672 / 1,219
第二十八章 エマさんとオリビアさんの結婚
八百六十八話 新人職員と共にスラム街での炊き出し
しおりを挟む
教皇猊下はこの後教皇国で会議があるそうで、僕は担当者と共にゲートで教皇猊下を送りました。
そして、午後に炊き出しを予定しているので、カレン様も一緒に手伝ってくれることになりました。
この炊き出しにはナッシュさんとスタンリーさんも参加して、住民の意見を集める事になっています。
他にも新人の職員が参加予定で、住民と直に接する良い機会にするそうです。
ミカエルとブリットは参加するけど、他の子たちは残念ながらお昼寝の時間です。
昼食を食べて準備ができたところで、目的地のスラム街の教会に移動します。
カレン様がいることを考えて、道中は王城の軍の待機場に集まってゲートを使って一気に移動します。
「こ、これが双翼の天使様が使うという空間魔法なのか……」
「あっという間にスラム街に着いてしまった。こんなにも凄いものなのか」
「やっぱり、初めて体験する人はそうなっちゃいますよね……」
ナッシュさんやスタンリーさんを始めとする職員は、いきなり目的地に着いて唖然としちゃいました。
スラちゃんが自分も長距離転移魔法が出来るよと触手をふりふりとアピールしていたけど、残念ながら新規職員には気づいて貰えなかった。
因みに、カレン様の護衛としてポニさんたちを辺境伯領から呼び寄せました。
ポニさんたちはとっても強いし、万が一強盗などが現れても大丈夫です。
炊き出しと無料治療の準備も完了したので、さっそく始めましょう。
「ふふふ、教皇国で私たちが活躍する前準備が整ったわね」
「張り切らないといけないわね」
「だあ! お前らは、カレン様と新人職員の護衛をしていろ! ここで、大惨事を引き起こすつもりか!」
いきなり包丁を手にしたレイナさんとカミラさんを、ジンさんが必死の形相で止めています。
うん、流石にここで破壊王のデス料理を披露するのはマズイと思います。
僕も二人の背中を押して、カレン様のところに連れて行きました。
新人職員は何が何だか分からないみたいだけど、僕的には一生知らない方が幸せだって思います。
その間に、カレン様と従魔のヒカリと共に、リズ、エレノア、ミカエル、ブリットが治療を始めます。
「ミカエルちゃんとブリットちゃんは、随分と治療が上手になりましたね」
「「本当? えへへ!」」
二人はカレン様に褒められて、かなり上機嫌です。
僕の目から見ても、二人の治療の腕はグングンと上がっているもんね。
みんなで手分けして治療をするので、かなり効率よく回っています。
その間にも、新人職員が治療を受ける人から様々な意見を聞いていました。
炊き出しの方も、中々良い感じで回っています。
そんな中、ある意味大活躍している部隊があります。
「ブルル」
「あっ、不審者です!」
「捕まえる」
「うわあ!」
ブッチーが、治療の列に並んでいた不審者の服を掴んで引っ張ってきました。
サンディの鑑定によって正体も直ぐにバレて、拘束されて兵に連行されます。
同じような感じで、ポニさん部隊が大活躍していて、新人職員はポカーンとしていました。
今日も、ネズミホイホイ作戦は大成功ですね。
「これは、ある意味凄い事をしています。住民サービスを王族や貴族自ら行い、更に様々な意見を王城の職員自ら聞いています。これだけでも、かなりの王都の住民へのサービスになっています」
「尚且つ、聖女様や王女様がいる状況に加えて沢山の人が集まっているので、犯罪者も沢山集まる。集まった犯罪者を、軍と連携して一網打尽にすると。一石二鳥どころではないですね」
ナッシュさんとスタンリーさんは、この作戦の意図を目の前で実感して貰いました。
僕としては、そこまで理解してくれただけでも大満足です。
こうして、三時過ぎには無事に炊き出しと無料治療が完了しました。
僕たちは王城に戻って、新人職員は会議室に集まって住民からの意見を集約し始めました。
会議室には僕とジンさんもいて、カレン様とリズたちは宰相執務室で休んでもらってます。
「おっ、やっているな」
「「「へ、陛下!」」」
と、ここで陛下が会議室に入ってきました。
新人職員が一生懸命意見を纏めているのを、関心したように見ていました。
「今日の炊き出しは、王城にいるだけでは見ることのできない住民の生の意見を聞けたはずだ。我々の仕事の先には、常に王国の国民がいる事を忘れてはならぬぞ」
「「「はい!」」」
陛下は新人職員の元気の良い返答を聞いて、満足そうにして会議室を後にしました。
書類ばっかりに目がいく、頭でっかちな職員になって欲しくないのもありそうです。
つい最近、自分の意見が通らなくて上司を殴った職員がいるもんね。
今日炊き出しに参加した新人職員は、馬鹿な職員にはならないキラキラした目を持っていました。
多くの不審者を捕まえたし、今日の炊き出しも大成功ですね。
そして、午後に炊き出しを予定しているので、カレン様も一緒に手伝ってくれることになりました。
この炊き出しにはナッシュさんとスタンリーさんも参加して、住民の意見を集める事になっています。
他にも新人の職員が参加予定で、住民と直に接する良い機会にするそうです。
ミカエルとブリットは参加するけど、他の子たちは残念ながらお昼寝の時間です。
昼食を食べて準備ができたところで、目的地のスラム街の教会に移動します。
カレン様がいることを考えて、道中は王城の軍の待機場に集まってゲートを使って一気に移動します。
「こ、これが双翼の天使様が使うという空間魔法なのか……」
「あっという間にスラム街に着いてしまった。こんなにも凄いものなのか」
「やっぱり、初めて体験する人はそうなっちゃいますよね……」
ナッシュさんやスタンリーさんを始めとする職員は、いきなり目的地に着いて唖然としちゃいました。
スラちゃんが自分も長距離転移魔法が出来るよと触手をふりふりとアピールしていたけど、残念ながら新規職員には気づいて貰えなかった。
因みに、カレン様の護衛としてポニさんたちを辺境伯領から呼び寄せました。
ポニさんたちはとっても強いし、万が一強盗などが現れても大丈夫です。
炊き出しと無料治療の準備も完了したので、さっそく始めましょう。
「ふふふ、教皇国で私たちが活躍する前準備が整ったわね」
「張り切らないといけないわね」
「だあ! お前らは、カレン様と新人職員の護衛をしていろ! ここで、大惨事を引き起こすつもりか!」
いきなり包丁を手にしたレイナさんとカミラさんを、ジンさんが必死の形相で止めています。
うん、流石にここで破壊王のデス料理を披露するのはマズイと思います。
僕も二人の背中を押して、カレン様のところに連れて行きました。
新人職員は何が何だか分からないみたいだけど、僕的には一生知らない方が幸せだって思います。
その間に、カレン様と従魔のヒカリと共に、リズ、エレノア、ミカエル、ブリットが治療を始めます。
「ミカエルちゃんとブリットちゃんは、随分と治療が上手になりましたね」
「「本当? えへへ!」」
二人はカレン様に褒められて、かなり上機嫌です。
僕の目から見ても、二人の治療の腕はグングンと上がっているもんね。
みんなで手分けして治療をするので、かなり効率よく回っています。
その間にも、新人職員が治療を受ける人から様々な意見を聞いていました。
炊き出しの方も、中々良い感じで回っています。
そんな中、ある意味大活躍している部隊があります。
「ブルル」
「あっ、不審者です!」
「捕まえる」
「うわあ!」
ブッチーが、治療の列に並んでいた不審者の服を掴んで引っ張ってきました。
サンディの鑑定によって正体も直ぐにバレて、拘束されて兵に連行されます。
同じような感じで、ポニさん部隊が大活躍していて、新人職員はポカーンとしていました。
今日も、ネズミホイホイ作戦は大成功ですね。
「これは、ある意味凄い事をしています。住民サービスを王族や貴族自ら行い、更に様々な意見を王城の職員自ら聞いています。これだけでも、かなりの王都の住民へのサービスになっています」
「尚且つ、聖女様や王女様がいる状況に加えて沢山の人が集まっているので、犯罪者も沢山集まる。集まった犯罪者を、軍と連携して一網打尽にすると。一石二鳥どころではないですね」
ナッシュさんとスタンリーさんは、この作戦の意図を目の前で実感して貰いました。
僕としては、そこまで理解してくれただけでも大満足です。
こうして、三時過ぎには無事に炊き出しと無料治療が完了しました。
僕たちは王城に戻って、新人職員は会議室に集まって住民からの意見を集約し始めました。
会議室には僕とジンさんもいて、カレン様とリズたちは宰相執務室で休んでもらってます。
「おっ、やっているな」
「「「へ、陛下!」」」
と、ここで陛下が会議室に入ってきました。
新人職員が一生懸命意見を纏めているのを、関心したように見ていました。
「今日の炊き出しは、王城にいるだけでは見ることのできない住民の生の意見を聞けたはずだ。我々の仕事の先には、常に王国の国民がいる事を忘れてはならぬぞ」
「「「はい!」」」
陛下は新人職員の元気の良い返答を聞いて、満足そうにして会議室を後にしました。
書類ばっかりに目がいく、頭でっかちな職員になって欲しくないのもありそうです。
つい最近、自分の意見が通らなくて上司を殴った職員がいるもんね。
今日炊き出しに参加した新人職員は、馬鹿な職員にはならないキラキラした目を持っていました。
多くの不審者を捕まえたし、今日の炊き出しも大成功ですね。
818
あなたにおすすめの小説
悪役令息、前世の記憶により悪評が嵩んで死ぬことを悟り教会に出家しに行った結果、最強の聖騎士になり伝説になる
竜頭蛇
ファンタジー
ある日、前世の記憶を思い出したシド・カマッセイはこの世界がギャルゲー「ヒロイックキングダム」の世界であり、自分がギャルゲの悪役令息であると理解する。
評判が悪すぎて破滅する運命にあるが父親が毒親でシドの悪評を広げたり、関係を作ったものには危害を加えるので現状では何をやっても悪評に繋がるを悟り、家との関係を断って出家をすることを決意する。
身を寄せた教会で働くうちに評判が上がりすぎて、聖女や信者から崇められたり、女神から一目置かれ、やがて最強の聖騎士となり、伝説となる物語。
貴族に生まれたのに誘拐され1歳で死にかけた
佐藤醤油
ファンタジー
貴族に生まれ、のんびりと赤ちゃん生活を満喫していたのに、気がついたら世界が変わっていた。
僕は、盗賊に誘拐され魔力を吸われながら生きる日々を過ごす。
魔力枯渇に陥ると死ぬ確率が高いにも関わらず年に1回は魔力枯渇になり死にかけている。
言葉が通じる様になって気がついたが、僕は他の人が持っていないステータスを見る力を持ち、さらに異世界と思われる世界の知識を覗ける力を持っている。
この力を使って、いつか脱出し母親の元へと戻ることを夢見て過ごす。
小さい体でチートな力は使えない中、どうにか生きる知恵を出し生活する。
------------------------------------------------------------------
お知らせ
「転生者はめぐりあう」 始めました。
------------------------------------------------------------------
注意
作者の暇つぶし、気分転換中の自己満足で公開する作品です。
感想は受け付けていません。
誤字脱字、文面等気になる方はお気に入りを削除で対応してください。
バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します
namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。
マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。
その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。
「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。
しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。
「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」
公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。
前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。
これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。
【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜
一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m
✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。
【あらすじ】
神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!
そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!
事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます!
仕事繁忙期の為、2月中旬まで更新を週一に致します。
カクヨム(吉野 ひな)様にも投稿しています。
劣悪だと言われたハズレ加護の『空間魔法』を、便利だと思っているのは僕だけなのだろうか?
はらくろ
ファンタジー
海と交易で栄えた国を支える貴族家のひとつに、
強くて聡明な父と、優しくて活動的な母の間に生まれ育った少年がいた。
母親似に育った賢く可愛らしい少年は優秀で、将来が楽しみだと言われていたが、
その少年に、突然の困難が立ちはだかる。
理由は、貴族の跡取りとしては公言できないほどの、劣悪な加護を洗礼で授かってしまったから。
一生外へ出られないかもしれない幽閉のような生活を続けるよりも、少年は屋敷を出て行く選択をする。
それでも持ち前の強く非常識なほどの魔力の多さと、負けず嫌いな性格でその困難を乗り越えていく。
そんな少年の物語。
三歳で婚約破棄された貧乏伯爵家の三男坊そのショックで現世の記憶が蘇る
マメシバ
ファンタジー
貧乏伯爵家の三男坊のアラン令息
三歳で婚約破棄され
そのショックで前世の記憶が蘇る
前世でも貧乏だったのなんの問題なし
なによりも魔法の世界
ワクワクが止まらない三歳児の
波瀾万丈
【完結】え、別れましょう?
須木 水夏
恋愛
「実は他に好きな人が出来て」
「は?え?別れましょう?」
何言ってんだこいつ、とアリエットは目を瞬かせながらも。まあこちらも好きな訳では無いし都合がいいわ、と長年の婚約者(腐れ縁)だったディオルにお別れを申し出た。
ところがその出来事の裏側にはある双子が絡んでいて…?
だる絡みをしてくる美しい双子の兄妹(?)と、のんびりかつ冷静なアリエットのお話。
※毎度ですが空想であり、架空のお話です。史実に全く関係ありません。
ヨーロッパの雰囲気出してますが、別物です。
女神様、もっと早く祝福が欲しかった。
しゃーりん
ファンタジー
アルーサル王国には、女神様からの祝福を授かる者がいる。…ごくたまに。
今回、授かったのは6歳の王女であり、血縁の判定ができる魔力だった。
女神様は国に役立つ魔力を授けてくれる。ということは、血縁が乱れてるってことか?
一人の倫理観が異常な男によって、国中の貴族が混乱するお話です。ご注意下さい。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。