269 / 869
第十八章 少し平和な日々
三百九十五話 前倒しで教皇国に向かう事に
しおりを挟む
バイザー子爵領での炊き出しの翌日、捕まえたならず者から得た情報を早速各国で共有する事に。
因みに、速報で各地へ情報を送っています。
「いやはや、流石は双翼の天使様に勇敢な天使様ですな。我が国も、早速各街へ周知しました」
舞台となる教皇国からは、サイファ枢機卿が参加します。
僕達の事を褒めつつ、早速対策をしています。
「本当は娘がくる予定だったけど、まだまだ育児で忙しいのよ。初めての子どもだからしょうがないわね」
帝国からはシェジェク伯爵が参加します。
皇帝の側室であるケイリさんはまだ赤ちゃんが小さいので、今回は参加見送りです。
「しかし、闇組織は何をしたいんですかね。共和国も対策で忙しいわ」
共和国からは、外交担当のクレイモアさんが参加します。
因みにクレイモアさんは、もう一人同行者を連れてきました。
「ジェックです。十歳になります。姉がいつもお世話になっています」
「この子は、私の歳の離れた弟よ。今日は両親も不在なので、連れてきたの」
ジェックさんはクレイモアさんと同じ赤っぽい短髪で、とてもしっかりしていて優しそうな人だ。
僕達が会議をしている間、ジェックさんはリズ達と共にルカちゃんとエドちゃんと触れ合うそうです。
勿論ジェックさんは、ジンさんチェックを通過しています。
そんなこんなで、会議はスタートです。
王国からは、陛下と軍務卿にティナおばあさま。
それと、辺境伯様とジンさんと僕とルーカスお兄様が参加します。
「闇組織が新たな拠点を探しているのは間違いない。奴らは恐らく懐古派の拠点を放棄するつもりだろう」
「陛下の意見に私も同意します。強固に抵抗していた懐古派の砦ですが、最近になって様子が変わってきたのは事実です」
陛下の意見に、サイファ枢機卿が同意した。
懐古派が占拠する砦では、段々と聖騎士団の勢いが増しているという。
「しかし、直ぐに懐古派の見切りをつけて次の拠点を探す辺り、闇組織はしたたかですわね」
「そうですね。いくら叩いても、あっという間に逃げていきますわね」
シェジェク伯爵とクレイモアさんの言い方だと闇組織がまるでゴキブリの様に聞こえるけど、確かに闇組織のあのしつこさはゴキブリ並だよな。
ここで陛下が、とある決断をした。
「よし、アレクとジン達の懐古派の占拠する地域への派遣を早めよう。アレク、ジン、急ぎになるが準備をして三日後に行くことにしよう」
「分かりました」
「直ぐに準備を始めます」
「辺境伯、前倒しになるが調整を頼む」
「承りました。我が家は何時でも対応できます」
こうして、僕達が懐古派の占拠する地域に向かう日程が確定した。
まあ、僕達は王族や貴族であるとともに冒険者だから、直ぐに動けるけどね。
因みに、速報で各地へ情報を送っています。
「いやはや、流石は双翼の天使様に勇敢な天使様ですな。我が国も、早速各街へ周知しました」
舞台となる教皇国からは、サイファ枢機卿が参加します。
僕達の事を褒めつつ、早速対策をしています。
「本当は娘がくる予定だったけど、まだまだ育児で忙しいのよ。初めての子どもだからしょうがないわね」
帝国からはシェジェク伯爵が参加します。
皇帝の側室であるケイリさんはまだ赤ちゃんが小さいので、今回は参加見送りです。
「しかし、闇組織は何をしたいんですかね。共和国も対策で忙しいわ」
共和国からは、外交担当のクレイモアさんが参加します。
因みにクレイモアさんは、もう一人同行者を連れてきました。
「ジェックです。十歳になります。姉がいつもお世話になっています」
「この子は、私の歳の離れた弟よ。今日は両親も不在なので、連れてきたの」
ジェックさんはクレイモアさんと同じ赤っぽい短髪で、とてもしっかりしていて優しそうな人だ。
僕達が会議をしている間、ジェックさんはリズ達と共にルカちゃんとエドちゃんと触れ合うそうです。
勿論ジェックさんは、ジンさんチェックを通過しています。
そんなこんなで、会議はスタートです。
王国からは、陛下と軍務卿にティナおばあさま。
それと、辺境伯様とジンさんと僕とルーカスお兄様が参加します。
「闇組織が新たな拠点を探しているのは間違いない。奴らは恐らく懐古派の拠点を放棄するつもりだろう」
「陛下の意見に私も同意します。強固に抵抗していた懐古派の砦ですが、最近になって様子が変わってきたのは事実です」
陛下の意見に、サイファ枢機卿が同意した。
懐古派が占拠する砦では、段々と聖騎士団の勢いが増しているという。
「しかし、直ぐに懐古派の見切りをつけて次の拠点を探す辺り、闇組織はしたたかですわね」
「そうですね。いくら叩いても、あっという間に逃げていきますわね」
シェジェク伯爵とクレイモアさんの言い方だと闇組織がまるでゴキブリの様に聞こえるけど、確かに闇組織のあのしつこさはゴキブリ並だよな。
ここで陛下が、とある決断をした。
「よし、アレクとジン達の懐古派の占拠する地域への派遣を早めよう。アレク、ジン、急ぎになるが準備をして三日後に行くことにしよう」
「分かりました」
「直ぐに準備を始めます」
「辺境伯、前倒しになるが調整を頼む」
「承りました。我が家は何時でも対応できます」
こうして、僕達が懐古派の占拠する地域に向かう日程が確定した。
まあ、僕達は王族や貴族であるとともに冒険者だから、直ぐに動けるけどね。
331
お気に入りに追加
8,637
あなたにおすすめの小説
僕の家族は母様と母様の子供の弟妹達と使い魔達だけだよ?
闇夜の現し人(ヤミヨノウツシビト)
ファンタジー
ー 母さんは、「絶世の美女」と呼ばれるほど美しく、国の中で最も権力の強い貴族と呼ばれる公爵様の寵姫だった。
しかし、それをよく思わない正妻やその親戚たちに毒を盛られてしまった。
幸い発熱だけですんだがお腹に子が出来てしまった以上ここにいては危険だと判断し、仲の良かった侍女数名に「ここを離れる」と言い残し公爵家を後にした。
お母さん大好きっ子な主人公は、毒を盛られるという失態をおかした父親や毒を盛った親戚たちを嫌悪するがお母さんが日々、「家族で暮らしたい」と話していたため、ある出来事をきっかけに一緒に暮らし始めた。
しかし、自分が家族だと認めた者がいれば初めて見た者は跪くと言われる程の華の顔(カンバセ)を綻ばせ笑うが、家族がいなければ心底どうでもいいというような表情をしていて、人形の方がまだ表情があると言われていた。
『無能で無価値の稚拙な愚父共が僕の家族を名乗る資格なんて無いんだよ?』
さぁ、ここに超絶チートを持つ自分が認めた家族以外の生き物全てを嫌う主人公の物語が始まる。
〈念の為〉
稚拙→ちせつ
愚父→ぐふ
⚠︎注意⚠︎
不定期更新です。作者の妄想をつぎ込んだ作品です。
英雄一家は国を去る【一話完結】
青緑
ファンタジー
婚約者との舞踏会中、火急の知らせにより領地へ帰り、3年かけて魔物大発生を収めたテレジア。3年振りに王都へ戻ったが、国の一大事から護った一家へ言い渡されたのは、テレジアの婚約破棄だった。
放置された公爵令嬢が幸せになるまで
こうじ
ファンタジー
アイネス・カンラダは物心ついた時から家族に放置されていた。両親の顔も知らないし兄や妹がいる事は知っているが顔も話した事もない。ずっと離れで暮らし自分の事は自分でやっている。そんな日々を過ごしていた彼女が幸せになる話。
【完結】捨てられ令嬢は王子のお気に入り
怜來
ファンタジー
「魔力が使えないお前なんてここには必要ない」
そう言われ家を追い出されたリリーアネ。しかし、リリーアネは実は魔力が使えた。それは、強力な魔力だったため誰にも言わなかった。そんなある日王国の危機を救って…
リリーアネの正体とは
過去に何があったのか
義妹の嫌がらせで、子持ち男性と結婚する羽目になりました。義理の娘に嫌われることも覚悟していましたが、本当の家族を手に入れることができました。
石河 翠
ファンタジー
義母と義妹の嫌がらせにより、子持ち男性の元に嫁ぐことになった主人公。夫になる男性は、前妻が残した一人娘を可愛がっており、新しい子どもはいらないのだという。
実家を出ても、自分は家族を持つことなどできない。そう思っていた主人公だが、娘思いの男性と素直になれないわがままな義理の娘に好感を持ち、少しずつ距離を縮めていく。
そんなある日、死んだはずの前妻が屋敷に現れ、主人公を追い出そうとしてきた。前妻いわく、血の繋がった母親の方が、継母よりも価値があるのだという。主人公が言葉に詰まったその時……。
血の繋がらない母と娘が家族になるまでのお話。
この作品は、小説家になろうおよびエブリスタにも投稿しております。
扉絵は、管澤捻さまに描いていただきました。
公爵令嬢はアホ係から卒業する
依智川ゆかり
ファンタジー
『エルメリア・バーンフラウト! お前との婚約を破棄すると、ここに宣言する!!」
婚約相手だったアルフォード王子からそんな宣言を受けたエルメリア。
そんな王子は、数日後バーンフラウト家にて、土下座を披露する事になる。
いや、婚約破棄自体はむしろ願ったり叶ったりだったんですが、あなた本当に分かってます?
何故、私があなたと婚約する事になったのか。そして、何故公爵令嬢である私が『アホ係』と呼ばれるようになったのか。
エルメリアはアルフォード王子……いや、アホ王子に話し始めた。
彼女が『アホ係』となった経緯を、嘘偽りなく。
*『小説家になろう』でも公開しています。
【完結】婚約破棄されて修道院へ送られたので、今後は自分のために頑張ります!
猫石
ファンタジー
「ミズリーシャ・ザナスリー。 公爵の家門を盾に他者を蹂躙し、悪逆非道を尽くしたお前の所業! 決して許してはおけない! よって我がの名の元にお前にはここで婚約破棄を言い渡す! 今後は修道女としてその身を神を捧げ、生涯後悔しながら生きていくがいい!」
無実の罪を着せられた私は、その瞬間に前世の記憶を取り戻した。
色々と足りない王太子殿下と婚約破棄でき、その後の自由も確約されると踏んだ私は、意気揚々と王都のはずれにある小さな修道院へ向かったのだった。
注意⚠️このお話には、妊娠出産、新生児育児のお話がバリバリ出てきます。(訳ありもあります)お嫌いな方は自衛をお願いします!
2023/10/12 作者の気持ち的に、断罪部分を最後の番外にしました。
2023/10/31第16回ファンタジー小説大賞奨励賞頂きました。応援・投票ありがとうございました!
☆このお話は完全フィクションです、創作です、妄想の作り話です。現実世界と混同せず、あぁ、ファンタジーだもんな、と、念頭に置いてお読みください。
☆作者の趣味嗜好作品です。イラッとしたり、ムカッとしたりした時には、そっと別の素敵な作家さんの作品を検索してお読みください。(自己防衛大事!)
☆誤字脱字、誤変換が多いのは、作者のせいです。頑張って音読してチェックして!頑張ってますが、ごめんなさい、許してください。
★小説家になろう様でも公開しています。
頭が花畑の女と言われたので、その通り花畑に住むことにしました。
音爽(ネソウ)
ファンタジー
見た目だけはユルフワ女子のハウラナ・ゼベール王女。
その容姿のせいで誤解され、男達には尻軽の都合の良い女と見られ、婦女子たちに嫌われていた。
16歳になったハウラナは大帝国ダネスゲート皇帝の末席側室として娶られた、体の良い人質だった。
後宮内で弱小国の王女は冷遇を受けるが……。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。