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「ただいまヒナ!」
午後九時を過ぎた頃に帰宅したアレンは、リビングにいる陽菜を見て目を丸くした。
「あぁ、おかえりなさいアレン」
「何してるの?」
「ん?エクササイズ」
テレビを見ながら四つん這いの状態から片足だけを挙げている陽菜の姿は、どこからどう見ても日本のお母さんと言いたくなるような姿だった。
「どうしたの急に?エクササイズなんて……ヒナはダイエットの必要ないじゃない。いつも運動なら夜に……」
「違うわよ!それにダイエットじゃなくて引き締めてるの。例え痩せていてもたるんでいるより引き締まってる方がいいでしょ?」
「それはそうだけど……ヒナが玄関で出迎えてくれるの、楽しみにしていたのに」
今までそんな事、した事もないのだが、どうやら自分が後に帰宅した場合、そういう新婚さん的なアクションを期待していたらしい。アレンはすっかりめそめそといじけモードだ。
「それはその……ごめんなさい」
「ヒナからキスしてくれたら許してあげる」
やらなくてはずっとこのままだ。仕方なく陽菜はアレンの前に行きチュッと軽いキスをした。
「ほら、これでいいでしょ?おしまい」
「まだ足りない」
「ちょ、ちょっと!」
腰をグイっと引き寄せられた陽菜。今度はアレンからのキスだ。こちらは濃厚なキスで、唇を割って直ぐに舌が入り込んで来た。
「うん……んっ!」
「ヒナ……愛してる」
「私もよ。だから放して頂戴」
「ダメ。もっとくっつきたくなった」
こうして今晩もセックスをする流れとなる事に、陽菜は抗う事など出来なかった。
「それにしてもどうしてエクササイズなんてしようなんて考えたの?」
午後十一時。陽菜はアレンと一緒にお風呂に浸かっていた。二人で入ってもゆったり広いこのお風呂にはジャグジーなんかも完備しているが、正直陽菜には使い方がいまいちわからない。
「別に理由はないわよ。日頃の運動不足を解消しようと思って、ここのジムに行こうかなって計画立ててる」
「そうなんだ。でも運動なら毎日……」
「そうじゃなくて、そっちの運動じゃなくて普通の運動で体を動かす事はストレス解消にもなるし、トレーナーさんの美ボディ見たら私も目指したくなったの」
「たしかに引き締まった体は魅力的だよね」
「そういう事。ジムと言えばアレンは行ってないの?」
着やせするタイプではなく、脱いだらちゃんと筋肉があるアレンは、どう見てもジム通いしていると思う。
「行ってるよ。時間を見つけてね。さすがに財閥でも会社でも代表がたるんだお腹してたら相手に不快感与えるでしょ?」
「それもそうね」
確かにダイエット食品会社社長なのにメタボだと説得力もないし、名だたるCEOやセレブなどはみんなシュッとしている。
「でもそうか。もっと綺麗になったヒナが見れるのか。楽しみだな」
「ちょっと!変にハードル上げないでよ」
「でも無理しちゃダメだよ。後、パーソナルトレーナーは絶対に女の人ね。それとここのジムなら、僕よりかっこいい芸能関係者とか見ても目移りしちゃダメだよ」
「しないよ。私が好きなのはアレンだってわかってるでしょ?」
「そうだね。僕もヒナが大好きだよ」
そう言ってどちらともなくキスをしたが、そのままお風呂で二回戦目が始まった事など言うよしもなかった。
午後九時を過ぎた頃に帰宅したアレンは、リビングにいる陽菜を見て目を丸くした。
「あぁ、おかえりなさいアレン」
「何してるの?」
「ん?エクササイズ」
テレビを見ながら四つん這いの状態から片足だけを挙げている陽菜の姿は、どこからどう見ても日本のお母さんと言いたくなるような姿だった。
「どうしたの急に?エクササイズなんて……ヒナはダイエットの必要ないじゃない。いつも運動なら夜に……」
「違うわよ!それにダイエットじゃなくて引き締めてるの。例え痩せていてもたるんでいるより引き締まってる方がいいでしょ?」
「それはそうだけど……ヒナが玄関で出迎えてくれるの、楽しみにしていたのに」
今までそんな事、した事もないのだが、どうやら自分が後に帰宅した場合、そういう新婚さん的なアクションを期待していたらしい。アレンはすっかりめそめそといじけモードだ。
「それはその……ごめんなさい」
「ヒナからキスしてくれたら許してあげる」
やらなくてはずっとこのままだ。仕方なく陽菜はアレンの前に行きチュッと軽いキスをした。
「ほら、これでいいでしょ?おしまい」
「まだ足りない」
「ちょ、ちょっと!」
腰をグイっと引き寄せられた陽菜。今度はアレンからのキスだ。こちらは濃厚なキスで、唇を割って直ぐに舌が入り込んで来た。
「うん……んっ!」
「ヒナ……愛してる」
「私もよ。だから放して頂戴」
「ダメ。もっとくっつきたくなった」
こうして今晩もセックスをする流れとなる事に、陽菜は抗う事など出来なかった。
「それにしてもどうしてエクササイズなんてしようなんて考えたの?」
午後十一時。陽菜はアレンと一緒にお風呂に浸かっていた。二人で入ってもゆったり広いこのお風呂にはジャグジーなんかも完備しているが、正直陽菜には使い方がいまいちわからない。
「別に理由はないわよ。日頃の運動不足を解消しようと思って、ここのジムに行こうかなって計画立ててる」
「そうなんだ。でも運動なら毎日……」
「そうじゃなくて、そっちの運動じゃなくて普通の運動で体を動かす事はストレス解消にもなるし、トレーナーさんの美ボディ見たら私も目指したくなったの」
「たしかに引き締まった体は魅力的だよね」
「そういう事。ジムと言えばアレンは行ってないの?」
着やせするタイプではなく、脱いだらちゃんと筋肉があるアレンは、どう見てもジム通いしていると思う。
「行ってるよ。時間を見つけてね。さすがに財閥でも会社でも代表がたるんだお腹してたら相手に不快感与えるでしょ?」
「それもそうね」
確かにダイエット食品会社社長なのにメタボだと説得力もないし、名だたるCEOやセレブなどはみんなシュッとしている。
「でもそうか。もっと綺麗になったヒナが見れるのか。楽しみだな」
「ちょっと!変にハードル上げないでよ」
「でも無理しちゃダメだよ。後、パーソナルトレーナーは絶対に女の人ね。それとここのジムなら、僕よりかっこいい芸能関係者とか見ても目移りしちゃダメだよ」
「しないよ。私が好きなのはアレンだってわかってるでしょ?」
「そうだね。僕もヒナが大好きだよ」
そう言ってどちらともなくキスをしたが、そのままお風呂で二回戦目が始まった事など言うよしもなかった。
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