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第6話
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「皐月・・・・・?」
ゆっくりと何度か瞬きをして・・・・
皐月の瞳が、俺をとらえた。
「み・・・・のる・・・・?」
「―――皐月!!」
俺は、皐月を思い切り抱きしめた。
「皐月!よかった!やっと・・・・!」
「稔・・・・・?どうしたの・・・・・?」
「ばかやろ・・・・心配、させて・・・・!」
「稔・・・・・泣いてるの・・・・?」
「泣いて、ない!怒ってるんだ!」
「なんで・・・・んッ―――」
戸惑う皐月に、俺は噛みつくようなキスをした。
驚いて皐月が胸を押すけれど、構うもんか。
何度も何度も、角度を変えてその唇の感触を確かめるように―――
強引に舌を絡め取り、呼吸を奪うような熱いキスを繰り返し与えた―――
「ん・・・・・ッ、ふ・・・・ん、み・・・・ふぁッ」
苦しそうな皐月の声に、ようやく俺ははっとしてその唇を離した。
荒い息を繰り返す皐月の瞳は潤み、濡れそぼった唇はより一層赤く染まっていた。
「し・・・・死ぬかと、思った・・・・じゃんッ」
「ふ・・・・ごめん。つい・・・・・」
「ついって・・・・!っていうか・・・・ここ、どこ・・・・?病院・・・・?」
皐月が、目を瞬かせながら病室の中を見回した。
そして俺を見て、状況を把握しようと意識を集中させているようだった。
皐月には、不思議な力がある。
その人を見ただけで、その人物のことやその人物を取り巻く状況がわかるのだ。
だから、俺を見れば皐月は自分がどんな状況にいるのかわかると思ったのだろう。
ところが・・・・・
「な・・・・んで・・・・?」
「え?」
「わからない・・・・んだ・・・・・。稔が、浩斗くんと一緒に俺を探して・・・・見つけてくれたことはわかるのに・・・・どうしてそうなったのか・・・・その日の記憶が、俺にはない・・・・・」
皐月の体が、震えていた。
頭を抱え、苦しそうに呻く。
「皐月!大丈夫か!?皐月!」
「どうして・・・・?なんで・・・・!」
「皐月!落ち着け!大丈夫だから!」
俺は皐月の体を強く抱きしめた・・・・・。
ゆっくりと何度か瞬きをして・・・・
皐月の瞳が、俺をとらえた。
「み・・・・のる・・・・?」
「―――皐月!!」
俺は、皐月を思い切り抱きしめた。
「皐月!よかった!やっと・・・・!」
「稔・・・・・?どうしたの・・・・・?」
「ばかやろ・・・・心配、させて・・・・!」
「稔・・・・・泣いてるの・・・・?」
「泣いて、ない!怒ってるんだ!」
「なんで・・・・んッ―――」
戸惑う皐月に、俺は噛みつくようなキスをした。
驚いて皐月が胸を押すけれど、構うもんか。
何度も何度も、角度を変えてその唇の感触を確かめるように―――
強引に舌を絡め取り、呼吸を奪うような熱いキスを繰り返し与えた―――
「ん・・・・・ッ、ふ・・・・ん、み・・・・ふぁッ」
苦しそうな皐月の声に、ようやく俺ははっとしてその唇を離した。
荒い息を繰り返す皐月の瞳は潤み、濡れそぼった唇はより一層赤く染まっていた。
「し・・・・死ぬかと、思った・・・・じゃんッ」
「ふ・・・・ごめん。つい・・・・・」
「ついって・・・・!っていうか・・・・ここ、どこ・・・・?病院・・・・?」
皐月が、目を瞬かせながら病室の中を見回した。
そして俺を見て、状況を把握しようと意識を集中させているようだった。
皐月には、不思議な力がある。
その人を見ただけで、その人物のことやその人物を取り巻く状況がわかるのだ。
だから、俺を見れば皐月は自分がどんな状況にいるのかわかると思ったのだろう。
ところが・・・・・
「な・・・・んで・・・・?」
「え?」
「わからない・・・・んだ・・・・・。稔が、浩斗くんと一緒に俺を探して・・・・見つけてくれたことはわかるのに・・・・どうしてそうなったのか・・・・その日の記憶が、俺にはない・・・・・」
皐月の体が、震えていた。
頭を抱え、苦しそうに呻く。
「皐月!大丈夫か!?皐月!」
「どうして・・・・?なんで・・・・!」
「皐月!落ち着け!大丈夫だから!」
俺は皐月の体を強く抱きしめた・・・・・。
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