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第二十八章 エマさんとオリビアさんの結婚
九百三十二話 みんなで結婚式の準備
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そして結婚式当日、僕たちはサギー伯爵領に向かってから先日行った男爵領に向かいました。
王城へは、スラちゃんが迎えに行きました。
ルーカスお兄様とアイビー様はもちろんのこと、ルーシーお姉様もお手伝いをするためにやってきました。
「頑張るぞ!」
「「「おー!」」」
もうちびっ子軍団はやる気満々で、またもや一歳児の三人も一緒にやってきました。
どうも、頑張れば美味しいご褒美が貰えると思っています。
間違いないんだけど、ちびっ子にとってはお金よりもご飯が優先ですね。
ちなみに、ジンさんは参加していません。
レイナさん曰く、ランディ様のところに嫁いだ実妹ルルーさんが妊娠したと分かってから腑抜けになっているそうです。
使い物にならないので、家に置いてきたそうです。
代わりに、アレクサさんとルシアさんが子どもたちの面倒を見ています。
そして、この人も結婚式をたのしみにしていた一人でした。
「皆さま、本日は宜しくお願いいたします。ふふ、私とっても楽しみにしていたのですよ」
「「「はっ、はい。宜しくお願いいたします……」」」
もうワクワクが止まらないカレン様が、新郎新婦と家族、そして亡くなった元奥様の家族と笑顔で接していました。
教皇国でもたまに結婚式の神父役をしているそうで、急に頼まれても全然大丈夫らしいです。
もっとも、新郎新婦の家族は本当に聖女様が来るとは思ってもいなく、えらいことになったと思っていた。
「皆さま、本日は宜しくお願いします。その、本当に最低依頼料で良いんですか?」
「ええ、問題ありません。他の人たちも問題ないと言っていますし、お食事も頂けるということですので」
「本当に申し訳ありません。宜しくお願いします」
エマさんとオリビアさんの同級生が僕に頭を下げているけど、お金儲けのために依頼を受けた訳じゃないもんね。
全員その辺は分かっているし、何よりも結婚式というおめでたいことに参加したいってのもあります。
特に女性陣はやる気満々で、中にはエマさんとオリビアさんの同級生も手伝おうとしていました。
さて、ここでちょっと気になることが。
「あの、こちらを見て悔しそうに歯ぎしりしている人がいるのは気の所為でしょうか?」
建物の物陰から、何やら恨めしい視線が注がれていた。
それを見た同級生が、「あっ!」といった表情に変わった。
そして、警備担当に直ぐに指示を出していた。
「また現れました。追い出して下さい!」
「「「はっ」」」
「ぐっ」
あっ、建物の物陰に隠れていた男性が、勢いよく敷地の外に逃げ出した。
よく見ると、カツラが落ちていますね。
同級生が、ため息をつきながら何があったかを教えてくれました。
「あの人は、昔から結婚する姉に恋していたのです。でも、姉はしつこく迫る男性が大嫌いで、結婚することも伝えず結婚式にも呼んでいなかったのです」
「そういうことだったのですね。そこまで悪意はなかったので、見過ごしていたのですけど……」
「本人は、仕事はキッチリとやるんです。私生活が滅茶苦茶なんですよ」
おおう、ここに来てとんでもないトラブルが表面化したぞ。
新郎新婦の家族も、まさかあの男性が来るとは思っていなかったらしい。
全員に伝えたけど、何も起きなければいいな。
そして、応接室の一角に新郎新婦と亡くなった奥さんの家族が集まっていました。
カリカリカリ。
「もう少し、髪は長めでしたわ」
「にこやかに笑っている印象が強かったわ」
「ああ、まるで娘が生きているようですわ」
実は、亡くなった奥さんの小さな絵をスラちゃんが描いていました。
どんな顔かを聞きながら描いているけど、笑顔が似合うとても優しそうな女性ですね。
特に母親たちが、目尻をハンカチで押さえるほど感激していました。
大切な来賓なので、亡くなった奥さんの母親が大切に持っているそうです。
王城へは、スラちゃんが迎えに行きました。
ルーカスお兄様とアイビー様はもちろんのこと、ルーシーお姉様もお手伝いをするためにやってきました。
「頑張るぞ!」
「「「おー!」」」
もうちびっ子軍団はやる気満々で、またもや一歳児の三人も一緒にやってきました。
どうも、頑張れば美味しいご褒美が貰えると思っています。
間違いないんだけど、ちびっ子にとってはお金よりもご飯が優先ですね。
ちなみに、ジンさんは参加していません。
レイナさん曰く、ランディ様のところに嫁いだ実妹ルルーさんが妊娠したと分かってから腑抜けになっているそうです。
使い物にならないので、家に置いてきたそうです。
代わりに、アレクサさんとルシアさんが子どもたちの面倒を見ています。
そして、この人も結婚式をたのしみにしていた一人でした。
「皆さま、本日は宜しくお願いいたします。ふふ、私とっても楽しみにしていたのですよ」
「「「はっ、はい。宜しくお願いいたします……」」」
もうワクワクが止まらないカレン様が、新郎新婦と家族、そして亡くなった元奥様の家族と笑顔で接していました。
教皇国でもたまに結婚式の神父役をしているそうで、急に頼まれても全然大丈夫らしいです。
もっとも、新郎新婦の家族は本当に聖女様が来るとは思ってもいなく、えらいことになったと思っていた。
「皆さま、本日は宜しくお願いします。その、本当に最低依頼料で良いんですか?」
「ええ、問題ありません。他の人たちも問題ないと言っていますし、お食事も頂けるということですので」
「本当に申し訳ありません。宜しくお願いします」
エマさんとオリビアさんの同級生が僕に頭を下げているけど、お金儲けのために依頼を受けた訳じゃないもんね。
全員その辺は分かっているし、何よりも結婚式というおめでたいことに参加したいってのもあります。
特に女性陣はやる気満々で、中にはエマさんとオリビアさんの同級生も手伝おうとしていました。
さて、ここでちょっと気になることが。
「あの、こちらを見て悔しそうに歯ぎしりしている人がいるのは気の所為でしょうか?」
建物の物陰から、何やら恨めしい視線が注がれていた。
それを見た同級生が、「あっ!」といった表情に変わった。
そして、警備担当に直ぐに指示を出していた。
「また現れました。追い出して下さい!」
「「「はっ」」」
「ぐっ」
あっ、建物の物陰に隠れていた男性が、勢いよく敷地の外に逃げ出した。
よく見ると、カツラが落ちていますね。
同級生が、ため息をつきながら何があったかを教えてくれました。
「あの人は、昔から結婚する姉に恋していたのです。でも、姉はしつこく迫る男性が大嫌いで、結婚することも伝えず結婚式にも呼んでいなかったのです」
「そういうことだったのですね。そこまで悪意はなかったので、見過ごしていたのですけど……」
「本人は、仕事はキッチリとやるんです。私生活が滅茶苦茶なんですよ」
おおう、ここに来てとんでもないトラブルが表面化したぞ。
新郎新婦の家族も、まさかあの男性が来るとは思っていなかったらしい。
全員に伝えたけど、何も起きなければいいな。
そして、応接室の一角に新郎新婦と亡くなった奥さんの家族が集まっていました。
カリカリカリ。
「もう少し、髪は長めでしたわ」
「にこやかに笑っている印象が強かったわ」
「ああ、まるで娘が生きているようですわ」
実は、亡くなった奥さんの小さな絵をスラちゃんが描いていました。
どんな顔かを聞きながら描いているけど、笑顔が似合うとても優しそうな女性ですね。
特に母親たちが、目尻をハンカチで押さえるほど感激していました。
大切な来賓なので、亡くなった奥さんの母親が大切に持っているそうです。
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