どうしようっ…ボク、拓馬くんに襲われちゃった♡

６話 サッカーボールと誘惑作戦、その４♡

「へっ…マッサージ？」
「うん、今日の五限目の体育でね……ほら、ボクって拓馬くんと違ってあんまり運動得意じゃないでしょ？　だから、サッカーのクラス対抗試合でもろに背中にボール受けちゃって…もう痛くはないんだけどね、少しだけさすってもらえたらなって……ダメ、かな？」
「えっおれは全然いいけどさっ…コウ兄、ほんとにもう痛くないのか、大丈夫？」
「ふふ、ありがとう心配してくれて。うん、痛みはないよ。ただ、拓馬くんにさすってもらえればもっと元気になれるかなぁと思ったんだ」
「！　っそ、そっか……わかった、おれがいっぱいマッサージしてやるよ！」
「わっ、よかったぁ」


別の曜日。
ボクの通っている県立砂篠原高等学校（けんりつさしのばらこうとうがっこう）二年C組にて、
五限の体育の時間にグラウンドでサッカーの対抗試合をすることとなり、
当たり前だが運動が苦手ながらもボクもその試合に参加することとなった。
ほとんどただ走っている…それもかなりノロノロと…だけのボクであったが、
あと少しで試合が終わりそうなところで突然あらぬ方向からボールが飛んできて、
当然運動オンチなボクが避けきれるはずもなく、モロにそのボールをうずくまった背中に受けてしまったのだ。

でも本当に大したことじゃかったし、こうして拓馬くんに自然に接触してもらえる口実も作れたから、
あの時ワザとじゃないにせよボクにボールをぶつけちゃったクラスメイトの藤枝くんには感謝かも。
ありがとう、藤枝くん…って、痛かったのは本当なのに、ちょっとマゾ発言っぽいかな？



そうして、拓馬君にマッサージしてもらうべく、ボクは制服のボタンを何個か外し。
ベッドの上にうつ伏せで乗り、背中をペラリ…捲ってみせた。

「それじゃあ、拓馬くん。ボクのお尻の上らへんに乗ってもらって、背中をさすってくれるかな？」
「へっお尻って……ええっ！？　な、なんでお尻の上に乗るんだよっ…！？」
「え、ダメかな…こう、身体に垂直な感じでさすってもらいたかったから、
それならお尻の上らへんの位置に乗ってもらえるとちょうどいいと思って…」
「っ、あ、だ…ダメじゃないけど…でもコウ兄の、っ、お尻の上って………っああもう！　
後で重かったとか文句言ったって知んねーからな！！」
「ふふ、言わないよ…ありがとう、拓馬くん」
「っ……うぅ、」

文句なんて言うわけがない、むしろご褒美ですっ状態だ♡


ギシッ、ギギ…、

「ほ、ほんとに重かったら言えよっ」
「大丈夫だよぉ……んっああっ♡」
「っ！？　こ、コウにぃ…？」
「んっ、ごめんね…大丈夫だから、続けて？」
「う、うん…」

……はぁ、危なかったぁ♡♡　
だって、ボクのお尻の上に大好きな拓馬くんのおちんぽが重なるようにして乗ったんだもの♡♡
声を出すなって方が、どうかしてる。　

ぎゅっぎゅっ、ぎゅむぎゅむ、ぎゅうう、

「ぁんっ、あっ♡　ふあぁ…♡♡」
「っ……こ、こんな感じ？　兄ちゃん…」
「うん、んぁ拓馬くん、マッサージ…ふふ、とっても上手だねっ、ひゃうう♡♡」
「…っ！！　き、気持ちいいのか、コウにぃ？」
「あぅ、んっすっごく気持ちいいよぉ♡♡　あんっ、こうしてっ…ぁ、ずっと拓馬くんに触ってもらってたいぐらいっ♡　
んんっああっ…♡♡」
「……っ、は、んっ…なら、よかったけどっ…」
「っ！！」

――あっ♡　嘘…拓馬くんのおちんぽ…固くなってる♡♡♡

…興奮、してくれたのかな？　何に？　……ボクのエッチな声に…かな？
だとしたら、ふふっとっても嬉しいなぁ♡♡