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樹神奉寧団編
58 樹神奉寧団編 <挿入話 柴田百合…3>
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<挿入話>
・・・柴田百合・・・(3)
―――――――――
月曜日。今日は有香に会える!!
有香の方から私を呼んでくれたのです。
斎巫様のお召しとあれば参上しない訳にはゆきませんよね。普通であれば絶対近寄れない教団本部。お頭様に連れられて、出向きます。
ビックリ仰天の有香の豪華なお部屋の中で、私たち、タップリ愛し合っちゃった。
でも有香、親に一億で売られただなんて…。可哀想。
それに教主様と・・・、してるんだ、セックス。
それも毎日…。
鬼神様の子を妊娠しなければいけないだなんて、なんか、嫌だな。有香が私からどんどん離れて行っちゃう・・・。
それに教主も、最低の屑男みたい。そんなのと有香が、毎日セックスしてるだなんて・・・。
でも、これから月曜日は有香と会えることになりました。これは嬉しいよ。
日曜日。今日は新会員の切腹。遺体は新鮮なうちに有香の元へ送るそうです。
新会員と言っても、私、彼女をよく知らない。事務局が直で会員にして送ってきた子。たしか、3年生の先輩よね。
まあ、別に誰でも良いよ。もう死んじゃうんだから。
切腹部屋で全裸になり、横一文字にお腹を切った彼女。即座に刃物を置き、両手を前へ付く。切り口からは小腸がウニョウニョッと顔を出す。
「介錯を」
は、早いな……。まあ、いいよ。
サクッと首を落としてあげる。
遺体は速攻で運び出されました。
明日は月曜日で、有香に会える日。楽しみだなあ。
月曜日放課後…。本当なら、これから有香のところへ行くはず。しかし、今日は延期になってしまいました。残念。
そして、今日、同級生の、それもクラス委員長からトンデモナイ申し出を受けてしまいました。教団の為に身を捧げたいだなんて・・・。
少し誤解もあるみたいだけど、これは全然問題ない。“身を捧げて”もらいましょうよ。
煽ってみたら、彼女、承諾しちゃった…。事務局に報告しようとしたら、事務局の方から連絡が来て、水曜日に委員長を生贄として本部へ差し出すとのコト。それに同行し、切腹処理の手伝いをするようにとの指令です。手際よすぎ!
いや、なんだかおかしなことになってきちゃったかな。でも、有香の仕事を手伝えるのは嬉しいな。
そうして・・・。委員長を連れて本部へ出向き、有香の前へ彼女を引き入れたということなんですね。
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