捕虜の散歩と観察

たみしげ

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冷戦状態の敵国に密偵として潜入した男は、ヘマをして見つかり敵の軍部に捕縛されていた。男は度重なる尋問を受けたが、訓練の甲斐もあってか暴力には屈しなかった。
ただ尋問が想定されるものより生温く、何の情報が落ちなくても敵の軍人たちに焦りも怒りも見受けられないのが気にかかったが、命に変えても耐えてみせると男は意気込んでいた。




そして今日も男は手錠をかけられて何処かへと連行される。黒のタンクトップに同じく黒のショートパンツだけといういつに無い軽装で落ち着かなかったが、先行する軍人に手錠から繋がるリードを引かれて付き従うしかなかった。

「ここだ」という言葉に辺りを見回すと、そこは軍事施設の一角のようだった。
各設備の中間地点らしく移動する軍関係者の人通りは多い。更に小休憩用のスペースもすぐそばに用意されていて、とても捕虜を連れてくる場所とは思えなかった。通り過ぎる人々も異様な状況に好奇の目を向けてくる。

「さて、おめでとう捕虜くん。君は今日から尋問からは解放だ」
「な、なに………」

軍の男が壁のスイッチを押すと天井から短いバーが降りてきた。軍人たちは捕虜の腕を上げさせて手錠をバーに固定した。万歳をして上から吊られるような体勢に困惑していると、地面に用意されていたベルトで両足首も固定されてしまう。
全く動けない状態で、軍の施設の中で磔になってしまっていた。

「く、何が解放だ……結局ここでも同じことが続くんだろう」
「同じことだと思うなら、ちょっと予想は外れるかもな」

ガラガラとラックが運ばれてきたが、男の背後に回ってしまってよく見えなかった。何が起こるか分からない不安を感じつつ、ふと周囲の視線がこちらに絡みつくような熱を持っていることに気がついた。

(なんだ……?)

男が困惑していると、唐突に後ろから太腿を撫でられた。

「わぁっ、な、なに」

いやに優しい手つきで下から上に辿る手は、そのま臀部に触れて尻たぶの柔らかさを楽しむように揉んでくる。

「嫌がらせか……!軍人がそんな事をして恥ずかしくないのか?」
「そうやって息巻いてて大丈夫か?お前」

後ろからかかる言葉に憤りはなく、揶揄いの気すらなかった。感じ取れたのは呆れや哀れみと、愉しんでいる様子だった。

「もう自由にして良いんだろ?」
「ああ」

軍人同士の会話が行われたかと思うと、もう1人が背後から胸部を鷲掴んできた。

「はぁーー、ようやく触れるぜ」
「は、はぁ……?な、なに……っ」

下から掬い上げられたかと思えば絞り出すように胸部を揉まれ、掌で乳頭の辺りを撫で擦られる。その間に別の手が尻たぶを執拗に揉んで、尻肉を開かせては閉じさせる動きを繰り返した。

「な、なにして……っ、あんたたち……っ」
「お前は正式な入国者として扱われないことになって軍に譲渡されたんだ」

軍人の言葉に男は体を強張らせる。

「つまりここでどう使おうと自由ってこと」

軍人は分からせるように男の股間を大きな掌で揉んだ。体に張り付いてラインの浮き出た陰茎を刺激されて、男は体をびくりと跳ねさせる。

「や……っ、やだ……っ、やめてくれ……っ」
「こっちの訓練はしなかったのかー?」

執拗に尻を揉まれ、尻穴をパンツ越しに撫でられてこの先に何が起きるか男は理解し始めた。

「言っておくと、もう遅いんだぜ。何をしようと手遅れで、お前がどうなるかはもう大体決まってる」




拘束されてすぐに男は軍人たちの慰み者になった。タンクトップの下から手を差し込まれて乳を寄せ上げ、乳首を絞り出される。布をツンと押し上げる形にされると、どこからか別の手が伸びてきて乳首を摘んでコリコリと掻いてきた。
抵抗しようと体を揺すると胸がブルブルと揺らされて笑いものにされる。
そうしている間にパンツの上からお尻をローションでベトベトに濡らされて、更に尻穴にもチューブの口を当ててローションを流し込まれた。
軍人たちはパンツを履いたままどこまで尻穴に挿入できるかという遊びに興じている。
「ここに男の咥えたこと無いのか?」と問われ首を横に振って否定するとヒュウ!と歓声が上がった。
良くないことに、ぐちゃぐちゃに濡れた穴を指で押されるとムズムズともどかしい感覚が湧いてくる。中に挿れて欲しくなくて太腿を擦り合わせ、穴を締めて抵抗すると、逆に男たちを悦ばせた。

「はぁ………っ、ぁ………っ、もうやだ………っ、やめて………っ」
「まだ触られてるだけだろ?」
「ほら、おっぱいは気持ち良くないか?」

胸部にまでローションを塗りたくられてタンクトップの布ごと揉んで乳頭をグリグリと潰される。

「やっ………やだ………っ」

首を振って逃れようとしても、両手両足は拘束されて動くことはできない。容赦なく背後からぎゅぅぅぅと両方の乳首を指で引っ張られ、「んぃぃぃっ」と声を上げて体をビクビクと震わせた。
それが合図になったように、周りの男たちも目に見えて興奮し始めた。

「もうアナルにちんこ挿れようぜ」
「待て待て、めちゃくちゃ淫乱に仕立て上げた方が面白いだろ」
「尻はどうなんだ?悦いのか?」

下卑た言葉を浴びながらパンツを捲られ、ローションを垂らしている穴を広げられる。

「やめろ……っ……やめて……っくれ……っ」
「ほーら乳首ズリズリ」
「んっ……ん~~っ……」

パンツごと広げられた尻穴に指を突き立てられ、中で蕩けたローションがそれを迎え入れた。ズプズプと少しずつ埋まっていく指を間近で観察されているのが分かる。
ちんぽを露出しながらパンツは後ろに引かれて、より深く軍人の指が埋まる度にアナルを広げられてどれだけ飲み込んでいるか見られ、指の付け根まで挿入されるまでそれは続いた。
更に極めつけに、指だけ引き抜いた後、尻たぶを男たちの手で開かれて、乳首を摘んで責める度にアナルがきゅっ、きゅっと締まる様子を観察される。「もういつでも挿れてもらえるな」と言われながら、小さいバイブをパンツ越しに挿入されてしまった。

「はぁ………っぁ………っ」



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