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2巻
2-2
しおりを挟む「先代様、ポーションをお持ちし……おや、お元気になられておりますな」
「ああ、この坊やが儂に回復魔法をかけてくれたお陰だ」
「それはようございました」
執事服をビシッと着こなした人が、ホッとした様子でお爺さんと話していた。
この人が、お爺さんのための治療薬を探していたんだ。
その男の人との話を終えたお爺さんが、再び僕の方を向く。
「坊や、ぜひ治療のお礼をしたいのだが、この後時間はあるかい?」
「ありがとうございます。あの、僕は冒険者をしていまして、一人で旅をしている途中です」
僕がそう話すと、お爺さんはとっても驚いたようだった。
近くにいたお婆さんや護衛の人も表情が固まっていた。
あわわ、何か別の話題で空気を変えないと。
「あのあの、僕はこの後馬車便でアマード子爵領の領都に行く予定なんです」
「ほう、それならちょうどいい。儂らが帰ろうとしているのも領都なんだ。儂の馬車に乗っていくといい」
なぜか僕がお爺さんたちと一緒に領都に行く事が決定した。
「あ、ありがとうございます」
「気にしなくていいぞ。まぁ、このままここにいるのもなんだし中で話そうか」
そのままお爺さんの提案で、僕はニコニコ顔のお婆さんに手を繋がれながら目の前の立派な宿に入った。
ロビーにあるテーブルに着いて、僕とお爺さんとお婆さんはそれぞれ席に腰かけた。
「さて、紅茶とケーキだ。好きに食べていいぞ」
お爺さんが、僕の前に出されたケーキを勧める。
「あ、ありがとうございます……」
従者の方と護衛は、お爺さんとお婆さんの後ろに立って控えていた。
僕は目の前のケーキではなく、ロビーの雰囲気に圧倒された。
とても細かい柄の絨毯が敷いてあって、部屋に並ぶ調度品も豪華だった。
そのせいで、多分とっても美味しいケーキを食べているはずが、緊張して味が全然分からない。
そのまま全部食べ終えたところで、お爺さんが話し始めた。
「儂はサイオン、そして横にいるのが妻のメアリーだ。後ろにいるのが儂の執事と護衛だ。改めて、先ほどは危ない所を助けてくれてありがとう」
「僕はレオって言います。サイオンさんの具合が治ってよかったです」
「いつもはポーションを飲んで回復していたのだがな。間の悪い事に、持っていたポーションを苦しさのあまり落としてしまったのだよ。歳は取りたくないものだ、ははは」
サイオンさんが少し苦笑いしながらそう言った。
でも、僕がサイオンさんの体を見た感じだとポーションも気休めだったかもしれない。
あのたくさんのもやもやがポーションだけで治るとは思えなかった。
そう考えていると、メアリーさんが僕の顔をまじまじと覗き込んできた。
「レオ君、間違っていたらごめんなさいね。もしかして、あなたは巷で噂の小さな魔法使いじゃないかしら?」
「あ、はい。周りの人にそう言われています」
「やっぱりね。黒い髪の魔法使いの子どもって珍しいから、もしかしてって思ったのよ」
男爵領の街でも言われたけど、こんな所まで僕の二つ名って、広まっちゃってるんだな。
メアリーさんは、キラキラした目で僕の事を見ていた。
「やはり君がそうだったのか。セルカーク直轄領で起きていた代官と司祭の事件を解決に導いて、教会が機能しない期間には、多くの怪我人や病人を治療したと聞いておるぞ」
「えーっと、事件を解決に導いたのは僕じゃないんですが……」
「ははは、謙遜するでない。こう見えても、儂のもとには色んな情報が入ってくるんだ。君の活躍は知っているよ。そうか、アマード子爵領に向かっているというのも納得だ」
サイオンさんが、僕を見ながら何かを理解したように頷いていた。
もしかしたら、サイオンさんには僕の境遇やセルカークで何をしていたかまで全部知られているのかも。
サイオンさんの顔を見て、僕は何となくそう思った。
ここで、執事さんがサイオンさんに耳打ちした。
執事さんの話を聞いたサイオンさんが、僕に向き直る。
「そろそろ馬車に乗らないといけない時間だな。話の続きは馬車の中でしよう」
どうやら、サイオンさんが乗る馬車の用意が終わったみたいだ。
僕たちは宿のロビーから玄関に移動した。
サイオンさんの馬車を目の前にして、僕は目を丸くする。
馬車便のものより大きく、豪華な飾りがしてあって、一目見て高そうな馬車ってすぐに分かった。
サイオンさんとメアリーさんが馬車に乗り込んだけど、僕はちょっと怖気づいていた。
護衛の人が馬に跨る。
この馬車に乗って落ち着ける気がしないなぁ。
「さあ、どうぞ。乗る所が高いので、この箱をお使いください」
「はい、ありがとうございます……」
執事さんが昇降用の台を用意してくれたので、僕は意を決して馬車の中に乗り込んだ。
想像以上に、車内の装飾も豪華だった。
椅子も馬車便のように木の板ではなく、ふかふかなソファーだった。
僕は、サイオンさんとメアリーさんの反対側に恐る恐る座った。
「では、出発いたします」
「うむ」
執事さんが御者をするみたいだ。
サイオンさんに合図をして馬車が出発した。
「この村から領都まではとても近い。昼食までには領都に着くだろう」
「そうね。そうしたら、レオ君には我が家で昼食をご馳走するのはどうでしょうか?」
「うむ、ぜひそうしよう。さすがにケーキ一個では、治療のお礼にもならないからな」
僕が口を挟む隙もなく、サイオンさんとメアリーさんによって僕の昼食の予定まで決定した。
何というか、サイオンさんとメアリーさんは有無を言わせない言葉の強さがあるね。
「レオは、街に着いたらどうするつもりだい?」
「まず冒険者ギルドに行って、到着の手続きをしてから、当面泊まる予定の宿を探すつもりです」
「ふむ。ちなみに、アマード子爵領ではどんな依頼を受けるか決めているのか?」
「僕はまだ体が小さいので、普通の冒険者みたいな討伐依頼はほとんど受けられません。セルカークにいた時と同じく、当面は治療と薬草採取とポーション作りのお手伝いをしようと思っています」
「そうか。アマード子爵領は職人が多い。危険な仕事に従事する者も多く、それゆえ怪我人も出やすいのだ。レオの治療の実力があれば、きっと職人たちも喜ぶだろう」
僕の考えを聞いたサイオンさんが真剣な表情で返事をしていた。
アマードの住民であるサイオンさんから太鼓判をもらえて、ちょっと自信が出てきた。
「しかし、まだ幼い子どもなのに一人で冒険者をしているとは。何とも嘆かわしい事だな」
「大変な事もありましたけど、セルカークの街で皆さんにとてもよくしてもらいましたから」
「両親に甘えたい年頃なのに、それができる相手すらいないなんて可哀想よね。魔法使いで他の子より賢いというのが、何とも皮肉だわ」
メアリーさんは僕の話を聞いて、つらそうな表情を浮かべた。
でも、僕からすれば同年代の人に会った事がないので、実際他の子がどんな感じなのかが分からないんだよなあ。
「レオは、いつまでアマード子爵領にいるつもりだい?」
サイオンさんが再び僕に話を振った。
「最低でも来年の春まではいようかと思っています。セルカークの街には諸事情で長くいられなかったので、アマード子爵領では冒険者の勉強をするつもりです」
「それはいい考えだ。レオは優秀な魔法使いだが、まだ幼すぎる。冒険者の勉強をするのももちろんだが、体をもう少し大きくしないとな」
サイオンさんは、僕の体の事を心配してくれた。
メアリーさんもうんうんと頷いている。
もっとご飯を食べた方がいいのかな。
「皆様、防壁が見えてまいりました」
執事さんが領都に近づいた事を教えてくれた。
僕は馬車の窓から、外を眺めた。
素晴らしい光景を見て、一瞬で心を奪われてしまった。
「わぁ、とっても綺麗な街並みです。山の中にある街ってこんな感じなんですね」
「ははは、そうかそうか。鉱山は、あの山の麓にあるのだ。街はどこにでもある普通の街だぞ」
「こうしてはしゃいでいる姿を見ると、レオ君も年頃の男の子って実感するわ。とても可愛いわね」
僕が馬車の窓に張り付いていると、サイオンさんが笑いながら僕の姿を見ていた。
メアリーさんも微笑ましそうな表情だ。
でも、二人は見慣れているかもしれないけど、初めてこの街の風景を見た人なら誰でも感動するよ。
まもなくして、馬車はアマード子爵領の門の前に無事に到着した。
身分確認で並んでいる後ろに続くのかと思ったら、なぜか列を通りすぎて一番前までやってきた。
「儂じゃ」
「先代様、長旅お疲れ様でございます」
「うむ」
サイオンさんが馬車の窓から守備隊の隊員に一言発しただけで、馬車は何事もなかったかのように門を通過しちゃった。
えっ、大丈夫なのかな?
セルカークの街では、毎回門を通る度に身分のチェックがあったはずだ。
それに最初に会った時も呼ばれていたけど、先代様って何の事だろう?
僕は心配になってサイオンさんたちに確認した。
「サイオンさん、メアリーさん。何もチェックしないまま街に入っちゃったけど、大丈夫ですか?」
「うむ、何も問題はないぞ。儂は街でも顔が利くからな」
「気にしなくて大丈夫だから安心してね。レオ君はしっかりしているのね」
サイオンさんとメアリーさんがそう言って、僕の頭をポンポンと撫でてきた。
まぁ、守備隊の人が認めたなら気にしなくていのかな。
少し不安な気持ちを残しつつ、馬車は街の中心までやってきた。
「お家がたくさん立ち並んでいるエリアに入りましたね」
「ここから先は貴族たちが住む住宅街だな。儂の屋敷はこの街道の先だ」
この街道の先っていうと、広い庭の奥に見える豪邸しかないんだけど、もしかしてあれの事かな?
まさかそんな事はないだろうと思っていたら、馬車はその屋敷まで一直線で向かっていった。
「先代様、お帰りなさいませ」
屋敷の前まで来ると、門兵がそう言いながらすぐに門を開けた。
この大きな屋敷が、サイオンさんとメアリーさんの自宅で間違いないようだ。
一体、このサイオンさんとメアリーさんって何者なのだろうか?
僕が首を傾げているうちに、馬車が屋敷の玄関に到着した。
馬車を降りて、僕は辺りを見回す。
庭の広さと屋敷の大きさを改めて見て、圧倒されてしまい声も出ません。
庭はとてもよく手入れされていて、木々の緑がとても綺麗だ。
全員が降りたのとほぼ同時に、重厚な玄関のドアが開いた。
室内もこれまた豪華だ。
さっきまでいた宿場街の立派な宿よりもキラキラしている。
「お義父様、お義母様、お帰りなさいませ」
「お爺様、お婆様、お帰りなさい」
僕がソワソワしながら玄関で立っていると、とても綺麗なドレスを着た二人の女性がこちらに歩いてきた。
二人の女性の挨拶からすると、サイオンさんとメアリーさんの親族で間違いなさそうだ。
二人のうち背の高い女性の方は、茶色っぽい髪を腰のあたりまで伸ばしていて、とってもスタイル抜群だ。その子どもらしき人は肩くらいまである薄い茶色の髪を揺らして、にこやかに微笑んでいる。
「あら、お爺様、お婆様、そちらの子どもは?」
サイオンさんの孫らしき女性が僕に気付いた。
「おお、そうじゃ。紹介せんとな。この子はレオと言って、あの有名な小さな魔法使いだ」
「主人が体調を崩して宿の前でうずくまっていたところに颯爽と現れて、あっという間に治療してくれたの。それで、お礼をするために我が家に来てもらったのよ」
サイオンさんとメアリーさんは、僕が村で行った事をニコニコしながら説明した。
「レオ、この二人は息子の嫁のグレイスと孫のデイジーだ」
「初めまして、レオです」
サイオンさんに二人の事を教えてもらい、僕は挨拶した。
「レオ君、初めまして。お義父様を助けてくれてありがとうね」
グレイスさんが僕に目線を合わせてお礼を言う。
デイジーさんは、目をキラキラと輝かせながら僕の事を見ていた。
「初めまして。今まで噂でしか聞いた事がなかったですけど、こんなに小さな少年が魔法使いなのですね。すごいですわ」
デイジーさんは、僕の存在に興味津々の様子だった。
挨拶を終えて、グレイスさんとデイジーさんが僕の頭を撫でる。
「グレイス、いきなりで悪いのだけど、レオ君の昼食を手配してくれるかしら?」
「はい、もちろんです。子ども用のサイズで準備しますわ」
メアリーさんの言葉にグレイスさんが頷いた。
そんなやり取りの横で、サイオンさんは周りをきょろきょろと見回してから、デイジーさんに声をかける。
「デイジー、ウィリアムとジョセフはどこにいるのだ?」
「お父様たちは、冒険者ギルドのギルドマスターと教会の司祭様がお越しになったので、応接室で対応しております」
「ふむ、例の件か。ちょうどいいタイミングだな」
ギルドマスターと司祭が来るなんて、一体何事だろう?
というか、そんなすごい人たちが集まってくるサイオンさんが何者か、ますます分からなくなってきたよ。
「儂はレオ君と一緒に応接室に向かう。例の件なら、レオ君が適任じゃろう。昼食の準備を進めておいてくれ」
いつの間にか僕の手を握っていたサイオンさんが歩き出す。
え、えっとサイオンさん、まったく話が見えないのですが、例の件って一体何ですか?
事情が分からない僕は、サイオンさんに連れられるまま屋敷の廊下を進んだ。
コンコン。
サイオンさんが扉の前で立ち止まりノックした。
「儂じゃ、入るぞ」
「失礼します」
部屋の中には、デイジーさんとまったく同じ髪色をした男性が二人と、純白の服を着た女性、それから赤い髪で冒険者の出で立ちをした厳つい男性が立っていた。
デイジーさんは、「お父様たち」と言っていたし、デイジーさんと同じ髪色の男性の人たちが、ウィリアムさんかジョセフさんかな?
二人ともデイジーさんとかなり顔や雰囲気が似ている。
「父上、お帰りなさいませ。おや、そちらの子どもはどなたですか?」
「レオと言ってな、儂が村で体調を崩した際に治療をしてくれたのだ。噂の小さな魔法使いだ」
サイオンさんが説明した瞬間、この場にいる全員の視線が僕に集まった。
いっせいに注目された事で、僕は少したじろいでしまう。
え、えっと、とりあえず挨拶をしないと。
僕は、ぺこりと頭を下げながら話し始めた。
「レオです、よろしくお願いします」
僕はそう言って、サイオンさんに勧められるままソファーに座った。
「私はウィリアム。ここの領主をしているよ。ちょうど今君の話をしていたところだったんだ」
多分この人がデイジーさんのお父さんだね。
僕の話をしていたという言葉も気になるけど、それよりもまさかいつの間にか領主さんの家に来ていたなんて驚きだ。
うん? ウィリアムさんがここの今の領主をしているって事は、もしかして……
「そういえばサイオンさんは道中で先代様ってよく言われていましたけど、それってウィリアムさんの前に領主だったって事ですか?」
「おお、そうじゃ。息子に領主を引き継いでいるから、今はただの引退した爺だがのう。まぁ、呼び方や話し方は今まで通りでいいぞ」
「レオ君、父上はこう見えてフランクな性格なんだ。かくいう私も堅苦しいのは苦手でね。ウィリアムさんとでも呼んでくれたら嬉しい」
「わ、分かりました……」
知らぬ間にとんでもない人と仲良くなっていたんだな。
街に入る前の門をスルーできたのも、この街のトップだったからと考えると納得だ。
でも、二人ともお偉いさんとは思えないほど気さくで親しみやすそうな人だ。
ウィリアムさんの隣にいた青年が片手を挙げた。
「私はジョセフ。お爺様を治療してくれてありがとうね。よろしく」
ジョセフさんはデイジーさんに似ているので、多分お兄さんなのだと思う。ちなみに滅茶苦茶美形だった。
茶髪を短く切りそろえていて爽やかそうな雰囲気を纏っている。
ジョセフさんに続いて、赤い髪の男性がこちらに近づいてくる。
「俺はアマード子爵領で冒険者ギルドのギルドマスターをやっている、ガッシュだ。気にせず呼び捨てで呼んでくれ」
呼び捨てでいいって言われてもそんな事できないよ。セルカーク直轄領でもギルドマスターの事はそのままギルドマスターと呼んでいたし、同じようにしよう。
「私はローラ。アマード子爵領の教会の責任者を務めているわ。教会の情報網でもレオ君の話はよく聞いているわ。セルカーク直轄領に新しく赴任した司祭が言うには、重症の子どもを抱いた母親の所にレオ君が真っ先に駆けつけて、あっという間に治療したらしいわね。偉いわ」
「えっ、そんな事まで知られているんですか?」
「私は王都の教会本部から又聞きしただけだけどね。その一件があったから、私だけでなくこの国の教会関係者は、全員レオ君の事を知っているわ」
あわわ、街の人だけでなく王国各地の教会にまで僕の存在が広まっているとは。
僕が恥ずかしさで頭を抱えていると、サイオンさんが僕の頭をぽんぽんと撫でた。
「ははは。レオよ、この国の人々は娯楽に飢えておるからな。こういう情報や噂は皆が知りたがるし、広まりやすいのだよ」
「うぅ……」
こんなに多くの人に知られるなんて予想外だったな。
あ、そうだ。
セルカーク直轄領で手紙を預かっていたんだった。
「そういえばサイオンさん、セルカークの街のギルドマスターからアマード子爵領のギルドマスター宛の手紙を預かっているのですが、ここで渡してもいいですか?」
「おお、いいぞ」
サイオンさんの許諾を得たところで、僕はガッシュさんに手紙を渡した。
ガッシュさんが一読してから少し笑い、他の人にも回す。
何が書いてあるか分からないから、このガッシュさんのリアクションはかなり不安だ。
最後にローラさんが読み終えたのを確認して、ガッシュさんが手を叩いた。
「この手紙は俺たちにとって朗報だな。さっきまで話し合っていた懸念事項が一気に解決したぞ」
「そうですわね。タイミングもぴったりですわ」
笑顔のローラさんと目が合った。一体何が書いてあったのかな?
僕が手紙の中身を気にしているのを察してか、ガッシュさんが話し始める。
「手紙自体は特段大した事は書いてないさ。向こうのギルドマスターが言っていたのは、『レオがしばらくアマード子爵領で冒険者として活動するから、報酬や待遇面はしっかりしてくれ』だとよ。早い話がレオの面倒を頼むってところだな」
「そうだったんですね。変な事が書いてなくて安心しました」
話を聞いて、セルカークの街のギルドマスターの優しさをひしひしと感じた。
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