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第八話
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『グループ六年一組トップ』 6月24日
ダイゴ「おい、どういうことだよ!」
メグミ「何かあったダイゴちゃん」
ダイゴ「とぼけんな、どうして女どもは今日一日ケンジをシカトしているんだよ」
準「Mの提案には反対だったはずだろ」
アリエル「あー、あれはあたし等の判断」
ダイゴ「はあ? 何だと」
アリエル「Mに言われて気づいたんだけど、ケンジ汚い、だから」
ダイゴ「シカトしているってのかよ! てめえらぶっ飛ばすぞ」
メグミ「やってみろよバカダイゴ、女の子に手をあげてカッコいいならね」
準「何言ってんだよ、おまえらこそ陰湿だぞ、ケンジはスマホないんだ、このラインチャットには入れないんだぜ」
アリエル「そんなの知らないよ、あたし等かんけーないじゃんW」
ダイゴ「何だと」
ダイゴ「この」
ダイゴ「クソ女ども」
M「まあまあケンカはよせよ」
ダイゴ「M、てめえが発端だろ!」
ダイゴ「白けた態度はゆるさねえからな」
M「ちょっと待ってよ、ぼくは強要してないよ、誤解だよ」
ダイゴ「何だと」
メグミ「いや、マジだよ、あーし等Mに従った訳じゃないよ」
アリエル「あたしだってMの言いなりになっていないし」
ダイゴ「じゃあどうして?」
メグミ「だ、か、ら、あーし達は自発的にケンジをハブったの」
準「何でだよ、ケンジかわいそうだろ、相当戸惑っていたぞ」
アリエル「あいつ汚いじゃん」
ダイゴ「あいつにはあいつの問題があるんだよ」
メグミ「しらなーい」
ダイゴ「何だと」
準「いや、こりゃ良くないよ、やってみてわかった、こんなのはゲスのやることだ」
アリエル「何? あたし等のこと? 許さないよ準」
準「じゃあ他の男子の意見聞こう、見ている奴、何かない?」
タカヒロ「気分良くない、辞めようよ」
トキオ「俺は最初から反対だった」
コージ「バカやってないで、明日謝れよ」
M「どうしてさ、これからが面白いのに」
ダイゴ「何が面白いんだ!」
M「みんなでイタズラするんだよケンジに」
準「本格的にいじめようってか、いい加減にしろよM」
ダイゴ「まさみ! 見ているんだろ、出てこいよ」
まさみ「何」
ダイゴ「このMってクズはだれだ? 男か女か」
まさみ「どうして知りたいの?」
ダイゴ「ぶっ飛ばしてやりたいからだよ!」
まさみ「教えない」
ダイゴ「てめえ、明日学校で酷い目遭わすぞ」
メグミ「あらー、ダイゴちゃん女の子に何すんのW」
ダイゴ「関係ねー、ケンジの痛みを教えてやる」
M「女の子に暴力はダメだよ」
ダイゴ「何ほざいてんだ、ならお前は誰だ、本当に六年一組の生徒か?」
M「ああ、六年一組さ」
準「じゃあ誰だよ、いい加減卑怯な真似はよせよ」
M「内緒だよ」
ダイゴ「ああ判った、あしたまさみに聞いてやる、実力でな」
準「俺も知りたい」
アリエル「ちょっと、あんた達」
ダイゴ「うるせー、今日は終わりだ」
準「楽しみだよ、明日が」
ダイゴ「おい、どういうことだよ!」
メグミ「何かあったダイゴちゃん」
ダイゴ「とぼけんな、どうして女どもは今日一日ケンジをシカトしているんだよ」
準「Mの提案には反対だったはずだろ」
アリエル「あー、あれはあたし等の判断」
ダイゴ「はあ? 何だと」
アリエル「Mに言われて気づいたんだけど、ケンジ汚い、だから」
ダイゴ「シカトしているってのかよ! てめえらぶっ飛ばすぞ」
メグミ「やってみろよバカダイゴ、女の子に手をあげてカッコいいならね」
準「何言ってんだよ、おまえらこそ陰湿だぞ、ケンジはスマホないんだ、このラインチャットには入れないんだぜ」
アリエル「そんなの知らないよ、あたし等かんけーないじゃんW」
ダイゴ「何だと」
ダイゴ「この」
ダイゴ「クソ女ども」
M「まあまあケンカはよせよ」
ダイゴ「M、てめえが発端だろ!」
ダイゴ「白けた態度はゆるさねえからな」
M「ちょっと待ってよ、ぼくは強要してないよ、誤解だよ」
ダイゴ「何だと」
メグミ「いや、マジだよ、あーし等Mに従った訳じゃないよ」
アリエル「あたしだってMの言いなりになっていないし」
ダイゴ「じゃあどうして?」
メグミ「だ、か、ら、あーし達は自発的にケンジをハブったの」
準「何でだよ、ケンジかわいそうだろ、相当戸惑っていたぞ」
アリエル「あいつ汚いじゃん」
ダイゴ「あいつにはあいつの問題があるんだよ」
メグミ「しらなーい」
ダイゴ「何だと」
準「いや、こりゃ良くないよ、やってみてわかった、こんなのはゲスのやることだ」
アリエル「何? あたし等のこと? 許さないよ準」
準「じゃあ他の男子の意見聞こう、見ている奴、何かない?」
タカヒロ「気分良くない、辞めようよ」
トキオ「俺は最初から反対だった」
コージ「バカやってないで、明日謝れよ」
M「どうしてさ、これからが面白いのに」
ダイゴ「何が面白いんだ!」
M「みんなでイタズラするんだよケンジに」
準「本格的にいじめようってか、いい加減にしろよM」
ダイゴ「まさみ! 見ているんだろ、出てこいよ」
まさみ「何」
ダイゴ「このMってクズはだれだ? 男か女か」
まさみ「どうして知りたいの?」
ダイゴ「ぶっ飛ばしてやりたいからだよ!」
まさみ「教えない」
ダイゴ「てめえ、明日学校で酷い目遭わすぞ」
メグミ「あらー、ダイゴちゃん女の子に何すんのW」
ダイゴ「関係ねー、ケンジの痛みを教えてやる」
M「女の子に暴力はダメだよ」
ダイゴ「何ほざいてんだ、ならお前は誰だ、本当に六年一組の生徒か?」
M「ああ、六年一組さ」
準「じゃあ誰だよ、いい加減卑怯な真似はよせよ」
M「内緒だよ」
ダイゴ「ああ判った、あしたまさみに聞いてやる、実力でな」
準「俺も知りたい」
アリエル「ちょっと、あんた達」
ダイゴ「うるせー、今日は終わりだ」
準「楽しみだよ、明日が」
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