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第二十一章 ちょっと平和な日々
五百十九話 ポッキーの実力
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朝の訓練の後は、少し勉強をしてから薬草採取に出かけます。
実は、今日がマジカルラットの子ども達の実戦デビューになります。
動物や魔物が出てくるか分からないけど、経験を踏むのはとても大切な事です。
特にメイちゃんとリラちゃんが冒険者デビューする事を考えても、準備はしておいた方が良いですね。
しかし、今日はジンさん達が用事があって参加できないので、クラヴィーアさんとルシアさんとククリさんが僕達と一緒に参加する事になっています。
ミカエル達も今日は勉強の日なので、薬草採取には参加しません。
スラちゃんは執務官の仕事があるし、プリンもミカエル達の護衛についています。
うーん、今日はメンバー的に何だかとっても不安な気持ちでいっぱいです。
「「「グルルルル」」」
「早速ウルフがお出迎えね」
「マジカルラットの子ども達の相手として、丁度いいですね」
森に入ると、僕達の匂いを嗅ぎつけたウルフが三頭現れました。
クラヴィーアさんと意見も一致したので、マジカルラットの一行に倒して貰いましょう。
「キュー!」
ズドン、ぶち。
「「あっ」」
「流石はポッキーちゃんね。綺麗に頭だけ潰しているわ」
「キュキュ」
そう思ったのに、ルシアさんのマジカルラットのポッキーが重力魔法で三頭のウルフの頭を潰してしまい、僕とクラヴィーアさんは思わず顔を見合わせてしまいました。
とっても手際が良いしキチンと頭だけ狙っているのは良いのですが、当初の目的が潰れてしまいました。
「ルシア、今度ウルフとかが現れたら他のマジカルラットに倒させるのよ」
「ふふふ、ポッキーちゃんは皆のバックアップね。ポッキーちゃん、皆の為に頑張るのよ!」
「キュキュー!」
うん、ポッキーも両手をあげて任せろとアピールしていました。
まあ、ポッキーの実力が凄いから大丈夫だろうと思いつつ、皆で薬草採取を始めます。
「「「むしゃむしゃむしゃ」」」
「皆で薬草を食べているよ!」
「とっても可愛いね」
「ほっぺが真ん丸だ」
時折マジカルラット達が薬草を頬張っていて、リズ達はマジカルラットを見つめてほっこりとしています。
薬草を食べるといっても数枚位なので、収穫量に問題はありません。
「ポッキーちゃん、これも仕舞ってね」
「キュキュー」
一方、ルシアさんはもくもくと薬草採取を行っていて、採取した薬草はポッキーがアイテムボックスに仕舞っていました。
というか、ポッキーは脇目もふらずに薬草を採っているけど、他のマジカルラットの様に薬草をおやつにしてないんだよね。
「お屋敷のご飯の方が美味しいから、ポッキーちゃんも後でいっぱい食べるんだって」
「キュキュ」
「それに薬草をいっぱい採って、市場で美味しい果物を買うんだって」
「キュー」
まさかの現実的な意見に、僕もクラヴィーアさんもびっくりです。
ごちそうの為に頑張り始めたルシアさんとポッキーを見て、他のマジカルラットも沢山の薬を採り始めました。
おかげで、予想以上の薬草が採れて買い取り額もかなりの物になりました。
「ポッキー、沢山のドライバナナを買えて良かったね」
「キュー!」
そして市場でドライバナナを手に入れたルシアさんとポッキーは、屋敷に帰りながら美味しそうに食べていました。
結局他のウルフが現れなかったので他のマジカルラットの子どもの魔法テストは次回になったけど、ポッキーの凄い実力が分かっただけでも大きな収穫になりました。
実は、今日がマジカルラットの子ども達の実戦デビューになります。
動物や魔物が出てくるか分からないけど、経験を踏むのはとても大切な事です。
特にメイちゃんとリラちゃんが冒険者デビューする事を考えても、準備はしておいた方が良いですね。
しかし、今日はジンさん達が用事があって参加できないので、クラヴィーアさんとルシアさんとククリさんが僕達と一緒に参加する事になっています。
ミカエル達も今日は勉強の日なので、薬草採取には参加しません。
スラちゃんは執務官の仕事があるし、プリンもミカエル達の護衛についています。
うーん、今日はメンバー的に何だかとっても不安な気持ちでいっぱいです。
「「「グルルルル」」」
「早速ウルフがお出迎えね」
「マジカルラットの子ども達の相手として、丁度いいですね」
森に入ると、僕達の匂いを嗅ぎつけたウルフが三頭現れました。
クラヴィーアさんと意見も一致したので、マジカルラットの一行に倒して貰いましょう。
「キュー!」
ズドン、ぶち。
「「あっ」」
「流石はポッキーちゃんね。綺麗に頭だけ潰しているわ」
「キュキュ」
そう思ったのに、ルシアさんのマジカルラットのポッキーが重力魔法で三頭のウルフの頭を潰してしまい、僕とクラヴィーアさんは思わず顔を見合わせてしまいました。
とっても手際が良いしキチンと頭だけ狙っているのは良いのですが、当初の目的が潰れてしまいました。
「ルシア、今度ウルフとかが現れたら他のマジカルラットに倒させるのよ」
「ふふふ、ポッキーちゃんは皆のバックアップね。ポッキーちゃん、皆の為に頑張るのよ!」
「キュキュー!」
うん、ポッキーも両手をあげて任せろとアピールしていました。
まあ、ポッキーの実力が凄いから大丈夫だろうと思いつつ、皆で薬草採取を始めます。
「「「むしゃむしゃむしゃ」」」
「皆で薬草を食べているよ!」
「とっても可愛いね」
「ほっぺが真ん丸だ」
時折マジカルラット達が薬草を頬張っていて、リズ達はマジカルラットを見つめてほっこりとしています。
薬草を食べるといっても数枚位なので、収穫量に問題はありません。
「ポッキーちゃん、これも仕舞ってね」
「キュキュー」
一方、ルシアさんはもくもくと薬草採取を行っていて、採取した薬草はポッキーがアイテムボックスに仕舞っていました。
というか、ポッキーは脇目もふらずに薬草を採っているけど、他のマジカルラットの様に薬草をおやつにしてないんだよね。
「お屋敷のご飯の方が美味しいから、ポッキーちゃんも後でいっぱい食べるんだって」
「キュキュ」
「それに薬草をいっぱい採って、市場で美味しい果物を買うんだって」
「キュー」
まさかの現実的な意見に、僕もクラヴィーアさんもびっくりです。
ごちそうの為に頑張り始めたルシアさんとポッキーを見て、他のマジカルラットも沢山の薬を採り始めました。
おかげで、予想以上の薬草が採れて買い取り額もかなりの物になりました。
「ポッキー、沢山のドライバナナを買えて良かったね」
「キュー!」
そして市場でドライバナナを手に入れたルシアさんとポッキーは、屋敷に帰りながら美味しそうに食べていました。
結局他のウルフが現れなかったので他のマジカルラットの子どもの魔法テストは次回になったけど、ポッキーの凄い実力が分かっただけでも大きな収穫になりました。
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