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第6章:光の心臓編
172 再会と衝突
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<猪瀬こころ視点>
「ゲホッ! ゴホッ! ……カハァッ!」
鈍い咳の音が聴こえたので視線を向けた時、ビチャビチャッと音を立てて床の上に血しぶきが飛ぶ。
顔を上げると、そこには……ベッドに横になり、血を流す口に手を当てているリートの姿があった。
「リート……!」
私はすぐに彼女の元に駆け寄り、口を押さえている手を外させた。
見れば、彼女の掌は自身の血液がべっとりと付着し、真っ赤に染まっていた。
そんな自分の掌を青ざめた顔で見つめているリートの姿に、私は彼女の手を掴んだまま、空いている方の手を彼女の肩に添えて続けた。
「まさか、怪我が悪化して……大丈夫? 体起こそうか?」
「だい、じょうぶ、じゃ……血が、喉に、詰まって……噎せただけ、じゃから、のぅ……ッづッ……」
心配する私にそう答えたリートは、突然胸を押さえて顔を顰める。
すぐにリアスに声を掛けようと顔を上げると、そこではすでに彼女が回復薬の小瓶を持ってこちらに駆け寄ってきていた。
「こころ、これお願い」
「分かった」
リアスから小瓶を受け取った私はすぐにリートに視線を戻し、蓋を開けて飲み口を彼女の口元に近付けた。
「リート、ホラ。回復薬飲もう」
「ッ……」
回復薬が切れた状態では体を起こすのも傷に障ると思い、私は横になったリートの口に小瓶の飲み口を当て、噎せないよう慎重に回復薬を飲ませた。
こく、こく……と小さく喉を鳴らしながら、彼女は何とか回復薬を飲み干す。
「すまん……心配、掛けて、しまったな……」
「そんな、気にしないでよ。私はリートの奴隷なんだから……辛い時こそ、遠慮なく頼って?」
申し訳なさそうに謝るリートに、私はそう言って笑みを返しつつ、回復薬の小瓶を持った手の甲で彼女の頬を軽く撫でる。
そんな私の言葉に、彼女はどこか嬉しそうに目を細めて小さく頷いた。
「~~~~~ッ! だぁぁぁッ! 腹いてぇッ! おいリアス! 俺にも回復薬寄越せ!」
すると、フレアが突然そんな風に声を荒げた。
突然の大きな声に驚いたのか、リートは微かに肩を震わせて顔を顰める。
ひとまず彼女の手を握っていると、声を掛けられたリアスは軽く耳を押さえながら「うるさいわねぇ」と不満を漏らした。
「それだけ叫ぶ元気があるなら、まだ大丈夫よ。……というか、大声出すとリートの体に障るし、怪我人は静かに横になってなさい」
「はぁ? ……ッたく。じゃあせめて回復薬寄越せ。傷がいてぇんだよ」
「嫌よ。だって貴方、痛みが無くなったら何するか分からないんだもの」
「なッ……どういう意味だよそれッ」
「そのままの意味よ。さっきだって、ちょっと痛みが無くなっただけで筋トレしたいだの何だの……怪我人なんだから、静かに横になっていれば良いものを……」
コンコンッ。
二人のいつもの口喧嘩を遮るように、部屋の扉をノックする音がした。
それに、私達は一斉に動きを止め、音がした扉の方に視線を向けた。
「今の音……もしかして、二人が戻ってきたんじゃ……!」
私がそう言いながら立ち上がろうとした時、その動きを遮るように、目の前に長い棒状の物体が飛び出してきた。
突然の邪魔に驚いて横を見れば、薙刀の刃の付け根部分を持ったリアスが私の前に薙刀の長い柄の部分を差し出したまま、鋭い目つきで扉の方を見つめていた。
「リアス、どうしたの……? なんで、邪魔なんて……」
「こころ、冷静になって? 二人が宿を出てから、まだそんなに時間は経っていないわ。どれだけ二人が急いだとしても、流石にこの短時間でダンジョンを攻略して戻って来るのは不可能よ」
「で、でもッ……!」
「何より……あのアランが、ノックなんてすると思う?」
冷静に告げるリアスの言葉に、私は静かに息を呑んだ。
そんな私達のやり取りを遮るように、もう一度、コンコンッと……部屋の扉をノックする音がする。
私はそれを聞いた瞬間、すぐに腰に提げた剣を鞘から抜き、いつでも戦えるように臨戦態勢を取る。
リアスはそれを見て静かに薙刀を構え直し、すぐに柄の先端を床に当てた。
すると、柄の先端が触れた部分から部屋の扉に向かって床が凍っていき……数秒程掛けて、部屋の扉が完全に凍り付いた。
……これで、下手な一般人なら、部屋に入ってこれない筈だが……。
ガンッ!
突然、扉を強く殴る鈍い音と共に、完全に凍り付いた扉が僅かに震動した。
私はそれを見て、咄嗟に扉からリートがいるベッドを結ぶ直線上に立ち、右手で剣を構えたままリートを庇うように左手を横に突き出した。
すると、背後から「こころッ……」と私の名前を呼ぶ声がした。
……大丈夫。何が起こっても、リートは絶対に私が守ってみせる……!
ガンッ! ガンガンッ! ガンッ!
中々扉が開かないことに腹が立ったのか、さらに何度も扉を殴りつける鈍い音が響き渡る。
何度も殴られることで段々とリアスの氷にもヒビが入り始め、扉の輪郭も歪み始める。
「ぐッ……ダメ、これ以上は……!」
「リアス……! もう扉は良いから、フレアを……ッ!」
フレアを守って、と言おうとした私の言葉は、バリィンッ! とガラスが砕け散るような音によって遮られた。
同時に、扉や氷が粉々になった破片が勢いよく飛散する。
私は咄嗟に左手で目元を庇いつつ、リートに破片が刺さらぬよう彼女の前に立ち続ける。
幸い、高いステータスを持っているおかげで私自身には特に怪我という怪我は無い。
破片の雨が落ち着いたところで後ろに振り向けば、リートも特に怪我はしていなさそうだ。
小さな傷は少しあったが、彼女の高い自然治癒能力ですぐに治っていくのが分かる。
良かった。友子ちゃんが負わせた傷以外は、彼女自身の回復能力で自然に治せるみたいだ。
「こころッ! 後ろッ!」
そのことにホッと安堵したのも束の間。
突然聴こえてきたリアスの声と背後から感じた凄まじい殺気に、私は咄嗟に振り向きながら剣を構えた。
刹那──ガキィンッ! と鈍い金属音を立てながら、私の剣が一筋の刃を止める。
……禍々しいオーラを纏った、漆黒の刃を。
「あはっ……会いたかったよ、こころちゃん……! でも、今はそこ、どいてもらっても良いかな?」
「ッ……! ごめん、友子ちゃんッ!」
柔らかい笑みを浮かべながら語り掛けてくる友子ちゃんに、私はそんな風に謝りながら剣を振るい、彼女の刃を何とか弾き返す。
すると、彼女はフラフラと数歩後ずさったがすぐに体勢を立て直し、漆黒の矛を構えながらこちらを見つめた。
「こころちゃん、何してるの? ……私は、こころちゃんの敵じゃないよ?」
「……でも、リート達の敵では、あるんだよね……?」
コテンと軽く首を傾げながら聞き返す友子ちゃんに、私はそう答えながら剣を構え、切っ先を彼女の方に向けた。
それを見た友子ちゃんは驚いたように目を見開いたが、すぐにクスッと小さく笑って口を開いた。
「あぁ、ごめんねこころちゃん。急に来たからビックリしちゃったかな? でも、私が来たから大丈夫! こころちゃんはもう戦わなくて良いの。だから、そんな危ない物は下ろして……」
「はぁぁぁぁぁぁッ!」
優しく笑みを浮かべながら語り掛けてくる友子ちゃんの不意を突き、彼女の背後からリアスが薙刀を横薙ぎに振るう。
彼女の振るった刃は、石造りの壁をガリガリと削りながらも正確に友子ちゃんの脇腹を切り裂く──直前で、鈍い金属音を響かせながら光の盾にぶつかって止まる。
それを見た友子ちゃんは一度小さく溜息をつき、背後にいるリアスの方へと振り向いた。
「ねぇ、折角のこころちゃんとの再会なんだから、お前なんかが邪魔しないで──」
「友子ちゃんッ!」
私は友子ちゃんの意識がリアスに向いた隙を突き、咄嗟に背後から彼女の体を羽交い絞めにする。
彼女の高い戦闘能力を見た限り、私の力でも押さえられないのではないかと危惧していたが、捕まえてみると思っていたよりも彼女の力は強くなかった。
「リアスッ! 今すぐそこの窓開けてッ!」
「ッ……! 分かったッ!」
すぐさま声を張り上げた私の言葉に、彼女はすぐに頷き、私が指示した窓を開け放つ。
それに、友子ちゃんは私の腕の中から逃げ出そうと藻掻きながら声を上げた。
「こころちゃんッ! 抱き締めてくれるのは嬉しいけどっ……離して! 今すぐあの女も奥にいる女も魔女も皆殺してッ、すぐにこころちゃんを解放してあげるからッ!」
「……ごめん。友子ちゃん」
私は彼女の耳元でそう謝罪を囁きながら、リアスが開けてくれた窓に近付き……──床を蹴って、窓の外へと飛び出した。
「ゲホッ! ゴホッ! ……カハァッ!」
鈍い咳の音が聴こえたので視線を向けた時、ビチャビチャッと音を立てて床の上に血しぶきが飛ぶ。
顔を上げると、そこには……ベッドに横になり、血を流す口に手を当てているリートの姿があった。
「リート……!」
私はすぐに彼女の元に駆け寄り、口を押さえている手を外させた。
見れば、彼女の掌は自身の血液がべっとりと付着し、真っ赤に染まっていた。
そんな自分の掌を青ざめた顔で見つめているリートの姿に、私は彼女の手を掴んだまま、空いている方の手を彼女の肩に添えて続けた。
「まさか、怪我が悪化して……大丈夫? 体起こそうか?」
「だい、じょうぶ、じゃ……血が、喉に、詰まって……噎せただけ、じゃから、のぅ……ッづッ……」
心配する私にそう答えたリートは、突然胸を押さえて顔を顰める。
すぐにリアスに声を掛けようと顔を上げると、そこではすでに彼女が回復薬の小瓶を持ってこちらに駆け寄ってきていた。
「こころ、これお願い」
「分かった」
リアスから小瓶を受け取った私はすぐにリートに視線を戻し、蓋を開けて飲み口を彼女の口元に近付けた。
「リート、ホラ。回復薬飲もう」
「ッ……」
回復薬が切れた状態では体を起こすのも傷に障ると思い、私は横になったリートの口に小瓶の飲み口を当て、噎せないよう慎重に回復薬を飲ませた。
こく、こく……と小さく喉を鳴らしながら、彼女は何とか回復薬を飲み干す。
「すまん……心配、掛けて、しまったな……」
「そんな、気にしないでよ。私はリートの奴隷なんだから……辛い時こそ、遠慮なく頼って?」
申し訳なさそうに謝るリートに、私はそう言って笑みを返しつつ、回復薬の小瓶を持った手の甲で彼女の頬を軽く撫でる。
そんな私の言葉に、彼女はどこか嬉しそうに目を細めて小さく頷いた。
「~~~~~ッ! だぁぁぁッ! 腹いてぇッ! おいリアス! 俺にも回復薬寄越せ!」
すると、フレアが突然そんな風に声を荒げた。
突然の大きな声に驚いたのか、リートは微かに肩を震わせて顔を顰める。
ひとまず彼女の手を握っていると、声を掛けられたリアスは軽く耳を押さえながら「うるさいわねぇ」と不満を漏らした。
「それだけ叫ぶ元気があるなら、まだ大丈夫よ。……というか、大声出すとリートの体に障るし、怪我人は静かに横になってなさい」
「はぁ? ……ッたく。じゃあせめて回復薬寄越せ。傷がいてぇんだよ」
「嫌よ。だって貴方、痛みが無くなったら何するか分からないんだもの」
「なッ……どういう意味だよそれッ」
「そのままの意味よ。さっきだって、ちょっと痛みが無くなっただけで筋トレしたいだの何だの……怪我人なんだから、静かに横になっていれば良いものを……」
コンコンッ。
二人のいつもの口喧嘩を遮るように、部屋の扉をノックする音がした。
それに、私達は一斉に動きを止め、音がした扉の方に視線を向けた。
「今の音……もしかして、二人が戻ってきたんじゃ……!」
私がそう言いながら立ち上がろうとした時、その動きを遮るように、目の前に長い棒状の物体が飛び出してきた。
突然の邪魔に驚いて横を見れば、薙刀の刃の付け根部分を持ったリアスが私の前に薙刀の長い柄の部分を差し出したまま、鋭い目つきで扉の方を見つめていた。
「リアス、どうしたの……? なんで、邪魔なんて……」
「こころ、冷静になって? 二人が宿を出てから、まだそんなに時間は経っていないわ。どれだけ二人が急いだとしても、流石にこの短時間でダンジョンを攻略して戻って来るのは不可能よ」
「で、でもッ……!」
「何より……あのアランが、ノックなんてすると思う?」
冷静に告げるリアスの言葉に、私は静かに息を呑んだ。
そんな私達のやり取りを遮るように、もう一度、コンコンッと……部屋の扉をノックする音がする。
私はそれを聞いた瞬間、すぐに腰に提げた剣を鞘から抜き、いつでも戦えるように臨戦態勢を取る。
リアスはそれを見て静かに薙刀を構え直し、すぐに柄の先端を床に当てた。
すると、柄の先端が触れた部分から部屋の扉に向かって床が凍っていき……数秒程掛けて、部屋の扉が完全に凍り付いた。
……これで、下手な一般人なら、部屋に入ってこれない筈だが……。
ガンッ!
突然、扉を強く殴る鈍い音と共に、完全に凍り付いた扉が僅かに震動した。
私はそれを見て、咄嗟に扉からリートがいるベッドを結ぶ直線上に立ち、右手で剣を構えたままリートを庇うように左手を横に突き出した。
すると、背後から「こころッ……」と私の名前を呼ぶ声がした。
……大丈夫。何が起こっても、リートは絶対に私が守ってみせる……!
ガンッ! ガンガンッ! ガンッ!
中々扉が開かないことに腹が立ったのか、さらに何度も扉を殴りつける鈍い音が響き渡る。
何度も殴られることで段々とリアスの氷にもヒビが入り始め、扉の輪郭も歪み始める。
「ぐッ……ダメ、これ以上は……!」
「リアス……! もう扉は良いから、フレアを……ッ!」
フレアを守って、と言おうとした私の言葉は、バリィンッ! とガラスが砕け散るような音によって遮られた。
同時に、扉や氷が粉々になった破片が勢いよく飛散する。
私は咄嗟に左手で目元を庇いつつ、リートに破片が刺さらぬよう彼女の前に立ち続ける。
幸い、高いステータスを持っているおかげで私自身には特に怪我という怪我は無い。
破片の雨が落ち着いたところで後ろに振り向けば、リートも特に怪我はしていなさそうだ。
小さな傷は少しあったが、彼女の高い自然治癒能力ですぐに治っていくのが分かる。
良かった。友子ちゃんが負わせた傷以外は、彼女自身の回復能力で自然に治せるみたいだ。
「こころッ! 後ろッ!」
そのことにホッと安堵したのも束の間。
突然聴こえてきたリアスの声と背後から感じた凄まじい殺気に、私は咄嗟に振り向きながら剣を構えた。
刹那──ガキィンッ! と鈍い金属音を立てながら、私の剣が一筋の刃を止める。
……禍々しいオーラを纏った、漆黒の刃を。
「あはっ……会いたかったよ、こころちゃん……! でも、今はそこ、どいてもらっても良いかな?」
「ッ……! ごめん、友子ちゃんッ!」
柔らかい笑みを浮かべながら語り掛けてくる友子ちゃんに、私はそんな風に謝りながら剣を振るい、彼女の刃を何とか弾き返す。
すると、彼女はフラフラと数歩後ずさったがすぐに体勢を立て直し、漆黒の矛を構えながらこちらを見つめた。
「こころちゃん、何してるの? ……私は、こころちゃんの敵じゃないよ?」
「……でも、リート達の敵では、あるんだよね……?」
コテンと軽く首を傾げながら聞き返す友子ちゃんに、私はそう答えながら剣を構え、切っ先を彼女の方に向けた。
それを見た友子ちゃんは驚いたように目を見開いたが、すぐにクスッと小さく笑って口を開いた。
「あぁ、ごめんねこころちゃん。急に来たからビックリしちゃったかな? でも、私が来たから大丈夫! こころちゃんはもう戦わなくて良いの。だから、そんな危ない物は下ろして……」
「はぁぁぁぁぁぁッ!」
優しく笑みを浮かべながら語り掛けてくる友子ちゃんの不意を突き、彼女の背後からリアスが薙刀を横薙ぎに振るう。
彼女の振るった刃は、石造りの壁をガリガリと削りながらも正確に友子ちゃんの脇腹を切り裂く──直前で、鈍い金属音を響かせながら光の盾にぶつかって止まる。
それを見た友子ちゃんは一度小さく溜息をつき、背後にいるリアスの方へと振り向いた。
「ねぇ、折角のこころちゃんとの再会なんだから、お前なんかが邪魔しないで──」
「友子ちゃんッ!」
私は友子ちゃんの意識がリアスに向いた隙を突き、咄嗟に背後から彼女の体を羽交い絞めにする。
彼女の高い戦闘能力を見た限り、私の力でも押さえられないのではないかと危惧していたが、捕まえてみると思っていたよりも彼女の力は強くなかった。
「リアスッ! 今すぐそこの窓開けてッ!」
「ッ……! 分かったッ!」
すぐさま声を張り上げた私の言葉に、彼女はすぐに頷き、私が指示した窓を開け放つ。
それに、友子ちゃんは私の腕の中から逃げ出そうと藻掻きながら声を上げた。
「こころちゃんッ! 抱き締めてくれるのは嬉しいけどっ……離して! 今すぐあの女も奥にいる女も魔女も皆殺してッ、すぐにこころちゃんを解放してあげるからッ!」
「……ごめん。友子ちゃん」
私は彼女の耳元でそう謝罪を囁きながら、リアスが開けてくれた窓に近付き……──床を蹴って、窓の外へと飛び出した。
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