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~四季島②~
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ー四季島 春エリア 桜の吹雪く町ー
鎧を着た桜モンスターに捕らえられ、檻へと入れられる4人。
檻といっても牢獄ではなく、桜モンスターの管理下にある屋外に設置された檻である。
レイナ「ちょっと!アタシ達はなにも関係ないんだから開けてよね!」
外にいる見張り番の鎧桜モンスターに訴えるが犯人と決めつけられているため相手にされない。
ヤマト「ベアードのチカラで破れないのか?」
ヤマトはベアードに耳打ちする。
ベアード「こんな檻くらい簡単に破れるが、それでは今度は脱獄者として追われることに変わりは無い。それより今はこのまま時を待ち真犯人の情報が入ってから動けばよいだろう。」
ベアードも同じく小声で3人に聞こえるように伝えた。
3人はベアードの作戦に同意し大人しく真犯人の情報を待つことにした。
レイナ「ただじっと待ってるだけってのもヒマね、ねぇなんだっけアレ、ポケレーター?他にどんな機能があるの?」
ヤマト「えっと...今オレがわかってるのはガブの進化とジョブマッチ、ごはんのスキャン...あとは...ガブなんかある?」
ガブ「んーと...なんだっけ?」
ベアード「あとはナカマが増えてきたらポケレーターに登録してポケレーターの中にデータとして圧縮していつでも呼び出すこともできるぞ」
レイナ「ポケレーターの中にねぇ...なんか窮屈そうだわ…アタシはイヤだな...」
ベアード「意外と中は快適だぞ?今なら見張り番もいないし試してみるか?ヤマト、ポケレーターをレイナにかざして戻るを、選択してみろ」
ヤマトは言われた通りに操作する。
レイナが光に包まれポケレーターの中へと転送される。
レイナ「キャー!なにこれ!」
レイナの声がポケレーターの中から聞こえる。
ヤマト「レイナ!なにかあったのか?」
レイナ「...。」
ヤマト「レイナ!レイナー!」
レイナ「...もう最っ高!」
中は広い空間が広がっておりそれぞれのモンスターが過ごしやすい空間になっている。
レイナ「コレなら快適ね!戻りたい時はどうするの?」
ベアード「自分の意思で出ることは出来ないから、ヤマト側から呼び出して貰うんじゃ」
ヤマトはポケレーターを操作し、レイナの呼び出しをおこなう。
ポケレーターが光り、レイナが戻ってくる。
レイナ「コレこんなちっこいのに凄いのねー!」
ヤマト(そんなに快適空間なのか?)
ベアード「ダメージを受けたあとも中に入っていれば回復も可能じゃな、ただしガブだけは入れないらしいがのぉ...」
ガブ「その代わりオイラはポケレーターの光で回復ができるっていう謎仕様だ!」
ガブは自慢げに言うが他のモンスターと違うことが少し寂しそうだ。
そうこうしているうちに鎧桜モンスターが檻の前をガシャガシャと走る音が聞こえる。
鎧桜A「どうなってるんだ?犯人を捕まえたのに今度は桜の泉の水がムラサキ色に...」
鎧桜B「捕まえろ!捕まえろ!犯人を捕まえろー!」
ヤマト「また、なにか起きたようだぞ?」
ベアード「これで真犯人が捕まればワシらは無罪放免じゃな」
ガブ「どうする?檻壊すのか?」
レイナ「こんな狭いとこウンザリよ!早く出ましょう!」
ベアード「まぁまだ待つのじゃ」
レイナ「アタシ達で真犯人を捕まえちゃえばいいのよ!」
ガブ「さんせー!」
ヤマト「真犯人が見つかるまで追われるのはなぁ...」
ベアード「なるべく穏便に過ごしたかったがそこまで言うなら仕方あるまい...」
ベアードは檻の柵を持つと無理やりこじ開けた。
ベアード「ほれ!ここから出んしゃい。」
レイナ「最初からこうすれば良かったのよ。」
ガブ「オイラ狭いのはキライだー」
ベアード「さて、どっちに行ったものか...おっ!そうじゃ!4人も並んで歩いてると目立って仕方あるまい、ワシとレイナをポケレーターに入れて歩けば目立ちにくいぞ!」
ヤマト「確かに、それはいい考えかも!」
レイナ「確かにポケレーターの中は快適だけどせっかく檻から出たんだからもう少し歩きたいわ。」
レイナが拒んだため結局4人で歩いて行くことにした。
ガブ「それにしても、見張り番までいなくなるとはな!」
ヤマト「それだけオオゴトなのかもよ?」
ベアード「例のムラサキ色になったという泉に行ってみるかのぉ」
4人は桜の泉へと向かう。
鎧を着た桜モンスターに捕らえられ、檻へと入れられる4人。
檻といっても牢獄ではなく、桜モンスターの管理下にある屋外に設置された檻である。
レイナ「ちょっと!アタシ達はなにも関係ないんだから開けてよね!」
外にいる見張り番の鎧桜モンスターに訴えるが犯人と決めつけられているため相手にされない。
ヤマト「ベアードのチカラで破れないのか?」
ヤマトはベアードに耳打ちする。
ベアード「こんな檻くらい簡単に破れるが、それでは今度は脱獄者として追われることに変わりは無い。それより今はこのまま時を待ち真犯人の情報が入ってから動けばよいだろう。」
ベアードも同じく小声で3人に聞こえるように伝えた。
3人はベアードの作戦に同意し大人しく真犯人の情報を待つことにした。
レイナ「ただじっと待ってるだけってのもヒマね、ねぇなんだっけアレ、ポケレーター?他にどんな機能があるの?」
ヤマト「えっと...今オレがわかってるのはガブの進化とジョブマッチ、ごはんのスキャン...あとは...ガブなんかある?」
ガブ「んーと...なんだっけ?」
ベアード「あとはナカマが増えてきたらポケレーターに登録してポケレーターの中にデータとして圧縮していつでも呼び出すこともできるぞ」
レイナ「ポケレーターの中にねぇ...なんか窮屈そうだわ…アタシはイヤだな...」
ベアード「意外と中は快適だぞ?今なら見張り番もいないし試してみるか?ヤマト、ポケレーターをレイナにかざして戻るを、選択してみろ」
ヤマトは言われた通りに操作する。
レイナが光に包まれポケレーターの中へと転送される。
レイナ「キャー!なにこれ!」
レイナの声がポケレーターの中から聞こえる。
ヤマト「レイナ!なにかあったのか?」
レイナ「...。」
ヤマト「レイナ!レイナー!」
レイナ「...もう最っ高!」
中は広い空間が広がっておりそれぞれのモンスターが過ごしやすい空間になっている。
レイナ「コレなら快適ね!戻りたい時はどうするの?」
ベアード「自分の意思で出ることは出来ないから、ヤマト側から呼び出して貰うんじゃ」
ヤマトはポケレーターを操作し、レイナの呼び出しをおこなう。
ポケレーターが光り、レイナが戻ってくる。
レイナ「コレこんなちっこいのに凄いのねー!」
ヤマト(そんなに快適空間なのか?)
ベアード「ダメージを受けたあとも中に入っていれば回復も可能じゃな、ただしガブだけは入れないらしいがのぉ...」
ガブ「その代わりオイラはポケレーターの光で回復ができるっていう謎仕様だ!」
ガブは自慢げに言うが他のモンスターと違うことが少し寂しそうだ。
そうこうしているうちに鎧桜モンスターが檻の前をガシャガシャと走る音が聞こえる。
鎧桜A「どうなってるんだ?犯人を捕まえたのに今度は桜の泉の水がムラサキ色に...」
鎧桜B「捕まえろ!捕まえろ!犯人を捕まえろー!」
ヤマト「また、なにか起きたようだぞ?」
ベアード「これで真犯人が捕まればワシらは無罪放免じゃな」
ガブ「どうする?檻壊すのか?」
レイナ「こんな狭いとこウンザリよ!早く出ましょう!」
ベアード「まぁまだ待つのじゃ」
レイナ「アタシ達で真犯人を捕まえちゃえばいいのよ!」
ガブ「さんせー!」
ヤマト「真犯人が見つかるまで追われるのはなぁ...」
ベアード「なるべく穏便に過ごしたかったがそこまで言うなら仕方あるまい...」
ベアードは檻の柵を持つと無理やりこじ開けた。
ベアード「ほれ!ここから出んしゃい。」
レイナ「最初からこうすれば良かったのよ。」
ガブ「オイラ狭いのはキライだー」
ベアード「さて、どっちに行ったものか...おっ!そうじゃ!4人も並んで歩いてると目立って仕方あるまい、ワシとレイナをポケレーターに入れて歩けば目立ちにくいぞ!」
ヤマト「確かに、それはいい考えかも!」
レイナ「確かにポケレーターの中は快適だけどせっかく檻から出たんだからもう少し歩きたいわ。」
レイナが拒んだため結局4人で歩いて行くことにした。
ガブ「それにしても、見張り番までいなくなるとはな!」
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