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6章 ライゼン・獣人連合編
272話 泣きっ面にハチ
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サウザントソーン Fランクモンスター
直径一五〇センチほどの甕のような胴体の上部から無数の触手を生やした巨大イソギンチャク。
戦闘能力はそれほどでは無いが、討伐時に厄介とされるのはその触手、ブヨブヨとした触手に絡めとられると、その表面を覆う麻痺毒によって身動きを取れなくして捕食する。
触手はまた、千切れたり切り落とされたりと、本体から離れた途端に硬化する。さらに触手内部からはソーン(棘)の名の由来にもなった、バラのトゲを模した針が内部から突き出る。
そのため、一度掴まったら無理に逃げ出そうとせずに本体を倒す事を優先しないと身体に無数の傷を受ける事になる。
他より明らかに太くて長い二本の触腕は、針が出た後も触手が硬化する事が無いのでそのまま採取され、鞭の材料などに使用される。
温泉の効果だろうか、俺達の目の前には通常の巨大イソギンチャクとはまるでサイズの違う、三メートル近くにもなる巨体と、その身体から伸びる触手に絡めとられ、麻痺毒によって身動きがとれず、ただ助けを求める声しか出せない蜥蜴人の娘さん(?)の姿が。
「義兄さん、どうしてここにっ!? 」
「話は後だ! 待ってろミリエラ、すぐに助けてやるから!!」
……義兄妹仲のよいことで何よりにございます。
鱗の色合いは姉と同じく鮮やかな群青色をしており、魔物に捕らえられ動きを封じられてもなお光を失わない力強い眼差しは、姉とは違って勝気な印象を受ける。
そして、やはり土地柄だろうか、姉とお揃いの白いチュニックから覗く手足の肌はハリとツヤのある見事なもち肌だ……ルフトによく似て。
くっそ……。
「萎えるわぁ……」
などとは、真剣な表情を浮かべるルフトの側でとても吐けるはずもなく、とりあえず俺は異空間バッグに手を突っ込む。
「おい、どうするルフト?」
「ヤツから無理に剥がせばミリエラちゃんの玉の肌にキズがつくぞ!」
「わかってる! 何とか本体を仕留めないとミリエラちゃんが……」
お前ら頼む! これ以上俺を萎えさせないでくれ!!
目の細かい麻袋に温水を汲んだ俺は、取り出した二十センチほどの壺の中身をその中に入れて手でかき混ぜる。
中身が充分に混ざって水に溶け込んだ事を確認した俺は、ルフト達に声を掛けた。
「投げナイフか投擲の得意な人は?」
「全員得意だ!!」
おう、流石は迷宮踏破パーティ、頼りになるな。だがルフト、その魔槍を担ぐのは止めろ、今の手前が投げたらどこまで飛んでいくか判ったもんじゃねえのに使い捨てようとするんじゃねえよ!
「だったらルフトさんはコレをアイツの頭上、触手が届かないところまで放り投げて、他の皆さんはコレが頭上に差し掛かるタイミングを見計らって袋に穴を開けてください」
「シン、毒の類では無いだろうな? もし──」
「大丈夫、毒じゃありませんから妹さんにかかっても問題はありません」
「わかった──ミリエラ、今助けるぞ!!」
ブォン──!!
ルフトの投げた麻袋は高く々々舞い上がり、サウザントソーンが持つ二本の長い触腕すら届かない位置に投げられる。そこへ──
ヒュン────ドスドスドスッ!!
残りの三人が投擲したナイフは麻袋の底に次々と刺さり、袋はそのまま中身の温水をこぼしながら触手の群れの中心、ギザギザのキバの並んだ口の中へと狙い通り落下した。
その瞬間、
「──────────!!」
発声器官の無いイソギンチャクは無言のまま、本体がポンプのように縦に伸びたり横に潰れたりと、苦しみのたうつ様に激しく蠢く。
そして、そのせいでミリエラを捕まえていた触手がほどけ、ポォンと放り出された。
「ルフトさん、今です!!」
「おお! よくも可愛い妹を──槍技、渦旋撃!!」
可愛い……うん、きっとそうなんだろう、ルフトにとっては。しかしルフトさんよ、たかだかFランクモンスター相手に、グラトニーを仕留めた槍術スキルを使うのはどうなんだろうな? おかげでイソギンチャクさんの胴体が見る影も無く細切れになってるんだが……。
などとくだらない感想を持っている俺の視界に、湿原に放り出された妹さんの姿が入る。そういえば麻痺してるんだったな、あのままじゃマズイか。
そう思って近付いた俺の目の前には、放り出された反動で、チュニックがはだけて胸元があらわになり、そしてエロ触手にやられたのか、ホットパンツが下着ごとずらされて尻尾とお尻のつけ根が丸見えの「蜥蜴人(ここ重要)」の姿が。
……だからなんの罰ゲームなんだよ、コレ!?
欠片も萌えないその肢体に向かって溜め息をついた俺は、親切にもチュニックを戻し、その巨体を仰向けにすると、解毒薬をその口に注ぎ込んでやり、状態を回復させてあげた。
だというのに、
プルプルプル……。
震えてる……ああなるほど、こんなリザードマンの巨体だけど中身は女の子、やはり魔物に襲われて怖かったんだろう、ルフトも慌てていたしな。そう考えるとこの娘も可愛く見え──
「こんの……どスケベ野郎──!!」
バチン──!!
頬をしばかれた俺は、これまたキレイな放物線を描いてルフト達が立っている足元に頭から突っ込む。何故に!?
そして、身体が半分水に沈んでいる俺に向かって、次々に非難の言葉が浴びせられる。
「シン、流石にありゃあ無いぜ」
何がよ、オルバ?
「ミリエラちゃんも年頃なんだからよぉ」
だからガリュウ、何が!? 胸か、オッパイなのか? 一応女の子らしく膨らみも先端部分はあったけどさあ、不可抗力じゃん!? それにトカゲの滑らかな外皮ですよ?
「シン、どうも知らない様だから教えてやるが、獣人が尻尾の付け根を見せるのは、家族か伴侶になる者だけなのだ」
……それこそ知らんわ!! リーヴァルも、文句はそこの肉塊になったブヨブヨに言ってくれ!!
「シン……俺はお前を一族に迎える覚悟は出来ているぞ?」
お前は一番黙れ!!
「義兄さん──!!」
「グエッ!!」
衣服の乱れを直したミリエラが、わざわざ俺を踏みつけながらルフトに抱きつき、助かった事と、再会の喜びを伝えている。あいにく頭部が水中に没しているので内容は聞こえないが……。
ルフト、頼むからこれ以上、義妹さんに変な事を吹き込むんじゃねえぞ?
………………………………………………
………………………………………………
──「因果応報」という言葉がある。
良い行いには良い報いを、悪い行いには悪い報いを、原因と結果は常にセットで存在するという教訓だ。
──「風が吹けば桶屋が儲かる」という諺がある。
一見無関係に思える事柄も、巡りめぐって世界のどこかで繋がっているという意味だ。
「さあみなさん、遠慮なく食べてくださいね」
耳に心地よいミリルさんの声が食卓に響く。
あの後、怒れるミリエラをなんとか全員でなだめて(納得いかん!)ルフトの家に戻った俺達は、ミリルさんに何度も感謝され、豪華な夕食を馳走になっている。
テーブルの真ん中にでんと置かれた大皿に乗る、大きなモースの塩焼きにモースの煮付け、モースのアラ汁に付け合せのサラダが食卓を彩る。
米が無いのが悲しいが、どれも美味そうで文句は無い……ただ一つを除いて。
それは、各人の目の前に置かれた木製のボウルの中、その中身。
──これは報いなのか?
──運命の悪戯だとでも言うのか?
遠き地にて、俺は自分の過去の行いに思いを馳せる。
「先日、タラスト商会さんからたくさん買ったのよ♪」
活きのいい「ハチの子」達がボウルの中でピチピチ、いやビチビチと動く。
命がけで嫌がらせする気か、テメエら──!!
「たくさん食べてねシンさん、なんたって妹の恩人ですもの」
「あ、ハイ……」
掛け値なしの親切心が辛いです──。
直径一五〇センチほどの甕のような胴体の上部から無数の触手を生やした巨大イソギンチャク。
戦闘能力はそれほどでは無いが、討伐時に厄介とされるのはその触手、ブヨブヨとした触手に絡めとられると、その表面を覆う麻痺毒によって身動きを取れなくして捕食する。
触手はまた、千切れたり切り落とされたりと、本体から離れた途端に硬化する。さらに触手内部からはソーン(棘)の名の由来にもなった、バラのトゲを模した針が内部から突き出る。
そのため、一度掴まったら無理に逃げ出そうとせずに本体を倒す事を優先しないと身体に無数の傷を受ける事になる。
他より明らかに太くて長い二本の触腕は、針が出た後も触手が硬化する事が無いのでそのまま採取され、鞭の材料などに使用される。
温泉の効果だろうか、俺達の目の前には通常の巨大イソギンチャクとはまるでサイズの違う、三メートル近くにもなる巨体と、その身体から伸びる触手に絡めとられ、麻痺毒によって身動きがとれず、ただ助けを求める声しか出せない蜥蜴人の娘さん(?)の姿が。
「義兄さん、どうしてここにっ!? 」
「話は後だ! 待ってろミリエラ、すぐに助けてやるから!!」
……義兄妹仲のよいことで何よりにございます。
鱗の色合いは姉と同じく鮮やかな群青色をしており、魔物に捕らえられ動きを封じられてもなお光を失わない力強い眼差しは、姉とは違って勝気な印象を受ける。
そして、やはり土地柄だろうか、姉とお揃いの白いチュニックから覗く手足の肌はハリとツヤのある見事なもち肌だ……ルフトによく似て。
くっそ……。
「萎えるわぁ……」
などとは、真剣な表情を浮かべるルフトの側でとても吐けるはずもなく、とりあえず俺は異空間バッグに手を突っ込む。
「おい、どうするルフト?」
「ヤツから無理に剥がせばミリエラちゃんの玉の肌にキズがつくぞ!」
「わかってる! 何とか本体を仕留めないとミリエラちゃんが……」
お前ら頼む! これ以上俺を萎えさせないでくれ!!
目の細かい麻袋に温水を汲んだ俺は、取り出した二十センチほどの壺の中身をその中に入れて手でかき混ぜる。
中身が充分に混ざって水に溶け込んだ事を確認した俺は、ルフト達に声を掛けた。
「投げナイフか投擲の得意な人は?」
「全員得意だ!!」
おう、流石は迷宮踏破パーティ、頼りになるな。だがルフト、その魔槍を担ぐのは止めろ、今の手前が投げたらどこまで飛んでいくか判ったもんじゃねえのに使い捨てようとするんじゃねえよ!
「だったらルフトさんはコレをアイツの頭上、触手が届かないところまで放り投げて、他の皆さんはコレが頭上に差し掛かるタイミングを見計らって袋に穴を開けてください」
「シン、毒の類では無いだろうな? もし──」
「大丈夫、毒じゃありませんから妹さんにかかっても問題はありません」
「わかった──ミリエラ、今助けるぞ!!」
ブォン──!!
ルフトの投げた麻袋は高く々々舞い上がり、サウザントソーンが持つ二本の長い触腕すら届かない位置に投げられる。そこへ──
ヒュン────ドスドスドスッ!!
残りの三人が投擲したナイフは麻袋の底に次々と刺さり、袋はそのまま中身の温水をこぼしながら触手の群れの中心、ギザギザのキバの並んだ口の中へと狙い通り落下した。
その瞬間、
「──────────!!」
発声器官の無いイソギンチャクは無言のまま、本体がポンプのように縦に伸びたり横に潰れたりと、苦しみのたうつ様に激しく蠢く。
そして、そのせいでミリエラを捕まえていた触手がほどけ、ポォンと放り出された。
「ルフトさん、今です!!」
「おお! よくも可愛い妹を──槍技、渦旋撃!!」
可愛い……うん、きっとそうなんだろう、ルフトにとっては。しかしルフトさんよ、たかだかFランクモンスター相手に、グラトニーを仕留めた槍術スキルを使うのはどうなんだろうな? おかげでイソギンチャクさんの胴体が見る影も無く細切れになってるんだが……。
などとくだらない感想を持っている俺の視界に、湿原に放り出された妹さんの姿が入る。そういえば麻痺してるんだったな、あのままじゃマズイか。
そう思って近付いた俺の目の前には、放り出された反動で、チュニックがはだけて胸元があらわになり、そしてエロ触手にやられたのか、ホットパンツが下着ごとずらされて尻尾とお尻のつけ根が丸見えの「蜥蜴人(ここ重要)」の姿が。
……だからなんの罰ゲームなんだよ、コレ!?
欠片も萌えないその肢体に向かって溜め息をついた俺は、親切にもチュニックを戻し、その巨体を仰向けにすると、解毒薬をその口に注ぎ込んでやり、状態を回復させてあげた。
だというのに、
プルプルプル……。
震えてる……ああなるほど、こんなリザードマンの巨体だけど中身は女の子、やはり魔物に襲われて怖かったんだろう、ルフトも慌てていたしな。そう考えるとこの娘も可愛く見え──
「こんの……どスケベ野郎──!!」
バチン──!!
頬をしばかれた俺は、これまたキレイな放物線を描いてルフト達が立っている足元に頭から突っ込む。何故に!?
そして、身体が半分水に沈んでいる俺に向かって、次々に非難の言葉が浴びせられる。
「シン、流石にありゃあ無いぜ」
何がよ、オルバ?
「ミリエラちゃんも年頃なんだからよぉ」
だからガリュウ、何が!? 胸か、オッパイなのか? 一応女の子らしく膨らみも先端部分はあったけどさあ、不可抗力じゃん!? それにトカゲの滑らかな外皮ですよ?
「シン、どうも知らない様だから教えてやるが、獣人が尻尾の付け根を見せるのは、家族か伴侶になる者だけなのだ」
……それこそ知らんわ!! リーヴァルも、文句はそこの肉塊になったブヨブヨに言ってくれ!!
「シン……俺はお前を一族に迎える覚悟は出来ているぞ?」
お前は一番黙れ!!
「義兄さん──!!」
「グエッ!!」
衣服の乱れを直したミリエラが、わざわざ俺を踏みつけながらルフトに抱きつき、助かった事と、再会の喜びを伝えている。あいにく頭部が水中に没しているので内容は聞こえないが……。
ルフト、頼むからこれ以上、義妹さんに変な事を吹き込むんじゃねえぞ?
………………………………………………
………………………………………………
──「因果応報」という言葉がある。
良い行いには良い報いを、悪い行いには悪い報いを、原因と結果は常にセットで存在するという教訓だ。
──「風が吹けば桶屋が儲かる」という諺がある。
一見無関係に思える事柄も、巡りめぐって世界のどこかで繋がっているという意味だ。
「さあみなさん、遠慮なく食べてくださいね」
耳に心地よいミリルさんの声が食卓に響く。
あの後、怒れるミリエラをなんとか全員でなだめて(納得いかん!)ルフトの家に戻った俺達は、ミリルさんに何度も感謝され、豪華な夕食を馳走になっている。
テーブルの真ん中にでんと置かれた大皿に乗る、大きなモースの塩焼きにモースの煮付け、モースのアラ汁に付け合せのサラダが食卓を彩る。
米が無いのが悲しいが、どれも美味そうで文句は無い……ただ一つを除いて。
それは、各人の目の前に置かれた木製のボウルの中、その中身。
──これは報いなのか?
──運命の悪戯だとでも言うのか?
遠き地にて、俺は自分の過去の行いに思いを馳せる。
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活きのいい「ハチの子」達がボウルの中でピチピチ、いやビチビチと動く。
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