創世戦争記

歩く姿は社畜

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大和神国編 〜陰と陽、血を吸う桜葉の章〜

集められた闇

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 真秀場の地面を、雷を帯びた鎖が抉る。
「チッ、やっぱ勝てる気しねーけど!」
 ロルツが素早く鎖を躱すと、螺旋のように広がる鎖の中心に居る青年の姿をした魔物と目が合った。
 白い髪が魔力で吹き荒れて表情は見えないが、その目には憎悪と殺意だけが宿っている。
「こっわい顔してますねぇ…」
 部下がそう言う。苏月だけじゃない。遥か上空で巨大な魔法陣を展開している女、ヌールハーンも、その瞳に憎悪と殺意を宿している。
「…ヌールハーンって確か、魔人の城塞都市を短期間で三つ殲滅したよな」
 魔法陣に集まる魔力が熱を持ち、真下の建物が発火し始める。
「あんなの勝てる訳無い!」
 誰もがそう思い、叫んだ。しかし、何処へ逃げろと言うのだろう。足を踏み外せば虚空へ堕ちてしまう。アレンとフレデリカだからこそ戻って来られたが、そもそも人の所業ではないのだ。
 しかし魔法陣から光線が放たれた瞬間、アレンの張った結界がそれを防ぐ。それにヌールハーンが驚いて硬直したその瞬間、結界は光線を吸収して反射した。
 ヌールハーンはその光線を更に反射すると、刀身が反り返った両手剣を抜き、大盾を持ってアレンに接近した。
 アレンが形見の剣を抜いたその時、アレンの後ろから銃を持った幼い少年が満面の笑みを浮かべて照準を合わせる。
 アレンはその気配を感じ取ると、射撃と同時に後方に結界を展開した。血飛沫の音が響くが、アレンはヌールハーンから目を逸らさない。
 あの踊子によく似たヌールハーンのロードクロサイトのような瞳は暗く、目の下には濃い隈が刻まれていた。まだ幼さの残る顔に生気は無いが、憎悪が彼女の姿をした魔物を突き動かしている。
「魔人ハ…全テ、殺シテヤル!」
 剣と剣がぶつかり、火花が散る。
「…俺に言うなよ!」
 そう言って華奢だが年の割に豊満な身体を突き飛ばすと、フレデリカを追跡する鎖がヌールハーンの身体を真っ二つに抉る。
 余りにも惨たらしい光景に顔を顰めると、その鎖の上を御代官様が走っているのが見えた。
「御代官!?」
 兵士達もそのでぶ犬に驚く。
「うわ、今度はあっちに飛び移った!」
 苏月は御代官様を敵としか認識出来ていないらしく、鎖から御代官様を振り落とそうと躍起になっている。
 振り回された鎖が建物にぶつかり、隠れていた住民が悲鳴を上げて逃げ出す。それを見た四体の魔物は、更に暴走した。
「御代官お前、降りて来い!」
 思わず声を荒らげると、御代官様は鎖から飛び降りて建物に着地してキオネの方を向いた。
 身体を再生させたキオネは笑みを浮かべたまま銃を手に取るが、御代官様の視線に気が付く。
 御代官様はキオネに向かって尻を振って走り出した。
「あ、御代官!」
 キオネは満面の笑みを浮かべると、御代官様を追い始めた。
「犬~!」
 すると、フレデリカがアレンの横に立つ。どうやら鎖を撒いたようだ。
「あのキオネは…グラコス内戦の頃の姿ね。当時はまだ五歳だった筈よ」
「先王の処刑直後か…ところで、走ってったのは西門の方角だよな」
「ウルラ達が居る方ね。あっちからメルティアの気配もするけど、大丈夫かしら」
 アレンは再生を始めたヌールハーンを見て剣を構えながら問うた。
「メルティアはどんな奴だ?」
「夫を異民族に殺されたアネハル民族の第二王妃。敵対した民族の王族は皆殺しにしている。此処に呼び出されたのは恐らく、国王殺害後の彼女ね。でもメルティアは他の三人に比べれば大人しいから…」
 ヌールハーンが再生を終えた。
「じゃあ、こいつとユエさんは?」
「この場では最も恐ろしい人物ね。苏月の状態は拷問中。ヌールハーンは恐らく、上の子供二人を殺害された直後よ」
 後ろからひたひたと足音が聞こえる。苏月だ。
「…危険度は?」
「あんたも分かってるでしょうけど、どっこいどっこいね。只、この二人の連携は恐ろしいものになるわよ」
 攻撃と破壊に特化した苏月と、守備に特化したヌールハーン。二人は精神まで病んでいるが、戦いに生きてきた人間だ。どんな状態でも連携出来るだろう。
「…このままだとジリ貧だし、もうちょい味方が欲しいなぁ」
 そう呟くと、ロルツがやって来た。
「西門の奴ら、キオネと遭遇した。東門は分からないけど…」
 コーネリアスは剣を構えた。
「こいつらを倒さん事には、皇の元まで行けないよな」
 ヌールハーンの背後に苏月が移動した。連携の準備は整ったようだ。
「倒すには、ヌールハーンを何とかしないと」
 ヌールハーンに魔法攻撃は効かない。だが物理攻撃は彼女の結界や盾で弾かれる。存在そのものが難攻不落の城塞だ。苏月は攻撃と戦略に特化しており、長引く戦闘は彼に動きを模倣させてしまう。
「…ロルツは苏月と一騎討ちを。後は全員ヌールハーンを捩じ伏せる」
「は!?」
 アレンの支持にロルツが叫ぶ。
「無茶言うなよ、あの美凛パパだぞ!?」
 力こそ全てを解決する、というような思考回路を持った女の父親だ。おまけに頭も使えて非の打ち所が無い。
 アレンは諭すように言った。
「良いか?月さんは人間、お前は獣人ライカンスロープ。人間と獣人じゃ骨格が違う。模倣は困難だ。出来るだけ同じ技は連続して使うなよ」
 ロルツは暗い表情の苏月を見た。
「いやでもねぇ…」
「背丈はその耳を抜いてもお前の方が上だ。つまりリーチがある。それにフレデリカの話が本当なら、拷問で体力も減ってる筈」
 勝てる気がしてきたろ、そう聞くが、ロルツは顔をしかめた。
「いや無理無理!美凛パパだぞ!あの美凛のパパだぞ!」
「五月蝿ぇ、何なら躱すだけで良いから気を逸してこい!」
 そう言ってロルツを突き飛ばすと、アレンはヌールハーンに攻撃を仕掛けた。
 大盾に弾かれて隙を見せたアレンを狙って苏月が出て来ると、ロルツの短剣が苏月に迫る。
 苏月の意識が逸れたその瞬間、フレデリカとコーネリアスはヌールハーンに攻撃を仕掛けた。
「よいしょー!」
 フレデリカは魔法で石灯籠を浮かせると、それをヌールハーンに向かって叩き付ける。結界に阻まれた石灯籠が壊れると、破片の間をコーネリアスが接近してくる。魔人の気配に反応したヌールハーンの意識が逸れると、アレンは指を鳴らして空間を操作する。
非魔法領域アンチマジックエリア、展開」
 時間制限はあるが、これでヌールハーンや真秀場の内部に居る者は結界を始めとした一切の魔力操作を使えない。それは勿論、フレデリカもだ。
「アレン、銃貸して!」 
 アレンはポーチに手を入れると、古代銃を取り出してフレデリカに投げ渡した。ポーチは別空間への扉のような物なので、ポーチだけは問題なく使える。
 フレデリカは弾が入っている事を確認すると、コーネリアスと戦っているヌールハーンに狙いを定めた。
「弾は一発。それで充分よ」
 ヌールハーンの背に当たるか、コーネリアスが彼女を斬り伏せる一瞬の隙を作れれば良い。
 コーネリアスはフレデリカの作戦を理解したのか、鍔迫り合いに持ち込む。その間、アレンは非魔法領域の解除と詠唱破棄の準備を始めていた。
 コーネリアスが上から押し潰すように剣を押し付けると、フレデリカは発砲した。
「…!」
 振り向きざまに盾で銃弾を防ぐと、コーネリアスが背後から斬りかかる。ヌールハーンはそれを片手で持った両手剣で防ぐが、その隙だけで充分だった。
「消えろ!」
 コーネリアスが素早く飛び退く。
 非魔法領域を解除すると帝国の紋章にもなっている魔法陣が展開され、光線がヌールハーンを飲み込んだ。
「ギャ…⸺!」
 ヌールハーンの姿をした魔物は声にならない声を上げて塵になり、消滅した。
 アレンはフレデリカとコーネリアスの元へ向かう。
「…魔人は皆殺しにしてやるって…」
 そう呟くと、フレデリカは魔物が居た場所を見た。
「…息子二人を魔人に殺されたのよ。二十一歳の女には酷過ぎた事件だったわ」
 コーネリアスは溜息を吐いた。
「子供にまで手を掛けるかね…。どの種族の子供でも、子供は可愛いのに」
 コーネリアスは種無し、と言われていた。子を作れない彼だからこそ、思うところもあるのだろう。
 何と声を掛ければ良いか分からずにその白い顔をアレンが見上げていたその時、ロルツの声が響く。
「おーい!アレン、フレデリカ、来てくれ!」
 アレン達がロルツの方へ向かうと、ロルツは折れて骨が飛び出た腕を押さえながら言った。
「美凛パパが…」
 そう言って視線を向けると、そこには肉塊のような姿となった青年が横たわっていた。
 青年の指が藻掻くように地面に赤い指の跡を付ける。
「…痛、イ…」
 皮を剥がれたその姿を見た瞬間、アレンの脳裏に二十年前の出来事が過る。
 思わずコーネリアスの服を握ると、養父は微笑んだ。
「俺はもう、何処にも行かないよ。さ、介錯してやろうぜ」
 手負いの獣程、恐ろしいものは無い。一行は武器を構え、一斉に攻撃を仕掛けた。
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