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「初めはどうなるかと思ったけど、アレンがおじいちゃんと仲良くなってよかったよ」
「トラキチはただの頑固者じゃないよ。ちゃんとそこには理由もあるんだ」
「へぇ、どんな事話したの?」
「それは秘密だよ」
そう言ってはぐらかされたがアレンはどこかスッキリした感じだったので、陽菜もあまり追求はしまいとした。
「とりあえず結婚式は最低三回は確定だろうね」
「まだ言ってるの?」
「そりゃそうだよ。まずヒナの町の人達にも見てもらわないといけないし、東京のチャペルで関係者に。イギリスでは僕の親族の前でね」
本当に実行しそうで怖い。と言うよりもするのだろう。陽菜やアレンに関係する人達の生活圏がそれぞれ違うのだから仕方ないが、普通に人ではまず有り得ない贅沢だ。
「けどとりあえずうちの実家はクリアしたとして、後はイギリスかぁ……」
「ここに関しては……まぁ頑張ってとしか言いようがないね」
「ちょっと何それ?すごく投げやり!めちゃくちゃ怖いんですけど!」
「大丈夫大丈夫。死にはしないから。まぁ、虎に噛まれるくらいの痛みとは思うけど……」
それはかなりの痛みを有するのでは?と思ったが、アレンにここまで言わせると言うことは、ラスボス一家はかなりの強敵というわけだ。
「手土産何持って行っても喜ばないやつじゃん!」
「そもそも手土産習慣は日本人独特だから気にしなくてもいいのでは?」
「そ、そっか……」
さて、今度はイギリスへ行くわけだが、そのXデーもそう遠くないだろうと思うと、どんどんと日にちが近づいているのが見にしみた。
三日空けていただけだが、長期で開けていたかのようにも思えた実家訪問だった。
「はぁ、やっと帰って来たってこの事なのね」
「でも僕はとても楽しかったよ」
そういうとアレンは荷物を置き終えた陽菜を後ろから抱きしめた。
「待ってアレン。私達帰ってきたばっかりなんだけど……」
「でもヒナの家にいた時は何も出来なかったからもう限界なんだけど」
チュッと軽いキスをしたアレン。正直疲れているのだが、陽菜としても全くアレンに触れていなかったので、こうして互いの目を気にしない空間にいると触れたくなる。
「片付けもあるんだから……その、一回だけだよ」
「それはわからないけど……でも膳所はするよ」
アレンは陽菜の手を引き寝室へとなだれ込んだ。
寝室に入ると互いに唇を合わせる。くちゅりと舌が絡まり唾液の交換が行われる。久々の感覚に陽菜はとろんとした顔をすぐに見せた。
「んっ、んん……アレン」
「ヒナもだいぶ積極的になったよね」
「そ、それは……」
「男としてとっても嬉しいよ」
アレンの手は陽菜の服を一枚一枚剥いでいく。すぐに下着姿となった陽菜をベッドに横にすると、あらわになった太ももを撫でる。その行動に陽菜がぴくりと反応を見せた。
「ヒナ……愛してる」
「わ、私も……あっ!」
足を開き間に入り込んだアレンの手は陽菜の乳房を包み、優しく揉みしだく。
「んっ、あっ……」
「声、我慢しないで。もっと聞かせて」
「トラキチはただの頑固者じゃないよ。ちゃんとそこには理由もあるんだ」
「へぇ、どんな事話したの?」
「それは秘密だよ」
そう言ってはぐらかされたがアレンはどこかスッキリした感じだったので、陽菜もあまり追求はしまいとした。
「とりあえず結婚式は最低三回は確定だろうね」
「まだ言ってるの?」
「そりゃそうだよ。まずヒナの町の人達にも見てもらわないといけないし、東京のチャペルで関係者に。イギリスでは僕の親族の前でね」
本当に実行しそうで怖い。と言うよりもするのだろう。陽菜やアレンに関係する人達の生活圏がそれぞれ違うのだから仕方ないが、普通に人ではまず有り得ない贅沢だ。
「けどとりあえずうちの実家はクリアしたとして、後はイギリスかぁ……」
「ここに関しては……まぁ頑張ってとしか言いようがないね」
「ちょっと何それ?すごく投げやり!めちゃくちゃ怖いんですけど!」
「大丈夫大丈夫。死にはしないから。まぁ、虎に噛まれるくらいの痛みとは思うけど……」
それはかなりの痛みを有するのでは?と思ったが、アレンにここまで言わせると言うことは、ラスボス一家はかなりの強敵というわけだ。
「手土産何持って行っても喜ばないやつじゃん!」
「そもそも手土産習慣は日本人独特だから気にしなくてもいいのでは?」
「そ、そっか……」
さて、今度はイギリスへ行くわけだが、そのXデーもそう遠くないだろうと思うと、どんどんと日にちが近づいているのが見にしみた。
三日空けていただけだが、長期で開けていたかのようにも思えた実家訪問だった。
「はぁ、やっと帰って来たってこの事なのね」
「でも僕はとても楽しかったよ」
そういうとアレンは荷物を置き終えた陽菜を後ろから抱きしめた。
「待ってアレン。私達帰ってきたばっかりなんだけど……」
「でもヒナの家にいた時は何も出来なかったからもう限界なんだけど」
チュッと軽いキスをしたアレン。正直疲れているのだが、陽菜としても全くアレンに触れていなかったので、こうして互いの目を気にしない空間にいると触れたくなる。
「片付けもあるんだから……その、一回だけだよ」
「それはわからないけど……でも膳所はするよ」
アレンは陽菜の手を引き寝室へとなだれ込んだ。
寝室に入ると互いに唇を合わせる。くちゅりと舌が絡まり唾液の交換が行われる。久々の感覚に陽菜はとろんとした顔をすぐに見せた。
「んっ、んん……アレン」
「ヒナもだいぶ積極的になったよね」
「そ、それは……」
「男としてとっても嬉しいよ」
アレンの手は陽菜の服を一枚一枚剥いでいく。すぐに下着姿となった陽菜をベッドに横にすると、あらわになった太ももを撫でる。その行動に陽菜がぴくりと反応を見せた。
「ヒナ……愛してる」
「わ、私も……あっ!」
足を開き間に入り込んだアレンの手は陽菜の乳房を包み、優しく揉みしだく。
「んっ、あっ……」
「声、我慢しないで。もっと聞かせて」
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