89 / 1,219
第十六章 聖女様出迎え編
二百八十四話 新しいお友達(人ではない)
しおりを挟む
二泊三日のサーゲロイド辺境伯への出張も終わり、聖女様を迎える為に様々な準備が始まった。
とは言え僕達がやる事はあまり多くなく、スラちゃんかプリンのどちらかを教皇国との国境警備兵に朝連れていって夕方迎えるくらいだった。
なので、勿論普通の勉強も行います。
今日は朝イチでプリンを教皇国との国境に送った後、王城からティナおばあさまとルーカスお兄様達を連れてきます。
近衛騎士もついて、とある事をするらしいです。
皆で、隣にある辺境伯様の屋敷に移動します。
「「「うわあ、小さなお馬さんだ!」」」
庭にいたのは騎馬隊が使う馬よりも小さめの馬だ。
これはもしかしてポニーかな?
五頭の馬が馬丁に従われながら僕達を見ていた。
「そろそろ儀式とかで馬を扱う様になるけど、まだ馬に乗るには小さいからポニーを用意して貰ったのよ」
「この子達は兄弟や従兄弟の関係でとても仲が良い。暴れる事もないので、小さいアレク君達にも馬に慣れる為にちょうど良いと思ってな」
辺境伯様の屋敷にある厩舎に普段はいるという。
確かに人懐こい表情をしているぞ。
「先ずは紹介するか。クリーム色の馬がポニで、五頭のリーダーだけど女の子だ」
「おお、ポニさんだ!」
ポニさんはつぶらな瞳が特徴的な優しそうなポニーだ。
ポニさんは、そのつぶらな瞳で僕の方を見ているぞ。
「茶色とシロの斑模様の子はブッチーだ。ちょっとイタズラ好きな男の子だ」
「でも、とても可愛いよ」
ブッチーはなぜかリズとスラちゃんの方を見ていた。
イタズラ好きでリズとスラちゃんと息が合うとなると、暴走しそうな気もするぞ。
「栗毛の子はマロンだ。穏やかな性格の女の子だ」
「綺麗な毛並みですね」
マロンは本当に綺麗な栗色だ。
乗馬としてもとても良さそうだ。
「黒い毛の子は黒鹿毛で、カゲと呼んでいる。運動神経抜群の男の子だ」
「凛々しい顔つきをしてますわね」
カゲは見栄えのある馬体をしている。
黒い毛並みが本当に綺麗だ。
「最後が芦毛のユキだ。女の子だけど、男っぽい所もあるな」
「ルーカスお兄ちゃんが乗ると、リアル白馬の王子様だね」
最後のユキもとても綺麗な白い毛並みだ。
少し強気な瞳をしているぞ。
「先ずはコミュニケーションを取る為にブラッシングをしてあげましょう。このブラシを使うわよ」
「結構毛が硬いね」
「本当だね」
リズとエレノアはブラシの毛をちょんちょんと触ってびっくりしている。
馬だと、金属のブラシもあるよね。
各自思い思いにポニーに近づいてブラッシングを始めた。
「よっと、こんな感じかな? 背中の方は台に乗らさないと出来ないな」
「プッチー、気持ちいい?」
「目がとろんとして、気持ちよさそうですわ」
ポニーといえども一メートル以上の大きさがあるので、小さい僕達には中々大変だ。
ルーカスお兄様やアイビー様はそこそこ身長があるけど、僕達は台に乗る必要がある。
ブッチーはゴロンと寝転んで、リズとスラちゃんのブラッシングを受けていた。
既に息が合っている感じだな。
「次はポニーを引いて歩いてみましょう。この子達なら大丈夫よ」
「「「はーい」」」
僕達の数に対してポニーが少ないので、順番にポニーを引いて歩いて行きます。
「おお、結構力がありますね」
「ポニーといえども馬ですから。小さな馬車を引く事もできますよ」
「え? そうなんですね」
そういえば、ポニーの引く子ども用の馬車とかあったよね。
僕はポニさんと一緒だけど思ったよりも力が強いから、うまくリズムを取らないといけないね。
他の人もうまくポニーを引いて歩いていたよ。
「ほら、リズちゃんとスラちゃん。危ないから、ちゃんとプッチーの手綱を持って歩いて」
「えー」
「ヒヒーン」
うん、やっぱり思った通りになった。
リズとスラちゃんとブッチーの相性が良いから、リズは手綱を持たずにすたすたとブッチーと歩いていた。
ブッチーもリズとスラちゃんとおしゃべりしながら歩いている様だ。
ティナおばあさまから注意を受けたら、リズやスラちゃんだけでなくブッチーまで不満そうな声を上げている。
このコンビから危険な香りがしてきたぞ。
とは言え僕達がやる事はあまり多くなく、スラちゃんかプリンのどちらかを教皇国との国境警備兵に朝連れていって夕方迎えるくらいだった。
なので、勿論普通の勉強も行います。
今日は朝イチでプリンを教皇国との国境に送った後、王城からティナおばあさまとルーカスお兄様達を連れてきます。
近衛騎士もついて、とある事をするらしいです。
皆で、隣にある辺境伯様の屋敷に移動します。
「「「うわあ、小さなお馬さんだ!」」」
庭にいたのは騎馬隊が使う馬よりも小さめの馬だ。
これはもしかしてポニーかな?
五頭の馬が馬丁に従われながら僕達を見ていた。
「そろそろ儀式とかで馬を扱う様になるけど、まだ馬に乗るには小さいからポニーを用意して貰ったのよ」
「この子達は兄弟や従兄弟の関係でとても仲が良い。暴れる事もないので、小さいアレク君達にも馬に慣れる為にちょうど良いと思ってな」
辺境伯様の屋敷にある厩舎に普段はいるという。
確かに人懐こい表情をしているぞ。
「先ずは紹介するか。クリーム色の馬がポニで、五頭のリーダーだけど女の子だ」
「おお、ポニさんだ!」
ポニさんはつぶらな瞳が特徴的な優しそうなポニーだ。
ポニさんは、そのつぶらな瞳で僕の方を見ているぞ。
「茶色とシロの斑模様の子はブッチーだ。ちょっとイタズラ好きな男の子だ」
「でも、とても可愛いよ」
ブッチーはなぜかリズとスラちゃんの方を見ていた。
イタズラ好きでリズとスラちゃんと息が合うとなると、暴走しそうな気もするぞ。
「栗毛の子はマロンだ。穏やかな性格の女の子だ」
「綺麗な毛並みですね」
マロンは本当に綺麗な栗色だ。
乗馬としてもとても良さそうだ。
「黒い毛の子は黒鹿毛で、カゲと呼んでいる。運動神経抜群の男の子だ」
「凛々しい顔つきをしてますわね」
カゲは見栄えのある馬体をしている。
黒い毛並みが本当に綺麗だ。
「最後が芦毛のユキだ。女の子だけど、男っぽい所もあるな」
「ルーカスお兄ちゃんが乗ると、リアル白馬の王子様だね」
最後のユキもとても綺麗な白い毛並みだ。
少し強気な瞳をしているぞ。
「先ずはコミュニケーションを取る為にブラッシングをしてあげましょう。このブラシを使うわよ」
「結構毛が硬いね」
「本当だね」
リズとエレノアはブラシの毛をちょんちょんと触ってびっくりしている。
馬だと、金属のブラシもあるよね。
各自思い思いにポニーに近づいてブラッシングを始めた。
「よっと、こんな感じかな? 背中の方は台に乗らさないと出来ないな」
「プッチー、気持ちいい?」
「目がとろんとして、気持ちよさそうですわ」
ポニーといえども一メートル以上の大きさがあるので、小さい僕達には中々大変だ。
ルーカスお兄様やアイビー様はそこそこ身長があるけど、僕達は台に乗る必要がある。
ブッチーはゴロンと寝転んで、リズとスラちゃんのブラッシングを受けていた。
既に息が合っている感じだな。
「次はポニーを引いて歩いてみましょう。この子達なら大丈夫よ」
「「「はーい」」」
僕達の数に対してポニーが少ないので、順番にポニーを引いて歩いて行きます。
「おお、結構力がありますね」
「ポニーといえども馬ですから。小さな馬車を引く事もできますよ」
「え? そうなんですね」
そういえば、ポニーの引く子ども用の馬車とかあったよね。
僕はポニさんと一緒だけど思ったよりも力が強いから、うまくリズムを取らないといけないね。
他の人もうまくポニーを引いて歩いていたよ。
「ほら、リズちゃんとスラちゃん。危ないから、ちゃんとプッチーの手綱を持って歩いて」
「えー」
「ヒヒーン」
うん、やっぱり思った通りになった。
リズとスラちゃんとブッチーの相性が良いから、リズは手綱を持たずにすたすたとブッチーと歩いていた。
ブッチーもリズとスラちゃんとおしゃべりしながら歩いている様だ。
ティナおばあさまから注意を受けたら、リズやスラちゃんだけでなくブッチーまで不満そうな声を上げている。
このコンビから危険な香りがしてきたぞ。
700
あなたにおすすめの小説
御家騒動なんて真っ平ごめんです〜捨てられた双子の片割れは平凡な人生を歩みたい〜
伽羅
ファンタジー
【幼少期】
双子の弟に殺された…と思ったら、何故か赤ん坊に生まれ変わっていた。
ここはもしかして異世界か?
だが、そこでも双子だったため、後継者争いを懸念する親に孤児院の前に捨てられてしまう。
ようやく里親が見つかり、平和に暮らせると思っていたが…。
【学院期】
学院に通い出すとそこには双子の片割れのエドワード王子も通っていた。
周りに双子だとバレないように学院生活を送っていたが、何故かエドワード王子の影武者をする事になり…。
元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~
おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。
どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。
そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。
その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。
その結果、様々な女性に迫られることになる。
元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。
「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」
今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。
ボクが追放されたら飢餓に陥るけど良いですか?
音爽(ネソウ)
ファンタジー
美味しい果実より食えない石ころが欲しいなんて、人間て変わってますね。
役に立たないから出ていけ?
わかりました、緑の加護はゴッソリ持っていきます!
さようなら!
5月4日、ファンタジー1位!HOTランキング1位獲得!!ありがとうございました!
お前は家から追放する?構いませんが、この家の全権力を持っているのは私ですよ?
水垣するめ
恋愛
「アリス、お前をこのアトキンソン伯爵家から追放する」
「はぁ?」
静かな食堂の間。
主人公アリス・アトキンソンの父アランはアリスに向かって突然追放すると告げた。
同じく席に座っている母や兄、そして妹も父に同意したように頷いている。
いきなり食堂に集められたかと思えば、思いも寄らない追放宣言にアリスは戸惑いよりも心底呆れた。
「はぁ、何を言っているんですか、この領地を経営しているのは私ですよ?」
「ああ、その経営も最近軌道に乗ってきたのでな、お前はもう用済みになったから追放する」
父のあまりに無茶苦茶な言い分にアリスは辟易する。
「いいでしょう。そんなに出ていって欲しいなら出ていってあげます」
アリスは家から一度出る決心をする。
それを聞いて両親や兄弟は大喜びした。
アリスはそれを哀れみの目で見ながら家を出る。
彼らがこれから地獄を見ることを知っていたからだ。
「大方、私が今まで稼いだお金や開発した資源を全て自分のものにしたかったんでしょうね。……でもそんなことがまかり通るわけないじゃないですか」
アリスはため息をつく。
「──だって、この家の全権力を持っているのは私なのに」
後悔したところでもう遅い。
なんだって? 俺を追放したSS級パーティーが落ちぶれたと思ったら、拾ってくれたパーティーが超有名になったって?
名無し
ファンタジー
「ラウル、追放だ。今すぐ出ていけ!」
「えっ? ちょっと待ってくれ。理由を教えてくれないか?」
「それは貴様が無能だからだ!」
「そ、そんな。俺が無能だなんて。こんなに頑張ってるのに」
「黙れ、とっととここから消えるがいい!」
それは突然の出来事だった。
SSパーティーから総スカンに遭い、追放されてしまった治癒使いのラウル。
そんな彼だったが、とあるパーティーに拾われ、そこで認められることになる。
「治癒魔法でモンスターの群れを殲滅だと!?」
「え、嘘!? こんなものまで回復できるの!?」
「この男を追放したパーティー、いくらなんでも見る目がなさすぎだろう!」
ラウルの神がかった治癒力に驚愕するパーティーの面々。
その凄さに気が付かないのは本人のみなのであった。
「えっ? 俺の治癒魔法が凄いって? おいおい、冗談だろ。こんなの普段から当たり前にやってることなのに……」
俺に王太子の側近なんて無理です!
クレハ
ファンタジー
5歳の時公爵家の家の庭にある木から落ちて前世の記憶を思い出した俺。
そう、ここは剣と魔法の世界!
友達の呪いを解くために悪魔召喚をしたりその友達の側近になったりして大忙し。
ハイスペックなちゃらんぽらんな人間を演じる俺の奮闘記、ここに開幕。
ちっちゃくなった俺の異世界攻略
ちくわ
ファンタジー
あるとき神の采配により異世界へ行くことを決意した高校生の大輝は……ちっちゃくなってしまっていた!
精霊と神様からの贈り物、そして大輝の力が試される異世界の大冒険?が幕を開ける!
異世界転生旅日記〜生活魔法は無限大!〜
一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
☆仕事繁忙期の為、2月中旬まで更新を週一にします。
農家の四男に転生したルイ。
そんなルイは、五歳の高熱を出した闘病中に、前世の記憶を思い出し、ステータスを見れることに気付き、自分の能力を自覚した。
農家の四男には未来はないと、家族に隠れて金策を開始する。
十歳の時に行われたスキル鑑定の儀で、スキル【生活魔法 Lv.∞】と【鑑定 Lv.3】を授かったが、親父に「家の役には立たない」と、家を追い出される。
家を追い出されるきっかけとなった【生活魔法】だが、転生あるある?の思わぬ展開を迎えることになる。
ルイの安寧の地を求めた旅が、今始まる!
見切り発車。不定期更新。
カクヨム(吉野 ひな)にて、先行投稿しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。