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第41話 ダンジョン3
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4人で連携をとり、数の暴挙にも対応ができるようになったころには既に一ヶ月が経っていた。
むしろ入学して2ヶ月も経たずに20階層までいったのはリアムのパーティだけである。学院で言えば驚くべき速さなのである。
21階層からはウルフ系、ゴブリン系、オーク系など統率者が率いる群れが現れる。
また、単体の魔物では熊の魔物ベアやウッドゴーレム、土のゴーレムなども現れるそうだ。ここからは一撃で倒せない魔物も多く、流石に4人では危なくなってくる。
ここでアイリスを含めた5人での連携に切り替えていく。
何故5人なのかは24階層を双璧の間を攻略するためとだけ言っておこう。
ただし、アイリスが加わった連携は別物である。
相手の属性に合わせて遠距離から放つ魔法や範囲魔法は強力の一言である。
もちろん前衛が崩れないことが条件なので、今まで4人の連携や経験があってこそ成り立つ強みである。
「ヤバイな、アイリスが加わるだけで殲滅スピードが段違いだ」
「ええ、それに青い火なんて見たことないです。あの威力を見た時は目が飛び出るかと思いました」
「初めは何故4人だけでって、悔しい想いも感じたこともあるが、ここに来てようやく意味が理解できてきたよ」
「私は早く皆様に追いつきたい一心でした」
「何を言っているの。一人一人に役割があり連携があるからこそ今ここにいるんだから。まあ、強いて言えばあのチートだけは例外だけどね」
「アイリスも十分にチートだと思うがな。こんな魔法使いはクラスでも聞いたことがない」
「そう?そう言ってもらえると嬉しいわね。ここまでくるのに必死で足掻いてきたもの。だからこそ、あのチートが許せないのよ…まったく、もぅ~。」
珍しくアイリスが口を膨らませ訴えている。
そんな光景を見たリアムは筋違いにも可愛いなーと考えながら、のほほんとしていた。
そんなこんなで5人での連携は順調に進み、ついに24階層の双璧の間までやってきた。
「ここが目標の経験値稼ぎの場所でいいんだよな?」
「そうだね。二つの分かれ道にそれぞれ魔物の群れがいる。その魔物の群れを殲滅して仕掛けボタンを両方が解除したのち、最奥の間で合流してウルフの群れやゴーレムを殲滅して終了だね」
「ただ単に数が多いってだけじゃないのか?それに双璧の間をクリアしても宝箱一つの魔力ポーションのみだっけ?」
「そうだね。ただ、最奥の間には経験値が豊富な魔物もでてくるそうだよ」
「ただな~、人数制限があるらしく両方の部屋に合計で6人が入った瞬間に扉が締められるなんて最悪だ」
「そうね。単純に2パーティの戦力がないと無事に戦えない数の魔物を1パーティで攻略し、報酬が魔力ポーション1つじゃ誰も行かないわけだわ」
「ここをレベリングとして考えるリアムもどうかしてるよな。ただ、このパーティでなら攻略できると今では確信に変わっているがな」
「やってやろうではないか。ゾクゾクしてきたぞ」
「おい、戦闘狂。俺達は今まで通りに攻略するだけだ」
「まあ、そうだが…、どちらが早いか楽しみではないか?」
「おい、5対1で勝っても誇れないだろ」
「確かに」
そう、始めからレベリングをここですると決めていた時から双璧の間の攻略法として、リアム一人が片方を攻略し仕掛けボタンを解除すると言うシンプルな内容を考えていたのだ。
「まあ、始めはどうするのか心配だったが、作戦内容とリアムの強さを知れば納得だったな」
「そうですね。5人パーティが最終段階だと聞いたときは疑問だったんですが、まずはここが目的地で内容を知った時には納得でしたわ」
「全ては初めから計算されていたのよね。悔しいけどリアムの戦力があって初めて達成できるから文句も言えないわ」
それぞれが自信に満ち溢れながらも期待を膨らませ、それぞれがたたえ合っている。
「さて、それじゃあレベル上げの始まりと行きますか」
むしろ入学して2ヶ月も経たずに20階層までいったのはリアムのパーティだけである。学院で言えば驚くべき速さなのである。
21階層からはウルフ系、ゴブリン系、オーク系など統率者が率いる群れが現れる。
また、単体の魔物では熊の魔物ベアやウッドゴーレム、土のゴーレムなども現れるそうだ。ここからは一撃で倒せない魔物も多く、流石に4人では危なくなってくる。
ここでアイリスを含めた5人での連携に切り替えていく。
何故5人なのかは24階層を双璧の間を攻略するためとだけ言っておこう。
ただし、アイリスが加わった連携は別物である。
相手の属性に合わせて遠距離から放つ魔法や範囲魔法は強力の一言である。
もちろん前衛が崩れないことが条件なので、今まで4人の連携や経験があってこそ成り立つ強みである。
「ヤバイな、アイリスが加わるだけで殲滅スピードが段違いだ」
「ええ、それに青い火なんて見たことないです。あの威力を見た時は目が飛び出るかと思いました」
「初めは何故4人だけでって、悔しい想いも感じたこともあるが、ここに来てようやく意味が理解できてきたよ」
「私は早く皆様に追いつきたい一心でした」
「何を言っているの。一人一人に役割があり連携があるからこそ今ここにいるんだから。まあ、強いて言えばあのチートだけは例外だけどね」
「アイリスも十分にチートだと思うがな。こんな魔法使いはクラスでも聞いたことがない」
「そう?そう言ってもらえると嬉しいわね。ここまでくるのに必死で足掻いてきたもの。だからこそ、あのチートが許せないのよ…まったく、もぅ~。」
珍しくアイリスが口を膨らませ訴えている。
そんな光景を見たリアムは筋違いにも可愛いなーと考えながら、のほほんとしていた。
そんなこんなで5人での連携は順調に進み、ついに24階層の双璧の間までやってきた。
「ここが目標の経験値稼ぎの場所でいいんだよな?」
「そうだね。二つの分かれ道にそれぞれ魔物の群れがいる。その魔物の群れを殲滅して仕掛けボタンを両方が解除したのち、最奥の間で合流してウルフの群れやゴーレムを殲滅して終了だね」
「ただ単に数が多いってだけじゃないのか?それに双璧の間をクリアしても宝箱一つの魔力ポーションのみだっけ?」
「そうだね。ただ、最奥の間には経験値が豊富な魔物もでてくるそうだよ」
「ただな~、人数制限があるらしく両方の部屋に合計で6人が入った瞬間に扉が締められるなんて最悪だ」
「そうね。単純に2パーティの戦力がないと無事に戦えない数の魔物を1パーティで攻略し、報酬が魔力ポーション1つじゃ誰も行かないわけだわ」
「ここをレベリングとして考えるリアムもどうかしてるよな。ただ、このパーティでなら攻略できると今では確信に変わっているがな」
「やってやろうではないか。ゾクゾクしてきたぞ」
「おい、戦闘狂。俺達は今まで通りに攻略するだけだ」
「まあ、そうだが…、どちらが早いか楽しみではないか?」
「おい、5対1で勝っても誇れないだろ」
「確かに」
そう、始めからレベリングをここですると決めていた時から双璧の間の攻略法として、リアム一人が片方を攻略し仕掛けボタンを解除すると言うシンプルな内容を考えていたのだ。
「まあ、始めはどうするのか心配だったが、作戦内容とリアムの強さを知れば納得だったな」
「そうですね。5人パーティが最終段階だと聞いたときは疑問だったんですが、まずはここが目的地で内容を知った時には納得でしたわ」
「全ては初めから計算されていたのよね。悔しいけどリアムの戦力があって初めて達成できるから文句も言えないわ」
それぞれが自信に満ち溢れながらも期待を膨らませ、それぞれがたたえ合っている。
「さて、それじゃあレベル上げの始まりと行きますか」
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