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第二十二章 新たな魔獣
五百四十四話 各地の状況
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詰め所にある事務室に、軍務卿とティナおばあさまと僕とリズが入りました。
小さなソファーと机がある一角で、軍務卿が何があったかを教えてくれました。
「先ずは、他国で起きた事を話そう。といっても特に突出する事はないがな。まあ、共和国だけは例のポーションで対処した事になっている」
という事で、最初に軍務卿が他国で何があったかを教えてくれました。
「教皇国では、聖女様が強力な状態異常回復魔法を使い、全く被害を出さずに魔獣を倒したそうだ」
流石はカレン様です。
カレン様は魔獣に状態異常回復魔法が効果的なのは前から知っていたし、従魔のヒカリとも合わされば簡単に魔獣を倒せるよね。
「帝国も似たようなものだな。皇女リルム様の状態異常回復魔法でほぼ魔獣を無効化して、念の為に例のポーションを飲ませたらしい」
「リルムちゃん、すごーい!」
「あの子も大きくなって、良い治癒師になりましたね」
リルムも前から回復魔法が使えるし、良い才能があるもんね。
魔獣を弱らせるだけなら、リルムでも充分に対応出来るし。
「で、共和国だが、よりによって事件の対応していたクレイモア外交官に対して魔獣が三十路前の未婚女と言ったらしい。クレイモア外交官が無言で魔獣を殴り倒して、慌てて他の兵がポーションをかけたらしいぞ」
「クレイモアの気持ちは分かるわ。でも、そろそろ良いお相手を見つけないとね」
僕もクレイモアさんの気持ちは分かるけど、魔獣を殴り倒したなんて聞くと余計にお相手が逃げ出しそうだよ。
ティナおばあさまの言う通りだけど、煽った魔獣も馬鹿な事をしたよね。
「次に国内の状況だが、ホーエンハイム辺境伯領で二体、そして王都で五体の魔獣が現れた。王都に関しては、旧式の薬を使った者もいたな」
「「「五体!?」」」
辺境伯領に現れた二体の魔獣でも凄いのに、まさか王都で五体もの魔獣が現れるとは。
僕もリズもティナおばあさまも、この数を聞いてびっくりしてしまいました。
僕達が乗り込んだナイツ子爵邸でも、結局現れた魔獣はナイツ子爵と嫡男だけだったよね。
「辺境伯領はカミラ達がいたから、まあ順当勝ちだな。あのおばちゃんもいたし、アレクサが安定期に入ったからといって状態異常回復魔法を使って魔獣を弱体化させていた。ゾーテック男爵家の娘の従魔が使う重力魔法も、かなりの効果を発揮したみたいだ」
「アレクサには、屋敷で休んでいてと言っていたのにね。街の事が気になったんでしょう」
ティナおばあさまは、妊婦の身で前線に出たアレクサさんを心配していました。
まあ、ポニさんガードは発動していたと思うし、カミラさん達におばちゃんもいれば楽勝でしょう。
ポッキーも十二分に活躍していたみたいだし、後でご褒美をあげないとね。
小さなソファーと机がある一角で、軍務卿が何があったかを教えてくれました。
「先ずは、他国で起きた事を話そう。といっても特に突出する事はないがな。まあ、共和国だけは例のポーションで対処した事になっている」
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流石はカレン様です。
カレン様は魔獣に状態異常回復魔法が効果的なのは前から知っていたし、従魔のヒカリとも合わされば簡単に魔獣を倒せるよね。
「帝国も似たようなものだな。皇女リルム様の状態異常回復魔法でほぼ魔獣を無効化して、念の為に例のポーションを飲ませたらしい」
「リルムちゃん、すごーい!」
「あの子も大きくなって、良い治癒師になりましたね」
リルムも前から回復魔法が使えるし、良い才能があるもんね。
魔獣を弱らせるだけなら、リルムでも充分に対応出来るし。
「で、共和国だが、よりによって事件の対応していたクレイモア外交官に対して魔獣が三十路前の未婚女と言ったらしい。クレイモア外交官が無言で魔獣を殴り倒して、慌てて他の兵がポーションをかけたらしいぞ」
「クレイモアの気持ちは分かるわ。でも、そろそろ良いお相手を見つけないとね」
僕もクレイモアさんの気持ちは分かるけど、魔獣を殴り倒したなんて聞くと余計にお相手が逃げ出しそうだよ。
ティナおばあさまの言う通りだけど、煽った魔獣も馬鹿な事をしたよね。
「次に国内の状況だが、ホーエンハイム辺境伯領で二体、そして王都で五体の魔獣が現れた。王都に関しては、旧式の薬を使った者もいたな」
「「「五体!?」」」
辺境伯領に現れた二体の魔獣でも凄いのに、まさか王都で五体もの魔獣が現れるとは。
僕もリズもティナおばあさまも、この数を聞いてびっくりしてしまいました。
僕達が乗り込んだナイツ子爵邸でも、結局現れた魔獣はナイツ子爵と嫡男だけだったよね。
「辺境伯領はカミラ達がいたから、まあ順当勝ちだな。あのおばちゃんもいたし、アレクサが安定期に入ったからといって状態異常回復魔法を使って魔獣を弱体化させていた。ゾーテック男爵家の娘の従魔が使う重力魔法も、かなりの効果を発揮したみたいだ」
「アレクサには、屋敷で休んでいてと言っていたのにね。街の事が気になったんでしょう」
ティナおばあさまは、妊婦の身で前線に出たアレクサさんを心配していました。
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ポッキーも十二分に活躍していたみたいだし、後でご褒美をあげないとね。
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