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4章 港湾都市アイラ編
175話 提案
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「タレイア……どうして?」
「まったく、お前さんの企みを全部聞かせて差し上げようと、こうやって御招待してやったのに、まさかの愛の告白と懺悔で俺も予定外だよ」
若干呆れ顔のシンはタレイアが拘束されている椅子に近付き、手にした薬瓶の中身をその口に注ぎ込む。
「──────ゴホッ、ゴホッ!! ……クレイス……」
解毒剤で身体の自由を取り戻したタレイアは、まだ身体の動きが戻らないのか、それともその気力が無いのか、椅子に括りつけられたまま身じろぎもせず、ただ悲しそうな瞳でクレイスを見つめる。
「くっ…………」
涙と鼻水に塗れたクレイスはその視線に耐え切れず顔を背ける、口をきつく結び葉を食いしばり、愛する者の口から出る罵倒の言葉を待つ。
が、
「クレイス、私を愛していると言ってくれたのは嘘だったのか? 心の奥では憎んでいたのか?」
「!! ──そんな事あるものか! 俺はタレイア、君を愛している!!」
「しかし……私の父はクレイスの仇──」
「それは違う! ──いや、違わない……だが、それとタレイア、君を愛する気持ちとは関係が無いんだ、信じてくれ!!」
「……あ~、お取り込み中のところすまない、この際ハッキリさせておくが、領主が親の仇というのはコイツの逆恨みだからな」
2人だけの世界に入り込もうとするお花畑を制するように、果てしなくやる気の無さそうな声でシンは会話に割り込む。
クレイスの父である前領主が何を思いそれを行ったのかは知るよしも無いが、少なくとも彼の行為は他の5都市群への背任であり、シーラッド都市連合の有り様を否定する事である。つまるところ反逆と言って良い。
そのままでは第4都市群対、5都市群と連合防衛隊の内乱に発展しかねない事態をそうなる前にくい止めた現領主を仇と怨む、家族の情としては理解できても一般的には受け入れられない。
第3者の目から見れば彼は、私情に流される事無く内乱を未然に食い止めた、まさに統治者に相応しい行いをしたのだから。
「……シン、君は父の統治が正しく、私達が目指した社会が間違っていると言うのか?」
「俺は神様でも使徒様でもないんでね、そんな事分からんよ。俺から言える事といえば、あんた等が目指した社会は間違っちゃいないんだろう。ただ、シーラッドにはそぐわない、それだけだ」
単に需要と供給の問題である。
都市連合の団結を促すための政策ではあるがその一方、富の分配と言う観点からすれば、第1次産業にたずさわる者に金が流れる事は正しいとも言える。特に彼等は自然を相手にしているため、不作・不漁など、いざと言う時の蓄えが無ければ直ぐに生活が干上がる、行政が生活の保障をしない限り他所へ移る可能性もあるのだ。
前領主の目指した物は、生活必需6品目をどこでも作り、安価で流通できるような社会体制なのだろうが、それは言わば「他でも代替が可能」な街づくりであり、いざとなれば切り捨てることが出来るシステムでもある。
正しい、正しく無いの話ではなく、外敵に対して一致団結を謳う都市連合にそのシステムがそぐわなかったのが原因だった。
「いいか、別にあんた等の掲げる理想は間違っちゃいない、ただ、間違っていないと正しい、この2つは必ずしも一致しないってだけだ」
「シーラッドでは受け入れられない、そう言いたいのか?」
「10数年前と今回、2回も同じ結果が出てるだろうが、現実を直視しろや!」
「う…………」
うなだれる2人に対して疲れたような目を向けるシン、それこそ彼も、間違ってはいないが決して正しいと言えない事を彼らに対して言わなければいけないのだ。
自分を変な騒動に巻き込んだ人間の末路を見届ける、字面だけ見ればいつもやっている事なので問題は無いが、今回はなぜか当事者が当事者だけに、まるで自分が愛する2人の仲を引き裂く諸悪の根源みたいで納得がいかない、そんな顔をしている。
「さて、ここからが本題だ。お前ら、どうしたい?」
「? どういう意味だ?」
「処刑台に上がるのを誰にするかって意味だよ。クレイス、お前がここで自殺するなり姿を消すなりすれば今回の首謀者はタレイアに決まる。そして領主の娘が騒動の首謀者となれば父親も処分を免れん、少なくとも領主の座から引き摺り下ろすことは出来るぜ?」
「!! シン、キサマ! 復讐の為にタレイアを巻き込めというのか!?」
「え、今さらそれ言うの? お前が?」
激昂するクレイスに、心の底から不思議そうにシンは首を傾げる。
巻き込むも何も、すでにタレイアは当事者の一人でもある、その認識が無いのかとシンは呆れる。
「じゃあお前が処刑台に上がるか? その場合は執政官は薬で操られていたとか既に死んでいたとか、まあそんな感じで部下は口裏を合わせることになるだろう。領主は痛くも痒くも無いな」
タレイアは今後、屋敷に幽閉されるか偽りの身分を与えられて国外追放になるか、表舞台から消える事にはなるだろうが死ぬ事は無いかもしれない、その辺は父親の胸先三寸、シンは2人にそう告げる。
どちらにせよ2人がこの先一緒に人生を歩む事は無いだろう、その上でシンは聞いている、愛する人を犠牲にしてでも復讐を果たすか、と。
「……シン、お前はどうしてそんな事を話す? アイツの協力者ではないのか?」
「そんな事を言った覚えは無いけどな。正直、どちらでも俺は構わん」
今回の事、止めようと思えばフラッドはいつでも出来たはずだ。クレイスの正体を知り、女頭目の存在を知り、アイラの街で2人がどんな政策を行っていたかを知るあの男は、こうなるまで止めなかったのだ。
彼の胸中や考えなど分からない、ハッキリしている事はかなりの犠牲が出たと言う事だけだ。
勿論計算外の事もあっただろう、特に海竜の件については完全に想定外、シンを巻き込まなければこうはならなかったかも知れない。
しかし、責任者はたらればの話で責任を回避する事はできない、フラッドが領主の座を追われるとしても決して理不尽な事ではない。
だからシンは聞いている。復讐を果たす、それともタレイアを守る為にフラッドの罪も一緒に背負う、どっちを選ぶのかと。
「明日の朝、アリオス率いる連合防衛隊がこの屋敷に来る、その時までに結論は出しておくんだな。それじゃな」
部屋から出て行こうとするシンに向かってタレイアが口を開く。
「シン、キミはこれからどうするのだ?」
「あのオッサンと、知り合いに挨拶回りしてからシーラッドを出るんだよ」
「最後まで……見届けたりはしないのか?」
「そんな義理は無いんでな。被害を被ったのはアイラの街と周辺の住民だ、それよりクレイス、覚悟はしておけよ?」
「?」
「わからねえか? 全ての罪を背負って処刑台に上がる場合、お前はタレイアの助命嘆願をあの男に頼まなきゃいけないんだからな」
愛する女性の命を守る為、親の仇に頭を下げ、親の仇の罪を背負い、全ての憎しみを受け止めながら処刑される。タレイアの安全の為、処刑されるその時まで黙して一切の弁明もせず、極悪非道の大罪人として振舞わねばならない。フラッドが統治する第4都市群の為に。
復讐を願った者の末路として、どれほどに屈辱的であろうか。
「~~~~~~~~~~~~!!」
ギリッ──!!
その光景を思い浮かべ、クレイスは歯を食いしばる。
「それに耐えられないならこの場で死にな、それだけで復讐は果たされる」
シンは懐から小瓶を2つ取り出しテーブルに置くと、
「毒薬だ、手前の最後くらいは選ばせてやるから好きにしな」
シンはそう告げるとその場を後にする。
…………………………。
…………………………。
「……我、世界に呼びかける、彼方と此方を結ぶ道、繋ぎし門をわが前に、”門”」
転移魔法を使ったシンは一瞬で第4政都まで飛び、廊下に敷かれた豪華な絨毯に静かに着地する。
コツ、コツ、コツ────ギィ
薄暗い廊下を歩き、突き当りの扉を開ける。そこには──
「────やあ、シン君。君も一杯やるかい?」
「酒は楽しく飲む派でね、泣いてるヤツと酌み交わす趣味は持ち合わせちゃいねえよ」
燭台の薄明かりの中、涙をこぼしながらグラスに注がれた酒をチビチビとなめるフラッドの姿があった──
「まったく、お前さんの企みを全部聞かせて差し上げようと、こうやって御招待してやったのに、まさかの愛の告白と懺悔で俺も予定外だよ」
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「──────ゴホッ、ゴホッ!! ……クレイス……」
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「!! ──そんな事あるものか! 俺はタレイア、君を愛している!!」
「しかし……私の父はクレイスの仇──」
「それは違う! ──いや、違わない……だが、それとタレイア、君を愛する気持ちとは関係が無いんだ、信じてくれ!!」
「……あ~、お取り込み中のところすまない、この際ハッキリさせておくが、領主が親の仇というのはコイツの逆恨みだからな」
2人だけの世界に入り込もうとするお花畑を制するように、果てしなくやる気の無さそうな声でシンは会話に割り込む。
クレイスの父である前領主が何を思いそれを行ったのかは知るよしも無いが、少なくとも彼の行為は他の5都市群への背任であり、シーラッド都市連合の有り様を否定する事である。つまるところ反逆と言って良い。
そのままでは第4都市群対、5都市群と連合防衛隊の内乱に発展しかねない事態をそうなる前にくい止めた現領主を仇と怨む、家族の情としては理解できても一般的には受け入れられない。
第3者の目から見れば彼は、私情に流される事無く内乱を未然に食い止めた、まさに統治者に相応しい行いをしたのだから。
「……シン、君は父の統治が正しく、私達が目指した社会が間違っていると言うのか?」
「俺は神様でも使徒様でもないんでね、そんな事分からんよ。俺から言える事といえば、あんた等が目指した社会は間違っちゃいないんだろう。ただ、シーラッドにはそぐわない、それだけだ」
単に需要と供給の問題である。
都市連合の団結を促すための政策ではあるがその一方、富の分配と言う観点からすれば、第1次産業にたずさわる者に金が流れる事は正しいとも言える。特に彼等は自然を相手にしているため、不作・不漁など、いざと言う時の蓄えが無ければ直ぐに生活が干上がる、行政が生活の保障をしない限り他所へ移る可能性もあるのだ。
前領主の目指した物は、生活必需6品目をどこでも作り、安価で流通できるような社会体制なのだろうが、それは言わば「他でも代替が可能」な街づくりであり、いざとなれば切り捨てることが出来るシステムでもある。
正しい、正しく無いの話ではなく、外敵に対して一致団結を謳う都市連合にそのシステムがそぐわなかったのが原因だった。
「いいか、別にあんた等の掲げる理想は間違っちゃいない、ただ、間違っていないと正しい、この2つは必ずしも一致しないってだけだ」
「シーラッドでは受け入れられない、そう言いたいのか?」
「10数年前と今回、2回も同じ結果が出てるだろうが、現実を直視しろや!」
「う…………」
うなだれる2人に対して疲れたような目を向けるシン、それこそ彼も、間違ってはいないが決して正しいと言えない事を彼らに対して言わなければいけないのだ。
自分を変な騒動に巻き込んだ人間の末路を見届ける、字面だけ見ればいつもやっている事なので問題は無いが、今回はなぜか当事者が当事者だけに、まるで自分が愛する2人の仲を引き裂く諸悪の根源みたいで納得がいかない、そんな顔をしている。
「さて、ここからが本題だ。お前ら、どうしたい?」
「? どういう意味だ?」
「処刑台に上がるのを誰にするかって意味だよ。クレイス、お前がここで自殺するなり姿を消すなりすれば今回の首謀者はタレイアに決まる。そして領主の娘が騒動の首謀者となれば父親も処分を免れん、少なくとも領主の座から引き摺り下ろすことは出来るぜ?」
「!! シン、キサマ! 復讐の為にタレイアを巻き込めというのか!?」
「え、今さらそれ言うの? お前が?」
激昂するクレイスに、心の底から不思議そうにシンは首を傾げる。
巻き込むも何も、すでにタレイアは当事者の一人でもある、その認識が無いのかとシンは呆れる。
「じゃあお前が処刑台に上がるか? その場合は執政官は薬で操られていたとか既に死んでいたとか、まあそんな感じで部下は口裏を合わせることになるだろう。領主は痛くも痒くも無いな」
タレイアは今後、屋敷に幽閉されるか偽りの身分を与えられて国外追放になるか、表舞台から消える事にはなるだろうが死ぬ事は無いかもしれない、その辺は父親の胸先三寸、シンは2人にそう告げる。
どちらにせよ2人がこの先一緒に人生を歩む事は無いだろう、その上でシンは聞いている、愛する人を犠牲にしてでも復讐を果たすか、と。
「……シン、お前はどうしてそんな事を話す? アイツの協力者ではないのか?」
「そんな事を言った覚えは無いけどな。正直、どちらでも俺は構わん」
今回の事、止めようと思えばフラッドはいつでも出来たはずだ。クレイスの正体を知り、女頭目の存在を知り、アイラの街で2人がどんな政策を行っていたかを知るあの男は、こうなるまで止めなかったのだ。
彼の胸中や考えなど分からない、ハッキリしている事はかなりの犠牲が出たと言う事だけだ。
勿論計算外の事もあっただろう、特に海竜の件については完全に想定外、シンを巻き込まなければこうはならなかったかも知れない。
しかし、責任者はたらればの話で責任を回避する事はできない、フラッドが領主の座を追われるとしても決して理不尽な事ではない。
だからシンは聞いている。復讐を果たす、それともタレイアを守る為にフラッドの罪も一緒に背負う、どっちを選ぶのかと。
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「?」
「わからねえか? 全ての罪を背負って処刑台に上がる場合、お前はタレイアの助命嘆願をあの男に頼まなきゃいけないんだからな」
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復讐を願った者の末路として、どれほどに屈辱的であろうか。
「~~~~~~~~~~~~!!」
ギリッ──!!
その光景を思い浮かべ、クレイスは歯を食いしばる。
「それに耐えられないならこの場で死にな、それだけで復讐は果たされる」
シンは懐から小瓶を2つ取り出しテーブルに置くと、
「毒薬だ、手前の最後くらいは選ばせてやるから好きにしな」
シンはそう告げるとその場を後にする。
…………………………。
…………………………。
「……我、世界に呼びかける、彼方と此方を結ぶ道、繋ぎし門をわが前に、”門”」
転移魔法を使ったシンは一瞬で第4政都まで飛び、廊下に敷かれた豪華な絨毯に静かに着地する。
コツ、コツ、コツ────ギィ
薄暗い廊下を歩き、突き当りの扉を開ける。そこには──
「────やあ、シン君。君も一杯やるかい?」
「酒は楽しく飲む派でね、泣いてるヤツと酌み交わす趣味は持ち合わせちゃいねえよ」
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