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足りなさその5、 好きだからっ……
しおりを挟むじゅぷんっ、ぱちゅぱちゅぐちゅんっ♡♡♡
「ふっ、ああっ♡♡ あっ、よりとぉ♡♡♡ うあぁっ、は、はぁ頼人ぉ♡♡♡」
「ぁ、ぅ……ん、っ♡♡」
「ぐ、う、うぅっ♡♡♡」
ギシギシギシッ、どちゅっちゅぽじゅぽっ…と、ベッドの軋み音と、先走りがあふれたちんことちんこの擦り合わせにより生まれた卑猥な水音が、俺のアパートの部屋全体に響き渡っていく。
力の抜けた両足を肩に乗せる形に変え、柔らかさのある太ももに指を食い込ませながら、自分のちんこを勢いよく頼人のちんこと玉に擦り付ける。
それでも、頼人が起きる気配はまったくないというんだから、酒の力というのは本当におそろしいものだ。
おそろしいといいつつ、そんな酒の力のおかげで今現在好きな相手に思いっきり性欲をぶつけ快感を得ている俺は……きっと傍から見たら、最低最悪の『強姦魔』以外のなにものでもないんだろうな。
そうは思っても、
「はっ、はぁ♡ 頼人っ…頼人のちんこが擦れてっ、俺のちんこすごく気持ちいいっ、ちんこが、くっあああっ♡♡」
動かす腰は、ちんこはとめられなくて。
どちゅどちゅばちゅんっ、本当に頼人とセックスしてるみたいな錯覚に陥りながらも、俺はカクカクと激しく腰振りし、身体全部を揺らし。
「うっ、ああっ♡♡ も、もうっダメ、ダメだくぁっ♡ あっ、あっイクっ♡♡ ちんこ射精する、からぁっ♡♡♡」
「っ……ぁ、ふ…ん、…あぅ♡♡」
「! 頼人もイきそうっ? イきそうなのかっ♡♡ はぁ、うっ、じゃあ一緒にっ…♡ ふ、俺と一緒にイこうなっ♡♡♡」
「ん、あぁ…♡♡」
イきそうになると同時、目の前で寝ている頼人も今までで一番感じ入ったような声を漏らし甘い息を吐いたため、俺はグッと、二人の限界に近づいてるガチガチの勃起ちんことちんこを一緒に握り。
「くっああっ♡♡ はっ、よりとっ…頼人好きだっ、好きだからっ……だから俺と一緒に、うっ、ああっイクっ♡♡ イクイクイクうぅぅぅぅっあああっ♡♡♡」
「……っ、んぁぁ…♡♡♡」
びゅっびゅびゅぅぅ、どぴゅっぴゅっぴゅうぅっ♡♡♡
本人の意識がある時には絶対に言えない秘めた想いを声高く主張しながら、俺は勢いよく己のパンパンに張り詰めていたちんこから白濁した液を射精させ。
一緒に握っていた頼人のちんこからも、精液をびゅっびゅと吐き出させたのだった。
「…ふ、は…はぁ、はぁ、はぁ……ぁく、はぁ…っ♡♡♡」
ドサリっ…と、射精後の解放感から力が抜けた俺は、自分の身体を前に倒させる。
固いけれど、でも柔らかさもある感触が頬にあたり、俺がぱっと顔をあげると。
するとその先には、こんな大掛かりなコトをしたというのに未だスゥスゥと小さな寝息をたてている頼人のあどけない寝顔があって。
「っ、頼人……」
そのかわいさに、俺が思わず手を伸ばそうとした
――瞬間。
どろり、
「………っうえぁ!!? おおおおおれっ俺はなっなっな何をしてっ…!!??」
伸ばした手にこれでもかとデコレーションされていた白いどろっとしたモノ……自分のと、おそらく頼人のも混じっている大量の精液の存在に俺は目を大きく見開き。
自分が、ほんの数十秒前までにしていた『コト』のヤバさに、
「どどっどどどどうっどうしたらっ……ってうわああっ!!?」
――バターンっ!!!
「……っ…いだぃ……」
ものすごい動揺から足を踏み外し。
身体のそこらかしこに汚れたモノをへばりつかせながら、俺は気づけば頭からベッドの下へと思いっきり飛び込みをかましていたのだった。
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