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心恋凛 ~If…シリーズ~
If.3…もしあの時三蔵と悟浄が一緒に買い物に行ったら…(battle49)
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朝食を終えた一行。昼過ぎには出発すると言う事もあり、最終的な買い出しをすることにした。
買い出し組の八戒と悟空、雅は一足先に宿を出る。
「……俺も出る」
「ちょっと待てよ!!おい…!!」
「なんだ」
「俺一人かよ」
「寂しいのか?」
「誰がだよ!…でも、まぁ…たまには三蔵と一緒に買い物ってのも良いかもな」
「着いてくるな」
「良いじゃん。法衣も脱いで行く所なんて一ヵ所しかねぇだろ?俺も気に何のよ」
「貴様が一緒だとロクな事にならん」
「まぁまぁ、行こうぜ」
そう言いながらも珍しく一緒に出掛けることにした二人。
「…てかここ?」
「……あぁ」
「いらっしゃいませぇ!!」
「おんやぁ?カワイ子ちゃん」
「あら、お上手ね」
「いや、マジだって。」
「フン…下らん」
そう言いながらも三蔵は店内を見て回る。
「……ハァァ…」
「なぁに溜め息吐いてんの?三蔵、良いのねぇの?」
「うるせえ」
「お☆こんなんあんじゃん?!」
「…要らん」
「雅悦ぶかも知れねえよ」
「要らんと言ってるだろうが」
「俺持ってるけど、タイプ違いもあっても良いかな」
「あらぁ!お兄さん達真逆なタイプ?」
「そうなのよ」
「だから来たくなかったんだ」
「……そう言ってんなって。」
「私、こっちの金髪のお兄さん好みよ?」
「あー、そっちすでに相手居るぜ」
「えぇ、でも一晩だけとかなら…」
「そう言うの全く融通聞かねえのよ。こいつ」
「一途なのねぇ…悪くないわ☆」
「おまえ達は良く似てるな」
「そうかぁ?」
「あぁ、瓜二つだ」
「お、三蔵、これは?」
「……なんだそれ」
「これ、ゴムの回りにめっちゃ粒々付いてんの」
「…普通ので良い」
「なぁ試してみろって」
「断る」
「……これは?」
「なんだ?」
「…めっっちゃ薄いんだって!直と同じくらいに雅感じれるかもよ?」
「…声に出して言うな…」
「クハ…なんだそれ」
そうこう言いながらも三蔵と悟浄で色々とみていく。
「これ、ぜってぇ良いって!ごじょさんおすすめ!!」
「なら絶対に買わん」
「じゃぁ三蔵どんなのが良いわけ?」
「だから…!普通ので良いだろうが…」
「それじゃ面白くねえじゃん?」
「面白味を求める意味があんのか?」
「面白味ってか愛だろ?」
「……そう…か?」
「三蔵?素直すぎて気持ちわりい…」
「……やっぱり貴様の意見なんてきくんじゃなかったな…」
そう言いながらもスタンダードの物を一つ手に取った。
「なぁ、三蔵?」
「なんだ!」
「これは?」
「だから…そんなもんは要らねえって言ってんだろうが…」
「アンアン啼く雅…みたくねえ?」
「生憎だが、十分啼いてくれる」
「あ、さいですか…」
そう答えながらも悟浄も一つ買っていた。
「ありがとうございました!」
「おい…」
「なに?どうかした?」
「何買ったんだ?」
「ひーみつ☆」
「…フン…下らんもんだろ…」
「普通すぎるゴム買ってる奴に言われたかねえよ」
「何が悪い…」
「いんや?三蔵もそう言うの使うようになったんだなぁって…」
「何が言いたい」
「もうチェリーちゃんじゃな『殺すぞ』……まだ最後まで言ってねえだろうが…!」
「それ以上この道中で言ってみろ、ぶち殺すぞ」
「じゃぁ宿帰ったら言っても良いんだな?」
「そう言う問題じゃねえだろうが!」
「その箱、いつまで持つかねえ…」
「やっぱり貴様と一緒に来たのが間違いだった……」
そういい、溜め息を吐きながらも二人は宿へと戻っていった。
買い出し組の八戒と悟空、雅は一足先に宿を出る。
「……俺も出る」
「ちょっと待てよ!!おい…!!」
「なんだ」
「俺一人かよ」
「寂しいのか?」
「誰がだよ!…でも、まぁ…たまには三蔵と一緒に買い物ってのも良いかもな」
「着いてくるな」
「良いじゃん。法衣も脱いで行く所なんて一ヵ所しかねぇだろ?俺も気に何のよ」
「貴様が一緒だとロクな事にならん」
「まぁまぁ、行こうぜ」
そう言いながらも珍しく一緒に出掛けることにした二人。
「…てかここ?」
「……あぁ」
「いらっしゃいませぇ!!」
「おんやぁ?カワイ子ちゃん」
「あら、お上手ね」
「いや、マジだって。」
「フン…下らん」
そう言いながらも三蔵は店内を見て回る。
「……ハァァ…」
「なぁに溜め息吐いてんの?三蔵、良いのねぇの?」
「うるせえ」
「お☆こんなんあんじゃん?!」
「…要らん」
「雅悦ぶかも知れねえよ」
「要らんと言ってるだろうが」
「俺持ってるけど、タイプ違いもあっても良いかな」
「あらぁ!お兄さん達真逆なタイプ?」
「そうなのよ」
「だから来たくなかったんだ」
「……そう言ってんなって。」
「私、こっちの金髪のお兄さん好みよ?」
「あー、そっちすでに相手居るぜ」
「えぇ、でも一晩だけとかなら…」
「そう言うの全く融通聞かねえのよ。こいつ」
「一途なのねぇ…悪くないわ☆」
「おまえ達は良く似てるな」
「そうかぁ?」
「あぁ、瓜二つだ」
「お、三蔵、これは?」
「……なんだそれ」
「これ、ゴムの回りにめっちゃ粒々付いてんの」
「…普通ので良い」
「なぁ試してみろって」
「断る」
「……これは?」
「なんだ?」
「…めっっちゃ薄いんだって!直と同じくらいに雅感じれるかもよ?」
「…声に出して言うな…」
「クハ…なんだそれ」
そうこう言いながらも三蔵と悟浄で色々とみていく。
「これ、ぜってぇ良いって!ごじょさんおすすめ!!」
「なら絶対に買わん」
「じゃぁ三蔵どんなのが良いわけ?」
「だから…!普通ので良いだろうが…」
「それじゃ面白くねえじゃん?」
「面白味を求める意味があんのか?」
「面白味ってか愛だろ?」
「……そう…か?」
「三蔵?素直すぎて気持ちわりい…」
「……やっぱり貴様の意見なんてきくんじゃなかったな…」
そう言いながらもスタンダードの物を一つ手に取った。
「なぁ、三蔵?」
「なんだ!」
「これは?」
「だから…そんなもんは要らねえって言ってんだろうが…」
「アンアン啼く雅…みたくねえ?」
「生憎だが、十分啼いてくれる」
「あ、さいですか…」
そう答えながらも悟浄も一つ買っていた。
「ありがとうございました!」
「おい…」
「なに?どうかした?」
「何買ったんだ?」
「ひーみつ☆」
「…フン…下らんもんだろ…」
「普通すぎるゴム買ってる奴に言われたかねえよ」
「何が悪い…」
「いんや?三蔵もそう言うの使うようになったんだなぁって…」
「何が言いたい」
「もうチェリーちゃんじゃな『殺すぞ』……まだ最後まで言ってねえだろうが…!」
「それ以上この道中で言ってみろ、ぶち殺すぞ」
「じゃぁ宿帰ったら言っても良いんだな?」
「そう言う問題じゃねえだろうが!」
「その箱、いつまで持つかねえ…」
「やっぱり貴様と一緒に来たのが間違いだった……」
そういい、溜め息を吐きながらも二人は宿へと戻っていった。
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