上 下
136 / 204
第5章:林の心臓編

132 嫌う理由

しおりを挟む
 この牢屋の中には電灯のようなものは無く、地下牢である為に窓も無い為、廊下を照らす松明の明かり以外にこの場所を照らすものは無い。
 その為、この場所では昼夜関係無く、牢屋の中は全体的に薄暗かった。
 多分今は夜中だろうか。ここに来たばかりの時に比べると、少し暗くなったように感じる。
 しかし、今はむしろ丁度良かった。
 牢屋の中が薄暗くなっているところに、リートの闇魔法の一種である幻を見せる魔法を重ねることで、牢屋の見張りをしている獣人からは私達が何もせず眠っているように見せることが出来た。
 その魔法は魔力を加えることで音声の遮断も可能らしく、向こうには私達の会話を聞かれることも無い。
 ……私の我儘の為にここまでして貰って、少し申し訳ない。

 しかし、形式的には、どうしても全員でティナの話を聞くことになってしまった。
 本当は二人で話がしたかったのだが、流石にこの狭い牢屋の中ではどうしようもない部分もある。
 こんな大人数で聞く話でも無いのだろうが、ティナの問題によって元々の作戦が上手くいかなかった部分もあるので、私達全員が全くの無関係というわけでもない。
 ティナも納得しているみたいだし、このまま聞くことにした。

「……それで、ティナちゃんは……どうして、自分の家が嫌いなの……?」

 牢屋の隅で縮こまるように座るティナの隣に腰を下ろしつつ、私はそう尋ねた。
 それに、ティナは一瞬私の顔を見たが、すぐにフイッと目を背けて口を開いた。

「父ちゃんと、兄ちゃんに……嫌われてるから、ニャン……」
「……それは、どうして……?」

 私の言葉に、ティナちゃんは膝を抱える両手に力を込めてさらに縮こまるような体勢になり、組んだ両手の中に顔を埋めるような形で目を伏せる。
 しばしの沈黙の後、彼女は口を開いた。

「獣人族は……代々、族長を務めるのは男であることが決まりニャン。……男の方が、力があるし、女よりも強いし……全ての獣人族を率いて、豊穣の神様を守るのに、向いてるから……」
「じゃあ、ティナちゃんは女だからってあんなに冷たくされてるの?」

 どこかかき消えそうな声で言うティナに、アランが驚いた様子で聞き返す。
 それに、ティナはすぐに顔を上げ、首を横に振りながら「そんなんじゃないニャ!」と言った。
 しかし、すぐにグッと口を噤み、静かに目を逸らして続けた。

「……族長の子供は……男だったら、族長の後を継いで……女だったら、獣人族の中で、族長家と関係の深い金持ちの家に嫁ぐのが決まりらしいニャ」

 ティナはそこまで言うと、自分の頭に手を当てた。

「でも、ウチはガサツだし、馬鹿だから……イイナズケ? とも、上手くいかなくて……色々、上手くいかなくて……出来損ないだって、言われて……」
「今みたいな扱いを受けるようになった、と?」

 かき消えそうな声で言うティナの言葉を補うように、リアスが続ける。
 すると、ティナは顔を上げてリアスの顔を見て、すぐにコクッと小さく頷いた。
 なるほど……ティナが女だから族長を継ぐことも出来ないし、そのくせ彼女の性格が許婚とは反りが合わず、本来族長の娘としての使命である嫁ぎも上手くいっていないということか。

「今みたいに、邪魔者みたいに、扱われて……それが、段々と、町の人達にも伝わったみたいで……気付いた時には、ほとんどの人達が……ウチを、邪魔者みたいに扱うようになったニャン」
「町の人達が……ッ!?」

 ティナが続けた言葉に、私はつい声を上げた。
 家族だけじゃなくて、このベスティアの町の人間が、皆ティナに酷い態度を取るようになったのか!?
 こんな小さな子供に……全員が……!?
 予想だにしなかった思わぬ事実に、私は驚きのあまり言葉を失った。

 いや……私の基準で捉えてしまったが、改めて考えてみれば、ティナは獣人族だ。
 確かに、ベスティアの町自体は思っていたよりも大きい方だったが、そもそもこの町は森と濃霧に囲まれた閉ざされた世界の中にある。
 この町の人間にとっては、同じ町に住む同じ種族の人々が世界の全てのようなものなのかもしれない。
 加えて、獣人族は人族という共通の敵を持ち、林の心臓……豊穣の神という、共通で崇める神も存在する。
 私が思っている以上に、獣人族間の関係は強く、深いのだろう。

 そして、ティナの父親はそんな獣人族の長。
 ティナの口振り的に、族長が町の人達に命令してやらせたというわけでは無いだろうが……族長のティナへの態度を見て人々は何かを察し、同じようにキツく当たるようになった、と言ったところか。
 しかし、そうだとしても……家族以外からも、そんな扱いを受けるなんて……。

「……味方してくれる奴はおらんのか?」

 言葉を失っている私を他所に、リートがそんな風に尋ねた。
 すると、ティナはビクリと肩を震わせたが、少しして小さく口を開いた。

「か、母ちゃんは……優しく、してくれるニャン……」
「……えっ……」
「それに、町の人達も、全員が……ってわけでは無くて……中には、普通に接してくれたり、仲良くしてくれる人もいるニャン……!」

 ハッキリと言い切るティナに、リートが無言で私を見てきた。
 それに、私はつい目を逸らしてしまった。
 ……咄嗟に、声が出てしまった。
 ティナの、母親は優しくしてくれるという言葉に……ショックを、受けたのか……?
 どうしてだ? 私のように家族全員から疎外されているわけでも無ければ、母親に愛されているのは、良いことじゃないか。
 どうしてショックを受ける必要がある?

 ……裏切られたとでも、思ったのか……?
 勝手に自分と同じだと思っていたから……? 母に愛されなかった私と違って、ティナは母親から愛されていると知って……?

「……でも、母ちゃんも父ちゃんには強く言えないし、ウチのせいで母ちゃんが父ちゃんから色々言われることもあって……町でも、そんな感じで……家もこの町も、なんか居心地が悪くて、あまり好きじゃないニャン……」

 一人思考を巡らせていた時、ティナがそんな風に続けた。
 彼女の言葉に、私は顔を上げ、彼女の顔を見た。
 ……自分のせいで、別の誰かにまで迷惑が掛かる、か……。
 私は今まで、完全に私の味方と言えるような存在がいなかったし、なんだかんだでそういう経験は無かった。

 勝手にティナと私は似ているのではないか、なんて考えていたが……こうして見ると、私達の境遇は似ているようで全然違う。
 境遇が似ているかもしれないからといって、力になれるなんて考えたのは、少し調子に乗りすぎたのかもしれない。
 ティナにはティナの人生があるわけで、彼女の全てを理解することなど出来るわけも無いし、そのうえ力になるなんて……──いや、後ろ向きになったらダメだ。
 わざわざ我儘言ってまで、ティナの力になるって決めたんだ。こんなことでへこたれている場合ではない。
 私は軽く首を横に振って気持ちを切り替え、すぐに口を開いた。

「それが、ティナちゃんが、自分の家が嫌いって言った理由?」
「……まぁ、そんな感じニャン」

 確認するように聞いてみると、ティナは目を伏せたまま、呟くように答えた。
 話を聞いている時は少し感情的になってしまった部分もあったので、一度冷静になって、ティナの話を脳内で反芻してみる。
 彼女が家族から厳しくされているのは、性別と……獣人族長の娘という立場故のしがらみから、か……。
 どちらも、彼女自身にはどうしようもない問題。
 こんな理不尽な理由で、家族からあんな扱いを受けるなんて……。

「じゃあ、わざわざ人族の町まで出てきていたのも……家や町の居心地が悪かったから?」

 すると、リアスがそんな風に尋ねた。
 彼女の言葉に、ティナはこくりと小さく頷いた。
 それを見て、フレアは少し考えるような間を置いた後、ハッとしたような表情を浮かべて口を開いた。

「じゃあ、なんで人族から金をひったくったりしてたんだ? 別に、金に困ったりはしてないだろ?」
「……別に……ウチは辛い思いをしてるのに、昔獣人族を苦しめたっていう人族が幸せそうに暮らしているのを見て、なんかムカムカして……ちょっと迷惑掛けてやろうって思っただけニャン」

 フイッと目を逸らしながら言うティナに、私は苦笑した。
 まぁ、そこらへんはやっぱり子供っぽいというか、年相応というか……。

「昔から、人族が悪いって教えられてたから、嫌ってはいたニャン。……でも、農作業を頑張ってる姿とか見てると、人族も一生懸命生きてるんだって思ったニャン」
「それで、獣人族を怠けさせてる豊穣の神様は間違っている~……って思ったとか?」

 聞き返すアランの言葉に、ティナはピクリと猫耳を震わせた。
 しかし、彼女はすぐに首を横に振り、口を開いた。

「ウチは元から豊穣の神様のことは信じてないニャン。……父ちゃんや兄ちゃんから色々言われるようになった後、しばらくは豊穣の神様に祈った時もあったニャン。……でも、豊穣の神様はウチのことを助けてくれなかったニャン……!」
「……まぁ、妾の心臓じゃからな」

 冷淡な声で切り返すリートに、ティナはグッと口を噤んだ。
 それに、私はつい「リート」と窘めるように声を上げた。
 いやまぁ、事実だけれども……空気というか……。
 私は小さく嘆息しつつ、隣にいるティナに視線を向けた。

 ……まぁ、色々あったけど……彼女の事情は大体わかった。
 家庭の中だけじゃなくて、町の人々全体が関わっている問題だったのは想定外だったが……味方してくれる人もいるらしいし、悪いことばかりでも無さそうだ。
 ただ、彼女の事情を知っただけでは、まだ分からない部分がある。
 私はティナを見つめたまま、口を開いた。

「ティナちゃんは……これからどうしたい?」
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

ふざけんな!と最後まで読まずに投げ捨てた小説の世界に転生してしまった〜旦那様、あなたは私の夫ではありません

詩海猫
ファンタジー
こちらはリハビリ兼ねた思いつき短編の予定&完結まで書いてから投稿予定でしたがコ⚪︎ナで書ききれませんでした。 苦手なのですが出来るだけ端折って(?)早々に決着というか完結の予定です。 ヒロ回だけだと煮詰まってしまう事もあるので、気軽に突っ込みつつ楽しんでいただけたら嬉しいですm(_ _)m *・゜゚・*:.。..。.:*・*:.。. .。.:*・゜゚・* 顔をあげると、目の前にラピスラズリの髪の色と瞳をした白人男性がいた。 周囲を見まわせばここは教会のようで、大勢の人間がこちらに注目している。 見たくなかったけど自分の手にはブーケがあるし、着ているものはウエディングドレスっぽい。 脳内??が多過ぎて固まって動かない私に美形が語りかける。 「マリーローズ?」 そう呼ばれた途端、一気に脳内に情報が拡散した。 目の前の男は王女の護衛騎士、基本既婚者でまとめられている護衛騎士に、なぜ彼が入っていたかと言うと以前王女が誘拐された時、救出したのが彼だったから。 だが、外国の王族との縁談の話が上がった時に独身のしかも若い騎士がついているのはまずいと言う話になり、王命で婚約者となったのが伯爵家のマリーローズである___思い出した。 日本で私は社畜だった。 暗黒な日々の中、私の唯一の楽しみだったのは、ロマンス小説。 あらかた読み尽くしたところで、友達から勧められたのがこの『ロゼの幸福』。 「ふざけんな___!!!」 と最後まで読むことなく投げ出した、私が前世の人生最後に読んだ小説の中に、私は転生してしまった。

私とお母さんとお好み焼き

white love it
経済・企業
義理の母と二人暮らしの垣谷操。貧しいと思っていたが、義母、京子の経営手腕はなかなかのものだった。 シングルマザーの織りなす経営方法とは?

婚約解消して次期辺境伯に嫁いでみた

cyaru
恋愛
一目惚れで婚約を申し込まれたキュレット伯爵家のソシャリー。 お相手はボラツク侯爵家の次期当主ケイン。眉目秀麗でこれまで数多くの縁談が女性側から持ち込まれてきたがケインは女性には興味がないようで18歳になっても婚約者は今までいなかった。 婚約をした時は良かったのだが、問題は1か月に起きた。 過去にボラツク侯爵家から放逐された侯爵の妹が亡くなった。放っておけばいいのに侯爵は簡素な葬儀も行ったのだが、亡くなった妹の娘が牧師と共にやってきた。若い頃の妹にそっくりな娘はロザリア。 ボラツク侯爵家はロザリアを引き取り面倒を見ることを決定した。 婚約の時にはなかったがロザリアが独り立ちできる状態までが期間。 明らかにソシャリーが嫁げば、ロザリアがもれなくついてくる。 「マジか…」ソシャリーは心から遠慮したいと願う。 そして婚約者同士の距離を縮め、お互いの考えを語り合う場が月に数回設けられるようになったが、全てにもれなくロザリアがついてくる。 茶会に観劇、誕生日の贈り物もロザリアに買ったものを譲ってあげると謎の善意を押し売り。夜会もケインがエスコートしダンスを踊るのはロザリア。 幾度となく抗議を受け、ケインは考えを改めると誓ってくれたが本当に考えを改めたのか。改めていれば婚約は継続、そうでなければ解消だがソシャリーも年齢的に次を決めておかないと家のお荷物になってしまう。 「こちらは嫁いでくれるならそれに越したことはない」と父が用意をしてくれたのは「自分の責任なので面倒を見ている子の数は35」という次期辺境伯だった?! ★↑例の如く恐ろしく省略してます。 ★9月14日投稿開始、完結は9月16日です。 ★コメントの返信は遅いです。 ★タグが勝手すぎる!と思う方。ごめんなさい。検索してもヒットしないよう工夫してます。 ♡注意事項~この話を読む前に~♡ ※異世界を舞台にした創作話です。時代設定なし、史実に基づいた話ではありません。【妄想史であり世界史ではない】事をご理解ください。登場人物、場所全て架空です。 ※外道な作者の妄想で作られたガチなフィクションの上、ご都合主義なのでリアルな世界の常識と混同されないようお願いします。 ※心拍数や血圧の上昇、高血糖、アドレナリンの過剰分泌に責任はおえません。 ※価値観や言葉使いなど現実世界とは異なります(似てるモノ、同じものもあります) ※誤字脱字結構多い作者です(ごめんなさい)コメント欄より教えて頂けると非常に助かります。 ※話の基幹、伏線に関わる文言についてのご指摘は申し訳ないですが受けられません

彼氏に身体を捧げると言ったけど騙されて人形にされた!

ジャン・幸田
SF
 あたし姶良夏海。コスプレが趣味の役者志望のフリーターで、あるとき付き合っていた彼氏の八郎丸匡に頼まれたのよ。十日間連続してコスプレしてくれって。    それで応じたのは良いけど、彼ったらこともあろうにあたしを改造したのよ生きたラブドールに! そりゃムツミゴトの最中にあなたに身体を捧げるなんていったこともあるけど、実行する意味が違うってば! こんな状態で本当に元に戻るのか教えてよ! 匡! *いわゆる人形化(人体改造)作品です。空想の科学技術による作品ですが、そのような作品は倫理的に問題のある描写と思われる方は閲覧をパスしてください。

【短編集】ゴム服に魅せられラバーフェチになったというの?

ジャン・幸田
大衆娯楽
ゴムで出来た衣服などに関係した人間たちの短編集。ラバーフェチなどの作品集です。フェチな作品ですので18禁とさせていただきます。 【ラバーファーマは幼馴染】 工員の「僕」は毎日仕事の行き帰りに田畑が広がるところを自転車を使っていた。ある日の事、雨が降るなかを農作業する人が異様な姿をしていた。 その人の形をしたなにかは、いわゆるゴム服を着ていた。なんでラバーフェティシズムな奴が、しかも女らしかった。「僕」がそいつと接触したことで・・・トンデモないことが始まった!彼女によって僕はゴムの世界へと引き込まれてしまうのか? それにしてもなんでそんな恰好をしているんだ? (なろうさんとカクヨムさんなど他のサイトでも掲載しています場合があります。単独の短編としてアップされています)

どうやら悪役令嬢のようですが、興味が無いので錬金術師を目指します(旧:公爵令嬢ですが錬金術師を兼業します)

水神瑠架
ファンタジー
――悪役令嬢だったようですが私は今、自由に楽しく生きています! ――  乙女ゲームに酷似した世界に転生? けど私、このゲームの本筋よりも寄り道のミニゲームにはまっていたんですけど? 基本的に攻略者達の顔もうろ覚えなんですけど?! けど転生してしまったら仕方無いですよね。攻略者を助けるなんて面倒い事するような性格でも無いし好きに生きてもいいですよね? 運が良いのか悪いのか好きな事出来そうな環境に産まれたようですしヒロイン役でも無いようですので。という事で私、顔もうろ覚えのキャラの救済よりも好きな事をして生きて行きます! ……極めろ【錬金術師】! 目指せ【錬金術マスター】! ★★  乙女ゲームの本筋の恋愛じゃない所にはまっていた女性の前世が蘇った公爵令嬢が自分がゲームの中での悪役令嬢だという事も知らず大好きな【錬金術】を極めるため邁進します。流石に途中で気づきますし、相手役も出てきますが、しばらく出てこないと思います。好きに生きた結果攻略者達の悲惨なフラグを折ったりするかも? 基本的に主人公は「攻略者の救済<自分が自由に生きる事」ですので薄情に見える事もあるかもしれません。そんな主人公が生きる世界をとくと御覧あれ! ★★  この話の中での【錬金術】は学問というよりも何かを「創作」する事の出来る手段の意味合いが大きいです。ですので本来の錬金術の学術的な論理は出てきません。この世界での独自の力が【錬金術】となります。

異世界転生目立ちたく無いから冒険者を目指します

桂崇
ファンタジー
小さな町で酒場の手伝いをする母親と2人で住む少年イールスに転生覚醒する、チートする方法も無く、母親の死により、実の父親の家に引き取られる。イールスは、冒険者になろうと目指すが、周囲はその才能を惜しんでいる

専属奴隷として生きる

佐藤クッタ
恋愛
M性という病気は治らずにドンドンと深みへ堕ちる。 中学生の頃から年上の女性に憧れていた 好きになるのは 友達のお母さん 文具屋のお母さん お菓子屋のお母さん 本屋のお母さん どちらかというとやせ型よりも グラマラスな女性に憧れを持った 昔は 文具屋にエロ本が置いてあって 雑誌棚に普通の雑誌と一緒にエロ本が置いてあった ある文具屋のお母さんに憧れて 雑誌を見るふりをしながらお母さんの傍にいたかっただけですが お母さんに「どれを買っても一緒よ」と言われて買ったエロ本が SM本だった。 当時は男性がSで女性がMな感じが主流でした グラビアも小説もそれを見ながら 想像するのはM女性を自分に置き換えての「夢想」 友達のお母さんに、お仕置きをされている自分 そんな毎日が続き私のMが開花したのだと思う

処理中です...