他の作品から辿ってきて、夢中で読みました！
よくある話と思って読み始めたら、全く読んだことのない展開と、胸が痛くなるようなヒロインの心理描写に、引き込まれて一気に読みました。いつもなら、ざまぁされろ不幸になれと思うような夫と愛人にも、、それぞれの気持ちや夫の遺言に、二人の結末に胸が痛くなりました。
最後は救いのあるエンドで良かったです。大変内容の濃いお話、読ませていただいて感謝です。
１つだけ引っかかっていることが……
シエルが最初の頃に、忘れられない人がいて婚約者と上手くいかないと言ってました。そして、途中イレーナが、シエルの忘れられない人とは自分のことだと気づいている、と心の中で思うとこがありましたが…本当にイレーナのことだったの？
忘れられない人がいる、と言われると、初恋の人や昔好きになった人、ずっと想いつづけてる人、のイメージなので、そのうち初恋の人とのエピソードとか出てくるのかな〜とか、まさかイレーナと幼少期に出会ってた？とかいろいろ想像してました。
まだあの頃、知り合ってそう時間が経ってなさそうなイレーナのこととは思わなかったので、ちょっとそれが違和感でした。
余計なことすみません。お話は本当に本当に良かったです。

最近の作品でこんな結末を描いてるのを知りません。確かに現実的に有りそうな展開ですね🤔
ところで、ヒロインの異母兄の家庭が描かれていないのでどうなってるのか気になります。
お兄さんの夫婦問題を少し覗かせたまま、その後が書かれていないので消化不良気味です(笑)知りたい‼️
奥さんとは離縁してないの？子供はどうなってる？いるのなら自分の子？それとも托卵されてる子？
残念です‼️番外編でも良いから書いて欲しい(≧∀≦)

もう……凄すぎて

愛情から嫉妬からそこから発祥するトラウマ。
人間くささが如実に表現された深い深い人間の物語

シエルとイレーナは関わっていくうちに思い合っていてだけどその立場も弁えていて、最初から互いの幸せを願う二人だからこそブレずに幸せになれたんだろうなと思う。

仕事ができるのと人としてどうか、は全く違うのだなと、兎に角一人一人の深いところを読み解き書き上げる
りつさんは本当に天才です

ノエルはこの両親に育てられたなら大丈夫だと思う。
そして出来うるならば、弟や妹も生まれて幸せに包まれる一家をみたい
シエルとイレーナの生き方は幸せになって当たり前なのだ。

そして二人はなるべくしてなった最期。なのかもしれない。

そしてお兄様。彼も幸せになって欲しい。

どうしてあの父親からこんな強くて愛情深い兄妹が生まれたのか。最初から二人寄り添っていたからかな。

兄妹愛に恋愛恋慕、情に嫉妬に心の闇。反対に心の光。
全て余すことなく組み込まれたこの物語に鳥肌ものの感動がうまれました。

もうほんと、天才✧︎