4 / 6
4話
しおりを挟む
――今日は恥ずかしくて顔を合わせられない。でも帰らないで。
そうやってトーイくんが言うから私達は布団の上で背中合わせに座る。
重なった背中からトーイくんの体温と体の震えが伝わってきて、私に体重を掛けないよう気を遣ってくれているのがわかった。
顔を合わせることよりもこんな風にくっついて座っている方がよっぽど恥ずかしい。トーイくんも薄々気付いているだろうが、お互い何も言わなかった。
どうか、不自然に早くなる心臓の音がトーイくんに伝わっていませんように。
「ええっ!? 第一級アマチュア無線技士の免許持ってるの!?……って、それってすごい?」
「別に。高校レベルの物理と数学の問題も試験に出るだけ」
いつも通り抑揚のない声だけれど、心なしか得意気に聞こえる。
「へー! トーイくんって頭良いんだね。その免許を取るとどうなるの?」
「無線局を開局出来る。無免許で電波飛ばすのは電波法違反。多分夏々も四級なら取れる」
「いやー……私はどうかな」
つい昨日モールス信号を覚えてみようかなと思い始めた程度の人間にいきなり国家試験はハードルが高い。
「ねぇ、今度誰かと通信してるとこ見せて」
「出来ない。無線機没収された」
「えっ、なんで?」
「外で遊べって」
「そ、そうなんだ」
ああ、無線機が使えないからスマホのアプリでモールス信号を送っていたのか。
確かにトーイくんはアウトドア派には見えない。でも、毎日この店に通っているわけだし、外で遊んでいると言える気もするけど。
「無線ってどんな感じなの? 面白い?」
「うん。僕はスターチルドレンですって言うとみんな驚く。通信相手はCIAに未来人に宇宙人。メリーさんやトイレの花子さんもいた」
「いいなー! すっごく楽しそう」
多分通信相手はトーイくんに合わせて面白おかしく返事してくれているのだろう。そんな面白そうな会話が出来るなら私もしてみたい。
私が話に食い付くと、背中に感じていたトーイくんの体温が少し離れていく。
どうしたのかと首を曲げて後ろを見たらトーイくんは背中を丸め、体育座りをしていた。
「楽しい。でも寂しい」
「寂しい……?」
「うん。少しだけ」
短く区切られ、淡々としている言葉たち。トーイくんは感情表現が苦手なだけで感情のないロボットなんかじゃないから、きっと今言葉通りの顔をしている。
顔が見えない人達と、そのとき限りの電波でのやりとり。トーイくんはスターチルドレンで、通信相手はCIAや未来人や宇宙人。それが楽しくて、少しだけ寂しいのなら――
「……う。重い」
「あははっ、ごめんごめん」
トーイくんの丸まった背中に遠慮なくもたれ掛かる。トーイくんと私の背中に開いた隙間が埋まってさっきより体温が伝わる。
押し潰されて不満を訴える声はやっぱり淡々としていたけれど、微かに笑い声混じりだった。
ツーツーツートツー ツートツートト
帰り際にトーイくんが鳴らしたモールス信号は以前に聞いた"またね"とは違っていたのにトーイくんは"またね"だと言い張った。
でも、絶対にそうではなかったと思う。家に帰ったらモールス信号を猛勉強すると心に誓い、アダルトコーナーを後にした。
「あーー生き返るー……ん?お前まだいたのか。借りる物決まったか?」
「は、はい! えーっと」
CDコーナーの関係者専用ドアから、汗で髪を濡らした森崎さんが顔を出す。あと少しタイミングがずれていたらアダルトコーナーから出る場面を目撃されていたかもしれない。
間一髪のところだったと安堵し、近くの棚のCDを適当に三枚手に取った。
「渋いな」なんて感心されるから一体何のCDかと思えば、知らない国の名前も聞いたことがない民族音楽のアルバムだった。
どうしよう……全然興味ない。悪いことはするもんじゃないなと痛感しながらも、私は明日もまたいけないことをしでかしてしまうだろう。
▽
午前十時から十二時までの二時間は森崎さんのお昼寝タイム――
大分前からアダルトコーナーに通い詰めているらしいトーイくんの情報は正確だった。おかげで毎日必ず二時間、トーイくんと会えるようになった。
「昨日借りたこのアルバムも最っ高だったんだよ! 遠い国の人々の文化や生活が音楽を通して伝わってきて感動するよ」
「聞いてみる」
私は最近ハマっている民族音楽のアルバムを見せながら熱弁する。正直なことを言えば興味ないだろうけど、いつもとりあえず全曲聞いて感想をくれるトーイくんは優しい。
トーイくんは早速ヘッドホンをしてアルバムを聞き始める。暇になった私はグラビアアイドルのポスターに貼られた紙に何気なく視線を向けた。
モールス信号の聞き取りは自信ないけど、符号ならアルファベットから和文まで全部丸暗記した。数日前にポスターに貼られた紙が"グミを与えると喜びます"から、"お気持ちだけで十分です"に書き換えられていたのを見て、なんて書いてあるのかすぐにわかったときは嬉しかったな。
モールス信号のおかげでトーイくんと少しだけ心を通わせることが出来た気がした。
「……私ね、この店の黒いカーテンの先は異世界に繋がってるって、そうだったらいいなってずっと思ってた。だからここから不思議な音が聞こえた日、入ってみたの……」
「あったの? 異世界」
独り言に近い私の呟きをトーイくんは拾う。私が想像していた異世界はあったのか……?
その場に立ってぐるりと見回してみるとなんて面白味のない世界だろう。仕切りの黒いカーテン、アダルトビデオが並べられた棚、専用レジ、グラビアアイドルのポスターが貼られた関係者用ドアくらいしか目につかない。
よく毎日飽きもせず通っていられたなと冷静に思いながら床に視線を落としたら、生活感溢れる布団一枚分の変な空間が存在していた。
そして、眠たげな目をしたトーイくんが首を傾げて私を見上げている。
「なかったよ。でも、トーイくんに会えた」
「……っ!」
「トーイくんのおかげで毎日楽しいんだ。ありがとね」
ツーツーツートツー ツートツートト
ツーツーツートツー ツートツートト
ツーツーツートツー ツートツートト
「えっ、なに?」
突然鳴り響くモールス信号。俯いたトーイくんがスマホを操作して同じ音を繰り返す。
このモールス信号は帰り際に"またね"だと主張していた日以降、聞く機会が多くなっていた。二文字の言葉なはずだから"またね"ではおかしい。
「ばかって意味」
「本当に!? ひどっ」
「嘘。解読して」
それは私にとってネイティブ英語の聞き取り問題と同じくらい難解に感じる。
「ヒント! 何かヒントちょうだい」
「うましか」
「うましか? それがヒントなの?」
「嘘」
「もう、なにそれ!」
きっとこのモールス信号は楽しいとか嬉しいとか、そういう意味の言葉なんだと思う。だからこのモールス信号を出しているときのトーイくんの表情はどことなく優しげで、グミを食べているときみたいに幸せそうなのだ。
なかなか解読出来ないのは悔しいが、トーイくんが幸せそうだからこのモールス信号を聞くと私も幸せな気持ちになれる。
今日もレンタルビデオショップモリサキのアダルトコーナーには平和な時間が流れています。
そうやってトーイくんが言うから私達は布団の上で背中合わせに座る。
重なった背中からトーイくんの体温と体の震えが伝わってきて、私に体重を掛けないよう気を遣ってくれているのがわかった。
顔を合わせることよりもこんな風にくっついて座っている方がよっぽど恥ずかしい。トーイくんも薄々気付いているだろうが、お互い何も言わなかった。
どうか、不自然に早くなる心臓の音がトーイくんに伝わっていませんように。
「ええっ!? 第一級アマチュア無線技士の免許持ってるの!?……って、それってすごい?」
「別に。高校レベルの物理と数学の問題も試験に出るだけ」
いつも通り抑揚のない声だけれど、心なしか得意気に聞こえる。
「へー! トーイくんって頭良いんだね。その免許を取るとどうなるの?」
「無線局を開局出来る。無免許で電波飛ばすのは電波法違反。多分夏々も四級なら取れる」
「いやー……私はどうかな」
つい昨日モールス信号を覚えてみようかなと思い始めた程度の人間にいきなり国家試験はハードルが高い。
「ねぇ、今度誰かと通信してるとこ見せて」
「出来ない。無線機没収された」
「えっ、なんで?」
「外で遊べって」
「そ、そうなんだ」
ああ、無線機が使えないからスマホのアプリでモールス信号を送っていたのか。
確かにトーイくんはアウトドア派には見えない。でも、毎日この店に通っているわけだし、外で遊んでいると言える気もするけど。
「無線ってどんな感じなの? 面白い?」
「うん。僕はスターチルドレンですって言うとみんな驚く。通信相手はCIAに未来人に宇宙人。メリーさんやトイレの花子さんもいた」
「いいなー! すっごく楽しそう」
多分通信相手はトーイくんに合わせて面白おかしく返事してくれているのだろう。そんな面白そうな会話が出来るなら私もしてみたい。
私が話に食い付くと、背中に感じていたトーイくんの体温が少し離れていく。
どうしたのかと首を曲げて後ろを見たらトーイくんは背中を丸め、体育座りをしていた。
「楽しい。でも寂しい」
「寂しい……?」
「うん。少しだけ」
短く区切られ、淡々としている言葉たち。トーイくんは感情表現が苦手なだけで感情のないロボットなんかじゃないから、きっと今言葉通りの顔をしている。
顔が見えない人達と、そのとき限りの電波でのやりとり。トーイくんはスターチルドレンで、通信相手はCIAや未来人や宇宙人。それが楽しくて、少しだけ寂しいのなら――
「……う。重い」
「あははっ、ごめんごめん」
トーイくんの丸まった背中に遠慮なくもたれ掛かる。トーイくんと私の背中に開いた隙間が埋まってさっきより体温が伝わる。
押し潰されて不満を訴える声はやっぱり淡々としていたけれど、微かに笑い声混じりだった。
ツーツーツートツー ツートツートト
帰り際にトーイくんが鳴らしたモールス信号は以前に聞いた"またね"とは違っていたのにトーイくんは"またね"だと言い張った。
でも、絶対にそうではなかったと思う。家に帰ったらモールス信号を猛勉強すると心に誓い、アダルトコーナーを後にした。
「あーー生き返るー……ん?お前まだいたのか。借りる物決まったか?」
「は、はい! えーっと」
CDコーナーの関係者専用ドアから、汗で髪を濡らした森崎さんが顔を出す。あと少しタイミングがずれていたらアダルトコーナーから出る場面を目撃されていたかもしれない。
間一髪のところだったと安堵し、近くの棚のCDを適当に三枚手に取った。
「渋いな」なんて感心されるから一体何のCDかと思えば、知らない国の名前も聞いたことがない民族音楽のアルバムだった。
どうしよう……全然興味ない。悪いことはするもんじゃないなと痛感しながらも、私は明日もまたいけないことをしでかしてしまうだろう。
▽
午前十時から十二時までの二時間は森崎さんのお昼寝タイム――
大分前からアダルトコーナーに通い詰めているらしいトーイくんの情報は正確だった。おかげで毎日必ず二時間、トーイくんと会えるようになった。
「昨日借りたこのアルバムも最っ高だったんだよ! 遠い国の人々の文化や生活が音楽を通して伝わってきて感動するよ」
「聞いてみる」
私は最近ハマっている民族音楽のアルバムを見せながら熱弁する。正直なことを言えば興味ないだろうけど、いつもとりあえず全曲聞いて感想をくれるトーイくんは優しい。
トーイくんは早速ヘッドホンをしてアルバムを聞き始める。暇になった私はグラビアアイドルのポスターに貼られた紙に何気なく視線を向けた。
モールス信号の聞き取りは自信ないけど、符号ならアルファベットから和文まで全部丸暗記した。数日前にポスターに貼られた紙が"グミを与えると喜びます"から、"お気持ちだけで十分です"に書き換えられていたのを見て、なんて書いてあるのかすぐにわかったときは嬉しかったな。
モールス信号のおかげでトーイくんと少しだけ心を通わせることが出来た気がした。
「……私ね、この店の黒いカーテンの先は異世界に繋がってるって、そうだったらいいなってずっと思ってた。だからここから不思議な音が聞こえた日、入ってみたの……」
「あったの? 異世界」
独り言に近い私の呟きをトーイくんは拾う。私が想像していた異世界はあったのか……?
その場に立ってぐるりと見回してみるとなんて面白味のない世界だろう。仕切りの黒いカーテン、アダルトビデオが並べられた棚、専用レジ、グラビアアイドルのポスターが貼られた関係者用ドアくらいしか目につかない。
よく毎日飽きもせず通っていられたなと冷静に思いながら床に視線を落としたら、生活感溢れる布団一枚分の変な空間が存在していた。
そして、眠たげな目をしたトーイくんが首を傾げて私を見上げている。
「なかったよ。でも、トーイくんに会えた」
「……っ!」
「トーイくんのおかげで毎日楽しいんだ。ありがとね」
ツーツーツートツー ツートツートト
ツーツーツートツー ツートツートト
ツーツーツートツー ツートツートト
「えっ、なに?」
突然鳴り響くモールス信号。俯いたトーイくんがスマホを操作して同じ音を繰り返す。
このモールス信号は帰り際に"またね"だと主張していた日以降、聞く機会が多くなっていた。二文字の言葉なはずだから"またね"ではおかしい。
「ばかって意味」
「本当に!? ひどっ」
「嘘。解読して」
それは私にとってネイティブ英語の聞き取り問題と同じくらい難解に感じる。
「ヒント! 何かヒントちょうだい」
「うましか」
「うましか? それがヒントなの?」
「嘘」
「もう、なにそれ!」
きっとこのモールス信号は楽しいとか嬉しいとか、そういう意味の言葉なんだと思う。だからこのモールス信号を出しているときのトーイくんの表情はどことなく優しげで、グミを食べているときみたいに幸せそうなのだ。
なかなか解読出来ないのは悔しいが、トーイくんが幸せそうだからこのモールス信号を聞くと私も幸せな気持ちになれる。
今日もレンタルビデオショップモリサキのアダルトコーナーには平和な時間が流れています。
0
お気に入りに追加
4
あなたにおすすめの小説
人違いラブレターに慣れていたので今回の手紙もスルーしたら、片思いしていた男の子に告白されました。この手紙が、間違いじゃないって本当ですか?
石河 翠
恋愛
クラス内に「ワタナベ」がふたりいるため、「可愛いほうのワタナベさん」宛のラブレターをしょっちゅう受け取ってしまう「そうじゃないほうのワタナベさん」こと主人公の「わたし」。
ある日「わたし」は下駄箱で、万年筆で丁寧に宛名を書いたラブレターを見つける。またかとがっかりした「わたし」は、その手紙をもうひとりの「ワタナベ」の下駄箱へ入れる。
ところが、その話を聞いた隣のクラスのサイトウくんは、「わたし」が驚くほど動揺してしまう。 実はその手紙は本当に彼女宛だったことが判明する。そしてその手紙を書いた「地味なほうのサイトウくん」にも大きな秘密があって……。
「真面目」以外にとりえがないと思っている「わたし」と、そんな彼女を見守るサイトウくんの少女マンガのような恋のおはなし。
小説家になろう及びエブリスタにも投稿しています。
扉絵は汐の音さまに描いていただきました。
助けてください!エリート年下上司が、地味な私への溺愛を隠してくれません
和泉杏咲
恋愛
両片思いの2人。「年下上司なんてありえない!」 「できない年上部下なんてまっぴらだ」そんな2人は、どうやって結ばれる?
「年下上司なんてありえない!」
「こっちこそ、できない年上の部下なんてまっぴらだ」
思えば、私とあいつは初対面から相性最悪だった!
人材業界へと転職した高井綾香。
そこで彼女を待ち受けていたのは、エリート街道まっしぐらの上司、加藤涼介からの厳しい言葉の数々。
綾香は年下の涼介に対し、常に反発を繰り返していた。
ところが、ある時自分のミスを助けてくれた涼介が気になるように……?
「あの……私なんで、壁ドンされてるんですか?」
「ほら、やってみなよ、体で俺を誘惑するんだよね?」
「はあ!?誘惑!?」
「取引先を陥落させた技、僕にやってみなよ」
ヤクザの若頭は、年の離れた婚約者が可愛くて仕方がない
絹乃
恋愛
ヤクザの若頭の花隈(はなくま)には、婚約者がいる。十七歳下の少女で組長の一人娘である月葉(つきは)だ。保護者代わりの花隈は月葉のことをとても可愛がっているが、もちろん恋ではない。強面ヤクザと年の離れたお嬢さまの、恋に発展する前の、もどかしくドキドキするお話。
隠れオタクの女子社員は若社長に溺愛される
永久保セツナ
恋愛
【最終話まで毎日20時更新】
「少女趣味」ならぬ「少年趣味」(プラモデルやカードゲームなど男性的な趣味)を隠して暮らしていた女子社員・能登原こずえは、ある日勤めている会社のイケメン若社長・藤井スバルに趣味がバレてしまう。
しかしそこから二人は意気投合し、やがて恋愛関係に発展する――?
肝心のターゲット層である女性に理解できるか分からない異色の女性向け恋愛小説!
【完結】育てた後輩を送り出したらハイスペになって戻ってきました
藤浪保
恋愛
大手IT会社に勤める早苗は会社の歓迎会でかつての後輩の桜木と再会した。酔っ払った桜木を家に送った早苗は押し倒され、キスに翻弄されてそのまま関係を持ってしまう。
次の朝目覚めた早苗は前夜の記憶をなくし、関係を持った事しか覚えていなかった。
先輩に退部を命じられた僕を励ましてくれたアイドル級美少女の後輩マネージャーを成り行きで家に上げたら、なぜかその後も入り浸るようになった件
桜 偉村
恋愛
別にいいんじゃないんですか? 上手くならなくても——。
後輩マネージャーのその一言が、彼の人生を変えた。
全国常連の高校サッカー部の三軍に所属していた如月 巧(きさらぎ たくみ)は、自分の能力に限界を感じていた。
練習試合でも敗因となってしまった巧は、三軍キャプテンの武岡(たけおか)に退部を命じられて絶望する。
武岡にとって、巧はチームのお荷物であると同時に、アイドル級美少女マネージャーの白雪 香奈(しらゆき かな)と親しくしている目障りな存在だった。
だから、自信をなくしている巧を追い込んで退部させ、香奈と距離を置かせようとしたのだ。
そうすれば、香奈は自分のモノになると思っていたから。
武岡の思惑通り、巧はサッカー部を辞めようとしていた。
しかし、そこに香奈が現れる。
成り行きで香奈を家に上げた巧だが、なぜか彼女はその後も彼の家を訪れるようになって——。
「これは警告だよ」
「勘違いしないんでしょ?」
「僕がサッカーを続けられたのは、君のおかげだから」
「仲が良いだけの先輩に、あんなことまですると思ってたんですか?」
甘酸っぱくて、爽やかで、焦れったくて、クスッと笑えて……
オレンジジュース(のような青春)が好きな人必見の現代ラブコメ、ここに開幕!
※これより下では今後のストーリーの大まかな流れについて記載しています。
「話のなんとなくの流れや雰囲気を抑えておきたい」「ざまぁ展開がいつになるのか知りたい!」という方のみご一読ください。
【今後の大まかな流れ】
第1話、第2話でざまぁの伏線が作られます。
第1話はざまぁへの伏線というよりはラブコメ要素が強いので、「早くざまぁ展開見たい!」という方はサラッと読んでいただいて構いません!
本格的なざまぁが行われるのは第15話前後を予定しています。どうかお楽しみに!
また、特に第4話からは基本的にラブコメ展開が続きます。シリアス展開はないので、ほっこりしつつ甘さも補充できます!
※最初のざまぁが行われた後も基本はラブコメしつつ、ちょくちょくざまぁ要素も入れていこうかなと思っています。
少しでも「面白いな」「続きが気になる」と思った方は、ざっと内容を把握しつつ第20話、いえ第2話くらいまでお読みいただけると嬉しいです!
※基本は一途ですが、メインヒロイン以外との絡みも多少あります。
※本作品は小説家になろう様、カクヨム様にも掲載しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる