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第二十三章 ルルーさんの結婚式と新たな命の誕生
五百八十九話 皆で頑張って薬草を集める事に
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僕たちが会議室に着くと、既に陛下と閣僚がスタンバイしていました。
僕達も席について、会議開始です。
「冬の季節前に重度の風邪が流行るのは、王国の歴史を見てもそうない事だ。何かがあるのは間違いないだろう」
陛下も、直轄領で起きた疫病騒ぎはおかしいと思っています。
何かが起きる可能性も否定できないよね。
「明後日には薬ができるから、治療兵を中心としたチームに持って行かせます。後は、治療薬の確保が急務かと」
「ある程度は、今回の疫病が拡散すると思って行動した方が良いかと。各国に情報を送っておりますが、我が国も各領地へ連絡をした方が良いです」
「内務卿を中心にして、対応を協議させよう」
閣僚も次々と意見を言ってきますが、何よりも薬草が足りません。
かといって、一気に一部の土地で薬草を採取すると、次の薬草が生えるまでに時間がかかります。
「僕達が各地に行って、薬草を確保しようと思います」
「先ずは、一週間集中して薬草を集めます。個人的には、半月後に行われる五歳の祝いで多くの貴族が王都に移動するのが気がかりです。王都に集まることで、病気を各領地に持って帰る可能性があります」
「ジンの言う通りだな。アレク達は、暫く薬草採取に専念して貰おう。とにかく、ここからは時間との勝負だ」
陛下からも許可を貰ったし、僕達も今回は薬草採取を頑張らないと。
この後は各担当にて対応をする事になったので、僕達はいつもの王家専用食堂に移動します。
「「「もぐもぐもぐ」」」
ミカエル達は一足先に昼食を食べていて、レイナさんとカミラさん達に手伝ってもらいながらハンバーグを美味しそうに頬張っていました。
「ジン、暫くは薬草採取を続けるんでしょ?」
「良くわかったな」
「状況は把握しているからね。それに、おじいちゃんから指名依頼されそうだし」
「ははは、良くわかっているな。だが、今回は陛下からだ」
カミラさんは祖父である宰相からの指名依頼だと思っていたけど、今回は陛下からの指示なんだよね。
とはいっても、宰相と陛下では重要度はあまり違いがないかも。
「ミカ、薬草一杯採るよ!」
「ブリも!」
「そうだね、辺境伯領での薬草採取は皆で頑張ろうね」
「「あい!」」
ミカエル達は薬草採取をやる気満々だけど、流石に他の領地には連れて行けないもんね。
ここは、レイナさんが上手くミカエル達をなだめてくれました。
「お兄ちゃん、いつから薬草採取をするの?」
「二週間は毎日するよ。だから、明日から色んな所に行くよ」
この作戦には、薬草採取の名人のリズの腕が必要です。
リズはとても賢いから、この作戦の重要度を理解しているんだね。
「どの領地に行くかは、ジンさんと相談して決めるよ。だけど、闇組織の妨害があるかもしれないから、午前と午後で場所は変えるつもりだよ」
「明日はマロード男爵が良いだろう。どうせ害獣駆除もやらないと行けないし、ついででやっちまおう」
今の僕達だったら、半日あれば害獣駆除も終えられるね。
害獣駆除が終わらなくても、またのタイミングでやれば大丈夫です。
「あと、スラちゃんは執務官として色々と動くんだって。だから、スラちゃん抜きで動くよ」
「「「はーい」」」
スラちゃんは万が一に備えて、軍と行動をともにします。
スラちゃんも薬草採取の名人だけど、こればっかりはしょうがないね。
代わりに、プリンはやる気満々になっています。
これで今日の一連の対応は終わりで、昼食を食べたら僕達は屋敷に戻りました。
「「「「すー、すー」」」」
「ふふ、皆よく寝ているわ」
「今日はとても頑張ったらしいわね」
そして、屋敷に帰ってきて直ぐにミカエルとブリットにメイちゃんとリラちゃんは、仲良くお昼寝タイムになりました。
我が子の活躍と寝顔に、侍従のお姉さんも目を細めていました。
僕達も席について、会議開始です。
「冬の季節前に重度の風邪が流行るのは、王国の歴史を見てもそうない事だ。何かがあるのは間違いないだろう」
陛下も、直轄領で起きた疫病騒ぎはおかしいと思っています。
何かが起きる可能性も否定できないよね。
「明後日には薬ができるから、治療兵を中心としたチームに持って行かせます。後は、治療薬の確保が急務かと」
「ある程度は、今回の疫病が拡散すると思って行動した方が良いかと。各国に情報を送っておりますが、我が国も各領地へ連絡をした方が良いです」
「内務卿を中心にして、対応を協議させよう」
閣僚も次々と意見を言ってきますが、何よりも薬草が足りません。
かといって、一気に一部の土地で薬草を採取すると、次の薬草が生えるまでに時間がかかります。
「僕達が各地に行って、薬草を確保しようと思います」
「先ずは、一週間集中して薬草を集めます。個人的には、半月後に行われる五歳の祝いで多くの貴族が王都に移動するのが気がかりです。王都に集まることで、病気を各領地に持って帰る可能性があります」
「ジンの言う通りだな。アレク達は、暫く薬草採取に専念して貰おう。とにかく、ここからは時間との勝負だ」
陛下からも許可を貰ったし、僕達も今回は薬草採取を頑張らないと。
この後は各担当にて対応をする事になったので、僕達はいつもの王家専用食堂に移動します。
「「「もぐもぐもぐ」」」
ミカエル達は一足先に昼食を食べていて、レイナさんとカミラさん達に手伝ってもらいながらハンバーグを美味しそうに頬張っていました。
「ジン、暫くは薬草採取を続けるんでしょ?」
「良くわかったな」
「状況は把握しているからね。それに、おじいちゃんから指名依頼されそうだし」
「ははは、良くわかっているな。だが、今回は陛下からだ」
カミラさんは祖父である宰相からの指名依頼だと思っていたけど、今回は陛下からの指示なんだよね。
とはいっても、宰相と陛下では重要度はあまり違いがないかも。
「ミカ、薬草一杯採るよ!」
「ブリも!」
「そうだね、辺境伯領での薬草採取は皆で頑張ろうね」
「「あい!」」
ミカエル達は薬草採取をやる気満々だけど、流石に他の領地には連れて行けないもんね。
ここは、レイナさんが上手くミカエル達をなだめてくれました。
「お兄ちゃん、いつから薬草採取をするの?」
「二週間は毎日するよ。だから、明日から色んな所に行くよ」
この作戦には、薬草採取の名人のリズの腕が必要です。
リズはとても賢いから、この作戦の重要度を理解しているんだね。
「どの領地に行くかは、ジンさんと相談して決めるよ。だけど、闇組織の妨害があるかもしれないから、午前と午後で場所は変えるつもりだよ」
「明日はマロード男爵が良いだろう。どうせ害獣駆除もやらないと行けないし、ついででやっちまおう」
今の僕達だったら、半日あれば害獣駆除も終えられるね。
害獣駆除が終わらなくても、またのタイミングでやれば大丈夫です。
「あと、スラちゃんは執務官として色々と動くんだって。だから、スラちゃん抜きで動くよ」
「「「はーい」」」
スラちゃんは万が一に備えて、軍と行動をともにします。
スラちゃんも薬草採取の名人だけど、こればっかりはしょうがないね。
代わりに、プリンはやる気満々になっています。
これで今日の一連の対応は終わりで、昼食を食べたら僕達は屋敷に戻りました。
「「「「すー、すー」」」」
「ふふ、皆よく寝ているわ」
「今日はとても頑張ったらしいわね」
そして、屋敷に帰ってきて直ぐにミカエルとブリットにメイちゃんとリラちゃんは、仲良くお昼寝タイムになりました。
我が子の活躍と寝顔に、侍従のお姉さんも目を細めていました。
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