867 / 1,219
第三十一章 五歳の祝い
千六十三話 教皇国に挨拶に行きます
しおりを挟む
共和国での挨拶が終わったら、今度は教皇国にゲートを繋げて向かいます。
先ずは、大教会に向かいましょう。
「あっ、たくさんの人がいるね」
「うーん、新年の説法の最中みたいだな」
タイミングが悪いのか、僕たちが大教会に入るとたくさんの人で溢れかえっていた。
リズたちは不思議そうにしているけど、教皇猊下の声が聞こえるからジンさんの言う通り説法の最中なのだろう。
なので、僕たちは大教会の後方で大人しく待っていました。
すると、説法の終わりになったタイミングで急に集まっている人が二つに割れました。
なんだろうなと思ったら、カレン様が僕たちのところにやってきました。
「皆さま、新年おめでとうございます。どうぞ、前へお越し下さいませ」
カレン様にニコリとしながら言われてしまうと、断るのも難しそうです。
カレン様に先導してもらい、衆人環視の中進んでいきました。
すると、ここでもニコニコしている教皇猊下と次期聖女様が僕たちを待っていました。
「おお、これはこれは素晴らしい方々が参られましたな。王国の王家の方々に、双翼の天使様、勇敢なる天使様、そして救国の勇者様」
あっ、教皇猊下が僕たちの二つ名を呼んだら、一気に集まった人がざわざわとし始めた。
中には、新年早々ありがたやと僕たちを見ながら拝んでいる人もいます。
そして、一番前で教皇猊下の説法を聞いていました。
どこかで聞いたことのある内容かと思ったら、幼いミカエルが襲撃者からブリットを守った内容じゃないかな……
当の二人は、すごいねーって話をしていました。
そして、説法の後は応接室に移動するのだけど、ここでトラブルが発生しました。
「あっ、ぐぐっ……」
突然、お爺さんが胸を押さえながら倒れてしまったのです。
急いで駆けつけようとしたら、既に動いているものがいました。
「おじいちゃん、大丈夫?」
「直ぐに治療するよ」
シュイン、ぴかー!
人混みの中を小さな体が抜けていきました。
ミカエルとブリットに加えて、ルカちゃんとエドちゃんたちもいます。
こういう時、大きな体だと小回りがききませんね。
僕たちが駆けつけた時には、既にミカエルとブリットによる治療が済んでいました。
他の子も、お爺さんに声を掛けています。
「おお、胸の苦しみが全くなくなった。二人とも、ありがとう」
「「「どういたしましてー」」」
何故かミカエルとブリットだけでなくちびっ子たち全員が返事をしていたけど、みんないい笑顔をしていますね。
勇敢なる天使様は、本当に勇気があると口々に言われていました。
これ以上僕たちがいると更に騒ぎになりそうなので、足早に応接室に移動します。
「みんな、お爺さんを治療してくれてありがとうね」
「「「いーえ!」」」
ちびっ子たちはジュースを飲みながらカレン様に返事をしているけど、やりきったって表情ですね。
そして、教皇猊下もニコニコしながらちびっ子たちに話しました。
「ほほほ、みんなが勇敢なる天使様じゃのう。とても素晴らしいことじゃ」
僕的には、教皇猊下は新しい説法の話のネタが出来たって思っている気がします。
その後も、子どもたちを中心にして話が進んでいました。
「確か、結婚式は来年春の予定でしたよね? とても楽しみにしておりますわ」
「ええ、そうですわ。きっと素晴らしい結婚式になるのではと思っています」
「私の結婚式は、いったいどうなるのかな?」
そして、ルーカスお兄様と結婚予定のカレン様とアイビー様が、同じく学園を卒園したらジェットさんと結婚予定のルーシーお姉様と一緒に結婚式について話をしていました。
国家間の繋がりの意味も持つから、きっと壮大な結婚式になりそうだね。
でも、話は微妙な方向に進んでいきました。
「うーん、私のお義姉様になる人が私よりも後に結婚することになるかもしれないのよ……」
「あー、あの方ですね。とてもいい方だと思うのですけど……」
ルーシーお姉様の義姉になる人って、クレイモアさんだよね。
カレン様もあの人と誤魔化しているけど、中々いい方向に進みませんね。
先ずは、大教会に向かいましょう。
「あっ、たくさんの人がいるね」
「うーん、新年の説法の最中みたいだな」
タイミングが悪いのか、僕たちが大教会に入るとたくさんの人で溢れかえっていた。
リズたちは不思議そうにしているけど、教皇猊下の声が聞こえるからジンさんの言う通り説法の最中なのだろう。
なので、僕たちは大教会の後方で大人しく待っていました。
すると、説法の終わりになったタイミングで急に集まっている人が二つに割れました。
なんだろうなと思ったら、カレン様が僕たちのところにやってきました。
「皆さま、新年おめでとうございます。どうぞ、前へお越し下さいませ」
カレン様にニコリとしながら言われてしまうと、断るのも難しそうです。
カレン様に先導してもらい、衆人環視の中進んでいきました。
すると、ここでもニコニコしている教皇猊下と次期聖女様が僕たちを待っていました。
「おお、これはこれは素晴らしい方々が参られましたな。王国の王家の方々に、双翼の天使様、勇敢なる天使様、そして救国の勇者様」
あっ、教皇猊下が僕たちの二つ名を呼んだら、一気に集まった人がざわざわとし始めた。
中には、新年早々ありがたやと僕たちを見ながら拝んでいる人もいます。
そして、一番前で教皇猊下の説法を聞いていました。
どこかで聞いたことのある内容かと思ったら、幼いミカエルが襲撃者からブリットを守った内容じゃないかな……
当の二人は、すごいねーって話をしていました。
そして、説法の後は応接室に移動するのだけど、ここでトラブルが発生しました。
「あっ、ぐぐっ……」
突然、お爺さんが胸を押さえながら倒れてしまったのです。
急いで駆けつけようとしたら、既に動いているものがいました。
「おじいちゃん、大丈夫?」
「直ぐに治療するよ」
シュイン、ぴかー!
人混みの中を小さな体が抜けていきました。
ミカエルとブリットに加えて、ルカちゃんとエドちゃんたちもいます。
こういう時、大きな体だと小回りがききませんね。
僕たちが駆けつけた時には、既にミカエルとブリットによる治療が済んでいました。
他の子も、お爺さんに声を掛けています。
「おお、胸の苦しみが全くなくなった。二人とも、ありがとう」
「「「どういたしましてー」」」
何故かミカエルとブリットだけでなくちびっ子たち全員が返事をしていたけど、みんないい笑顔をしていますね。
勇敢なる天使様は、本当に勇気があると口々に言われていました。
これ以上僕たちがいると更に騒ぎになりそうなので、足早に応接室に移動します。
「みんな、お爺さんを治療してくれてありがとうね」
「「「いーえ!」」」
ちびっ子たちはジュースを飲みながらカレン様に返事をしているけど、やりきったって表情ですね。
そして、教皇猊下もニコニコしながらちびっ子たちに話しました。
「ほほほ、みんなが勇敢なる天使様じゃのう。とても素晴らしいことじゃ」
僕的には、教皇猊下は新しい説法の話のネタが出来たって思っている気がします。
その後も、子どもたちを中心にして話が進んでいました。
「確か、結婚式は来年春の予定でしたよね? とても楽しみにしておりますわ」
「ええ、そうですわ。きっと素晴らしい結婚式になるのではと思っています」
「私の結婚式は、いったいどうなるのかな?」
そして、ルーカスお兄様と結婚予定のカレン様とアイビー様が、同じく学園を卒園したらジェットさんと結婚予定のルーシーお姉様と一緒に結婚式について話をしていました。
国家間の繋がりの意味も持つから、きっと壮大な結婚式になりそうだね。
でも、話は微妙な方向に進んでいきました。
「うーん、私のお義姉様になる人が私よりも後に結婚することになるかもしれないのよ……」
「あー、あの方ですね。とてもいい方だと思うのですけど……」
ルーシーお姉様の義姉になる人って、クレイモアさんだよね。
カレン様もあの人と誤魔化しているけど、中々いい方向に進みませんね。
748
あなたにおすすめの小説
三歳で婚約破棄された貧乏伯爵家の三男坊そのショックで現世の記憶が蘇る
マメシバ
ファンタジー
貧乏伯爵家の三男坊のアラン令息
三歳で婚約破棄され
そのショックで前世の記憶が蘇る
前世でも貧乏だったのなんの問題なし
なによりも魔法の世界
ワクワクが止まらない三歳児の
波瀾万丈
御家騒動なんて真っ平ごめんです〜捨てられた双子の片割れは平凡な人生を歩みたい〜
伽羅
ファンタジー
【幼少期】
双子の弟に殺された…と思ったら、何故か赤ん坊に生まれ変わっていた。
ここはもしかして異世界か?
だが、そこでも双子だったため、後継者争いを懸念する親に孤児院の前に捨てられてしまう。
ようやく里親が見つかり、平和に暮らせると思っていたが…。
【学院期】
学院に通い出すとそこには双子の片割れのエドワード王子も通っていた。
周りに双子だとバレないように学院生活を送っていたが、何故かエドワード王子の影武者をする事になり…。
公爵家三男に転生しましたが・・・
キルア犬
ファンタジー
前世は27歳の社会人でそこそこ恋愛なども経験済みの水嶋海が主人公ですが…
色々と本当に色々とありまして・・・
転生しました。
前世は女性でしたが異世界では男!
記憶持ち葛藤をご覧下さい。
作者は初投稿で理系人間ですので誤字脱字には寛容頂きたいとお願いします。
元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~
おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。
どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。
そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。
その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。
その結果、様々な女性に迫られることになる。
元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。
「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」
今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。
【完結】え、別れましょう?
須木 水夏
恋愛
「実は他に好きな人が出来て」
「は?え?別れましょう?」
何言ってんだこいつ、とアリエットは目を瞬かせながらも。まあこちらも好きな訳では無いし都合がいいわ、と長年の婚約者(腐れ縁)だったディオルにお別れを申し出た。
ところがその出来事の裏側にはある双子が絡んでいて…?
だる絡みをしてくる美しい双子の兄妹(?)と、のんびりかつ冷静なアリエットのお話。
※毎度ですが空想であり、架空のお話です。史実に全く関係ありません。
ヨーロッパの雰囲気出してますが、別物です。
ファンタジーは知らないけれど、何やら規格外みたいです 神から貰ったお詫びギフトは、無限に進化するチートスキルでした
渡琉兎
ファンタジー
『第3回次世代ファンタジーカップ』にて【優秀賞】を受賞!
2024/02/21(水)1巻発売!
2024/07/22(月)2巻発売!(コミカライズ企画進行中発表!)
2024/12/16(月)3巻発売!
2025/04/14(月)4巻発売!
応援してくださった皆様、誠にありがとうございます!!
刊行情報が出たことに合わせて02/01にて改題しました!
旧題『ファンタジーを知らないおじさんの異世界スローライフ ~見た目は子供で中身は三十路のギルド専属鑑定士は、何やら規格外みたいです~』
=====
車に轢かれて死んでしまった佐鳥冬夜は、自分の死が女神の手違いだと知り涙する。
そんな女神からの提案で異世界へ転生することになったのだが、冬夜はファンタジー世界について全く知識を持たないおじさんだった。
女神から与えられるスキルも遠慮して鑑定スキルの上位ではなく、下位の鑑定眼を選択してしまう始末。
それでも冬夜は与えられた二度目の人生を、自分なりに生きていこうと転生先の世界――スフィアイズで自由を謳歌する。
※05/12(金)21:00更新時にHOTランキング1位達成!ありがとうございます!
ボクが追放されたら飢餓に陥るけど良いですか?
音爽(ネソウ)
ファンタジー
美味しい果実より食えない石ころが欲しいなんて、人間て変わってますね。
役に立たないから出ていけ?
わかりました、緑の加護はゴッソリ持っていきます!
さようなら!
5月4日、ファンタジー1位!HOTランキング1位獲得!!ありがとうございました!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。