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第十四章
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『グループ六年一組トップ』 9月2日
メグミ「雨ひどかったね」
アリエル「黒い服なんて持っていなかったから新しく買ったのに、ぬれちゃった」
準「何で、ケンジの顔見られなかったんだ?」
メグミ「高いところから飛び降りたから」
メグミ「きっとグロ」
アリエル「ケンジのお母さん、糸切れた人形みたいだったね」
ダイゴ「ふざけんな! あの人はケンジを放っておいて、毎晩ホストクラブ行ってたんだ、ケンジへの養育費でだ、今更悲しいフリなんかすんな!」
メグミ「あれってさ、アリエルが悪いんだよね?」
アリエル「何でよ!」
メグミ「ケンジの給食のスープにミミズ入れたじゃん」
アリエル「ならメグミはケンジをがびょう投げの的にしたじゃん」
アリエル「てか準が悪いんじゃない? ケンジの絵の具入れ三階からぶちまけた」
準「なら、裸にしてデカい水鉄砲で撃ったダイゴは?」
ダイゴ「俺はただ、あれだ、その」
M「みんな、勘違いしているよ」
M「ケンジは母親が構ってくれないから自殺したんだよ、遺書にもクラスのことは何も書かれていなかっただろ」
メグミ「本気でそう思う?」
M「もちろん、まさみは?」
まさみ「ケンジはマザコンだった、それだけ」
アリエル「まさみ! よくそんなこと書き込めるね」
まさみ「何で? 私らもう共犯だよ」
準「何だよそれ?」
M「もしケンジがぼくらのイタズラで死んだなら、六年一組全員がやったことになる」
メグミ「違う! あーしは違うよ」
ダイゴ「違わないね、みんなが犯人だ!」
メグミ「だってただのイタズラだって」
ダイゴ「俺達はやりすぎたんだ」
M「まーまー、それより次は誰にする?」
メグミ「は?」
アリエル「え?」
準「何言ってんだよ」
M「だから次のイタズラの目標」
メグミ「アンタ頭どーかしてるよ、まだやるっての」
ダイゴ「そうだな、スマホを持っている奴らはここ見ているから、持ってない光あたりは」
M「光か、いいね」
準「ダイゴ」
ダイゴ「とにかく、その話しは今度しよう、俺は疲れた」
M「そーだね、楽しみはとっておこう」
ダイゴ「今日は解散だ」
準「じゃーね」
アリエル「また」
メグミ「はーい」
メグミ「雨ひどかったね」
アリエル「黒い服なんて持っていなかったから新しく買ったのに、ぬれちゃった」
準「何で、ケンジの顔見られなかったんだ?」
メグミ「高いところから飛び降りたから」
メグミ「きっとグロ」
アリエル「ケンジのお母さん、糸切れた人形みたいだったね」
ダイゴ「ふざけんな! あの人はケンジを放っておいて、毎晩ホストクラブ行ってたんだ、ケンジへの養育費でだ、今更悲しいフリなんかすんな!」
メグミ「あれってさ、アリエルが悪いんだよね?」
アリエル「何でよ!」
メグミ「ケンジの給食のスープにミミズ入れたじゃん」
アリエル「ならメグミはケンジをがびょう投げの的にしたじゃん」
アリエル「てか準が悪いんじゃない? ケンジの絵の具入れ三階からぶちまけた」
準「なら、裸にしてデカい水鉄砲で撃ったダイゴは?」
ダイゴ「俺はただ、あれだ、その」
M「みんな、勘違いしているよ」
M「ケンジは母親が構ってくれないから自殺したんだよ、遺書にもクラスのことは何も書かれていなかっただろ」
メグミ「本気でそう思う?」
M「もちろん、まさみは?」
まさみ「ケンジはマザコンだった、それだけ」
アリエル「まさみ! よくそんなこと書き込めるね」
まさみ「何で? 私らもう共犯だよ」
準「何だよそれ?」
M「もしケンジがぼくらのイタズラで死んだなら、六年一組全員がやったことになる」
メグミ「違う! あーしは違うよ」
ダイゴ「違わないね、みんなが犯人だ!」
メグミ「だってただのイタズラだって」
ダイゴ「俺達はやりすぎたんだ」
M「まーまー、それより次は誰にする?」
メグミ「は?」
アリエル「え?」
準「何言ってんだよ」
M「だから次のイタズラの目標」
メグミ「アンタ頭どーかしてるよ、まだやるっての」
ダイゴ「そうだな、スマホを持っている奴らはここ見ているから、持ってない光あたりは」
M「光か、いいね」
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ダイゴ「とにかく、その話しは今度しよう、俺は疲れた」
M「そーだね、楽しみはとっておこう」
ダイゴ「今日は解散だ」
準「じゃーね」
アリエル「また」
メグミ「はーい」
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