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フェリドール帝国編 〜砂塵の流れ着く不朽の城〜
煤の残り香は鼓舞の香り
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天幕の中に、コンラッドの静かな声が響く。
「フレデリカ、無駄だ」
創造魔法で治癒を試みるが、成果は表れない。
「この病は、魔導不完全疾患とは違って身体を壊すものではないからな」
苏氏の血の病は、人を衰弱させて死に至らしめる病だ。感染症ではなく遺伝によって発症する病で、完治させる方法は見付かっていない。苏安皇族の寿命は近代に近付くにつれて短命となり、四十を超えても生きていた者は少ない。苏月と苏陽、そして二人の父である今は亡き先帝と処刑された長老の四人のみだ。
「…せめて、緩和させる方法は無いの?薬は?ねえ幾らでも払うからさ!」
フレデリカはアレンの手を握りながら言った。しかしコンラッドは口に人差し指を当てる。
「症状をある程度は緩和させる薬ならあるらしい。苏月の主治医に聞いてこよう。それから、アレンが臥せった事は内密に。此処は領主の居ない無名領とはいえ帝国領の中だ。何処に敵の間者が居るか分からない」
「分かったわ」
コンラッドはそう言って天幕を出た。
天幕が静かになると、アレンは呟いた。
「…もう、お前を独りにしないって決めたのに」
フレデリカは俯いた。
「私も、君を独りにしたくないよ」
「この戦いが終わったら、時を返す」
生涯孤独に生きるより、限りある生を。
フレデリカは頷いた。もう彼の居ない場所で生きるのは嫌だ。
「今日はもうゆっくり休んで。荷物は私がまとめておくから」
アレンはフレデリカの手を離して頷くと、目を閉じた。
それから数刻後、〈プロテア〉の拠点で。
「義勇軍が増えてきてるなぁ。部隊長も選ばないと。ペータル君、防具の発注間に合いそう?」
クルトの問いにペータルが首を振った。
「自腹だとありがたいんだが…」
志ばかりで、何も用意していない者達の何と多い事か。
(まあ、大半は知名度底辺の傭兵団か口減らしの為に送り込まれた奴らだ)
資金は少なくて当然だろう。
しかし、中には厄介な奴らも居る。
「おい、何でライカニア傭兵団は正規軍なんだ!俺達だって傭兵団だぞ!」
わざわざ庁舎の会議室に乗り込んで喚く者も居る。しかしロルツとその父親が率いるライカニア傭兵団は国営の傭兵団だ。国家に属さない傭兵団とは訳が違うのだ。
「それについてはこっちの紙に書いてあるからよく読んでくださいね。ほら出てった出てった!」
クルトがそう言うと、パカフが喚く傭兵を魔法でソトニ放り出す。
「クルトの兄貴、会議室の警備もなんとかしないとだぞ」
「…ペータル君、警備用に魔導機械人形を購入して欲しいって言ったら怒る?」
「殺すぞ。誰がンな高価な物を買うかよ。流石のミシェンコフ家でも終わるわ。いや、魔導機械人形を扱ってる商家を吸収しちまうか?そしたらクテシアにも拠点ができるから分家にしてしまって…」
あくどい事を考え始めたペータルに苦笑する。ミシェンコフ家は公正な取引をしながら市場を独占する商家だが、悪い顔はよくする。
解決すべき問題が多過ぎる余り、クルトは溜息を吐いた。
(ザンドラさんや梓涵さんが生きてたらなぁ…)
十年前は、こんなにも大勢が死ぬとは思わなかった。しかし十年経っても生存している者が居るのは奇跡なのだろう。
物思いに耽っていると、扉が叩かれた。
「今度は誰ですか?」
思わず苛々と問うと、扉が開いた。そこには頭にアンバーを乗せたゼオルとサーリヤが立っていた。
「よお、サーリヤの親父さんが何か色々持たしてくれたんだよね」
サーリヤがクテシア人の屈強な男達を何人か連れて入って来た。
「ペータル、これなら金になるだろ」
そう言って男達が円机の上に置いたのは、目も眩むような金銀財宝だった。
「う、うひょぉぉ!?」
ペータルは虫眼鏡を取り出すと、机の上に乗って鑑定を始めた。
パカフは歯を見せて笑った。
「あの様子、金になるってさ。これで攻城兵器も追加で注文出来るね」
ゼオルはそれに頷くと、男達を部屋の外へ出して書簡を鞄から取り出した。
「それと、また行軍が始まる。次の攻撃目標はナーシカルバフ大橋だが、その間はお前らに苏安について探って欲しい」
クルトは書簡を受け取ると、中身を確認した。何の変哲も無い、綺麗な羊皮紙。しかし水晶盤がある現代では古典的過ぎる。
「…隠語の類は無いけど…何か怪しい事でもあった?」
「いや。苏安っていっても、凰龍京について調べて欲しい。フレデリカからの指示だ」
「…?分かった。フレデリカさんがそう言うって事は重要な事なんだよね」
「恐らくな。俺も具体的な事は聞いてないが…とにかく、頼んだぞ」
「分かった、任せてよ」
ゼオルはサーリヤと手を振ると部屋を出た。
それをその場から見送ったクルトは、書簡を見た。
「水晶盤の個人チャットで言えば良いのに。ちょっと古典的だな…」
フレデリカの事だから、何か目的があるのだろう。しかし、紙は何処からどう見ても質の良いだけの羊皮紙で、異質な点は見当たらない。⸺そう、視覚だけなら。
(この匂い…インクだけじゃない)
檸檬の匂いがする。
ロルツは周りに〈プロテア〉の幹部しか居ない事を確認すると、蝋燭に書簡を近付けた。
「おっと…」
紙が燃えてしまわないように気を付けながら紙を炙ると、文字が現れる。
『預言者は連合の滅亡を視た。それを回避するには、美凛を英雄として覚醒させる必要がある。美凛を李恩の器にする為、凰龍京や苏安の歴史から李恩の死の真相を解き明かしてほしい。それから、アレンが血の病に倒れた。可能なら治療薬の研究も。何れも、内密に』
クルトは何度も手紙を読み直した。
(李恩の死?それに預言者って…)
士官学校の同級生である、アイユーブしか思い付かない。
クルトの中に、まだ楽しかった頃の記憶が蘇る。それは十年以上も前とは思えない程鮮明で、環境音まで聞こえてくる。
『おいファーティマ、次の試験に出てくる問題を預言したってマジか?教えてくれよ!』
『良いぜ、教科書の百五十頁にある大問四そのままだ』
預言者を意味する名を嫌って自身の手相の中にある『ファティマの目』から取り、ファーティマと名乗っていた時期。その頃の彼も今と同じく、直感力が高く人や物事の真価を見抜く力を持っていた。そんな彼の言う言葉は高確率で的中し、外れる事を知らない。
(回避、出来るのかな)
あの試験の問題は、百五十頁の大問四そのままだった。
的中する毎に精度の上がる預言。アイユーブが滅亡を預言したのなら、それは避けられない。しかし、避けなければならない。
(あの頃は、楽しかった)
ザンドラも、梓涵も。級友の大半が既に死んだ。
クルトは青春の思い出を焼き捨てるように羊皮紙を燃やした。その茶色くて大きな手から羊皮紙が煤となって消えると、クルトはペータルとパカフに向かって言う。
「速やかに調査を行おう。アイユーブ君…いや、ファーティマ君の預言を、無理矢理にでも外させるんだ」
そう宣言しても、美しい思い出は忘れるなと言わんばかりに焦げた匂いを伴って蘇る。
悪友である彼らと共に無邪気に悪戯を繰り返しては、水の入った重たいバケツを両手に廊下に立たされていたあの頃。歳相応にしか自身の能力を使わなかった彼の預言を覆すような発想や真似は、誰にも出来なかったのに。今そんな事が出来るのだろうか。
クルトの強い不安を感じ取ったのか、ペータルは言った。
「まさか、言い出しっぺの癖に止めるとか言わねぇだろ?」
反帝国組織〈レジスタンス=プロテア〉を立ち上げようと言ったのは、他でもないクルトだ。当時は誰も、温厚で心優しいクルトが憎しみを込めてそんな事を言うとは思わなかった。心優しいクルトだからこそ、迷いもあるのだろう。
パカフは白い歯を見せて笑った。
「覆せる覆せないじゃない。覆すんだろ?」
クルトは頷いた。言い出しっぺの法則というものがある。これ以上この問題を先送りにして帝国に全てを滅ぼされてしまう前に、言い出しっぺとして全力を尽くさねばならない。
「実家のコネを使う。協力するよ、クルト」
「俺も。もう無関係の人を死なせないぞ!」
まだ、羊皮紙の焦げた匂いがする。だがそれは不安で心を揺さぶる事はもう無い。羊皮紙の残り香は、自分達を鼓舞する芳香となった。
「頑張ろう。必ず、預言を覆す!」
「フレデリカ、無駄だ」
創造魔法で治癒を試みるが、成果は表れない。
「この病は、魔導不完全疾患とは違って身体を壊すものではないからな」
苏氏の血の病は、人を衰弱させて死に至らしめる病だ。感染症ではなく遺伝によって発症する病で、完治させる方法は見付かっていない。苏安皇族の寿命は近代に近付くにつれて短命となり、四十を超えても生きていた者は少ない。苏月と苏陽、そして二人の父である今は亡き先帝と処刑された長老の四人のみだ。
「…せめて、緩和させる方法は無いの?薬は?ねえ幾らでも払うからさ!」
フレデリカはアレンの手を握りながら言った。しかしコンラッドは口に人差し指を当てる。
「症状をある程度は緩和させる薬ならあるらしい。苏月の主治医に聞いてこよう。それから、アレンが臥せった事は内密に。此処は領主の居ない無名領とはいえ帝国領の中だ。何処に敵の間者が居るか分からない」
「分かったわ」
コンラッドはそう言って天幕を出た。
天幕が静かになると、アレンは呟いた。
「…もう、お前を独りにしないって決めたのに」
フレデリカは俯いた。
「私も、君を独りにしたくないよ」
「この戦いが終わったら、時を返す」
生涯孤独に生きるより、限りある生を。
フレデリカは頷いた。もう彼の居ない場所で生きるのは嫌だ。
「今日はもうゆっくり休んで。荷物は私がまとめておくから」
アレンはフレデリカの手を離して頷くと、目を閉じた。
それから数刻後、〈プロテア〉の拠点で。
「義勇軍が増えてきてるなぁ。部隊長も選ばないと。ペータル君、防具の発注間に合いそう?」
クルトの問いにペータルが首を振った。
「自腹だとありがたいんだが…」
志ばかりで、何も用意していない者達の何と多い事か。
(まあ、大半は知名度底辺の傭兵団か口減らしの為に送り込まれた奴らだ)
資金は少なくて当然だろう。
しかし、中には厄介な奴らも居る。
「おい、何でライカニア傭兵団は正規軍なんだ!俺達だって傭兵団だぞ!」
わざわざ庁舎の会議室に乗り込んで喚く者も居る。しかしロルツとその父親が率いるライカニア傭兵団は国営の傭兵団だ。国家に属さない傭兵団とは訳が違うのだ。
「それについてはこっちの紙に書いてあるからよく読んでくださいね。ほら出てった出てった!」
クルトがそう言うと、パカフが喚く傭兵を魔法でソトニ放り出す。
「クルトの兄貴、会議室の警備もなんとかしないとだぞ」
「…ペータル君、警備用に魔導機械人形を購入して欲しいって言ったら怒る?」
「殺すぞ。誰がンな高価な物を買うかよ。流石のミシェンコフ家でも終わるわ。いや、魔導機械人形を扱ってる商家を吸収しちまうか?そしたらクテシアにも拠点ができるから分家にしてしまって…」
あくどい事を考え始めたペータルに苦笑する。ミシェンコフ家は公正な取引をしながら市場を独占する商家だが、悪い顔はよくする。
解決すべき問題が多過ぎる余り、クルトは溜息を吐いた。
(ザンドラさんや梓涵さんが生きてたらなぁ…)
十年前は、こんなにも大勢が死ぬとは思わなかった。しかし十年経っても生存している者が居るのは奇跡なのだろう。
物思いに耽っていると、扉が叩かれた。
「今度は誰ですか?」
思わず苛々と問うと、扉が開いた。そこには頭にアンバーを乗せたゼオルとサーリヤが立っていた。
「よお、サーリヤの親父さんが何か色々持たしてくれたんだよね」
サーリヤがクテシア人の屈強な男達を何人か連れて入って来た。
「ペータル、これなら金になるだろ」
そう言って男達が円机の上に置いたのは、目も眩むような金銀財宝だった。
「う、うひょぉぉ!?」
ペータルは虫眼鏡を取り出すと、机の上に乗って鑑定を始めた。
パカフは歯を見せて笑った。
「あの様子、金になるってさ。これで攻城兵器も追加で注文出来るね」
ゼオルはそれに頷くと、男達を部屋の外へ出して書簡を鞄から取り出した。
「それと、また行軍が始まる。次の攻撃目標はナーシカルバフ大橋だが、その間はお前らに苏安について探って欲しい」
クルトは書簡を受け取ると、中身を確認した。何の変哲も無い、綺麗な羊皮紙。しかし水晶盤がある現代では古典的過ぎる。
「…隠語の類は無いけど…何か怪しい事でもあった?」
「いや。苏安っていっても、凰龍京について調べて欲しい。フレデリカからの指示だ」
「…?分かった。フレデリカさんがそう言うって事は重要な事なんだよね」
「恐らくな。俺も具体的な事は聞いてないが…とにかく、頼んだぞ」
「分かった、任せてよ」
ゼオルはサーリヤと手を振ると部屋を出た。
それをその場から見送ったクルトは、書簡を見た。
「水晶盤の個人チャットで言えば良いのに。ちょっと古典的だな…」
フレデリカの事だから、何か目的があるのだろう。しかし、紙は何処からどう見ても質の良いだけの羊皮紙で、異質な点は見当たらない。⸺そう、視覚だけなら。
(この匂い…インクだけじゃない)
檸檬の匂いがする。
ロルツは周りに〈プロテア〉の幹部しか居ない事を確認すると、蝋燭に書簡を近付けた。
「おっと…」
紙が燃えてしまわないように気を付けながら紙を炙ると、文字が現れる。
『預言者は連合の滅亡を視た。それを回避するには、美凛を英雄として覚醒させる必要がある。美凛を李恩の器にする為、凰龍京や苏安の歴史から李恩の死の真相を解き明かしてほしい。それから、アレンが血の病に倒れた。可能なら治療薬の研究も。何れも、内密に』
クルトは何度も手紙を読み直した。
(李恩の死?それに預言者って…)
士官学校の同級生である、アイユーブしか思い付かない。
クルトの中に、まだ楽しかった頃の記憶が蘇る。それは十年以上も前とは思えない程鮮明で、環境音まで聞こえてくる。
『おいファーティマ、次の試験に出てくる問題を預言したってマジか?教えてくれよ!』
『良いぜ、教科書の百五十頁にある大問四そのままだ』
預言者を意味する名を嫌って自身の手相の中にある『ファティマの目』から取り、ファーティマと名乗っていた時期。その頃の彼も今と同じく、直感力が高く人や物事の真価を見抜く力を持っていた。そんな彼の言う言葉は高確率で的中し、外れる事を知らない。
(回避、出来るのかな)
あの試験の問題は、百五十頁の大問四そのままだった。
的中する毎に精度の上がる預言。アイユーブが滅亡を預言したのなら、それは避けられない。しかし、避けなければならない。
(あの頃は、楽しかった)
ザンドラも、梓涵も。級友の大半が既に死んだ。
クルトは青春の思い出を焼き捨てるように羊皮紙を燃やした。その茶色くて大きな手から羊皮紙が煤となって消えると、クルトはペータルとパカフに向かって言う。
「速やかに調査を行おう。アイユーブ君…いや、ファーティマ君の預言を、無理矢理にでも外させるんだ」
そう宣言しても、美しい思い出は忘れるなと言わんばかりに焦げた匂いを伴って蘇る。
悪友である彼らと共に無邪気に悪戯を繰り返しては、水の入った重たいバケツを両手に廊下に立たされていたあの頃。歳相応にしか自身の能力を使わなかった彼の預言を覆すような発想や真似は、誰にも出来なかったのに。今そんな事が出来るのだろうか。
クルトの強い不安を感じ取ったのか、ペータルは言った。
「まさか、言い出しっぺの癖に止めるとか言わねぇだろ?」
反帝国組織〈レジスタンス=プロテア〉を立ち上げようと言ったのは、他でもないクルトだ。当時は誰も、温厚で心優しいクルトが憎しみを込めてそんな事を言うとは思わなかった。心優しいクルトだからこそ、迷いもあるのだろう。
パカフは白い歯を見せて笑った。
「覆せる覆せないじゃない。覆すんだろ?」
クルトは頷いた。言い出しっぺの法則というものがある。これ以上この問題を先送りにして帝国に全てを滅ぼされてしまう前に、言い出しっぺとして全力を尽くさねばならない。
「実家のコネを使う。協力するよ、クルト」
「俺も。もう無関係の人を死なせないぞ!」
まだ、羊皮紙の焦げた匂いがする。だがそれは不安で心を揺さぶる事はもう無い。羊皮紙の残り香は、自分達を鼓舞する芳香となった。
「頑張ろう。必ず、預言を覆す!」
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