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~ラブホ編~

前戯

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 新社会人の朝丘あさおかきょうすけは上京し、年上の彼氏であるさくはるかと念願の同棲生活をスタートさせる。
 最初の三ヵ月くらいは二人で仲良く、穏やかな日々を過ごしていた。けれども、遥が頬を腫らして帰ってきた日から徐々に、平穏な日常が崩壊し始める。

 ガタイのいいチャラついた男に、遥は難癖をつけられ、殴られてしまったらしい。暴力を振るってきた相手は、悪い意味で割と有名で、この辺りでは面が割れているいしという男だ。彼の父親がどこぞのお坊ちゃんで、悪事は全て父方の祖父が揉み消しているなんて噂もある。
 遥は顔だけでなく、体中に殴られた痕があり、京介は彼氏を傷つけられて腹が立った。

 その数日後の仕事帰り、京介は女性が柄の悪い男に、無理やりホテルに連れ込まれそうになっているのを目撃する。よく見ると磨羅石だったのもあり、正義感の強い京介は迷わず女性を助けに向かう。

「おい、嫌がってんだろ」
「あ"? なんだテメェ」
 京介は磨羅石の腕を掴み、力を込めた。すると、磨羅石が僅かに怯んだ隙に、女性は彼の腕から逃れ、走り去っていく。
「クソッ……テメェの所為で逃げられちまったじゃねぇか! このヒーロー気取り野郎がっ!」
「あんなに怯えてる女の人を見捨てられる訳がないだろ。それに数日前に、オレの彼氏がアンタに暴力を振るわれたんでな。ついでに文句でも言ってやろうと思ったんだよ」
 自分よりもデカい男にどれだけ怖い顔で凄まれても、京介は全く怯まずに鋭い目つきで磨羅石を睨みつける。京介の態度に磨羅石は、『おもしれー奴』と言いたげに笑った後、ふと何かを思い出したようにスマホを操作する。

「数日前ってコイツの事かぁ?」
 磨羅石が見せてきたスマホの画面には、全裸で土下座する遥の姿が写っていた。更に磨羅石はニヤニヤしながら、遥に無理やり自慰行為をさせている動画も見せてくる。
「んだよそれ……消せよっ!」
 遥からは殴られた事しか聞いていなかったのもあり、京介は怒りを露わにして磨羅石からスマホを奪おうとする。しかし、磨羅石に腕を掴まれ、ホテルの壁に勢いよく押しつけられてしまう。

「消してほしいなら、それなりの見返りがないとなぁ」
「はぁ!? ふざけんな! 消す気がないならスマホを――」
「壊しても無駄だぜ? 別のスマホにもこの写真と動画は残ってるし、俺様のダチや舎弟共もこのデータを持ってるからなぁ」
「な……!」
 磨羅石の言葉を聞いた京介は悔しそうな顔で拳を握りしめる。磨羅石はそんな京介の顎を掴み、品定めするように見つめると、「アリだな」と嗤う。

「テメェが女を逃がすから、ずっと俺様のチンコがイライラしててなぁ……。だからよぉ、さっきの女の代わりにテメェが俺様に抱かれるってんなら、写真と動画を消してやってもいいぜ?」
 磨羅石の提案に、京介は目を見開き、「誰がアンタなんかに……」と小さく呟く。
「コイツはテメェの彼氏なんだろ? いいのか? 彼氏の恥ずかしい姿がネットに晒されてもよぉ」
 ニタニタ嗤いながら磨羅石は京介の耳元で囁く。磨羅石の熱い吐息が耳にかかり、京介は微かに肩を震わせる。それに気づいた磨羅石は厭らしい笑みを浮かべ、「俺様は気が短いんでな」と告げる。
「っ……わかった。その代わり、絶対に写真と動画を消すって約束しろ」
「いいぜぇ」
 返ってきた答えに磨羅石はニタリと嗤い、既に勃起している性器をジーンズ越しに、京介の股間に擦りつけた。



 ホテルに入るなり、京介はシャツのボタンを全て引き千切られてしまう。下半身の衣類は全て剥ぎ取られ、バスルームのシャワーでびしょ濡れにされた後、免許証をスマホで写真に撮られた。どれだけ磨羅石に好き勝手されても彼との約束がある以上、京介は抵抗できずにただ黙って眉間にシワを寄せる事しかできない。

「まずは跪いて、俺様のチンコにキスをしろ」
 磨羅石は全裸になり、横柄な態度でソファに座ると、京介にそう命令した。京介は露骨に嫌そうな顔をしながらも、遥のために磨羅石の脚の間に跪く。

 磨羅石の性器は太くて長い上に、真珠が入っていてゴツゴツしている。それを見て京介は、『趣味ワリィ……』と心の中で思いながら嫌々、磨羅石の性器に軽くキスをした。
「はっ……これでテメェは俺様の性奴隷だな。おら、ぼさっとしてねぇでさっさとご奉仕しろよ」
 京介は眉間のシワを深くし、磨羅石の性器に舌を伸ばすと、チロチロと亀頭を舐め始める。

「テメェ……ヤる気あンのか? もっと気合い入れてフェラしろよ」
 磨羅石に性器で頬をペチペチ叩かれ、京介は不快感を露わにしながらも舌を激しく動かす。下から上に向かって何度も裏筋に舌を這わせ、ピチャピチャと厭らしい音を立てながらカリ首や亀頭を舐め回す。磨羅石の性器はゴツゴツしていて舐め辛く、京介は舌に真珠部分が当たる度に、「んぁ……」と小さく呻いた。

「ふんっ……なかなか悪くねぇな。そうやって彼氏のコトも毎日悦ばせてんのかぁ?」
「あ……? 別にっ……毎日は……んっ……してねぇよ……」
 京介は言葉の合間に、磨羅石の性器を舐めながら答える。その返答に磨羅石は大袈裟な程、「はぁ!?」と驚く。
「正気か? 俺様は毎日ヤってもヤリ足りねぇのによぉ……。そういやぁ、謝罪オナニーさせた時もなかなか勃たなかったし、テメェの彼氏、既に枯れてんじゃねぇかぁ?」
「あ"あ"? はる……彼氏はテメェと違って繊細で優しいんだよ。オレの尻と腰の負担とか、いろいろ考えてくれてんだ。大体、テメェみたいなゴツイ男に脅されて勃つ訳ねぇだろ」
「へぇ……別になんでもいいけどよぉ。さっさとしゃぶって俺様をイかせろよ」
 京介は磨羅石の性器への愛撫を止めると、切れ気味に言葉を発した。磨羅石はそれを興味なさそうに聞き流すと、フェラの続きを促す。その事に京介は内心、イラっとしつつも大きく口を開けて磨羅石の性器を咥える。

「ん、ん、んぁ……はぁ……無駄にデカいんだよ……。真珠も趣味悪いだけでジャマだし。くそっ……んっ……」
 あまりの圧迫感に京介は思わず口を離し、悪態をついてから再び磨羅石の性器を咥えた。
 京介は目に涙を溜め、じゅぶじゅぶと卑猥な音を立てて必死に顔を動かし、磨羅石の性器を唇と舌、根本部分は手を使って愛撫する。
「あ~……それも悪くはねぇが……ちと、物足りねぇなぁ」
 磨羅石は若干、イラついた手つきで京介の頭を掴むと、強引に激しく上下に動かし始める。
「んぐっ!? んんっ!! がっ……ん"ん"ん"っ!!」
 喉奥を容赦なく突かれ、京介は生理的な涙をボロボロと流しながら呻く。それでも磨羅石は手加減する事なく、喉を突き続けた。それは京介にとって最初は苦しいだけの行為だったが、徐々にゴツゴツした部分で舌を擦られる度に感じるようになってしまう。その所為で、苦しそうに喘ぐ京介の性器が勃ち始めている。

「っ……出すぞっ……しっかり口ン中で受け止めろよ?」
「ん"ん"ん"ん"ん"っ……!!」
 磨羅石は少し苦しそうに呻くと、京介の口内に性器を突っ込んだまま射精した。大量の精液が口内に注がれ、京介は苦悶の表情を浮かべるが、頭をガッチリ固定されているため、それを飲み込む事しかできない。
「はぁ……ジャマされてガマンした分、いつもより出た気がするぜぇ……。おら、ぼさっとしてねぇで俺様のチンコについた精子をキレイに舐め取れよ」
 口内から性器を引き抜いた磨羅石は、咳き込んでいる京介に命令する。京介は荒い呼吸を繰り返し、磨羅石を鋭い目つきで睨みつつも、性器に舌を這わせて丁寧に彼の精液を舐め取っていく。

「んあ、ん……はぁ……まっず……んっ……さいあく……」
「はっ……嫌々言ってる割には、テメェもしっかり勃ってんじゃねぇか」
「んっ……うるせぇ……んなもん、ただの……生理現象だ……」
「へぇ……その強気な性格、嫌いじゃないぜ? あ~……早くテメェの穴にチンコ突っ込んでヒンヒン鳴かせてぇ……」
 磨羅石はそう言いながらすぐにビキビキと性器をフル勃起させ、獲物を狙う獣のように京介を見下ろす。それを見て京介は若干、引きつつも尿道中に残っている精液も吸い出した。
「んっ……ほらよ、これでいーんだろ?」
「はっ……きちんとキレイにできたじゃねぇか。んじゃ、次はベッドの上で穴が見えるように大股開いて、自分で脚を抱えて待ってろ」
 磨羅石は顎でベッドを指して、京介にそう命令する。京介は嫌々ながらもベッドに移動して寝転ぶと、両足を手で支えながら大きく股を開いた。

「俺様のチンコはデケェからなぁ……。痛がらせるのは趣味じゃねぇし、優しい俺様がじっくりほぐしてやるよ」
 磨羅石はそう言いながら、ローションやディルドなどの玩具をいくつか持ってベッドに近づく。それらを適当にベッドの上に投げ置き、容器を手に取るとローションを指に出して絡める。
「いっ……! どこがっ……優しいんだよ……」
 大量のローションでテカる磨羅石の、ゴツゴツした太い指をいきなり二本も後孔に挿入され、京介は顔をしかめた。
「あぁ? ネコの割にはそこまで柔らかくねぇ……あぁ、そういやぁ、テメェの彼氏は随分と粗チンだったなぁ」
「デカけりゃいいってもんじゃねぇだろ……」
 磨羅石は京介の後孔を広げるように二本の指を動かしながら、遥に無理やり自慰をさせた時の事を思い出してニヤニヤと嗤う。その表情にカチンときた京介は、磨羅石を見上げて睨みつける。

「いやいや、デカさは大事だぜ? 今まで抱いた女も男も全員、ヨがりながら彼氏の粗チンより、俺様のデカチンコの方が気持ちイイって言ってたからなぁ。それにテメェも実は、彼氏の粗チンじゃあ全然、満足できてねぇんだろ?」
「サイズなんて関係ねぇよ。愛があるから十分、気持ちいいしオレは満足してる。アンタこそ、デカいだけでどうせ大した事ないんだろ? 話だって盛ってるだけで皆、本当は痛がってたんじゃないのか?」
 京介は明らかに磨羅石を煽るような言葉をぶつけて嘲笑う。今の情けない体勢のままでも、そんな態度を取れる京介の事を磨羅石はむしろますます気に入り、舌舐めずりした。

「へぇ……おもしれぇ。その生意気なツラがどんな風に歪むか、今から楽しみだ。ぜってぇ俺様の真珠入りデカチンコでアンアン言わせてやるよ」
 磨羅石はニヤリと笑って指を引き抜くと、京介の臀部と後孔が上から丸見えになるように、無理やり身体を二つ折りにさせる。そして容器の細い先端部分を後孔に突き刺し、ぶちゅぶちゅぶちゅと大量にローションを注入していく。
「つめたっ……! なにしやがるっ……!」
「うるせぇな。じっくりほぐしてやるって言っただろ? ただし、俺様のチンコをイライラさせた分、テメェのナカをガンガン突いてやるから覚悟しろよ?」

 磨羅石は京介の後孔からローションが溢れ出ても気にせず、容器の中が空になるまで注入し続ける。空になった容器は床に投げ捨て、後孔にまた指を二本突っ込むと、ナカを広げるように動かす。大量に注ぎ込んだローションをグチュグチュとかき混ぜ、指を左右に開くと、三本目もずぶずぶ沈めていく。
「くっ……あ、ふ……んあっ!?」
「お、ここだな?」
 磨羅石は三本の指を適当に動かしていたが、前立腺を見つけるとそこばかりを捏ね繰り回し始める。

「ああぁっ……! そこ、ばっか……んあっ……いじんなあぁ……! くそっ……」
「まぁそんな遠慮すんなって。たぁぷり押し潰してやるからよぉ」
 磨羅石は京介の反応を楽しみながら、太い指で前立腺ばかりグリグリと刺激する。
「やめろおぉ……! イクっ……! イクからあぁ!!」
 磨羅石はローションが泡立つ程、激しく指を出し入れしつつ、京介の前立腺を責め続けた。その刺激に京介は我慢できずに、身体を震わせながら、派手に射精して自分の胸や顔を汚す。

「おいおい。俺様の指だけでもうイったのか? しかも穴だけ弄られてよぉ。あんだけ煽ってた割には随分とザコ穴じゃねぇか」
 磨羅石は指を引き抜くと、意地の悪い笑みを浮かべながら、ぐったりベッドに四肢を投げ出した京介を見下ろす。
「うるせぇ……前立腺ばっか、狙われたら……誰だって、こうなるだろ……」
 それでも反抗的な態度をやめない京介を見て、磨羅石は「そうこねぇとな」と嗤う。
「おい、また足を抱えて股を開け。次はコイツで穴ン中、広げてやるからよぉ」
 磨羅石はそう言いながら、ベッドの上に投げ置いたディルドを手に持つ。それは磨羅石の性器程ではないが、そこそこの大きさで、京介は息を呑む。

「どうした? 怖気づいたか?」
「誰がっ……!」
 磨羅石に挑発された京介は強気な態度で命令通りの体勢になる。
「はっ……イイ格好だなぁ。手ェ離すんじゃねぇぞ?」
 磨羅石は愉快そうに嗤うと、ディルドを京介のナカに埋め込んでいく。
「くっ……はぁ……んだよ、これっ……」
「おいおい。情けねぇなぁ……。この程度の大きさで苦しんでたら、俺様のチンコを受け入れられないぜ? ま、普段は粗チンしか咥えてねぇなら、軟弱な穴になっちまっても仕方ねぇか」
「てめ……オレの事は何とでも言えばいいけどな、彼氏のことだけはあぁぁっ……!? 急にっ……! 動かすなあぁ……!!」
 遥を悪く言われた時だけ沸点が低くなる京介は怒りの声を上げるが、途中で磨羅石にディルドを激しく動かされて絶叫する。

「ここかァ? ここがいいんだろぉ!」
「やめろおぉぉ!!」
「はっ……足から手ェ離したら、テメェの彼氏の動画、全世界にバラまくからなぁ」
「ざけっ……ああぁぁぁ!! はげしっ……だめぇ……! またイクっ……! イクぅ!!」
 前立腺をすり潰すように太いディルドを動かされ、京介は身体をガクガクと震わせてまた絶頂を迎える。けれども、足を抱える手だけは絶対に離す事はなく、射精している最中も必死に掴んでいた。

「テメェ……俺様より多くイキやがって……。俺様はこんなにもガマンしてるってのによぉ。あ~……余計にチンコがイライラしてきたぜぇ。だが、手を離さなかったのはホメてやる。そのごほーびと、俺様のチンコをイライラさせたお仕置き、両方同時にしてやるよ」
 磨羅石は性器をビキビキさせながらそう言って乱暴にディルドを引き抜くと、今度は三つのローターを京介の中に挿入して振動させる。更に蓋をするようにイボつきのディルドを突っ込み、長い脚を伸ばして京介の四肢を押さえつけると、掌で彼の亀頭を擦り始めた。

「あ"あ"あ"あ"ぁぁ!! それっ……! やめろおぉぉぉ!!」
 京介は必死に体を捩らせ叫ぶが、磨羅石の脚の力は強く、逃れられない。
「チッ……暴れんじゃねぇよ!」
 磨羅石はイライラをぶつけるように、京介の亀頭を擦る手のスピードを速める。
「なんかクるうぅぅ……! もれるうぅうぅぅぅ!! ああああああぁぁぁっ……!!」
 京介は情けない声で叫びながら、盛大に潮を噴き、身体を痙攣させる。彼が噴き出した潮を浴びつつ、その姿を目にした磨羅石は更に性器を大きくし、熱い息を吐く。

「はっ……その感じ、潮吹きは初めてか? 彼氏はしてくれない気持ちいいコトを体験できてよかったなぁ」
「……あ……ぁ……んあっ……」
 京介は磨羅石に言い返す事ができずに、ローターの振動にビクビクと身体を震わせている。それを磨羅石は鼻で嗤うと、ディルドとローターを乱暴に引き抜く。
「んあぁっ……!」
 三つ同時にローターを引き抜かれる感覚に、京介は甘い声を漏らし、彼の後孔が何度かヒクついた。
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