上 下
64 / 76
樹神奉寧団編

64 樹神奉寧団編 <挿入話 木藤多恵>

しおりを挟む
―――――――――

<挿入話>
・・・木藤多恵・・・

―――――――――

 ああ、気持ちいい!!

 彼とのセックス、最高~!!

 彼の太くて長くて硬いアレが、私の股間の穴から下腹部中央をズブズブッと貫く。
 熱いそれが私の膣を、繰り返し、繰り返し、繰り返し、蹂躙する・・・。
 膣壁がこすられ……、膣は奥へ、右へ、左へと伸ばされ……、えも言われぬ強烈な快感が込み上げる!

 ズッと深く刺し込まれる。
 奥へ押しやられた子宮に軽い衝撃。…これは彼の精液が勢いよく放出されて、子宮口に掛けられる感触ね。
 私の狭い膣内は、彼の大量の精液で満たされてゆき、すぐにそれが挿入されている膣口から外へ溢れ出てくる。

 うう、私、ヒクヒク痙攣してる。いっぱい潮を噴いちゃった。
 体が蕩けてしまいそうよ・・・。

 スゴク気持ち良かったよ。

 大好きだよ、慎吾・・・。


 イケメンで、テクニックも最高の彼は、樹神奉寧団の教主様。
 しかし彼、新しい斎巫から超絶不当な扱いをされているらしい……。
 こんな素敵な人をないがしろにする邪悪な斎巫って何よ、許せないわ!!
 立場を利用して婚約者を名乗り、毎日無理やり彼と何度もセックスし、精液を搾り取っているだなんて・・・。
 たかだか16歳の小娘の分際で、どういうつもりかしら?!
 彼は種馬じゃないのよ。可哀想すぎるよ。

 え? 私が斎巫になってくれれば嬉しいですって?
 私が斎巫になれば、私が彼の正式な妻になれるですって?!

 でも、斎巫にだなんて、そんなの無理でしょう。
 うそ、方法があるの?
 どうすれば良いの?!
 危険だからダメだって? 方法だけでも教えて頂戴。あなたに迷惑はかけませんからっ!

 彼から聞いた方法……。斎巫の生きている心臓をつかみ出して食べる・・・。

 私には教団関係者にツテがあり、そこから聞いたところによると、斎巫は生贄を欲しているとか。全く、邪悪極まりないアマだよ。
 しかし、それなら生贄を装って近づくことが可能。
 供物儀式中は警備の者も入れないハズ。実行不可能ではない。

 ただ、やるからには失敗は許されない。確実に仕留めなければ・・・。
 特に儀式の詳しい様子が分からないのは痛い。情報が欲しい。

 よし、ならば、妹を先に生贄に差し出そう!

 いつも澄ましていて成績も超絶優秀な妹の麻衣。私、大嫌いなんだよね。
 あの変態マゾ娘なら、上手く持っていけば自分から進んで生贄になるはず。

 ツテから聞いた女子切腹同好会。この会が供物の供給をしているらしい。
 会長の柴田百合と妹は、同じ高校の同級生だ。
 まず妹を生贄に差し出し、その上で私が立候補して、“妹の最後と自分の儀式の詳細を聴きたい”と持ち掛ければ……、全て隠さずに教えてくれるだろう。
 先に妹が生贄になっていれば、その分、信頼も得られて油断もするはず。成功の可能性は格段に上がる。

 愚妹よ。私の役に立ちなさい。
 鬼頭家の血を引く者として“身を捧げる”のです。
 私の幸せの為に・・・。



 妹が生贄となって死んだすぐ後に、私も生贄になりたいと申し出た。
 切腹同好会会長から聞いたことによると、供物儀式は基本的に斎巫だけで行われているらしい。それも、防御できる物が何もない全裸の状態で…。これは、好都合!
 但し、妹の時は、この会長が補助で入ったとのこと。つまり私の時も同様になるだろう。う~ん、これは邪魔だな…。
 この対策としては、当日、会長に下剤を盛る。お腹を下した状態では儀式に参加できないだろうからね。

 妹は生きたままで解体されるのを望んだとか。さすが変態マゾ。でも私は、普通に切腹を希望する。これならば、堂々と刃物を持って斎巫に近寄れる。
 後は上手うまく斎巫を誘導し、彼女の腹を切り裂いて、心臓を抜いて食べれば良い。
 うん、いける。きっと上手くゆく!

 そして、実行の時!

 同好会会長には、上手く下剤を飲ませた。少し効きが悪いみたいだけど、まあ良いでしょう。斎巫の心臓を抜いて食べる間、邪魔されなければそれでよい。
 斎巫も全く警戒していない。解釈用の刀も、帯刀せずに置いたまま。
 相手は、ひ弱そうで何の武器も防御もない裸の小娘。一方で私は刃物を持っている。簡単なことだよ。これなら余裕でヤレル!

 近づいてきた斎巫の手を引っ張って、刃物を腹に突き立てる。狙うは、人体の急所とされる鳩尾みぞおち

 くたばれ、この邪悪小娘!
 お前の真っ黒な汚いハラワタなんか、こうしてくれる!!

 どうだ、これだけ腹の中をズタズタグチャグチャにされたら、もう動けまい。
 さあ、とどめ!心臓をえぐりだすよ!!

 グギャッ!!



 上手くゆく・・・と思ったのに・・・。

 何でアイツ、死んでないの?あれだけ盛大に腹の中を抉りまくったのに!
 後は邪魔な臓腑の残骸を掻き出し、胸の奥の心臓をつかみ出すだけだったのに!

 なんでよ! このバケモノ!!

 ううう、私、縛られてる。縛られてしまって動けない・・・。

 嫌だ。私、死にたくない!
 生贄なんて嫌!!

 嫌だ、助けて!!

 助けて、慎吾!!

―――――――――

しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

女子切腹同好会

しんいち
ホラー
どこにでもいるような平凡な女の子である新瀬有香は、学校説明会で出会った超絶美人生徒会長に憧れて私立の女子高に入学した。そこで彼女を待っていたのは、オゾマシイ運命。彼女も決して正常とは言えない思考に染まってゆき、流されていってしまう…。 はたして、彼女の行き着く先は・・・。 この話は、切腹場面等、流血を含む残酷シーンがあります。御注意ください。 また・・・。登場人物は、だれもかれも皆、イカレテいます。イカレタ者どものイカレタ話です。決して、マネしてはいけません。 マネしてはいけないのですが……。案外、あなたの近くにも、似たような話があるのかも。 世の中には、知らなくて良いコト…知ってはいけないコト…が、存在するのですよ。

女子切腹同好会 ~4完結編~

しんいち
ホラー
ひょんなことから内臓フェチに目覚め、『女子切腹同好会』という怪しい会に入会してしまった女子高生の新瀬有香。なんと、その同好会の次期会長となってしまった。更には同好会と関係する宗教団体『樹神奉寧団』の跡継ぎ騒動に巻き込まれ、何を間違ったか教団トップとなってしまった。教団の神『鬼神』から有香に望まれた彼女の使命。それは、鬼神の子を産み育て、旧人類にとって替わらせること。有香は無事に鬼神の子を妊娠したのだが・・・。 というのが前作までの、大まかなあらすじ。その後の話であり、最終完結編です。 元々前作で終了の予定でしたが、続きを望むという奇特なご要望が複数あり、ついつい書いてしまった蛇足編であります。前作にも増してグロイと思いますので、グロシーンが苦手な方は、絶対読まないでください。R18Gの、ドロドログログロ、スプラッターです。

校長室のソファの染みを知っていますか?

フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。 しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。 座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る

男子中学生から女子校生になった僕

大衆娯楽
僕はある日突然、母と姉に強制的に女の子として育てられる事になった。 普通に男の子として過ごしていた主人公がJKで過ごした高校3年間のお話し。 強制女装、女性と性行為、男性と性行為、羞恥、屈辱などが好きな方は是非読んでみてください!

ずっと女の子になりたかった 男の娘の私

ムーワ
BL
幼少期からどことなく男の服装をして学校に通っているのに違和感を感じていた主人公のヒデキ。 ヒデキは同級生の女の子が履いているスカートが自分でも履きたくて仕方がなかったが、母親はいつもズボンばかりでスカートは買ってくれなかった。 そんなヒデキの幼少期から大人になるまでの成長を描いたLGBT(ジェンダーレス作品)です。

意味がわかるとえろい話

山本みんみ
ホラー
意味が分かれば下ネタに感じるかもしれない話です(意味深)

おじさん、女子高生になる

一宮 沙耶
大衆娯楽
だれからも振り向いてもらえないおじさん。 それが女子高生に向けて若返っていく。 そして政治闘争に巻き込まれていく。 その結末は?

♡ちょっとエッチなアンソロジー〜おっぱい編〜♡

x頭金x
大衆娯楽
♡ちょっとHなショートショート詰め合わせ♡

処理中です...