357 / 394
第十七章 みんなで温泉と開拓地
第三百五十七話 なにもない日
しおりを挟む
港町の対応を始めて一週間。
どんどんと街道工事が進んでいき、基礎工事の部分は既にノースランド侯爵領まで到達している。
細かい舗装工事などは、公共工事の一環として住民にやってもらう予定なので後からくる予定の行政官にお任せだ。
ビアンカ殿下とかは、駐屯地の建設をゴリゴリやっていた。
国境の駐屯地作りも行っているので、それを更にパワーアップさせた感じになっている。
しかも防寒対策で、住宅用の壁には断熱材も挟んである。
こちらもほぼ完成に近いだろう。
住宅街の焼け落ちた家は、既に解体されて新しい家を建築中。
建物解体には、復活したビックベアの大将と女将にオーガのギーガが大活躍だった。
力持ちなので木材もどんどんと運ぶし、細かい作業もお手の物だった。
その様子に子ども達も大興奮で、他の従魔が嫉妬していたのが面白かった。
そんな感じで一週間でどうにかなり、街道も仮開通してノースランド公爵領経由で物資も届く様になった。
軍の先行部隊が到着したので、俺達はお役御免となり久々に屋敷に帰れる事に。
「一日くらい休みがあってもいい様な気もします」
「しょうがあるまい。サトーとレイアが抜けていて、仕事が溜まっているのだ」
「俺達が不在でも仕事が回る様にして下さいよ……」
王都に戻っても、いつもの通りに直ぐに仕事開始。
机の上にこんもりと書類が溜まっているのを見て、げんなりとしながらガリガリと処理していきます。
宰相に訴えても、直ぐに解決はしなさそうだ。
「そういえば、サトー達が捕まえた人神教の残党だが、面白い事を言っているぞ」
「なんですか?」
「奴らの最終目的は、聖女の殺害だそうだ」
「無理無駄無謀」
レイアが速攻否定したけど、そもそも聖女は俺が女装した姿だし当分はする予定もない。
そもそも今の人神教レベルでは、俺達に勝つのは不可能だろう。
念の為に、警戒しておく事に越したことはないな。
「ふーん、そんな事を言っていたんだね」
「今日はお休み頂きましたが、明日から重点的に巡回しておきます」
屋敷に帰って皆にその事を伝えると、エステルは鼻で笑い、リンは真面目に重点的に巡回すると言ってきた。
というか、残党はどのくらいいるのだろうか?
この辺の調査は軍にお任せだな。
どんどんと街道工事が進んでいき、基礎工事の部分は既にノースランド侯爵領まで到達している。
細かい舗装工事などは、公共工事の一環として住民にやってもらう予定なので後からくる予定の行政官にお任せだ。
ビアンカ殿下とかは、駐屯地の建設をゴリゴリやっていた。
国境の駐屯地作りも行っているので、それを更にパワーアップさせた感じになっている。
しかも防寒対策で、住宅用の壁には断熱材も挟んである。
こちらもほぼ完成に近いだろう。
住宅街の焼け落ちた家は、既に解体されて新しい家を建築中。
建物解体には、復活したビックベアの大将と女将にオーガのギーガが大活躍だった。
力持ちなので木材もどんどんと運ぶし、細かい作業もお手の物だった。
その様子に子ども達も大興奮で、他の従魔が嫉妬していたのが面白かった。
そんな感じで一週間でどうにかなり、街道も仮開通してノースランド公爵領経由で物資も届く様になった。
軍の先行部隊が到着したので、俺達はお役御免となり久々に屋敷に帰れる事に。
「一日くらい休みがあってもいい様な気もします」
「しょうがあるまい。サトーとレイアが抜けていて、仕事が溜まっているのだ」
「俺達が不在でも仕事が回る様にして下さいよ……」
王都に戻っても、いつもの通りに直ぐに仕事開始。
机の上にこんもりと書類が溜まっているのを見て、げんなりとしながらガリガリと処理していきます。
宰相に訴えても、直ぐに解決はしなさそうだ。
「そういえば、サトー達が捕まえた人神教の残党だが、面白い事を言っているぞ」
「なんですか?」
「奴らの最終目的は、聖女の殺害だそうだ」
「無理無駄無謀」
レイアが速攻否定したけど、そもそも聖女は俺が女装した姿だし当分はする予定もない。
そもそも今の人神教レベルでは、俺達に勝つのは不可能だろう。
念の為に、警戒しておく事に越したことはないな。
「ふーん、そんな事を言っていたんだね」
「今日はお休み頂きましたが、明日から重点的に巡回しておきます」
屋敷に帰って皆にその事を伝えると、エステルは鼻で笑い、リンは真面目に重点的に巡回すると言ってきた。
というか、残党はどのくらいいるのだろうか?
この辺の調査は軍にお任せだな。
43
お気に入りに追加
3,218
あなたにおすすめの小説

最強の赤ん坊! 異世界に来てしまったので帰ります!
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
病弱な僕は病院で息を引き取った
お母さんに親孝行もできずに死んでしまった僕はそれが無念でたまらなかった
そんな僕は運がよかったのか、異世界に転生した
魔法の世界なら元の世界に戻ることが出来るはず、僕は絶対に地球に帰る

少し冷めた村人少年の冒険記
mizuno sei
ファンタジー
辺境の村に生まれた少年トーマ。実は日本でシステムエンジニアとして働き、過労死した三十前の男の生まれ変わりだった。
トーマの家は貧しい農家で、神から授かった能力も、村の人たちからは「はずれギフト」とさげすまれるわけの分からないものだった。
優しい家族のために、自分の食い扶持を減らそうと家を出る決心をしたトーマは、唯一無二の相棒、「心の声」である〈ナビ〉とともに、未知の世界へと旅立つのであった。

異世界で魔法が使えるなんて幻想だった!〜街を追われたので馬車を改造して車中泊します!〜え、魔力持ってるじゃんて?違います、電力です!
あるちゃいる
ファンタジー
山菜を採りに山へ入ると運悪く猪に遭遇し、慌てて逃げると崖から落ちて意識を失った。
気が付いたら山だった場所は平坦な森で、落ちたはずの崖も無かった。
不思議に思ったが、理由はすぐに判明した。
どうやら農作業中の外国人に助けられたようだ。
その外国人は背中に背負子と鍬を背負っていたからきっと近所の農家の人なのだろう。意外と流暢な日本語を話す。が、言葉の意味はあまり理解してないらしく、『県道は何処か?』と聞いても首を傾げていた。
『道は何処にありますか?』と言ったら、漸く理解したのか案内してくれるというので着いていく。
が、行けども行けどもどんどん森は深くなり、不審に思い始めた頃に少し開けた場所に出た。
そこは農具でも置いてる場所なのかボロ小屋が数軒建っていて、外国人さんが大声で叫ぶと、人が十数人ゾロゾロと小屋から出てきて、俺の周りを囲む。
そして何故か縄で手足を縛られて大八車に転がされ……。
⚠️超絶不定期更新⚠️

【完結】ポーションが不味すぎるので、美味しいポーションを作ったら
七鳳
ファンタジー
※毎日8時と18時に更新中!
※いいねやお気に入り登録して頂けると励みになります!
気付いたら異世界に転生していた主人公。
赤ん坊から15歳まで成長する中で、異世界の常識を学んでいくが、その中で気付いたことがひとつ。
「ポーションが不味すぎる」
必需品だが、みんなが嫌な顔をして買っていく姿を見て、「美味しいポーションを作ったらバカ売れするのでは?」
と考え、試行錯誤をしていく…
解呪の魔法しか使えないからとSランクパーティーから追放された俺は、呪いをかけられていた美少女ドラゴンを拾って最強へと至る
早見羽流
ファンタジー
「ロイ・クノール。お前はもう用無しだ」
解呪の魔法しか使えない初心者冒険者の俺は、呪いの宝箱を解呪した途端にSランクパーティーから追放され、ダンジョンの最深部へと蹴り落とされてしまう。
そこで出会ったのは封印された邪龍。解呪の能力を使って邪龍の封印を解くと、なんとそいつは美少女の姿になり、契約を結んで欲しいと頼んできた。
彼女は元は世界を守護する守護龍で、英雄や女神の陰謀によって邪龍に堕とされ封印されていたという。契約を結んだ俺は彼女を救うため、守護龍を封印し世界を牛耳っている女神や英雄の血を引く王家に立ち向かうことを誓ったのだった。
(1話2500字程度、1章まで完結保証です)

【書籍化決定】俗世から離れてのんびり暮らしていたおっさんなのに、俺が書の守護者って何かの間違いじゃないですか?
歩く魚
ファンタジー
幼い頃に迫害され、一人孤独に山で暮らすようになったジオ・プライム。
それから数十年が経ち、気づけば38歳。
のんびりとした生活はこの上ない幸せで満たされていた。
しかしーー
「も、もう一度聞いて良いですか? ジオ・プライムさん、あなたはこの死の山に二十五年間も住んでいるんですか?」
突然の来訪者によると、この山は人間が住める山ではなく、彼は世間では「書の守護者」と呼ばれ都市伝説のような存在になっていた。
これは、自分のことを弱いと勘違いしているダジャレ好きのおっさんが、人々を導き、温かさを思い出す物語。
※書籍化のため更新をストップします。

貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる