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第六章 バーボルド伯爵領
第三百九十九話 グラウンドでの訓示
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グラウンドに兵が整列しているけど、警備についている人以外全員が並んでいるのかな?
凄く沢山の兵が並んでいるね。
そして、一番前に偉い人たちが並んでいて、演台もセットしてありました。
これから、演説が始まるんだ。
まず最初に、軍務大臣のブランドルさんが話し始めた。
「諸君、おはよう。最近、軍の怪我人も数多く復帰し訓練もかなり捗っていると聞いていた。私も、今回の視察を心待ちにしていた。しかし、あってはならない事件が起きた。事件を起こしたのはどうしようもない者だが、諸君を見る周りの目も変わってしまう。とても残念な事だ。常に自分たちが周囲に与える影響力を考える様に。我々が守るべきもの、それは国家であり国土であり国民だ。守るべきものを自覚し、日々の訓練にあたるように」
ブランドルさんは、昨日の事件の事を話の中に入れてくれた。
それに、改めて軍が守るべきものを訓示していた。
兵の表情は見えないけど、真剣に聞いているって感じだね。
続いて、チャーリーさんが話をします。
「日頃から訓練し、国の為そして国民のために活動している皆に経緯を表す。さて、帝国の動向が不明の中、国境そして海上でも散発的な衝突が絶え間なく起きている。我が国が脅威に打ち勝つためにも、皆の力が必要だ。昨日起きた事件の件は、軍務大臣より話があったので私からは特に言及しない。しかし、皆の活動を支える多くの人がいるという事を忘れてはならない。日々多くの人に感謝し、これからの訓練に望んで貰いたい」
チャーリーさんは、宰相らしく現在起きている事を含めて話をしていた。
確かに、僕が訪れたところでも散発的な戦闘は起きていた。
だからこそ、国を預かる宰相としてこの事を訴えたかったんだ。
他にもマイスター師団長さんからの話だったりがあって、グラウンドに兵を集めての話は終了しました。
偉い人たちが解散し、そして兵も解散しました。
暫くすると、訓示をした人たちが師団長執務室に戻ってきました。
お茶を出して貰って、一息ついていました。
「皆さんカッコよかったです。凄いお話でした!」
「はは、ありがとう。そう言われると、頑張った甲斐があったよ」
「気張って言わないと、部下に示しがつかない。話をするのは、肩が凝る仕事だ」
チャーリーさんとブランドルさんは、ちょっと苦笑いしながらお茶を飲んでいました。
やっぱり、偉い人でも人前で話をするのは大変なんだね。
いつの間にかマイスター師団長さんが、ユキちゃんを抱っこしてもふもふしていたよ。
えーっと、まだまだ朝早いけどこの後どうするんだろう?
すると、これからの予定をコレットさんが教えてくれました。
「それでは、皆さまのこの後の予定をお伝えします。会議室にて幹部会議に同席頂いた後、グラウンドで行われる訓練の模様を見学頂きます。昼食は、皆様のご希望により大食堂になります。その後、王都にお戻りになられます。レオ君は、治療施設で重症者の治療をしてグラウンドに移動してね」
「ははは、私達の予定と一緒にレオ君の予定も言われるとは。レオ君も随分と偉くなったな」
チャーリーさんは少し笑っていたけど、入院している人は少ないから重症者も全員終わっちゃうかも。
それはそれで、とても良いことですね。
「それでは、皆さまご移動をお願いします」
「うむ、では行こうか」
「アオン!」
そして、偉い人が立ち上がって会議室に向かいました。
いつの間にかブランドルさんがユキちゃんを抱っこして会議室に行っちゃったし、ユキちゃんもやる気満々って表情をしています。
僕もシロちゃんもぽかーんってしちゃったけど、グラウンドで合流するから大丈夫かな。
僕とシロちゃんも立ち上がって、治療施設に向かいました。
凄く沢山の兵が並んでいるね。
そして、一番前に偉い人たちが並んでいて、演台もセットしてありました。
これから、演説が始まるんだ。
まず最初に、軍務大臣のブランドルさんが話し始めた。
「諸君、おはよう。最近、軍の怪我人も数多く復帰し訓練もかなり捗っていると聞いていた。私も、今回の視察を心待ちにしていた。しかし、あってはならない事件が起きた。事件を起こしたのはどうしようもない者だが、諸君を見る周りの目も変わってしまう。とても残念な事だ。常に自分たちが周囲に与える影響力を考える様に。我々が守るべきもの、それは国家であり国土であり国民だ。守るべきものを自覚し、日々の訓練にあたるように」
ブランドルさんは、昨日の事件の事を話の中に入れてくれた。
それに、改めて軍が守るべきものを訓示していた。
兵の表情は見えないけど、真剣に聞いているって感じだね。
続いて、チャーリーさんが話をします。
「日頃から訓練し、国の為そして国民のために活動している皆に経緯を表す。さて、帝国の動向が不明の中、国境そして海上でも散発的な衝突が絶え間なく起きている。我が国が脅威に打ち勝つためにも、皆の力が必要だ。昨日起きた事件の件は、軍務大臣より話があったので私からは特に言及しない。しかし、皆の活動を支える多くの人がいるという事を忘れてはならない。日々多くの人に感謝し、これからの訓練に望んで貰いたい」
チャーリーさんは、宰相らしく現在起きている事を含めて話をしていた。
確かに、僕が訪れたところでも散発的な戦闘は起きていた。
だからこそ、国を預かる宰相としてこの事を訴えたかったんだ。
他にもマイスター師団長さんからの話だったりがあって、グラウンドに兵を集めての話は終了しました。
偉い人たちが解散し、そして兵も解散しました。
暫くすると、訓示をした人たちが師団長執務室に戻ってきました。
お茶を出して貰って、一息ついていました。
「皆さんカッコよかったです。凄いお話でした!」
「はは、ありがとう。そう言われると、頑張った甲斐があったよ」
「気張って言わないと、部下に示しがつかない。話をするのは、肩が凝る仕事だ」
チャーリーさんとブランドルさんは、ちょっと苦笑いしながらお茶を飲んでいました。
やっぱり、偉い人でも人前で話をするのは大変なんだね。
いつの間にかマイスター師団長さんが、ユキちゃんを抱っこしてもふもふしていたよ。
えーっと、まだまだ朝早いけどこの後どうするんだろう?
すると、これからの予定をコレットさんが教えてくれました。
「それでは、皆さまのこの後の予定をお伝えします。会議室にて幹部会議に同席頂いた後、グラウンドで行われる訓練の模様を見学頂きます。昼食は、皆様のご希望により大食堂になります。その後、王都にお戻りになられます。レオ君は、治療施設で重症者の治療をしてグラウンドに移動してね」
「ははは、私達の予定と一緒にレオ君の予定も言われるとは。レオ君も随分と偉くなったな」
チャーリーさんは少し笑っていたけど、入院している人は少ないから重症者も全員終わっちゃうかも。
それはそれで、とても良いことですね。
「それでは、皆さまご移動をお願いします」
「うむ、では行こうか」
「アオン!」
そして、偉い人が立ち上がって会議室に向かいました。
いつの間にかブランドルさんがユキちゃんを抱っこして会議室に行っちゃったし、ユキちゃんもやる気満々って表情をしています。
僕もシロちゃんもぽかーんってしちゃったけど、グラウンドで合流するから大丈夫かな。
僕とシロちゃんも立ち上がって、治療施設に向かいました。
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