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13瓶目

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「ここからどうするにしたってお金が必要だからさ、高い給金を断る手はないでしょ?」
「確かに!
ゆうちゃんと自分はニコイチだからできれば同じ部隊に入りたかったなぁ」
「隊長さんがさ、すうちゃんは第5部隊でもいけるって悩んでたから一緒でもいけるんじゃない?
基本第11部隊に配属されるらしいし」
「じゃあゆうちゃんと一緒だね!」
「すうちゃんみたいな友達を持てて私は嬉しいよ!」
「魂の友よ!」

「…毎回思うんだが俺の後ろでその会話やるのはなんだ?」
「ゆうちゃんとの愛を確かめている」
「すうちゃんとの愛を確かめています」
ゆうちゃんも隊長に向かって何言っているんだこいつ的な顔をしている。
しょうがないよね
自分とゆうちゃんの愛は世界の真理だからね!
「…そうか」

そういうと再び歩き出す。
向かう先は自分達が暮らすことになる場所。見えてきたのは城。
あれぇ、おっかしいなーお城?
さっきまでなかったのに

「いきなり、城が現れたのが不思議だという顔をしているな」
「まぁそりゃあね」
「この城には協力な認識阻害の魔法がかけられていてな。魔王様と隊長以上のものにしか見られないんだ」
「防犯はバッチリという訳ですか」
「アルンックの方が確実」
「アルンック…?なんだそれは」
「猿人類最強の女が紹介している」
「そ、そうか
まぁ、それはおいといてだな。
この階段を上がり、右に曲がってあの青いドアがあるだろ?その部屋がお前らの部屋だ。」
「入っていい?」
「あぁ、いいぞ」

うぉぉぉお!!!広い!お洒落!天井高っ!しかしベッドが1つしかない。
シャンデリアがあるっ!景色最高‼
だがベッドが1つしかない。

「なんでベッドが1つしかないんですか?」
聞いてくれてありがとう‼ゆうちゃん!
「次に入ってくる新人は一人だと思っていたからだ。しかしお前らの魔力量凄いな。
この部屋は魔力量によって部屋の広さが変わるんだ」

そして明日の朝は六時集合だぞといって去っていった。

「ゆうちゃん、とりあえずスキル決める?」
「そうしよう!」
とりあえず二人のスキルを出して、っと

佐藤鈴 生産職LV 2
魔力 多い
体力 少ない
生命力 簡単には死なない
スキル 材料探しLV 1 避けるLV 1 
属性 炎 緑 土
スキルポイント 1100
属性ポイント 200


大熊優 剣士LV 2
魔力 多い
体力 かなり多い
生命力 普通
スキル 剣術LV1 袈裟斬りLV 1
属性 光 風
スキルポイント 1100
属性ポイント 200

「すうちゃんのも今日1日で変わったね!」
「生産レベルは蓮華を作った時に上がったんだー」
「で、スキルだけど何取る?」
「じゃあさ自分で決めて見せ合いっこしようよ」
「その考えいいね!」
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