバランスを崩しバスタオルがはだけてしまうそこには、セパレートの水着姿の咲希がいた。焦ったー裸じゃなくて無くてよかった。
「咲希、君にはまだ早いです。」
まったく裸じゃなくて本当に良かった。バスタオルがめくれた時は本当に焦った。しかし、なぜ咲希はこんなに俺に懐いてるんだろ?
「御兄様ごめんなさい。急に甘えてしまって御兄様も困りますよね。」
いや、甘えられるのは悪い気はしないからいいんだがわけもわからないから困惑しちゃうんだよな。
「御兄様、ちょっと私のことを話してもよろしいですか?あまり面白い話ではないですが」
咲希が自分の事を話してくれるみたいだ。俺は咲希のこと知らないし、教えてくれるのは助かる。
「私、今のお父様のとこに来る前は虐待を受けていたんです。本当の父に自我が芽生えた頃からわけもわからず殴られ蹴られ、どうしたらこんな目に合わずすむのだろうかと考え、人を見るクセがつきました。そうしているうちに自然と相手の考えることがわかる読心術というのでしょうか?それが身につき虐待から少しでも逃れるように考えて行動できるようになりました」
なんか凄い話だな。読心術が身につくまで極限まで追い込まれてしまっていたのだろう。子供の防衛反応が極限まで使われた結果なんだろうな。
「そんなある日事態が急変します。その日、父の機嫌が非常に悪く、今まで以上の暴力を振るわれていました、私は声を我慢出来ず助けを求めていました。その声が届いたのでしょう。警察の方が駆けつけてくれて私は、助かりました。外に待機していた救急車に乗る時に声をかけてくれた人がいました。その人は、助けるの遅れてごめんね、無事で良かった、早く元気になってねと言って去っていかれました。」
なんか、聞いたことのある話のような気がするな
「その後私は、入院して治療することになりました。その間に色々話が進みました。まず、父は虐待の罪で捕まり、そこから色々余罪が出るわ出るわで、もう出てくることはないと。母は、父が捕まったことと今までの心労が重なり倒れてしまいましたが、今のお父様との縁が以前あり、お父様の元で働けることになりました。その後、たまたまお母さんの仕事に付いていくことがあった時に悪い人がたまたまいて、何をしようとしているか話したことで今のお父様に気に入られました。その後わたしは、この読心術を、使ってお父様の手助けをして今に至ります」
は~なんか凄い話だな。だけどとりあえず今は、お風呂を出ようかな。話に夢中で、のぼせてきちゃったし。まだ話の続きはありそうだし、上がって落ち着いてからきかせてもらおうかな
「料理が落ち着いたので言われた通り来ちゃいました。」
バスタオル巻いててもアウトだろう。冗談のつもりで言ったんだから分かれよ。
「御兄様バスタオル巻いててもそんなに見られると恥ずかしいです。あまり見ないでください」
おっといけない。いくら幼くても女の子なんだから見過ぎちゃいけないな、気をつけないと。
「ごっごめん、まさか本当に入ってくるなんて思って無くて」
「だって御兄様が誘ってくださったんです。入らないとかありえないです。」
そんなことありえるの?しかもまだ出会って時間もたってないのにもう少し女の子なんだから警戒してもらいたいな。
「とりあえず体を洗うので、そっちを見てもらっていいです?それとも見ちゃいます?ニヒッ」
絶対見ないようにしよう。まるで小悪魔だなこの子は。
シャワーの音が響く、気分が良いのか鼻歌を楽しそうに歌っている。
本当に楽しそうに歌うな。しかも結構上手いから聞いててこちらも楽しい気分になる。そんな声もシャワーが止まると同時に止まる。
「御兄様もう見ても大丈夫ですよ」その声に振り向くとシャワーで濡れた髪がなんとも、幼いはずなのに、年齢より年上の子にみえてしまう。
しっかりバスタオル巻いてくれてるので安心するがお風呂に入ろうとこちらに歩いた時に流したボディソープに滑りバランスを崩しバスタオルがはだけてしまうそこには、セパレートの水着姿の咲希がいた。焦ったー裸じゃなくて無くてよかった。
「咲希、君にはまだ早いです。」
まったく裸じゃなくて本当に良かった。バスタオルがめくれた時は本当に焦った。しかし、なぜ咲希はこんなに俺に懐いてるんだろ?
「御兄様ごめんなさい。急に甘えてしまって御兄様も困りますよね。」
いや、甘えられるのは悪い気はしないからいいんだがわけもわからないから困惑しちゃうんだよな。
「御兄様、ちょっと私のことを話してもよろしいですか?あまり面白い話ではないですが」
咲希が自分の事を話してくれるみたいだ。俺は咲希のこと知らないし、教えてくれるのは助かる。
「私、今のお父様のとこに来る前は虐待を受けていたんです。本当の父に自我が芽生えた頃からわけもわからず殴られ蹴られ、どうしたらこんな目に合わずすむのだろうかと考え、人を見るクセがつきました。そうしているうちに自然と相手の考えることがわかる読心術というのでしょうか?それが身につき虐待から少しでも逃れるように考えて行動できるようになりました」
なんか凄い話だな。読心術が身につくまで極限まで追い込まれてしまっていたのだろう。子供の防衛反応が極限まで使われた結果なんだろうな。
「そんなある日事態が急変します。その日、父の機嫌が非常に悪く、今まで以上の暴力を振るわれていました、私は声を我慢出来ず助けを求めていました。その声が届いたのでしょう。警察の方が駆けつけてくれて私は、助かりました。外に待機していた救急車に乗る時に声をかけてくれた人がいました。その人は、助けるの遅れてごめんね、無事で良かった、早く元気になってねと言って去っていかれました。」
なんか、聞いたことのある話のような気がするな
「その後私は、入院して治療することになりました。その間に色々話が進みました。まず、父は虐待の罪で捕まり、そこから色々余罪が出るわ出るわで、もう出てくることはないと。母は、父が捕まったことと今までの心労が重なり倒れてしまいましたが、今のお父様との縁が以前あり、お父様の元で働けることになりました。その後、たまたまお母さんの仕事に付いていくことがあった時に悪い人がたまたまいて、何をしようとしているか話したことで今のお父様に気に入られました。その後わたしは、この読心術を、使ってお父様の手助けをして今に至ります」
は~なんか凄い話だな。だけどとりあえず今は、お風呂を出ようかな。話に夢中で、のぼせてきちゃったし。まだ話の続きはありそうだし、上がって落ち着いてからきかせてもらおうかな
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