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アナルスタンド2
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朝の通勤電車の中で、1人のサラリーマンが頬を上気させて己の内から湧いてくる性欲に耐えていた。
男はかつてアナルスタンドというバイトをしていて、そこでの尻穴の開発、長期に渡るアナルでの射精、更には時々の尿道口を塞がれた状態での絶頂で、尻イキしかできなくなってしまっていた。
それだけでなく平常時でもアナルへの刺激を求めるようになってしまい、アナルに何かが埋まっていないと体が切なく疼いて堪らないほどだった。
アナルスタンドの事業が発足してから男のような事例は頻発していたらしく、会社側からいくつかの施策や手当が提供されていた。
バイトとして残る道もあったのだが、当時学生だった男は施策を受けて別の会社へ就職する道を選んだ。
その施策とは、性欲を持て余している男たちが無闇に性行為に走らないために貞操帯を取り付けて管理するというものである。
それまではアナルスタンドのバイトを辞めた者たちが、ネットで募集をかけて乱交に及んだり、公共トイレで我慢ができず尻穴での自慰行為に耽ったりといった事態が多発していた。
公的機関と連携して、尻穴での性行為に溺れた者たちが更生できるよう管理していく取り組みが生まれたのだった。
まず辞める際のバイトの状況から柔軟な対応が取られる。大抵の場合はアナルでの性交や自慰行為を封じるために貞操帯を取り付ける。それだけでは空っぽのアナルが疼いてしまうため貞操帯から伸びる細身の棒を挿入している。
そうして飢餓感をしのぎながら可能であればお尻に何も挿れなくても耐えられるようになるのが一応の目標となっていた。
サラリーマンの男も通勤電車に揺られながら、アナルの中の棒を時折きゅん♡と締めてしまいながら沸き上がる劣情をいなしていた。
「っ……♡ふぅ……♡」
硬いものを肉襞で食む感覚に肉穴が甘く痺れてかえって切なくなる。いけないと思いつつもアナルから快感を拾うのをやめられなかった。
あと少し…♡今日が終わるまで……♡♡
最寄り駅に電車が到着したことを確認し、疼く体を抑えながら覚束なげに歩いてホームへと降りた。
足を動かす度にぐちゅっ♡とアナルを締めてしまって背筋までぞわぞわと快感が走る。マスクで覆っている口元から溢れそうになる涎を飲み込んで人混みの中を進みなんとか出社した。
会社に着いてからも頭は尻穴を責めてもらうことでいっぱいで、熱に浮かされたようになりながら業務をこなした。
午前中にそうしているとよほど体調が悪そうに見えたのか、上長から心配されて午後は退勤するよう提案された。申し訳なく思いながらも確かにこのままでは仕事にならないため半休を取って退勤した。
はふ♡と息をつきながらスマホを手に取り予約時間を確認する。夜の予定だったのでかなり時間があるが、事情に寄っては早く来ても問題ないと聞いていたので電車を乗り継いで目的の場所へと向かった。
役所のようなお固い雰囲気の建物に到着し、真っ直ぐ受付へと足を運ぶ。名前と夜に予約している旨を伝えると担当者がパソコンで確認を始めた。
「20時から予約されていますね。今日はどうされましたか?」
「あの、……我慢できなくて……♡仕事に手がつかなくなってしまってっ……♡」
「ああ、そういう方はよくおられますよ。こちらで調整しておきますね。前回は2時間でしたが時間は短縮なさいますか?」
「い、いえ…♡そのままでお願いします……♡」
「かしこまりました。それではオプションの確認ですが、最初の洗浄等はご自分で行って頂いて、スパンキングはNG、中出しありでお間違い無いでしょうか」
「ぁ…♡はい……♡」
「中出しありの場合、終了後の洗浄は担当者が行うことになりますが問題ないでしょうか?」
「っ…♡え、以前はそんなことは」
「実は洗浄が不十分な事例がありまして、今月からそのように対応しています。抵抗あるようでしたらオプション変更いたしますが」
「い、いえ……そのままで……っ」
「承知しました。それでは奥の3番の部屋へお入りください」
淡々と対応する職員に自分の性事情を赤裸々に話す羞恥にかられながら、指示に従って移動する。利用者用の通路を進んで「3」と表示された扉の中へ入った。
部屋に入ると左の壁に空いた横穴と、そこに合わせて伸びる台座、右手のドアとその足元に置かれたカゴが目に入る。
まずは衣服を脱いでカゴの中に入れていき貞操帯のみを付けた状態になる。目の前のドアを開けてシャワールームに入りすぐ横のセンサーの前に立つ。
センサーに認証されると電子音がして貞操帯の留め具が外れた。
「っ…♡はぁっ…♡」
急くようにベルトを解いて恐る恐る下ろしていく。ぬぷ♡ぬぷ♡とアナルに埋まった棒がゆっくり抜けていく感覚に腰が溶けそうなほど感じてしまい、思わず足を折って四つん這いになる。
「ぅぁっ…♡ぁぁぁっ…♡ぁっ♡んん……♡」
背後から挿入されたものを抜かれているように体が錯覚してきゅぅ♡と肉穴を締めながらどうにか貞操帯を外しきった。
1ヶ月ぶりの刺激を受けて欲しがってたまらないアナルの疼きに耐えながら貞操帯を回収ボックスに落とし入れる。用意された道具で洗浄を済ませながら理性が飛びそうになるのを何度も堪らえた。
尻穴の準備も完全に出来上がった状態で、重くなる腰を動かしてシャワールーム向かいの横穴へよたよたと歩いていく。
台座にうつ伏せで横たわりながら横穴に下半身を通していき、手の届くところにあるスイッチを押すと穴の上部左右からクッションが伸びてきて腰にフィットする。
自ら解した穴を差し出して待つ体勢に息が上がっていく。これから起こることを期待して曝け出されたアナルがきゅん♡きゅん♡とひくついているのが自覚できて羞恥に襲われる。
「ぁっ…♡はぅ……♡」
「……あ、もしもしー」
身悶えているとマイク越しの音声が聞こえてきてビクリと体を震わせた。
「本日の担当です。よろしくお願いしますねー」
「ぁっ……♡はい、おねがいします…♡」
壁の向こう側で一糸纏わぬ下半身を前にしているであろう担当者に挨拶を交わす異様な状況も前準備のようで体の熱が上がっていく。
「では早速確認していきますね。これから体に触っていきますけど、痛かったり辛かったりしたらすぐに呼び出してくださいね」
「は、はいっ……♡」
返事の後に通話が切れると、尻たぶに掌が触れる感覚がした。更にぐい、と指で割り開かれアナルを広げられる感覚に甘い痺れが背筋を走る。
「っ…♡ん……♡ぁっ…♡…アナル……♡見られてるぅ……♡♡」
穴の縁に指を充てがわれてくぱ♡と開かされ、そこに温かい粘液を垂らされる。それだけであられもない声が漏れて腰が揺れてしまうのを押さえられなかった。
「ぁぁぁっ♡♡ぁっ♡だめぇっ♡もっ…♡だめっ…♡」
ぐっと尻たぶを押されて晒された尻穴に大きな質量の物が充てられる。きゅぅぅ♡とアナルの奥までが甘く疼いてひくひくと震えている。
「ぁっ♡おねがっ…♡おしりっ…♡ぁぅっ♡挿れて、くらしゃ……♡」
ずぷ♡と埋められる感覚に体が歓喜して尻を上げながら受け入れる。
「っっ…♡♡♡んふっ……♡♡んぎゅぅ♡♡♡」
散々焦れていた肉襞を太い雄で圧迫されながら擦られてアナルから走る快感に穴としての悦びが止まらない。
堪らえられない嬌声を漏らしながら肉棒を食い締めていると、ふと違和感を感じた。
「っ♡ぁっ♡あのっ…♡ひぅっ♡ぁっ♡」
「ぁっ♡ぃ、いれられてる、ものがっ♡っ…♡す、スキンがっ…♡」
「ああ、中出しをご希望されてるんですよね。大丈夫ですよ。一度挿入しきって問題無さそうだったら外して生で挿れなおしますからね」
「ぁっ♡っ♡♡は、はい……♡すみ、ませ…♡」
「いえいえー。中出ししてもらえるか不安だったんですよね」
「っ♡♡ぁ♡ぅぅ♡♡」
中出しを強いったようになってしまって恥ずかしさに堪らなくなる。それだけでなく生で挿れてもらえるという言葉に今まで意識の外にあった肉穴の奥の方がきゅん♡と疼きだしてしまう。
「また何かあったら遠慮なく言ってくださいねー」
「ぁっ♡♡んぅ♡は、ぃっ♡ぁ♡んぁぁぁっ♡♡♡」
穏やかな声の後にぷつりと通話が切れて、間もなく推し進められた肉棒でぷっくりと膨らんだ前立腺をごりごりと狙い打たれて潰されるので自分の弱いところが把握されていると分かって肉襞が期待してぎゅうぎゅうと締まる。
隘路を押し広げられていく快感に腰がびくついて最奥まで突かれるとアナルが満たされる感覚に軽く絶頂した。
「んっ♡♡♡ぎゅ……♡♡♡♡」
最奥まで穿たれて肉襞が悦んで痙攣して肉棒に絡みつく。スキン越しの熱にぞわぞわと背筋が震えて脳まで快楽で蕩けそうになる。
「っ……♡♡おくぅ♡♡きてぅ……♡♡♡」
「ここまで突きますね」と確認するようにぐいぐいと亀頭で奥を押されてぐちゅんっ♡と肉襞で締めながら悲鳴のように啼いてしまう。
そのまま肉棒が抜けていく感覚にも軽くイくのが止まらない。
「ぁっ……♡♡ぁぅぅ♡♡♡」
圧迫されていた余韻に肉襞が震えて、スキンが外されることを予想して尻の奥がきゅぅ♡と疼く。
「んっ♡♡ぁっ♡♡なかっ♡♡なかに、ほしぃよぉっ……♡♡♡」
一度は挿入されたのにすぐに抜かれたことで、切なくて堪らない肉穴がぐちゅぐちゅと音を立て収縮しながら肉棒を強請る。
それに応えるように熱く勃起した怒張をアナルに押し当てられて、堪らず尻たぶを痙攣させながら吸い付いた。じゅぷじゅぷと肉棒が埋まっていく感覚に背筋が痺れて腰が上がりかく♡かく♡と揺れてしまう。
すると容赦なく最奥までずんっと突かれ、体中をびりびりと走る快感に下半身が溶けそうになりながらきゅぅぅ♡とアナルを締めつけて尻だけで絶頂した。
「っ♡♡♡んぁぁっ♡♡♡♡お、くぅ……♡♡♡」
最奥の窄まりに先端が届いてびゅくっと漏れる先走りで濡れていく感覚すら気持ちよくて恍惚とする。そこから肉棒をぎりぎりまで抜かれたかと思うと前立腺を押し潰されて更に奥まで突かれた。
抽挿を繰り返されて、肉襞が擦られる悦びに泣きながら強請るように尻を揺らして快感を感受する。
「ぁ……♡♡♡きもち、よぉ……♡♡♡おしり……♡♡イくぅ……♡♡またイくぅっ♡♡♡」
肉穴をきゅぅぅっ♡と締めて尻イキすると、ぬぷっ♡と一度浅いところまで抜かれてからぐんっ♡と奥まで突かれてそこでどぷどぷと吐精された。
「ぁっ♡♡♡おくっ……♡♡♡なかっ♡♡♡きてぅ♡♡♡♡」
奥に精液を出される感覚にきゅん♡きゅん♡とお尻をひくつかせながら追いイキしてしまう。きゅぅ♡と肉棒を締めて震えていると尻たぶをぐに、と揉まれる感覚がした。
「っ♡♡♡ゃぁっ♡♡♡なにっ♡♡♡」
肉棒を咥えこんで食い締めているアナルが晒されているのを察して羞恥から逃れようとしても腰を軽く揺することしかできない。まだ余韻に感じている肉穴が刺激されて余計に肉棒を食んでしまうだけだった。
「ぁ…♡♡♡ぁぅぅ……♡♡♡」
尻を上げきって震えていると徐ろに尻たぶを更にぐいっと鷲掴まれてアナルの縁が肉棒を挿入したまま広げられるのを感じた。
「っ~~♡♡♡ゃぁぁっ♡♡♡ひろげ、ないれぇっ♡♡♡」
ひくん♡ひくん♡と疼くアナルの媚肉を広げられたままじゅぷ♡じゅぷ♡と挿入を再開される。羞恥と刺激で敏感になった浅いところを擦られるだけでびりびりと電流のような快感が走り、最奥まで突かれると溶けそうな快感にびくびくと体が痙攣する。
「んにゃぁぁっ♡♡♡いくぅっ♡♡♡いっちゃぅぅっ♡♡♡♡」
肉穴を締めつけながら更に絶頂しても、容赦なく抽挿を続けられて波のように襲ってくる快感に頭を振り乱して涙が溢れる。意味を成さない言葉を漏らしながら体を痙攣させて、気をやりそうになりながら快感を受け止める。
「ぁ♡♡♡ぁぅ♡♡♡んぎゅぅぅっ♡♡♡んぁ♡♡♡♡ふぁぅぅっ♡♡♡♡」
いつまでも終わらなそうな快感に啼かされて何度も尻での絶頂を味わった。
ようやく時間が来た頃にはアナルはとろとろに蕩けて開ききり、ぴくぴくと快感で震えて指先を動かすこともかなわなかった。
余韻に浸っているアナルを壁の向こうで洗浄されるのも恥ずかしく、またその刺激でもうできないほど絶頂しきった肉穴がひくついてしまう。
処理が終わるとまた貞操帯を嵌められて、アナルにも細いものが挿入される感覚がする。
「お疲れ様でした。次回の予約は最短で1ヶ月後となりますが、どうされますか?」
「っ……♡ぁ……♡それで、おねが…します……♡」
「かしこまりました。体が落ち着きましたらシャワーも自由に浴びていただいて、お帰りの際は受付で手続きだけ済ませてください」
「ぁ……♡は、い……♡」
業務的な連絡を受けて通話が切れる。ふぅ、と息をついて貞操帯が取り付いているのを感じながら余韻がひくのを待った。
公的機関に性欲を管理されているこの状況に不便がないかと問われればイェスとは言い難い。
きちんとパートナーを見つけたり、他の手段でもこのような管理を受けない方法はある。
それでもこうして通い続けてしまうのは自分がこのシステムにハマってしまっているからかもしれない。1ヶ月後の予約をもう心待ちにしているのを自覚しながら、男は熱の籠もった息を零した。
男はかつてアナルスタンドというバイトをしていて、そこでの尻穴の開発、長期に渡るアナルでの射精、更には時々の尿道口を塞がれた状態での絶頂で、尻イキしかできなくなってしまっていた。
それだけでなく平常時でもアナルへの刺激を求めるようになってしまい、アナルに何かが埋まっていないと体が切なく疼いて堪らないほどだった。
アナルスタンドの事業が発足してから男のような事例は頻発していたらしく、会社側からいくつかの施策や手当が提供されていた。
バイトとして残る道もあったのだが、当時学生だった男は施策を受けて別の会社へ就職する道を選んだ。
その施策とは、性欲を持て余している男たちが無闇に性行為に走らないために貞操帯を取り付けて管理するというものである。
それまではアナルスタンドのバイトを辞めた者たちが、ネットで募集をかけて乱交に及んだり、公共トイレで我慢ができず尻穴での自慰行為に耽ったりといった事態が多発していた。
公的機関と連携して、尻穴での性行為に溺れた者たちが更生できるよう管理していく取り組みが生まれたのだった。
まず辞める際のバイトの状況から柔軟な対応が取られる。大抵の場合はアナルでの性交や自慰行為を封じるために貞操帯を取り付ける。それだけでは空っぽのアナルが疼いてしまうため貞操帯から伸びる細身の棒を挿入している。
そうして飢餓感をしのぎながら可能であればお尻に何も挿れなくても耐えられるようになるのが一応の目標となっていた。
サラリーマンの男も通勤電車に揺られながら、アナルの中の棒を時折きゅん♡と締めてしまいながら沸き上がる劣情をいなしていた。
「っ……♡ふぅ……♡」
硬いものを肉襞で食む感覚に肉穴が甘く痺れてかえって切なくなる。いけないと思いつつもアナルから快感を拾うのをやめられなかった。
あと少し…♡今日が終わるまで……♡♡
最寄り駅に電車が到着したことを確認し、疼く体を抑えながら覚束なげに歩いてホームへと降りた。
足を動かす度にぐちゅっ♡とアナルを締めてしまって背筋までぞわぞわと快感が走る。マスクで覆っている口元から溢れそうになる涎を飲み込んで人混みの中を進みなんとか出社した。
会社に着いてからも頭は尻穴を責めてもらうことでいっぱいで、熱に浮かされたようになりながら業務をこなした。
午前中にそうしているとよほど体調が悪そうに見えたのか、上長から心配されて午後は退勤するよう提案された。申し訳なく思いながらも確かにこのままでは仕事にならないため半休を取って退勤した。
はふ♡と息をつきながらスマホを手に取り予約時間を確認する。夜の予定だったのでかなり時間があるが、事情に寄っては早く来ても問題ないと聞いていたので電車を乗り継いで目的の場所へと向かった。
役所のようなお固い雰囲気の建物に到着し、真っ直ぐ受付へと足を運ぶ。名前と夜に予約している旨を伝えると担当者がパソコンで確認を始めた。
「20時から予約されていますね。今日はどうされましたか?」
「あの、……我慢できなくて……♡仕事に手がつかなくなってしまってっ……♡」
「ああ、そういう方はよくおられますよ。こちらで調整しておきますね。前回は2時間でしたが時間は短縮なさいますか?」
「い、いえ…♡そのままでお願いします……♡」
「かしこまりました。それではオプションの確認ですが、最初の洗浄等はご自分で行って頂いて、スパンキングはNG、中出しありでお間違い無いでしょうか」
「ぁ…♡はい……♡」
「中出しありの場合、終了後の洗浄は担当者が行うことになりますが問題ないでしょうか?」
「っ…♡え、以前はそんなことは」
「実は洗浄が不十分な事例がありまして、今月からそのように対応しています。抵抗あるようでしたらオプション変更いたしますが」
「い、いえ……そのままで……っ」
「承知しました。それでは奥の3番の部屋へお入りください」
淡々と対応する職員に自分の性事情を赤裸々に話す羞恥にかられながら、指示に従って移動する。利用者用の通路を進んで「3」と表示された扉の中へ入った。
部屋に入ると左の壁に空いた横穴と、そこに合わせて伸びる台座、右手のドアとその足元に置かれたカゴが目に入る。
まずは衣服を脱いでカゴの中に入れていき貞操帯のみを付けた状態になる。目の前のドアを開けてシャワールームに入りすぐ横のセンサーの前に立つ。
センサーに認証されると電子音がして貞操帯の留め具が外れた。
「っ…♡はぁっ…♡」
急くようにベルトを解いて恐る恐る下ろしていく。ぬぷ♡ぬぷ♡とアナルに埋まった棒がゆっくり抜けていく感覚に腰が溶けそうなほど感じてしまい、思わず足を折って四つん這いになる。
「ぅぁっ…♡ぁぁぁっ…♡ぁっ♡んん……♡」
背後から挿入されたものを抜かれているように体が錯覚してきゅぅ♡と肉穴を締めながらどうにか貞操帯を外しきった。
1ヶ月ぶりの刺激を受けて欲しがってたまらないアナルの疼きに耐えながら貞操帯を回収ボックスに落とし入れる。用意された道具で洗浄を済ませながら理性が飛びそうになるのを何度も堪らえた。
尻穴の準備も完全に出来上がった状態で、重くなる腰を動かしてシャワールーム向かいの横穴へよたよたと歩いていく。
台座にうつ伏せで横たわりながら横穴に下半身を通していき、手の届くところにあるスイッチを押すと穴の上部左右からクッションが伸びてきて腰にフィットする。
自ら解した穴を差し出して待つ体勢に息が上がっていく。これから起こることを期待して曝け出されたアナルがきゅん♡きゅん♡とひくついているのが自覚できて羞恥に襲われる。
「ぁっ…♡はぅ……♡」
「……あ、もしもしー」
身悶えているとマイク越しの音声が聞こえてきてビクリと体を震わせた。
「本日の担当です。よろしくお願いしますねー」
「ぁっ……♡はい、おねがいします…♡」
壁の向こう側で一糸纏わぬ下半身を前にしているであろう担当者に挨拶を交わす異様な状況も前準備のようで体の熱が上がっていく。
「では早速確認していきますね。これから体に触っていきますけど、痛かったり辛かったりしたらすぐに呼び出してくださいね」
「は、はいっ……♡」
返事の後に通話が切れると、尻たぶに掌が触れる感覚がした。更にぐい、と指で割り開かれアナルを広げられる感覚に甘い痺れが背筋を走る。
「っ…♡ん……♡ぁっ…♡…アナル……♡見られてるぅ……♡♡」
穴の縁に指を充てがわれてくぱ♡と開かされ、そこに温かい粘液を垂らされる。それだけであられもない声が漏れて腰が揺れてしまうのを押さえられなかった。
「ぁぁぁっ♡♡ぁっ♡だめぇっ♡もっ…♡だめっ…♡」
ぐっと尻たぶを押されて晒された尻穴に大きな質量の物が充てられる。きゅぅぅ♡とアナルの奥までが甘く疼いてひくひくと震えている。
「ぁっ♡おねがっ…♡おしりっ…♡ぁぅっ♡挿れて、くらしゃ……♡」
ずぷ♡と埋められる感覚に体が歓喜して尻を上げながら受け入れる。
「っっ…♡♡♡んふっ……♡♡んぎゅぅ♡♡♡」
散々焦れていた肉襞を太い雄で圧迫されながら擦られてアナルから走る快感に穴としての悦びが止まらない。
堪らえられない嬌声を漏らしながら肉棒を食い締めていると、ふと違和感を感じた。
「っ♡ぁっ♡あのっ…♡ひぅっ♡ぁっ♡」
「ぁっ♡ぃ、いれられてる、ものがっ♡っ…♡す、スキンがっ…♡」
「ああ、中出しをご希望されてるんですよね。大丈夫ですよ。一度挿入しきって問題無さそうだったら外して生で挿れなおしますからね」
「ぁっ♡っ♡♡は、はい……♡すみ、ませ…♡」
「いえいえー。中出ししてもらえるか不安だったんですよね」
「っ♡♡ぁ♡ぅぅ♡♡」
中出しを強いったようになってしまって恥ずかしさに堪らなくなる。それだけでなく生で挿れてもらえるという言葉に今まで意識の外にあった肉穴の奥の方がきゅん♡と疼きだしてしまう。
「また何かあったら遠慮なく言ってくださいねー」
「ぁっ♡♡んぅ♡は、ぃっ♡ぁ♡んぁぁぁっ♡♡♡」
穏やかな声の後にぷつりと通話が切れて、間もなく推し進められた肉棒でぷっくりと膨らんだ前立腺をごりごりと狙い打たれて潰されるので自分の弱いところが把握されていると分かって肉襞が期待してぎゅうぎゅうと締まる。
隘路を押し広げられていく快感に腰がびくついて最奥まで突かれるとアナルが満たされる感覚に軽く絶頂した。
「んっ♡♡♡ぎゅ……♡♡♡♡」
最奥まで穿たれて肉襞が悦んで痙攣して肉棒に絡みつく。スキン越しの熱にぞわぞわと背筋が震えて脳まで快楽で蕩けそうになる。
「っ……♡♡おくぅ♡♡きてぅ……♡♡♡」
「ここまで突きますね」と確認するようにぐいぐいと亀頭で奥を押されてぐちゅんっ♡と肉襞で締めながら悲鳴のように啼いてしまう。
そのまま肉棒が抜けていく感覚にも軽くイくのが止まらない。
「ぁっ……♡♡ぁぅぅ♡♡♡」
圧迫されていた余韻に肉襞が震えて、スキンが外されることを予想して尻の奥がきゅぅ♡と疼く。
「んっ♡♡ぁっ♡♡なかっ♡♡なかに、ほしぃよぉっ……♡♡♡」
一度は挿入されたのにすぐに抜かれたことで、切なくて堪らない肉穴がぐちゅぐちゅと音を立て収縮しながら肉棒を強請る。
それに応えるように熱く勃起した怒張をアナルに押し当てられて、堪らず尻たぶを痙攣させながら吸い付いた。じゅぷじゅぷと肉棒が埋まっていく感覚に背筋が痺れて腰が上がりかく♡かく♡と揺れてしまう。
すると容赦なく最奥までずんっと突かれ、体中をびりびりと走る快感に下半身が溶けそうになりながらきゅぅぅ♡とアナルを締めつけて尻だけで絶頂した。
「っ♡♡♡んぁぁっ♡♡♡♡お、くぅ……♡♡♡」
最奥の窄まりに先端が届いてびゅくっと漏れる先走りで濡れていく感覚すら気持ちよくて恍惚とする。そこから肉棒をぎりぎりまで抜かれたかと思うと前立腺を押し潰されて更に奥まで突かれた。
抽挿を繰り返されて、肉襞が擦られる悦びに泣きながら強請るように尻を揺らして快感を感受する。
「ぁ……♡♡♡きもち、よぉ……♡♡♡おしり……♡♡イくぅ……♡♡またイくぅっ♡♡♡」
肉穴をきゅぅぅっ♡と締めて尻イキすると、ぬぷっ♡と一度浅いところまで抜かれてからぐんっ♡と奥まで突かれてそこでどぷどぷと吐精された。
「ぁっ♡♡♡おくっ……♡♡♡なかっ♡♡♡きてぅ♡♡♡♡」
奥に精液を出される感覚にきゅん♡きゅん♡とお尻をひくつかせながら追いイキしてしまう。きゅぅ♡と肉棒を締めて震えていると尻たぶをぐに、と揉まれる感覚がした。
「っ♡♡♡ゃぁっ♡♡♡なにっ♡♡♡」
肉棒を咥えこんで食い締めているアナルが晒されているのを察して羞恥から逃れようとしても腰を軽く揺することしかできない。まだ余韻に感じている肉穴が刺激されて余計に肉棒を食んでしまうだけだった。
「ぁ…♡♡♡ぁぅぅ……♡♡♡」
尻を上げきって震えていると徐ろに尻たぶを更にぐいっと鷲掴まれてアナルの縁が肉棒を挿入したまま広げられるのを感じた。
「っ~~♡♡♡ゃぁぁっ♡♡♡ひろげ、ないれぇっ♡♡♡」
ひくん♡ひくん♡と疼くアナルの媚肉を広げられたままじゅぷ♡じゅぷ♡と挿入を再開される。羞恥と刺激で敏感になった浅いところを擦られるだけでびりびりと電流のような快感が走り、最奥まで突かれると溶けそうな快感にびくびくと体が痙攣する。
「んにゃぁぁっ♡♡♡いくぅっ♡♡♡いっちゃぅぅっ♡♡♡♡」
肉穴を締めつけながら更に絶頂しても、容赦なく抽挿を続けられて波のように襲ってくる快感に頭を振り乱して涙が溢れる。意味を成さない言葉を漏らしながら体を痙攣させて、気をやりそうになりながら快感を受け止める。
「ぁ♡♡♡ぁぅ♡♡♡んぎゅぅぅっ♡♡♡んぁ♡♡♡♡ふぁぅぅっ♡♡♡♡」
いつまでも終わらなそうな快感に啼かされて何度も尻での絶頂を味わった。
ようやく時間が来た頃にはアナルはとろとろに蕩けて開ききり、ぴくぴくと快感で震えて指先を動かすこともかなわなかった。
余韻に浸っているアナルを壁の向こうで洗浄されるのも恥ずかしく、またその刺激でもうできないほど絶頂しきった肉穴がひくついてしまう。
処理が終わるとまた貞操帯を嵌められて、アナルにも細いものが挿入される感覚がする。
「お疲れ様でした。次回の予約は最短で1ヶ月後となりますが、どうされますか?」
「っ……♡ぁ……♡それで、おねが…します……♡」
「かしこまりました。体が落ち着きましたらシャワーも自由に浴びていただいて、お帰りの際は受付で手続きだけ済ませてください」
「ぁ……♡は、い……♡」
業務的な連絡を受けて通話が切れる。ふぅ、と息をついて貞操帯が取り付いているのを感じながら余韻がひくのを待った。
公的機関に性欲を管理されているこの状況に不便がないかと問われればイェスとは言い難い。
きちんとパートナーを見つけたり、他の手段でもこのような管理を受けない方法はある。
それでもこうして通い続けてしまうのは自分がこのシステムにハマってしまっているからかもしれない。1ヶ月後の予約をもう心待ちにしているのを自覚しながら、男は熱の籠もった息を零した。
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