上 下
5 / 44

足りなさその5、 好きだからっ……

しおりを挟む



じゅぷんっ、ぱちゅぱちゅぐちゅんっ♡♡♡


「ふっ、ああっ♡♡ あっ、よりとぉ♡♡♡ うあぁっ、は、はぁ頼人ぉ♡♡♡」
「ぁ、ぅ……ん、っ♡♡」
「ぐ、う、うぅっ♡♡♡」



ギシギシギシッ、どちゅっちゅぽじゅぽっ…と、ベッドの軋み音と、先走りがあふれたちんことちんこの擦り合わせにより生まれた卑猥な水音が、俺のアパートの部屋全体に響き渡っていく。


力の抜けた両足を肩に乗せる形に変え、柔らかさのある太ももに指を食い込ませながら、自分のちんこを勢いよく頼人のちんこと玉に擦り付ける。
それでも、頼人が起きる気配はまったくないというんだから、酒の力というのは本当におそろしいものだ。

おそろしいといいつつ、そんな酒の力のおかげで今現在好きな相手に思いっきり性欲をぶつけ快感を得ている俺は……きっと傍から見たら、最低最悪の『強姦魔』以外のなにものでもないんだろうな。

そうは思っても、


「はっ、はぁ♡ 頼人っ…頼人のちんこが擦れてっ、俺のちんこすごく気持ちいいっ、ちんこが、くっあああっ♡♡」


動かす腰は、ちんこはとめられなくて。

どちゅどちゅばちゅんっ、本当に頼人とセックスしてるみたいな錯覚に陥りながらも、俺はカクカクと激しく腰振りし、身体全部を揺らし。


「うっ、ああっ♡♡ も、もうっダメ、ダメだくぁっ♡ あっ、あっイクっ♡♡ ちんこ射精する、からぁっ♡♡♡」
「っ……ぁ、ふ…ん、…あぅ♡♡」
「! 頼人もイきそうっ? イきそうなのかっ♡♡ はぁ、うっ、じゃあ一緒にっ…♡ ふ、俺と一緒にイこうなっ♡♡♡」
「ん、あぁ…♡♡」


イきそうになると同時、目の前で寝ている頼人も今までで一番感じ入ったような声を漏らし甘い息を吐いたため、俺はグッと、二人の限界に近づいてるガチガチの勃起ちんことちんこを一緒に握り。



「くっああっ♡♡ はっ、よりとっ…頼人好きだっ、好きだからっ……だから俺と一緒に、うっ、ああっイクっ♡♡ イクイクイクうぅぅぅぅっあああっ♡♡♡」
「……っ、んぁぁ…♡♡♡」


びゅっびゅびゅぅぅ、どぴゅっぴゅっぴゅうぅっ♡♡♡


本人の意識がある時には絶対に言えない秘めた想いを声高く主張しながら、俺は勢いよく己のパンパンに張り詰めていたちんこから白濁した液を射精させ。
一緒に握っていた頼人のちんこからも、精液をびゅっびゅと吐き出させたのだった。


「…ふ、は…はぁ、はぁ、はぁ……ぁく、はぁ…っ♡♡♡」


ドサリっ…と、射精後の解放感から力が抜けた俺は、自分の身体を前に倒させる。
固いけれど、でも柔らかさもある感触が頬にあたり、俺がぱっと顔をあげると。

するとその先には、こんな大掛かりなコトをしたというのに未だスゥスゥと小さな寝息をたてている頼人のあどけない寝顔があって。


「っ、頼人……」


そのかわいさに、俺が思わず手を伸ばそうとした


――瞬間。


どろり、



「………っうえぁ!!? おおおおおれっ俺はなっなっな何をしてっ…!!??」



伸ばした手にこれでもかとデコレーションされていた白いどろっとしたモノ……自分のと、おそらく頼人のも混じっている大量の精液の存在に俺は目を大きく見開き。


自分が、ほんの数十秒前までにしていた『コト』のヤバさに、



「どどっどどどどうっどうしたらっ……ってうわああっ!!?」


――バターンっ!!!


「……っ…いだぃ……」



ものすごい動揺から足を踏み外し。
身体のそこらかしこに汚れたモノをへばりつかせながら、俺は気づけば頭からベッドの下へと思いっきり飛び込みをかましていたのだった。


しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

手作りが食べられない男の子の話

こじらせた処女
BL
昔料理に媚薬を仕込まれ犯された経験から、コンビニ弁当などの封のしてあるご飯しか食べられなくなった高校生の話

おしっこ8分目を守りましょう

こじらせた処女
BL
 海里(24)がルームシェアをしている新(24)のおしっこ我慢癖を矯正させるためにとあるルールを設ける話。

グロリア夫人の関東南部飲んだくれ紀行

八百十三
ファンタジー
何の因果か地球と接続点を持つ、異世界ドルテ。 そこから訪れた日本語の研究者、グロリア・イングラム=アータートン(56歳)は竜人族の女性であり、アータートン伯爵夫人の称号を持つ、れっきとした貴族である。 しかし彼女はお酒が大好き。特に市民と一緒に味わうお酒が大好き。 祖国だと身分のせいもあってなかなか思うようにお酒を楽しめないので、フィールドワークと称して日本を訪れては、居酒屋で目いっぱい羽目を外しているのだ。 東京、神奈川、埼玉、千葉。 故郷の世界より何倍も物流や交通が発展している現代日本で、お付きの侍女ヘレナと心配性の執事パトリックを連れ、自身をつけ狙う私服刑事に監視される、グロリア夫人の飲んだくれの旅が始まる。 ※カクヨム様、ノベルアップ+様にも掲載しています。 https://kakuyomu.jp/works/1177354054889970507 https://novelup.plus/story/448448025

幽閉王子は最強皇子に包まれる

皇洵璃音
BL
魔法使いであるせいで幼少期に幽閉された第三王子のアレクセイ。それから年数が経過し、ある日祖国は滅ぼされてしまう。毛布に包まっていたら、敵の帝国第二皇子のレイナードにより連行されてしまう。処刑場にて皇帝から二つの選択肢を提示されたのだが、二つ目の内容は「レイナードの花嫁になること」だった。初めて人から求められたこともあり、花嫁になることを承諾する。素直で元気いっぱいなド直球第二皇子×愛されることに慣れていない治癒魔法使いの第三王子の恋愛物語。 表紙担当者:白す(しらす)様に描いて頂きました。

トップアイドルα様は平凡βを運命にする

新羽梅衣
BL
ありきたりなベータらしい人生を送ってきた平凡な大学生・春崎陽は深夜のコンビニでアルバイトをしている。 ある夜、コンビニに訪れた男と目が合った瞬間、まるで炭酸が弾けるような胸の高鳴りを感じてしまう。どこかで見たことのある彼はトップアイドル・sui(深山翠)だった。 翠と陽の距離は急接近するが、ふたりはアルファとベータ。翠が運命の番に憧れて相手を探すために芸能界に入ったと知った陽は、どう足掻いても番にはなれない関係に思い悩む。そんなとき、翠のマネージャーに声をかけられた陽はある決心をする。 運命の番を探すトップアイドルα×自分に自信がない平凡βの切ない恋のお話。

孤独な戦い(1)

Phlogiston
BL
おしっこを我慢する遊びに耽る少年のお話。

嫌われ者の長男

りんか
BL
学校ではいじめられ、家でも誰からも愛してもらえない少年 岬。彼の家族は弟達だけ母親は幼い時に他界。一つずつ離れた五人の弟がいる。だけど弟達は岬には無関心で岬もそれはわかってるけど弟達の役に立つために頑張ってるそんな時とある事件が起きて.....

降霊バーで、いつもの一杯を。

及川 輝新
ライト文芸
主人公の輪立杏子(わだちきょうこ)は仕事を辞めたその日、自宅への帰り道にあるバー・『Re:union』に立ち寄った。 お酒の入った勢いのままに、亡くなった父への複雑な想いをマスターに語る杏子。 話を聞き終えたマスターの葬馬(そうま)は、杏子にこんな提案をする。 「僕の降霊術で、お父様と一緒にお酒を飲みませんか?」 葬馬は、亡くなった人物が好きだったお酒を飲むと、その魂を一時的に体に宿すことができる降霊術の使い手だったのだ。

処理中です...