12 / 25
2
しおりを挟む
~改めて幸せを・・・残りの数日・・・~
「冬美、体調はどうだ?」
草多が病室のベットで横になっている冬美に聞いた。
「大分いいよ・・・。」
微笑んで答える冬美。
草多も軽く微笑む。
【コンコン】
病室のドアをノックする音がした。
ドアが開いて、春美、夏美、秋美、睡蓮、鈴蘭が入ってくる。
「冬美、調子はどう??少しはマシになった?」
夏美が聞いた。
「大丈夫。」
夏美たちにも微笑む冬美。
「草多の調子は?大丈夫なの?」
春美が心配そうに草多に聞いた。
「問題ない。」
うなずく草多。
「よかった!!二人とも回復してるようで!!」
睡蓮が飛びながら言った。
冬美のベッドの周りに座る五人。
「そうそう!!ここにくる途中、有水さんと蒲公英さんが二人で居るの見たの。今日は二人とも仕事はないはずなのに♪」
夏美が楽しそうに言った。
「あの二人は、絶対に仕事仲間以上の関係ですわ。」
鈴蘭が笑いながら言う。
「そうかぁ??別に一緒に居るなんてよくあることだろ?」
秋美が不思議そうに言った。
そんな秋美を見てため息をつく夏美。
「まったく。本当に秋美は恋愛音痴ね。」
そう言って、夏美はニヤけた。
「しかも、この間有水さん、指輪ショップに居たんだよ!!絶対あの二人できてるって!!!」
睡蓮が笑う。
「指輪ショップで、なんでできてるんだ??そりゃあ二人で居たらできてんのかもしれないけどさ・・・。」
首をかしげる秋美。
「一人で指輪ショップに居るってことは、婚約指輪を買おうとしていた可能性が高いってことですわ。二人で居たら、結婚指輪の可能性が高いの。」
鈴蘭が秋美に教える。
「婚約指輪かぁ・・・・・。」
考える秋美。
「そういえば!!草多は冬美になんてプロポーズしたの?」
草多の方を向いて、笑う夏美。
「は・・・?」
慌てる草多。
「もぉ、夏美。いじめちゃだめだよ。」
笑う冬美。
「だってぇ!!知りたいんだもん♪」
笑いながら、夏美は冬美の方を向いた。
(そう言えば俺、ちゃんと冬美にプロポーズしたっけ??)
会話を聞きながら、草多は考えていた。
冬美との結婚指輪はもう買ってある。少し太めの大きさで、葉っぱと雪の結晶が彫ってある。葉っぱの所にはぺリドットという宝石が埋め込まれていて、雪の結晶の所にはダイヤが埋め込まれている。
冬美の方はぺリドットが大きく、草多の方はダイヤが大きめだ。
ぺリドットとは緑の宝石で、宝石の象徴の中の一つに夫婦の幸福という意味がある。これは草多をイメージしている。
ダイヤは冬美のイメージで、象徴は清浄無垢。純粋・不滅だ。
結婚式に使うため、今は大切に保管してあった。
(そうか・・・。冬美とは自然な流れで当たり前のように結婚へ向かっていたから、改めてプロポーズをしなかったんだ・・・。二人で結婚指輪は買ったけど、婚約指輪は買ってなかった・・・・。)
考える草多。
「それでねっ・・・夏美ちゃんたら・・・・・」
女の子たちはもう別の話題で盛り上がっている。
しばらくすると、冬美の主治医がやってきた。
そのため帰っていく女の子たち。
主治医の診察が終わった。
冬美はかなり回復してきているようだ。
「冬美、よかった。安心したよ。」
草多が冬美に優しく微笑んだ。
「うん。もうちょっとしたら家に帰れるね。」
笑う冬美。
うなずく草多。
「冬美、ちょっと大聖堂に行って来ていいか?すぐ戻るから。」
草多が冬美に聞いた。
「いいよ。最近私につきっきりだったんだから。気にしないで。気をつけて行ってらっしゃい!!」
笑いながら冬美が言った。
「少しでもなんかあったら、すぐ連絡してな。」
そう言うと草多は病室の外へ出て行った。
草多は指輪ショップの前に立った。
男一人で入るのは、なんとなく緊張する。
(有水さん、よく一人で入れたよなぁ・・・。)
そう思いながらも、草多はショップの中に入っていった。
「いらっしゃいませ。あら、草多さん。今日はどうしたんですか?冬美さんへのプレゼントですか??」
ショップの店員が草多を見て言った。
「いや、婚約指輪を買いたくて来たんですけど、何かいいのないですかね?」
草多が店員に聞く。
「婚約指輪?それでしたら、こちらの展示になります。」
店員に教えられた通り展示場所に行く草多。
そこには沢山の婚約指輪が展示されてある。
一つ一つをじっくり見ていく。
(どんなのがいいかな・・・。冬美の象徴として透明なのにするか・・・。けど、色物も絶対に似合うしな・・・・・。)
悩む草多。
ふと、草多の目が一つの指輪に止まった。
銀色のふちに、輝く緑色の宝石がついている。
草多はその指輪を手に取った。
宝石の中に、何か書いてある。
草多は宝石をのぞきこんだ。
そこには、赤い実と葉っぱが描かれていた。
「綺麗でしょう、その指輪。」
店員が草多に話しかける。
「その緑の宝石は、エメラルドなんですよ。エメラルドの象徴の一つに、幸運・幸福という意味があるんです。そして中に描かれている実はホーリーと言って、象徴の一つに永遠の輝きという意味があるんですよ。まさに、結婚指輪にピッタリでしょう?それに緑は草多さんの象徴でもありますから、お似合いだと思いますよ。」
笑顔で説明する店員。
指輪をじっと見つめる草多。
(永遠の輝き・・・。幸運・幸福か・・・・。)
「すみません、じゃあこれください。」
指輪を買って、草多はショップを後にした。
病室へ戻る草多。
冬美はスースーと眠っていた。
改めてプロポーズするなんて、緊張する。
「ん・・・・ん~」
草多の気配を感じ、目を覚ます冬美。
「あ、おかえり草多・・・。」
体を起こす冬美。
「大丈夫か?」
そう言いながら冬美のベットに腰掛ける。
「うん!!少し寝たから、とっても調子がいいよ♪」
笑顔で冬美が言った。
「草多が大聖堂に行ってから、人間と共存する方法を一生懸命考えたの。けどなかなかいい考えが浮かばなくて・・・そのまま寝ちゃってたんだ。」
続ける冬美。
「秋美達は何か考えたのかな?」
草多が冬美の肩を抱きながら言った。
草多の胸に頭をおく冬美。
「自然の素晴らしさを伝えたらってずっと言ってるけど、具体的な方法が思い浮かばなくてイライラしてるみたい。みんなそれぞれ、今一生懸命考えてるけどね。なかなか・・・。」
ため息をつく冬美。
「自然の素晴らしさか・・・。・・・・なぁ、冬美・・・妖精の世界の事を一番に考えないといけない今、俺は冬美の事をなにより優先して考えてしまうんだ・・・。人間と共存する道を探すのを選んだのだって、冬美を守るためだ。今の俺は、冬美を守るためなら平気で人間だって見捨てられる。攻撃することだって・・・。俺は種子蕾隊のメンバーとして失格なのかな・・・・。」
冬美を抱く手に力が入る。
「草多・・・・・。失格なんかじゃないよ。・・・ジェネレーションのこと、覚えてる?」
冬美が頭をもたれかけたまま、草多を見上げて聞いた。
「当たり前だ。」
「あの時、ジェネレーションのメンバーはみんな仲間のために、仲間を攻撃して、人間を攻撃してたんだから。・・・馬鹿なことだったのかもしれないけど、みんなそれだけ仲間を守りたかったんだよ。だから、草多の今考えてることって、考えて当たり前のことなんじゃないかなって思う。」
冬美が草多の胸に顔をうずめる。
「・・・どんなことだって、何かを得るには、それ相応の犠牲があるものだと思う。自分の大切なもののためなら、ついそこだけを考えてしまう。けどね、今,私は、人間も妖精も守りたい。・・・本当の笑顔で、草多との結婚式をしたいんだぁ・・・。」
「冬美・・・・・。」
草多は冬美が見ていないのを確認すると、冬美を抱いていないほうの手でポケットから指輪を出した。
そのままこっそり冬美を抱いた手に指輪を持ち替える。
草多は深呼吸をすると、冬美を抱いていた手を離した。
冬美が目を開ける。
冬美と向かい合わせになる草多。
そのまま、草多は冬美の左手を持つと、その薬指に指輪をはめた。
「そうた・・・・・・?」
何か言いたそうな冬美をよそに、草多は正面から思い切り冬美を抱きしめる。
「冬美・・・。今更改めて言うのもなんなんだけど・・・。俺は、冬美をこの世で一番愛してる。冬美の存在が、俺の幸せに繋がっていくんだ。何があっても、俺が絶対に守っていくから・・・だから、一生俺についてきてくれ。」
草多は胸の中の冬美を見た。
冬美がゆっくりとうなずく。
「草多・・・・・・ありがとう・・・・・。」
冬美の目から、涙がこぼれた。
草多は片手で冬美の涙を拭うと、そのまま冬美のあごを上げ、優しくキスをした。
「冬美、体調はどうだ?」
草多が病室のベットで横になっている冬美に聞いた。
「大分いいよ・・・。」
微笑んで答える冬美。
草多も軽く微笑む。
【コンコン】
病室のドアをノックする音がした。
ドアが開いて、春美、夏美、秋美、睡蓮、鈴蘭が入ってくる。
「冬美、調子はどう??少しはマシになった?」
夏美が聞いた。
「大丈夫。」
夏美たちにも微笑む冬美。
「草多の調子は?大丈夫なの?」
春美が心配そうに草多に聞いた。
「問題ない。」
うなずく草多。
「よかった!!二人とも回復してるようで!!」
睡蓮が飛びながら言った。
冬美のベッドの周りに座る五人。
「そうそう!!ここにくる途中、有水さんと蒲公英さんが二人で居るの見たの。今日は二人とも仕事はないはずなのに♪」
夏美が楽しそうに言った。
「あの二人は、絶対に仕事仲間以上の関係ですわ。」
鈴蘭が笑いながら言う。
「そうかぁ??別に一緒に居るなんてよくあることだろ?」
秋美が不思議そうに言った。
そんな秋美を見てため息をつく夏美。
「まったく。本当に秋美は恋愛音痴ね。」
そう言って、夏美はニヤけた。
「しかも、この間有水さん、指輪ショップに居たんだよ!!絶対あの二人できてるって!!!」
睡蓮が笑う。
「指輪ショップで、なんでできてるんだ??そりゃあ二人で居たらできてんのかもしれないけどさ・・・。」
首をかしげる秋美。
「一人で指輪ショップに居るってことは、婚約指輪を買おうとしていた可能性が高いってことですわ。二人で居たら、結婚指輪の可能性が高いの。」
鈴蘭が秋美に教える。
「婚約指輪かぁ・・・・・。」
考える秋美。
「そういえば!!草多は冬美になんてプロポーズしたの?」
草多の方を向いて、笑う夏美。
「は・・・?」
慌てる草多。
「もぉ、夏美。いじめちゃだめだよ。」
笑う冬美。
「だってぇ!!知りたいんだもん♪」
笑いながら、夏美は冬美の方を向いた。
(そう言えば俺、ちゃんと冬美にプロポーズしたっけ??)
会話を聞きながら、草多は考えていた。
冬美との結婚指輪はもう買ってある。少し太めの大きさで、葉っぱと雪の結晶が彫ってある。葉っぱの所にはぺリドットという宝石が埋め込まれていて、雪の結晶の所にはダイヤが埋め込まれている。
冬美の方はぺリドットが大きく、草多の方はダイヤが大きめだ。
ぺリドットとは緑の宝石で、宝石の象徴の中の一つに夫婦の幸福という意味がある。これは草多をイメージしている。
ダイヤは冬美のイメージで、象徴は清浄無垢。純粋・不滅だ。
結婚式に使うため、今は大切に保管してあった。
(そうか・・・。冬美とは自然な流れで当たり前のように結婚へ向かっていたから、改めてプロポーズをしなかったんだ・・・。二人で結婚指輪は買ったけど、婚約指輪は買ってなかった・・・・。)
考える草多。
「それでねっ・・・夏美ちゃんたら・・・・・」
女の子たちはもう別の話題で盛り上がっている。
しばらくすると、冬美の主治医がやってきた。
そのため帰っていく女の子たち。
主治医の診察が終わった。
冬美はかなり回復してきているようだ。
「冬美、よかった。安心したよ。」
草多が冬美に優しく微笑んだ。
「うん。もうちょっとしたら家に帰れるね。」
笑う冬美。
うなずく草多。
「冬美、ちょっと大聖堂に行って来ていいか?すぐ戻るから。」
草多が冬美に聞いた。
「いいよ。最近私につきっきりだったんだから。気にしないで。気をつけて行ってらっしゃい!!」
笑いながら冬美が言った。
「少しでもなんかあったら、すぐ連絡してな。」
そう言うと草多は病室の外へ出て行った。
草多は指輪ショップの前に立った。
男一人で入るのは、なんとなく緊張する。
(有水さん、よく一人で入れたよなぁ・・・。)
そう思いながらも、草多はショップの中に入っていった。
「いらっしゃいませ。あら、草多さん。今日はどうしたんですか?冬美さんへのプレゼントですか??」
ショップの店員が草多を見て言った。
「いや、婚約指輪を買いたくて来たんですけど、何かいいのないですかね?」
草多が店員に聞く。
「婚約指輪?それでしたら、こちらの展示になります。」
店員に教えられた通り展示場所に行く草多。
そこには沢山の婚約指輪が展示されてある。
一つ一つをじっくり見ていく。
(どんなのがいいかな・・・。冬美の象徴として透明なのにするか・・・。けど、色物も絶対に似合うしな・・・・・。)
悩む草多。
ふと、草多の目が一つの指輪に止まった。
銀色のふちに、輝く緑色の宝石がついている。
草多はその指輪を手に取った。
宝石の中に、何か書いてある。
草多は宝石をのぞきこんだ。
そこには、赤い実と葉っぱが描かれていた。
「綺麗でしょう、その指輪。」
店員が草多に話しかける。
「その緑の宝石は、エメラルドなんですよ。エメラルドの象徴の一つに、幸運・幸福という意味があるんです。そして中に描かれている実はホーリーと言って、象徴の一つに永遠の輝きという意味があるんですよ。まさに、結婚指輪にピッタリでしょう?それに緑は草多さんの象徴でもありますから、お似合いだと思いますよ。」
笑顔で説明する店員。
指輪をじっと見つめる草多。
(永遠の輝き・・・。幸運・幸福か・・・・。)
「すみません、じゃあこれください。」
指輪を買って、草多はショップを後にした。
病室へ戻る草多。
冬美はスースーと眠っていた。
改めてプロポーズするなんて、緊張する。
「ん・・・・ん~」
草多の気配を感じ、目を覚ます冬美。
「あ、おかえり草多・・・。」
体を起こす冬美。
「大丈夫か?」
そう言いながら冬美のベットに腰掛ける。
「うん!!少し寝たから、とっても調子がいいよ♪」
笑顔で冬美が言った。
「草多が大聖堂に行ってから、人間と共存する方法を一生懸命考えたの。けどなかなかいい考えが浮かばなくて・・・そのまま寝ちゃってたんだ。」
続ける冬美。
「秋美達は何か考えたのかな?」
草多が冬美の肩を抱きながら言った。
草多の胸に頭をおく冬美。
「自然の素晴らしさを伝えたらってずっと言ってるけど、具体的な方法が思い浮かばなくてイライラしてるみたい。みんなそれぞれ、今一生懸命考えてるけどね。なかなか・・・。」
ため息をつく冬美。
「自然の素晴らしさか・・・。・・・・なぁ、冬美・・・妖精の世界の事を一番に考えないといけない今、俺は冬美の事をなにより優先して考えてしまうんだ・・・。人間と共存する道を探すのを選んだのだって、冬美を守るためだ。今の俺は、冬美を守るためなら平気で人間だって見捨てられる。攻撃することだって・・・。俺は種子蕾隊のメンバーとして失格なのかな・・・・。」
冬美を抱く手に力が入る。
「草多・・・・・。失格なんかじゃないよ。・・・ジェネレーションのこと、覚えてる?」
冬美が頭をもたれかけたまま、草多を見上げて聞いた。
「当たり前だ。」
「あの時、ジェネレーションのメンバーはみんな仲間のために、仲間を攻撃して、人間を攻撃してたんだから。・・・馬鹿なことだったのかもしれないけど、みんなそれだけ仲間を守りたかったんだよ。だから、草多の今考えてることって、考えて当たり前のことなんじゃないかなって思う。」
冬美が草多の胸に顔をうずめる。
「・・・どんなことだって、何かを得るには、それ相応の犠牲があるものだと思う。自分の大切なもののためなら、ついそこだけを考えてしまう。けどね、今,私は、人間も妖精も守りたい。・・・本当の笑顔で、草多との結婚式をしたいんだぁ・・・。」
「冬美・・・・・。」
草多は冬美が見ていないのを確認すると、冬美を抱いていないほうの手でポケットから指輪を出した。
そのままこっそり冬美を抱いた手に指輪を持ち替える。
草多は深呼吸をすると、冬美を抱いていた手を離した。
冬美が目を開ける。
冬美と向かい合わせになる草多。
そのまま、草多は冬美の左手を持つと、その薬指に指輪をはめた。
「そうた・・・・・・?」
何か言いたそうな冬美をよそに、草多は正面から思い切り冬美を抱きしめる。
「冬美・・・。今更改めて言うのもなんなんだけど・・・。俺は、冬美をこの世で一番愛してる。冬美の存在が、俺の幸せに繋がっていくんだ。何があっても、俺が絶対に守っていくから・・・だから、一生俺についてきてくれ。」
草多は胸の中の冬美を見た。
冬美がゆっくりとうなずく。
「草多・・・・・・ありがとう・・・・・。」
冬美の目から、涙がこぼれた。
草多は片手で冬美の涙を拭うと、そのまま冬美のあごを上げ、優しくキスをした。
0
お気に入りに追加
3
あなたにおすすめの小説
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
寝室から喘ぎ声が聞こえてきて震える私・・・ベッドの上で激しく絡む浮気女に復讐したい
白崎アイド
大衆娯楽
カチャッ。
私は静かに玄関のドアを開けて、足音を立てずに夫が寝ている寝室に向かって入っていく。
「あの人、私が
あなたの子ですが、内緒で育てます
椿蛍
恋愛
「本当にあなたの子ですか?」
突然現れた浮気相手、私の夫である国王陛下の子を身籠っているという。
夫、王妃の座、全て奪われ冷遇される日々――王宮から、追われた私のお腹には陛下の子が宿っていた。
私は強くなることを決意する。
「この子は私が育てます!」
お腹にいる子供は王の子。
王の子だけが不思議な力を持つ。
私は育った子供を連れて王宮へ戻る。
――そして、私を追い出したことを後悔してください。
※夫の後悔、浮気相手と虐げられからのざまあ
※他サイト様でも掲載しております。
※hotランキング1位&エールありがとうございます!
マッサージ師にそれっぽい理由をつけられて、乳首とクリトリスをいっぱい弄られた後、ちゃっかり手マンされていっぱい潮吹きしながらイッちゃう女の子
ちひろ
恋愛
マッサージ師にそれっぽい理由をつけられて、乳首とクリトリスをいっぱい弄られた後、ちゃっかり手マンされていっぱい潮吹きしながらイッちゃう女の子の話。
Fantiaでは他にもえっちなお話を書いてます。よかったら遊びに来てね。
校外学習の帰りに渋滞に巻き込まれた女子高生たちが小さな公園のトイレをみんなで使う話
赤髪命
大衆娯楽
少し田舎の土地にある女子校、華水黄杏女学園の1年生のあるクラスの乗ったバスが校外学習の帰りに渋滞に巻き込まれてしまい、急遽トイレ休憩のために立ち寄った小さな公園のトイレでクラスの女子がトイレを済ませる話です(分かりにくくてすみません。詳しくは本文を読んで下さい)
【完結】20年後の真実
ゴールデンフィッシュメダル
恋愛
公爵令息のマリウスがが婚約者タチアナに婚約破棄を言い渡した。
マリウスは子爵令嬢のゾフィーとの恋に溺れ、婚約者を蔑ろにしていた。
それから20年。
マリウスはゾフィーと結婚し、タチアナは伯爵夫人となっていた。
そして、娘の恋愛を機にマリウスは婚約破棄騒動の真実を知る。
おじさんが昔を思い出しながらもだもだするだけのお話です。
全4話書き上げ済み。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる