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第7章 東雲理沙編
187 理沙と林檎の話①
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<東雲理沙視点>
床も、壁も、天井も……辺り一面を紺色の岩で囲まれた、洞窟の一角。
地面に座り込んだ私の視界の隅に、少し前まで右肩に繋がっていた腕が無造作に転がっている光景が映り込んでくるが、それを気にする余裕などある筈が無い。
なぜなら、今この瞬間……目の前で、最愛の人の命が潰えようとしているのだから。
顔の鼻より上はほとんど原型を留めておらず、肉の隙間から頭蓋骨が見え隠れし、近くには眼球が転がっている。
胸から腹部に掛けて出来た酷い裂傷の奥で、ドクドクと激しく脈を打つ肉塊が、その存在を主張する。
……そう。こんな状態でも、彼女は……──林檎はまだ、生きている。
まだ……生きているんだよ。
「ねぇ、今……何て言ったの……?」
だと言うのに、先程彼女の口から発せられた言葉が信じられず、私は掠れた声で聞き返す。
終わりの時が刻一刻と近付いてきている中では、そんな問答ですら時間が勿体無いのだろうと、頭では分かっていた。
しかし、だとしても、今聞いた言葉が信じられなかった。
……信じたく、なかった。
そんな私の問い掛けに、林檎は荒く掠れた呼吸を繰り返しながら、口を開く。
限られた時間の中で、必死に……──最期の言葉を、紡ぐ。
「──……分かった」
彼女の言葉に、私は激しく痛む喉から必死に声を振り絞ってそう答えつつ、目の前に横たわる彼女の体に手を伸ばす。
……一体、どうしてこんなことになってしまったんだろうか。
もしもやり直せるのなら、一体どこからやり直せば良いのだろう。
一緒に戦ってきたクラスメイトを見殺しにする前?
林檎が見つけたダンジョンに強引に突入する前?
この世界に来る前?
高校に入る前?
それとも……──彼女に出会う前?
思考が凄まじい速度で駆け巡り、彼女と出会ってから今までの記憶が蘇る。
私はそれに強く歯を食いしばりながら、彼女の胸に出来た裂傷に手を添えて──。
---六年前---
生まれた時から、私の人生にはレールが敷かれていた。
東雲女子高等学校という私立の学校を経営する東雲家に生まれた私は、将来は家業を継いでその学校の教師となり、いずれは理事長となって学校を取り纏めることを期待されていた。
その為に、物心ついたばかりの頃からテレビやゲーム等の娯楽は全て禁じられ、家庭教師の元で様々な教育を受けてきた。
同年齢の友人等もいなかった為に自分の環境に疑問を持つことも無く、両親の言うことには全て従い、言われるがままに受験して私立の小学校に入学した。
私の通う小学校は、東雲家のように一定以上の財力のある家の子供が通う、それなりに歴史もある由緒正しき名門校というやつだった。
生徒達は日々互いの腹の中を探り合い、顔色を窺い、より立場の高い家の子供に何としてでも取り入ろうと駆け引きを行っているのが日常風景だった。
偏差値が高く地域では有名な私立校を経営している東雲家は、どうやらかなり地位が高い部類に入るらしく、どうにか気に入られようと擦り寄って来る同級生は後を絶たなかった。
私自身、両親から付き合う友人は選ぶようキツく言われていた。
東雲家より立場の低い家の子供には関わるな。
あの家は財力も立場も低いから、東雲家に取り入って恩恵を受けようとしている。
この家は財力もあるし子供も優秀で将来有望だから、今の内に仲良くしておけ。
等のようなことを、小学校に入ってから毎日のように繰り返し言い聞かされてきた。
家の立場や権力にしか興味の無い両親。
家族の言いなりになって、互いに顔色を窺って機嫌を取り合う同級生。
自分の環境に一切の違和感を持たず、両親の言うことを聞いて淡々とした日々を送るだけの私。
……いつからだろうか。そんな生活に、嫌気が差したのは。
何がきっかけだったのかは分からない。ある日突然、何もかもが嫌になった。
家の世間体ばかりを気にする両親も。
その両親の操り人形のように過ごす同級生も。
そんな人々に囲まれて息をする自分も。
何もかもが嫌になって、どこかに逃げ出したいと思うようになった。
しかし、逃げる場所なんてどこにもなかった。
どこに逃げたら良いのか、誰も教えてくれなかった。
逃げ出すことを、許してくれなかった。
だから、私は……学校からの帰り道で、通学路の途中にある公園のベンチに座り、俯いていることしか出来なかった。
早く家に帰らなければ、という気持ちはあった。
今日は家庭教師が家に来て授業をする日だから、早く帰って準備をしなければならない。
それでなくとも、少しでも家に帰るのが遅くなれば何をしていたのかと両親に詰め寄られ、悪い友人と付き合っているのではないかと怪しまれるのが目に見えている。
わざわざ自分がしていたことを説明して両親を納得させないといけない手間を考えれば、こんな所に座り込んでいる場合では無く、さっさと家に帰るべきだ。
今すぐここから立ち上がり、鞄を持って家に向かって歩き出すべきだと……頭では分かっていた。
しかし……体が動かなかった。家に、帰りたくなかった。
でも、家に帰らないのなら……どこに行けば良い?
今は同級生にも会いたくないから、学校にも戻りたくない。
しかし、それなら一体どこに向かえば良いのだろう?
両親の言うことを聞き、ひたすら家と学校を行き来するだけの生活を送って来た私には、他に行く場所なんてどこにも……──
「大丈夫?」
──……声がした。
前方から投げ掛けられた声に、私はハッと我に返って顔を上げる。
そこには……赤いランドセルを背負った、一人の少女が立っていた。
「どうしたの? どっか痛いところある?」
頭の低い位置で二つ結びにした色素の薄い髪を揺らして首を傾げる彼女の胸元で、この近くにある公立小学校の学校名と共に『5年1組 葛西 林檎』と書かれた名札が、彼女の動きに合わせて左右に揺れる。
突然のことに答えられない私の様子に、彼女は「ん~?」と聞き返しながら、私の目の前でヒラヒラと手を振った。
「もしも~し? 聞いてる~? ……あっ! もしかして、耳が聴こえないとか……?」
「……」
自分の胸の前でポンと手をつきながら呟くように言う彼女の言葉に、私は小さく溜息をついた。
……両親が言っていた。
東雲家よりも財力の低い家の子供は、恩恵を受ける為に擦り寄ってきているだけだ……と。
事実、同級生の中にも、見え透いた欲望から私に擦り寄ってくる子は少なくない。
公立の学校に通っている貧乏人の彼女だって、きっと奴等と同じこと。
財力のある家の子供達が通う、この辺りでは有名な私立校の制服を着た私に、取り入ろうとしているんだ。
嫌気が差した私はもう一度溜息をつくと、近くに置いていた通学鞄を手に取り、ベンチから立ち上がって歩き出す。
「あっ、ちょ、ちょっと待って!」
すると、背後からそんな声が投げ掛けられるのと同時に、腕を掴まれて後方へと引っ張られる。
思わず振り返ると、そこには必死な表情でこちらを見つめる少女の姿があった。
しつこいな……と辟易としつつその手を振り解こうとしたが、それよりも先に彼女は「これ!」と言いながら服のポケットから何かを取り出し、私の手に半ば強引に握らせてくる。
何やら固い感触に、私は離された手を自分の目の前まで持ってきて、ゆっくりと掌を開いた。
するとそこには、薄い黄色の背景に赤いリンゴの絵が描かれた小さな袋が握られていた。
これは……飴……?
「えっと……何があったのかは分かんないけど、辛い時は甘い物を食べると良いって、お母さんが言ってたの! だから、それ……あげるっ!」
彼女はそう言うと、ニカッと白い歯を見せて満面の笑みを浮かべて見せた。
気に入られたいからって、こんな安っぽい菓子を押し付けてくるなんて……他にもっとマシな方法は無かったのか?
内心でそんな風に呆れつつも、これ以上彼女に構っている時間も惜しいと考えた私は飴の小袋を通学鞄のポケットに突っ込み、踵を返して歩き出す。
まだ彼女が何か言ってきていたような気がしたけど、興味無かった。
床も、壁も、天井も……辺り一面を紺色の岩で囲まれた、洞窟の一角。
地面に座り込んだ私の視界の隅に、少し前まで右肩に繋がっていた腕が無造作に転がっている光景が映り込んでくるが、それを気にする余裕などある筈が無い。
なぜなら、今この瞬間……目の前で、最愛の人の命が潰えようとしているのだから。
顔の鼻より上はほとんど原型を留めておらず、肉の隙間から頭蓋骨が見え隠れし、近くには眼球が転がっている。
胸から腹部に掛けて出来た酷い裂傷の奥で、ドクドクと激しく脈を打つ肉塊が、その存在を主張する。
……そう。こんな状態でも、彼女は……──林檎はまだ、生きている。
まだ……生きているんだよ。
「ねぇ、今……何て言ったの……?」
だと言うのに、先程彼女の口から発せられた言葉が信じられず、私は掠れた声で聞き返す。
終わりの時が刻一刻と近付いてきている中では、そんな問答ですら時間が勿体無いのだろうと、頭では分かっていた。
しかし、だとしても、今聞いた言葉が信じられなかった。
……信じたく、なかった。
そんな私の問い掛けに、林檎は荒く掠れた呼吸を繰り返しながら、口を開く。
限られた時間の中で、必死に……──最期の言葉を、紡ぐ。
「──……分かった」
彼女の言葉に、私は激しく痛む喉から必死に声を振り絞ってそう答えつつ、目の前に横たわる彼女の体に手を伸ばす。
……一体、どうしてこんなことになってしまったんだろうか。
もしもやり直せるのなら、一体どこからやり直せば良いのだろう。
一緒に戦ってきたクラスメイトを見殺しにする前?
林檎が見つけたダンジョンに強引に突入する前?
この世界に来る前?
高校に入る前?
それとも……──彼女に出会う前?
思考が凄まじい速度で駆け巡り、彼女と出会ってから今までの記憶が蘇る。
私はそれに強く歯を食いしばりながら、彼女の胸に出来た裂傷に手を添えて──。
---六年前---
生まれた時から、私の人生にはレールが敷かれていた。
東雲女子高等学校という私立の学校を経営する東雲家に生まれた私は、将来は家業を継いでその学校の教師となり、いずれは理事長となって学校を取り纏めることを期待されていた。
その為に、物心ついたばかりの頃からテレビやゲーム等の娯楽は全て禁じられ、家庭教師の元で様々な教育を受けてきた。
同年齢の友人等もいなかった為に自分の環境に疑問を持つことも無く、両親の言うことには全て従い、言われるがままに受験して私立の小学校に入学した。
私の通う小学校は、東雲家のように一定以上の財力のある家の子供が通う、それなりに歴史もある由緒正しき名門校というやつだった。
生徒達は日々互いの腹の中を探り合い、顔色を窺い、より立場の高い家の子供に何としてでも取り入ろうと駆け引きを行っているのが日常風景だった。
偏差値が高く地域では有名な私立校を経営している東雲家は、どうやらかなり地位が高い部類に入るらしく、どうにか気に入られようと擦り寄って来る同級生は後を絶たなかった。
私自身、両親から付き合う友人は選ぶようキツく言われていた。
東雲家より立場の低い家の子供には関わるな。
あの家は財力も立場も低いから、東雲家に取り入って恩恵を受けようとしている。
この家は財力もあるし子供も優秀で将来有望だから、今の内に仲良くしておけ。
等のようなことを、小学校に入ってから毎日のように繰り返し言い聞かされてきた。
家の立場や権力にしか興味の無い両親。
家族の言いなりになって、互いに顔色を窺って機嫌を取り合う同級生。
自分の環境に一切の違和感を持たず、両親の言うことを聞いて淡々とした日々を送るだけの私。
……いつからだろうか。そんな生活に、嫌気が差したのは。
何がきっかけだったのかは分からない。ある日突然、何もかもが嫌になった。
家の世間体ばかりを気にする両親も。
その両親の操り人形のように過ごす同級生も。
そんな人々に囲まれて息をする自分も。
何もかもが嫌になって、どこかに逃げ出したいと思うようになった。
しかし、逃げる場所なんてどこにもなかった。
どこに逃げたら良いのか、誰も教えてくれなかった。
逃げ出すことを、許してくれなかった。
だから、私は……学校からの帰り道で、通学路の途中にある公園のベンチに座り、俯いていることしか出来なかった。
早く家に帰らなければ、という気持ちはあった。
今日は家庭教師が家に来て授業をする日だから、早く帰って準備をしなければならない。
それでなくとも、少しでも家に帰るのが遅くなれば何をしていたのかと両親に詰め寄られ、悪い友人と付き合っているのではないかと怪しまれるのが目に見えている。
わざわざ自分がしていたことを説明して両親を納得させないといけない手間を考えれば、こんな所に座り込んでいる場合では無く、さっさと家に帰るべきだ。
今すぐここから立ち上がり、鞄を持って家に向かって歩き出すべきだと……頭では分かっていた。
しかし……体が動かなかった。家に、帰りたくなかった。
でも、家に帰らないのなら……どこに行けば良い?
今は同級生にも会いたくないから、学校にも戻りたくない。
しかし、それなら一体どこに向かえば良いのだろう?
両親の言うことを聞き、ひたすら家と学校を行き来するだけの生活を送って来た私には、他に行く場所なんてどこにも……──
「大丈夫?」
──……声がした。
前方から投げ掛けられた声に、私はハッと我に返って顔を上げる。
そこには……赤いランドセルを背負った、一人の少女が立っていた。
「どうしたの? どっか痛いところある?」
頭の低い位置で二つ結びにした色素の薄い髪を揺らして首を傾げる彼女の胸元で、この近くにある公立小学校の学校名と共に『5年1組 葛西 林檎』と書かれた名札が、彼女の動きに合わせて左右に揺れる。
突然のことに答えられない私の様子に、彼女は「ん~?」と聞き返しながら、私の目の前でヒラヒラと手を振った。
「もしも~し? 聞いてる~? ……あっ! もしかして、耳が聴こえないとか……?」
「……」
自分の胸の前でポンと手をつきながら呟くように言う彼女の言葉に、私は小さく溜息をついた。
……両親が言っていた。
東雲家よりも財力の低い家の子供は、恩恵を受ける為に擦り寄ってきているだけだ……と。
事実、同級生の中にも、見え透いた欲望から私に擦り寄ってくる子は少なくない。
公立の学校に通っている貧乏人の彼女だって、きっと奴等と同じこと。
財力のある家の子供達が通う、この辺りでは有名な私立校の制服を着た私に、取り入ろうとしているんだ。
嫌気が差した私はもう一度溜息をつくと、近くに置いていた通学鞄を手に取り、ベンチから立ち上がって歩き出す。
「あっ、ちょ、ちょっと待って!」
すると、背後からそんな声が投げ掛けられるのと同時に、腕を掴まれて後方へと引っ張られる。
思わず振り返ると、そこには必死な表情でこちらを見つめる少女の姿があった。
しつこいな……と辟易としつつその手を振り解こうとしたが、それよりも先に彼女は「これ!」と言いながら服のポケットから何かを取り出し、私の手に半ば強引に握らせてくる。
何やら固い感触に、私は離された手を自分の目の前まで持ってきて、ゆっくりと掌を開いた。
するとそこには、薄い黄色の背景に赤いリンゴの絵が描かれた小さな袋が握られていた。
これは……飴……?
「えっと……何があったのかは分かんないけど、辛い時は甘い物を食べると良いって、お母さんが言ってたの! だから、それ……あげるっ!」
彼女はそう言うと、ニカッと白い歯を見せて満面の笑みを浮かべて見せた。
気に入られたいからって、こんな安っぽい菓子を押し付けてくるなんて……他にもっとマシな方法は無かったのか?
内心でそんな風に呆れつつも、これ以上彼女に構っている時間も惜しいと考えた私は飴の小袋を通学鞄のポケットに突っ込み、踵を返して歩き出す。
まだ彼女が何か言ってきていたような気がしたけど、興味無かった。
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