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第6章:光の心臓編
186 忘れるな
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<東雲理沙視点>
アランやミルノ達の元を離れて細い路地に入り、姿を隠すように幾つもの角を曲がった末に辿り着いたのは、街灯とベンチがある程度のちょっとした広場のような場所だった。
地面に積もった雪には大小様々な足跡が残されており、広場の端の方に雪で出来た動物のような何かが幾つか立ち並んでいることから、この場所が近くに住んでいる子供達の遊び場のような場所になっているであろうことが窺える。
とは言え、今は日も大分西に傾いて薄暗くなってきている為か誰もいないので、遠慮なく立ち入らせてもらうことにした。
子供達に踏み荒らされて水っぽくなった雪の上を進んでいくと、奥にある二人掛けベンチの端に、小さな雪だるまが二つ程乗っているのが分かった。
「……」
私は小さく息をつくと、雪だるまが乗っている方とは逆側の座面に歩み寄り、薄く積もった雪を払い除けて腰を下ろした。
直後、ずっと張りつめていた糸が切れたような感覚に、私はそのまま背凭れに全体重を預けた。
冬の冷たい空気が頬を撫でるのを感じながら、私は静かに瞼を瞑り、先程の出来事を思い返す。
しかし……まさか、猪瀬さんが生きているなんて……。
当時一緒に組んでいたグループの全員で攻撃しても、全く歯が立たなかった魔物を相手に、一人で囮にされて……私が言えたことでは無いが、よくあの状況から生き延びられたものだと思う。
正直、彼女はあの場で死んだものだとばかり思っていた。
最後に見た時とは髪色や目の色が変わっているし、未だに信じられない部分も多々あるが……顔つきや声色、私を東雲さんと呼んだことから、彼女が猪瀬こころであるというのは本当なのだろう。
と言っても、元々猪瀬さんとは接点が薄かったので、信憑性に欠ける部分はあるが……まぁ、彼女の元を離れた今となってはもう、関係の無い話か。
猪瀬さんもあの一件について他でも無い私にとやかく言われたくないだろうし、今後彼女と関わることは無いだろうと、自嘲するように小さく笑みを零し──
『何笑ってんの?』
──たところで、背後からそんな声がするのと同時に、首に両手を回された。
突然のことに思わず目を見開いて硬直していると、彼女は私の耳元に口を近付けて続ける。
『自分が殺したと思っていた猪瀬ちゃんが生きているのを知って……どう思った?』
「……そりゃあ、猪瀬さんは、この世界に来てから、一緒に戦ってた、仲間だし……何はともあれ、生きていて良かったと……」
『違うよね?』
ドスの効いた声で囁かれると同時に、首に絡められた両手に力が込められ、思わずヒュッと音を立てて息を詰まらせた。
私にしか見えていない幻だと頭では分かっているのに、本当に首を絞められているかのような息苦しさを感じる。
上手く呼吸が出来ず答えられないでいると、彼女はクスリと小さく笑って続けた。
『本当は、少しだけ……安心したよね?』
「……な……にを……」
『あの子は自分が殺した訳じゃ無い、って知って……大方、自分の罪が少しは軽くなったとでも思ったんじゃないの?』
静かな声で紡がれたその言葉に、私は自分の喉が掠れた吸気音を発したのが分かった。
違う。そんなことない。
そう答えたいのに、上手く息が吸えなくて、言葉を続けることが出来ない。
過呼吸のような浅い呼吸をひたすら繰り返すだけの私に、彼女は小さく嘆息した後、すぐに『勘違いしないでよね』と続けた。
『猪瀬ちゃんが生きていたからって、お前の罪の重さは変わらない。……お前が私を殺した人殺しだってことに、変わりは無いんだよ』
「……言われなくても、分かってるよ。……林檎」
乾いた唇を震わせて、私は彼女──葛西林檎の名前を口にしながら、自分の首に絡められている彼女の手に左手を触れさせる。
しかし、当然その手に触れることは出来ず、この寒さで冷え切った指先が首筋をなぞる。
私はそれに目を細めると、ゆっくりと自分の首に指を這わせ、微かに力を込めた。
……分かってる。
十分過ぎるくらい、分かってるよ。
例え猪瀬さんが生きていたとしても、例えどんなに善行を重ねたとしても……彼女が戻ってくることは無い。
私が、何よりも大切な最愛の人を自らの手で殺した人殺しだという事実は、永遠に変わらない。
『……分かってるなら良いんだよ』
彼女は小さく呟くように言うと、そのまま後ろから私の体を抱き締め、自分の体重を掛けるようにしなだれかかってきた。
そんなことをされても、重さなんて感じる筈無いのに……なぜか、少しだけ背中が重たくなったような感覚がする。
私は彼女の頭を軽く撫でた後、その手を腰に提げた道具袋に突っ込みながら、小さく息をついた。
……しかし、まさかこんな所で猪瀬さんと再会するとは……。
それどころか、彼女があの状況から生還して心臓の魔女の仲間になっているというのは、偶然にしては出来過ぎているように感じる。
……いや。それを言ったら、偶然どんな病も治す女神とやらの噂を聞きつけて向かった町に、光の心臓を回収しようとする心臓の守り人がいて、彼女達を助けたら心臓の魔女に紹介されることになり、猪瀬さんに再会したという状況自体が、ご都合主義ではないかと文句を言いたくなる程に運命的なものだ。
……まぁ、私からすれば、不都合主義とも言える状況なんだけど。
猪瀬さんからすれば、私は自分を殺そうとした仇敵であり、私が心臓の魔女に協力しようとしても良い顔はしないだろう。
魔女の仲間内で、彼女が一体どれくらいの立場にいるのかは定かでは無いが……少なくとも、一度は自分の手で殺そうとした人間と行動を共にできる程、私の神経は図太くない。
それだけでなく、この町に来てからギリスール王国の奴等や元クラスメイト共を見掛けたし、ダンジョンではあの双子共に再会する始末。
ホント……運命という言葉で片づけるには、あまりにも出来過ぎている。
最早、この世界の神がそうなるように仕組んだのではないかと、疑ってしまうくらいだ。
「それか……案外、そうだったりすんのかもね」
私はそう小さく呟きながら、袋から取り出した煙草を口に咥え、魔道具を使って火をつける。
先端に火が灯り、細く白い煙が立ち昇るのを視界に収めた私は魔道具をベンチの上に置き、煙草を口から離してゆっくりと煙を吐いた。
もしかしたら、これは……どこかでこの世界を見ている、神様からのメッセージなのかもしれない。
自分の犯した罪を──背負っている十字架の重さを忘れるな、という、一種の啓示のようなものなのかもしれない。
「……忘れたことなんて、一度も無いのにね」
白く染まった吐息が煙と混ざり合い、空中に霧散していく様子を眺めながらそう呟いた私は、未だに背後から私の体を抱き締めて首筋の辺りに顔を埋めている“林檎”に視線を向けた。
彼女がいる限り、私が自分の罪を忘れることは無い。
忘れることを……彼女が許さないのだから。
西に傾いていた太陽が建物の陰に隠れ、長く伸びた暗い影が私と林檎の姿を覆い尽くす。
東の空が藍色に染まり、夜の訪れを告げようとしているのを横目に見ながら、私は煙草を咥えてゆっくりと息を吸う。
それか……もしかしたら、ここで一度、ちゃんと思い出すべきなのかもしれない。
彼女との記憶や、日本でのこと……私が犯してきた全ての罪の記憶を、今一度、振り返るべき時が来たのかもしれない。
「さて……どこから思い出したものか……」
藍色の空に立ち昇る一筋の白い煙を眺めながら、私はそう呟く。
この世界に来てからのことか、日本にいた時のことか……それとも、彼女と出会った時のことか。
ゆっくりと自分の記憶を遡りながら、私は煙草を口に咥えた。
アランやミルノ達の元を離れて細い路地に入り、姿を隠すように幾つもの角を曲がった末に辿り着いたのは、街灯とベンチがある程度のちょっとした広場のような場所だった。
地面に積もった雪には大小様々な足跡が残されており、広場の端の方に雪で出来た動物のような何かが幾つか立ち並んでいることから、この場所が近くに住んでいる子供達の遊び場のような場所になっているであろうことが窺える。
とは言え、今は日も大分西に傾いて薄暗くなってきている為か誰もいないので、遠慮なく立ち入らせてもらうことにした。
子供達に踏み荒らされて水っぽくなった雪の上を進んでいくと、奥にある二人掛けベンチの端に、小さな雪だるまが二つ程乗っているのが分かった。
「……」
私は小さく息をつくと、雪だるまが乗っている方とは逆側の座面に歩み寄り、薄く積もった雪を払い除けて腰を下ろした。
直後、ずっと張りつめていた糸が切れたような感覚に、私はそのまま背凭れに全体重を預けた。
冬の冷たい空気が頬を撫でるのを感じながら、私は静かに瞼を瞑り、先程の出来事を思い返す。
しかし……まさか、猪瀬さんが生きているなんて……。
当時一緒に組んでいたグループの全員で攻撃しても、全く歯が立たなかった魔物を相手に、一人で囮にされて……私が言えたことでは無いが、よくあの状況から生き延びられたものだと思う。
正直、彼女はあの場で死んだものだとばかり思っていた。
最後に見た時とは髪色や目の色が変わっているし、未だに信じられない部分も多々あるが……顔つきや声色、私を東雲さんと呼んだことから、彼女が猪瀬こころであるというのは本当なのだろう。
と言っても、元々猪瀬さんとは接点が薄かったので、信憑性に欠ける部分はあるが……まぁ、彼女の元を離れた今となってはもう、関係の無い話か。
猪瀬さんもあの一件について他でも無い私にとやかく言われたくないだろうし、今後彼女と関わることは無いだろうと、自嘲するように小さく笑みを零し──
『何笑ってんの?』
──たところで、背後からそんな声がするのと同時に、首に両手を回された。
突然のことに思わず目を見開いて硬直していると、彼女は私の耳元に口を近付けて続ける。
『自分が殺したと思っていた猪瀬ちゃんが生きているのを知って……どう思った?』
「……そりゃあ、猪瀬さんは、この世界に来てから、一緒に戦ってた、仲間だし……何はともあれ、生きていて良かったと……」
『違うよね?』
ドスの効いた声で囁かれると同時に、首に絡められた両手に力が込められ、思わずヒュッと音を立てて息を詰まらせた。
私にしか見えていない幻だと頭では分かっているのに、本当に首を絞められているかのような息苦しさを感じる。
上手く呼吸が出来ず答えられないでいると、彼女はクスリと小さく笑って続けた。
『本当は、少しだけ……安心したよね?』
「……な……にを……」
『あの子は自分が殺した訳じゃ無い、って知って……大方、自分の罪が少しは軽くなったとでも思ったんじゃないの?』
静かな声で紡がれたその言葉に、私は自分の喉が掠れた吸気音を発したのが分かった。
違う。そんなことない。
そう答えたいのに、上手く息が吸えなくて、言葉を続けることが出来ない。
過呼吸のような浅い呼吸をひたすら繰り返すだけの私に、彼女は小さく嘆息した後、すぐに『勘違いしないでよね』と続けた。
『猪瀬ちゃんが生きていたからって、お前の罪の重さは変わらない。……お前が私を殺した人殺しだってことに、変わりは無いんだよ』
「……言われなくても、分かってるよ。……林檎」
乾いた唇を震わせて、私は彼女──葛西林檎の名前を口にしながら、自分の首に絡められている彼女の手に左手を触れさせる。
しかし、当然その手に触れることは出来ず、この寒さで冷え切った指先が首筋をなぞる。
私はそれに目を細めると、ゆっくりと自分の首に指を這わせ、微かに力を込めた。
……分かってる。
十分過ぎるくらい、分かってるよ。
例え猪瀬さんが生きていたとしても、例えどんなに善行を重ねたとしても……彼女が戻ってくることは無い。
私が、何よりも大切な最愛の人を自らの手で殺した人殺しだという事実は、永遠に変わらない。
『……分かってるなら良いんだよ』
彼女は小さく呟くように言うと、そのまま後ろから私の体を抱き締め、自分の体重を掛けるようにしなだれかかってきた。
そんなことをされても、重さなんて感じる筈無いのに……なぜか、少しだけ背中が重たくなったような感覚がする。
私は彼女の頭を軽く撫でた後、その手を腰に提げた道具袋に突っ込みながら、小さく息をついた。
……しかし、まさかこんな所で猪瀬さんと再会するとは……。
それどころか、彼女があの状況から生還して心臓の魔女の仲間になっているというのは、偶然にしては出来過ぎているように感じる。
……いや。それを言ったら、偶然どんな病も治す女神とやらの噂を聞きつけて向かった町に、光の心臓を回収しようとする心臓の守り人がいて、彼女達を助けたら心臓の魔女に紹介されることになり、猪瀬さんに再会したという状況自体が、ご都合主義ではないかと文句を言いたくなる程に運命的なものだ。
……まぁ、私からすれば、不都合主義とも言える状況なんだけど。
猪瀬さんからすれば、私は自分を殺そうとした仇敵であり、私が心臓の魔女に協力しようとしても良い顔はしないだろう。
魔女の仲間内で、彼女が一体どれくらいの立場にいるのかは定かでは無いが……少なくとも、一度は自分の手で殺そうとした人間と行動を共にできる程、私の神経は図太くない。
それだけでなく、この町に来てからギリスール王国の奴等や元クラスメイト共を見掛けたし、ダンジョンではあの双子共に再会する始末。
ホント……運命という言葉で片づけるには、あまりにも出来過ぎている。
最早、この世界の神がそうなるように仕組んだのではないかと、疑ってしまうくらいだ。
「それか……案外、そうだったりすんのかもね」
私はそう小さく呟きながら、袋から取り出した煙草を口に咥え、魔道具を使って火をつける。
先端に火が灯り、細く白い煙が立ち昇るのを視界に収めた私は魔道具をベンチの上に置き、煙草を口から離してゆっくりと煙を吐いた。
もしかしたら、これは……どこかでこの世界を見ている、神様からのメッセージなのかもしれない。
自分の犯した罪を──背負っている十字架の重さを忘れるな、という、一種の啓示のようなものなのかもしれない。
「……忘れたことなんて、一度も無いのにね」
白く染まった吐息が煙と混ざり合い、空中に霧散していく様子を眺めながらそう呟いた私は、未だに背後から私の体を抱き締めて首筋の辺りに顔を埋めている“林檎”に視線を向けた。
彼女がいる限り、私が自分の罪を忘れることは無い。
忘れることを……彼女が許さないのだから。
西に傾いていた太陽が建物の陰に隠れ、長く伸びた暗い影が私と林檎の姿を覆い尽くす。
東の空が藍色に染まり、夜の訪れを告げようとしているのを横目に見ながら、私は煙草を咥えてゆっくりと息を吸う。
それか……もしかしたら、ここで一度、ちゃんと思い出すべきなのかもしれない。
彼女との記憶や、日本でのこと……私が犯してきた全ての罪の記憶を、今一度、振り返るべき時が来たのかもしれない。
「さて……どこから思い出したものか……」
藍色の空に立ち昇る一筋の白い煙を眺めながら、私はそう呟く。
この世界に来てからのことか、日本にいた時のことか……それとも、彼女と出会った時のことか。
ゆっくりと自分の記憶を遡りながら、私は煙草を口に咥えた。
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