転生しても実家を追い出されたので、今度は自分の意志で生きていきます

藤なごみ

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第三十二章 新入生

千九十話 ホームルーム開始です

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「はい、皆さん席に着いて下さい」

 すると、程なくしてユーリカ先生が教室に入ってきた。
 僕たちは、急いで席に着きます。

「では、アレク君号令をかけて下さい」

 おお、いきなりのユーリカ先生の振りでビックリしちゃった。
 えっと、前世の学校のを参考にしてっと。

「起立、礼。おはようございます」
「「「おはようございます」」」
「はい、おはようございます」
「着席」

 他の人たちも僕の号令に続いてくれて、僕もユーリカ先生もホッとしていました。
 そして、ユーリカ先生はニコニコとしながら僕のことを褒めました。

「流石はアレク君ですね。今後は、このように号令をかけましょう。挨拶をするのはとても大切なことです。これからの皆さんの人生に大いに役立つでしょう」
「「「はい」」」

 他の人も、直ぐにユーリカ先生に返事をしていた。
 王城や軍にいて分かるけど、挨拶も何もしない人は出世は見込めない人が殆どだもんね。
 キチンと挨拶をするのは、間違いなく今後の基本です。

「全員揃っていますね。本日は、授業ガイダンスを行うことになります。どの授業をどのように勉強するのかを話すので、しっかりと聞きましょう。では、この後各授業で使う教科書を取りにいきます。なお、既に台車を用意しているので、アイテムボックスやマジックバッグを使う必要はありません」

 ということで、僕を含む男性陣がユーリカ先生の後をついて行きながら教室をでていきました。
 プリンは教室に残って、他の人たちとお喋りするそうです。

「では、クラスごとに教科書を包装してありますので、手分けして台車に乗せましょう」

 倉庫に案内されると、クラスごとに教科書か分けられていた。
 ちょうど他のクラスもやってきているので、手早く皆で教科書を台車に乗せて運びます。
 うーん、結構な量があるね。
 僕は、台車に積んだ教科書を運んで行きます。

 ドスッ。

「取り敢えず、教科ごとにまとめて教室の前に並べちゃいましょう。直ぐに戻らないと駄目ですね」
「なら、私が台車から教科書を降ろします」
「アレク様は、どんどんと指示をして下さい」

 他の人に言われちゃったので、僕があれこれ他の人に指示を出していた。
 ユーリカ先生に確認して教科書を配っても良いと言ったので、今度は手の空いた男子と女子でどんどんと教科書を配っていきます。
 何を配ったかを、黒板に書いて確認用にしてもらいます。
 もちろん、包装に使った紙は畳んでゴミ箱に入れていきます。
 こうして、十分もあれば教科書の配布が完了しました。
 僕たちは、再び席に着いてユーリカ先生の話を聞きます。

「皆さん、お疲れ様です。実は、敢えて皆さんがどういう行動を取るかを確認する為にこうして運んでもらいました。アレク君は何となく分かっていたので、こうして指示役に回ってくれましたね。皆さんも自発的に動いていて、大変良かったですよ」

 ユーリカ先生も満足そうにニコリとしているけど、僕たちがどんな性格でどういうことをするかはユーリカ先生はまだ分からないもんね。
 何となく行動を確認しているのかなと思ったので、僕はこっそりとユーリカ先生に聞いてみました。
 今後もこういう機会がありそうですね。

「では、教科書に抜けがないかを各自確認しましょう」
「「「はい」」」

 こうして、朝のホームルームは完了です。
 でも、まだまだやることはたくさんあります。
 ということで、今度は教科書を机の中にしまって体育館に移動します。
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