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第40話 女騎士とイチャイチャするため(2)
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英成の言っていることは全てメチャクチャなのだが、ただ、アクメルが分かったのは「誇り高き騎士かと思ったけど、ガッカリ」と思われているということだ。
さらには、英成はピンポイントにアクメルが思われたくないところを突いた。
自分は誇り高き騎士。だからこそ、か弱い女扱いをされることを最も嫌う。
しかし、英成はメチャクチャな言葉をこねくり回して、アクメルを「ただのか弱い女」とレッテルを張って、さらには「さっさと帰れ」と失望されて、そのまま何もせずに帰そうというのだ。
これは、アクメルにとっては無理やり強姦や凌辱されるよりもキツイものであった。
なぜなら無理やり来られたら、何も考えずに抵抗することができた。
しかし、何もしない。ただガッカリされる。ただの女扱いされて帰らされる。プライドが傷つくのであった。
「ほら、早く帰れよ。それとも、今は俺一人しかいないし、力づくの不意打ちで俺を叩きのめして仕返しでもするか?」
「っ、うっ、ぐっ……」
そして、英成は「誇り高き騎士ならばやらないこと」を突いてきた。
(誇り高き騎士であれば、そんな卑怯なことはしない……と、こいつもそれが分かっていたからこそ一人で私を見ていて、しかも寝ている最中に襲わなかったのに……しかし、こいつにとって私は見込み違いであり「そういう卑怯なこと」もする女だと思われ……)
アクメルはこのとき英成に言われて、そう思ってしまった。
「っ、そ、そのような……卑怯なことは……しない」
唇を噛みしめ、拳を強く握りしめながらもアクメルはそう答える。が、英成の目は相変わらずアクメルへの興味を失ったかのように「無」であった。
それがアクメルの心を何よりも抉った。
「わ、我は負けた……素直に認めよう。よって、我もこれ以上は何もしない……大人しく引き下がるとしよう」
負けを認めて、捕えるとかそういう事もしない……というのは、やはり情けない。もっと何かないかとアクメルは考えながら……
「ま、貴様に抱かれる云々の前に、その……こ、これは我が身可愛さなどということではなく……単純に、わ、我なんぞ抱かない方が良い……」
「……………………」
「その……我は幼少期より剣ばかり振って体も硬く……街に居る若い同世代の女たちと比べても……その、女としての魅力が無いし……き、貴様が満足するような体ではないからな。抱く価値もない」
そう言うことで、アクメルは「我が身可愛さではない」という言い訳をしようとしていたし、正直アクメル自身が男はどういう女を好みなのか、色恋の経験もない処女であるゆえに分からなかった。
自分が男の目から見て極上の美貌と魅惑の身体をしているということを分かっていなかった。
(こいつ……自分がどんだけエロい身体してるか分かってないタイプ……となると、こういう場合は……)
そこで英成は目がキラリと光……
「見た目だと? 俺を見くびるんじゃねえ。あんたを見た目だけで抱きたいと思ってんだったら、寝てるときに犯してる。そうじゃない……誇り高いあんたという存在に一瞬でも憧れ、だからこそ正面から……いや、もういい。どうでもいいことだ」
「ッ!?」
「ほら、早く帰りなお嬢さん。好みでもなければハンサムでもない暴力だけのブ男に穢されなくて良かったな」
それは、アクメルにとってはあまりにも衝撃的な言葉だった。
英成の言う通り、単純に体だけが目的だったならば気絶している間に犯せばいいだけの話だ。
しかし、英成は犯さなかった。
(こ、この男……ただの最低な男で、女を性欲の対象としか見ていないと思っていた……しかし……ち、違うのか? ひょっとして、我は……この男に対して、よく分からぬまま誤解をしていたのではないのか?)
それゆえ、アクメルは「騙され」ていることに気づかぬまま、英成に対する認識を改め始めてしまった。
(この男はひょっとして本当に……わ、我に……騎士としての我に好意を持ってくれて……それなのに我はそんな男を失望させ、今だって……嗚呼……戦闘中はアレほど荒々しく猛っていた男が……こんな目を……嗚呼、やめろ……貴様のような男がそんな目をするな……我は……我は……)
この瞬間、アクメルは宿屋のレミとファソラ、そして刹華との関係なども頭から抜けていた。
「ま……待て……そ、そこまで……言わずとも……」
「……なんだよ。失恋した男にこれ以上恥をかかせるなよ」
「し……失恋!? あ、いや……そう……なるのか……」
そして、アクメルは英成に対して罪悪感を覚えてしまった。
よくよく考えれば自分は何をしたのかと?
(我は宿屋にいきなり現れて……気に食わないということと、たまたまそこに居た民との会話の流れと、この男に挑発されて戦いになり……いや、そもそも先にこの男をよく知りもしないで見下したような態度で……良く事情も聞かずに……それでいて負けて、そして敗者の我相手に強引に体を凌辱するのではなく、こうして正面から誠意をもって……それなのに我は……この男の誠意を……し、しかし……だからといって……この男の女にいきなりというのは……っ……だ、だが、それならせめて……)
考えれば考えるほど罪悪感だけでなく、自分はどうすればいいのかということを考え、迷い、そして……
「す、すまぬ!」
「……あん?」
「わ、我は負けて、囚われ、本来なら自由などない身だというのに、それなのに……すまぬ。我は王国に身も心も剣も捧げた……だ、だから……き、貴様一人のためだけの女になることは……できん……すまん」
たとえ英成に失望されても、やはり自分は騎士であるため、女として英成の傍にいることはできないと、アクメルは初めて英成と向かい合ってその想いを口にした。
だが、その上で……
「だ、だが、貴様に、い、一度……だけ……抱かれさえすれば……貴様の誠意に……ほんのわずかでも報いることが……で、できるだろうか?」
「……ッ!?」
英成、心の中で悪魔の微笑みと超ガッツポーズ。
しかし、態度には出さず……
「やめときな。言っただろ? 俺は本気であんたを抱きたいんだ。か弱いお嬢さんには耐えきれねえよ」
「ッ、わ、我を甘く見るな! た、たかが、たかが性行為の一つや二つぐらいで、屈するわけがない! 我は……我は受けて立つ! だ、だから、構わぬ! だ、抱かせてやる! 貴様の恋人にはなれぬが、貴様に抱かれよう!」
「あんた……」
「だから……それで許して欲しい。それと……貴様は自分で言うほどブ男ではないので、自信を持て」
言質は取った。
「いいのか? ……俺……そんなことをあんたみたいな人に言われたら我慢できなくなる」
「……す……好きにし……あ……」
「ん」
「ッ!!??」
もう、撤回はさせないと、英成はアクメルにキスをする。
唇を重ねるだけの軽めのキス。
アクメルは全身をプルプル震えさせ、唇が強張っているが、逃げずに堪える。
英成は拳を握りしめる。
あとは、持てるすべての性技を総動員し、アクメルに性の快楽を覚えさせて、身も心も完全に堕とすと誓う。
まずは、その手を胸に、マンコに伸ばし、指から始まるスキルで―――
さらには、英成はピンポイントにアクメルが思われたくないところを突いた。
自分は誇り高き騎士。だからこそ、か弱い女扱いをされることを最も嫌う。
しかし、英成はメチャクチャな言葉をこねくり回して、アクメルを「ただのか弱い女」とレッテルを張って、さらには「さっさと帰れ」と失望されて、そのまま何もせずに帰そうというのだ。
これは、アクメルにとっては無理やり強姦や凌辱されるよりもキツイものであった。
なぜなら無理やり来られたら、何も考えずに抵抗することができた。
しかし、何もしない。ただガッカリされる。ただの女扱いされて帰らされる。プライドが傷つくのであった。
「ほら、早く帰れよ。それとも、今は俺一人しかいないし、力づくの不意打ちで俺を叩きのめして仕返しでもするか?」
「っ、うっ、ぐっ……」
そして、英成は「誇り高き騎士ならばやらないこと」を突いてきた。
(誇り高き騎士であれば、そんな卑怯なことはしない……と、こいつもそれが分かっていたからこそ一人で私を見ていて、しかも寝ている最中に襲わなかったのに……しかし、こいつにとって私は見込み違いであり「そういう卑怯なこと」もする女だと思われ……)
アクメルはこのとき英成に言われて、そう思ってしまった。
「っ、そ、そのような……卑怯なことは……しない」
唇を噛みしめ、拳を強く握りしめながらもアクメルはそう答える。が、英成の目は相変わらずアクメルへの興味を失ったかのように「無」であった。
それがアクメルの心を何よりも抉った。
「わ、我は負けた……素直に認めよう。よって、我もこれ以上は何もしない……大人しく引き下がるとしよう」
負けを認めて、捕えるとかそういう事もしない……というのは、やはり情けない。もっと何かないかとアクメルは考えながら……
「ま、貴様に抱かれる云々の前に、その……こ、これは我が身可愛さなどということではなく……単純に、わ、我なんぞ抱かない方が良い……」
「……………………」
「その……我は幼少期より剣ばかり振って体も硬く……街に居る若い同世代の女たちと比べても……その、女としての魅力が無いし……き、貴様が満足するような体ではないからな。抱く価値もない」
そう言うことで、アクメルは「我が身可愛さではない」という言い訳をしようとしていたし、正直アクメル自身が男はどういう女を好みなのか、色恋の経験もない処女であるゆえに分からなかった。
自分が男の目から見て極上の美貌と魅惑の身体をしているということを分かっていなかった。
(こいつ……自分がどんだけエロい身体してるか分かってないタイプ……となると、こういう場合は……)
そこで英成は目がキラリと光……
「見た目だと? 俺を見くびるんじゃねえ。あんたを見た目だけで抱きたいと思ってんだったら、寝てるときに犯してる。そうじゃない……誇り高いあんたという存在に一瞬でも憧れ、だからこそ正面から……いや、もういい。どうでもいいことだ」
「ッ!?」
「ほら、早く帰りなお嬢さん。好みでもなければハンサムでもない暴力だけのブ男に穢されなくて良かったな」
それは、アクメルにとってはあまりにも衝撃的な言葉だった。
英成の言う通り、単純に体だけが目的だったならば気絶している間に犯せばいいだけの話だ。
しかし、英成は犯さなかった。
(こ、この男……ただの最低な男で、女を性欲の対象としか見ていないと思っていた……しかし……ち、違うのか? ひょっとして、我は……この男に対して、よく分からぬまま誤解をしていたのではないのか?)
それゆえ、アクメルは「騙され」ていることに気づかぬまま、英成に対する認識を改め始めてしまった。
(この男はひょっとして本当に……わ、我に……騎士としての我に好意を持ってくれて……それなのに我はそんな男を失望させ、今だって……嗚呼……戦闘中はアレほど荒々しく猛っていた男が……こんな目を……嗚呼、やめろ……貴様のような男がそんな目をするな……我は……我は……)
この瞬間、アクメルは宿屋のレミとファソラ、そして刹華との関係なども頭から抜けていた。
「ま……待て……そ、そこまで……言わずとも……」
「……なんだよ。失恋した男にこれ以上恥をかかせるなよ」
「し……失恋!? あ、いや……そう……なるのか……」
そして、アクメルは英成に対して罪悪感を覚えてしまった。
よくよく考えれば自分は何をしたのかと?
(我は宿屋にいきなり現れて……気に食わないということと、たまたまそこに居た民との会話の流れと、この男に挑発されて戦いになり……いや、そもそも先にこの男をよく知りもしないで見下したような態度で……良く事情も聞かずに……それでいて負けて、そして敗者の我相手に強引に体を凌辱するのではなく、こうして正面から誠意をもって……それなのに我は……この男の誠意を……し、しかし……だからといって……この男の女にいきなりというのは……っ……だ、だが、それならせめて……)
考えれば考えるほど罪悪感だけでなく、自分はどうすればいいのかということを考え、迷い、そして……
「す、すまぬ!」
「……あん?」
「わ、我は負けて、囚われ、本来なら自由などない身だというのに、それなのに……すまぬ。我は王国に身も心も剣も捧げた……だ、だから……き、貴様一人のためだけの女になることは……できん……すまん」
たとえ英成に失望されても、やはり自分は騎士であるため、女として英成の傍にいることはできないと、アクメルは初めて英成と向かい合ってその想いを口にした。
だが、その上で……
「だ、だが、貴様に、い、一度……だけ……抱かれさえすれば……貴様の誠意に……ほんのわずかでも報いることが……で、できるだろうか?」
「……ッ!?」
英成、心の中で悪魔の微笑みと超ガッツポーズ。
しかし、態度には出さず……
「やめときな。言っただろ? 俺は本気であんたを抱きたいんだ。か弱いお嬢さんには耐えきれねえよ」
「ッ、わ、我を甘く見るな! た、たかが、たかが性行為の一つや二つぐらいで、屈するわけがない! 我は……我は受けて立つ! だ、だから、構わぬ! だ、抱かせてやる! 貴様の恋人にはなれぬが、貴様に抱かれよう!」
「あんた……」
「だから……それで許して欲しい。それと……貴様は自分で言うほどブ男ではないので、自信を持て」
言質は取った。
「いいのか? ……俺……そんなことをあんたみたいな人に言われたら我慢できなくなる」
「……す……好きにし……あ……」
「ん」
「ッ!!??」
もう、撤回はさせないと、英成はアクメルにキスをする。
唇を重ねるだけの軽めのキス。
アクメルは全身をプルプル震えさせ、唇が強張っているが、逃げずに堪える。
英成は拳を握りしめる。
あとは、持てるすべての性技を総動員し、アクメルに性の快楽を覚えさせて、身も心も完全に堕とすと誓う。
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