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大和神国編 〜陰と陽、血を吸う桜葉の章〜
対立
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その十日後、桜宮城で戦争の準備が始まる。
「ほら早くしろ!〈社畜連盟〉の奴ら、直ぐに此処までやってくるぞ!」
盟主勝永は何を思ったのか〈桜狐〉に宣戦布告し、破竹の勢いで桜宮領を制圧していったのだ。
喧騒や戦争の気配から隔絶された山の中、フレデリカは縁側で顔を膨らませながら水晶盤を見た。
「絶対おかしい!」
確かに勝永は油断ならない雰囲気を纏っていた。だが、大和から魔人を排斥したいだけで、〈桜狐〉との対立は望んでいないと思う。複数国と繋がりのある〈桜狐〉と対立するのは危険が大きいからだ。
「…戦争の準備してるらしいね」
アレンからひんやりしたお茶を渡され、フレデリカは一気に飲み干す。
「ぷはっ、美味しい!これ新茶?」
「そう。母さんが茶摘みの手伝いをして、そこで貰ってきたみたい。今日のご飯は、母さんに手伝ってもらいながら茶葉を使ってみようと思う」
大和で生活を始めてから、アレンは料理を覚え始めた。味覚障害のあるアレンに料理は難しいかに思われたが、アリシアが材料の量を単位まで正確に教えた為、美味しいものが作れるようになった。
「…しかし、新茶祭りは延期されそうだな」
アレンの言葉にフレデリカは首を傾げる。
「新茶祭り?」
「新茶の収穫を祝い、次の豊穣を祈願するんだ。俺はこの五年、この小屋から出てないけど…母さんがお土産を買って来てくれた。後は…花火が綺麗だった」
半ば軟禁状態だったアレンは、大和の風物詩である祭りに参加した事が無い。見えるのは桜宮城の本丸より向こうで花開く花火だけ。
「…じゃあ、さっさと戦争を終わらせないとだね」
早く終わらせて、外の景色を見せてやりたい。戦ばかりやっているこの国だが、四季の変化が美しいのだ。
アレンは口を開いた。
「俺も行く」
「えっ!?」
アレンの発言にフレデリカは戸惑う。顔色はだいぶ良くなっているが、まだぼんやりしている。何より、五年も武器に触れずに生活してきたのだ。戦力にすらならないだろう。
「だから、俺もって」
「…いやいや、連れて行ける訳ないでしょ」
「何で?」
「今のあんたじゃ戦えないでしょ。五年も軟禁状態だった奴じゃ戦力にならないわ」
アレンの口が半開きのまま固まる。はっきりとした物言いに衝撃を受けたようだが、今のアレンにははっきり言わないと通じない。
(…傷付けてしまっただろうか)
軍を率いて戦う事を専門職としてきたアレンだ。多少なり衝撃を受けない訳がない。
戦力外通告を受け、目を伏せる。
「…そうか」
フレデリカは溜息を吐くと、御代官様を触っている鶴蔦の方を向いた。
「…彼を、お願いね」
「承知致しました」
フレデリカは重たい足取りでその場を後にした。モヤモヤした言い方をしては、アレン相手に口喧嘩は出来ない。アレンは寡黙で落ち着いて見えるし実際そうなのだが、行動力がある。すっぱり言い切らないと、今の状態で戦場まで出て来てしまうだろう。
しかし、アレンのあの顔が頭から離れない。
(言い過ぎたかも…)
侮蔑や嘲笑に慣れっこな彼は、どんな言葉の刃にも動じなかった。そんな彼が表情を変えた。
今直ぐ坂道を駆け上がって謝罪したい気持ちを抑えながら、フレデリカは重い足取りで坂を下っていく。
(今戻って、彼に何て言うの?)
フレデリカは自分の弱さに拳を握る。怖いのだ。戻って謝罪した時、やはり一緒に戦って欲しいと言ってしまいそうで。
この戦いは人と異形の戦いではない。人と人の殺し合いだ。今の状態のアレンに、自分に近しい形の種族を殺させるのは良い事とは思えない。
(恋とは、困ったものね)
恋だとか愛が無ければ、フレデリカは恐らく迷わずアレンを戦闘に参加させていた。しかし、フレデリカはアレンの事を愛してしまっている。十万年もの時を生き、失うものはもう無いと思っていたのに。
「フレデリカ、暗い顔をしてどうしたのですか?」
そう声を掛けてきたのは、刀を携えた表春だ。
フレデリカは手を後ろで組むと、難しい顔をして問うた。
「…除霊師なら、今アレンを戦闘に参加させる?」
表春は一瞬ぽかんとしたが、直ぐに微笑む。
「悩んでいるのですね、フレデリカ」
「うん…らしくないよね」
しかし除霊師は髪を結わえ直しながら言った。
「いいえ。それに、長生きし過ぎた糞婆にも人間らしいところがあって安心致しました」
「ちょっと、誰が糞婆よ」
フレデリカがそう言うと、表春はくすくすと上品に笑う。表春の仕草はいつも優雅で洗練されており、包容力のような物も感じる。まるで桜の淡い花弁のような優しさだ。
「…けど、まあ良いわ。人間らしい、ね…」
〈レジスタンス=プロテア〉の元になった〈レジスタンス=シャガ〉に所属してから…或いは、〈魔女狩り〉に遭ってから、フレデリカは敵対者は全て斬り捨て、使えるものは壊れるまで使い倒す覚悟でいた。しかし、それは今揺らいでいる。
「私、自分が弱くなったように思うの」
しかし、表春は優しく笑む。
「いいえ。憎しみに身を焦がす〈灰より還りし魔女〉から、一般人よりちよっと強く優しい聖女になっただけです」
フレデリカは拳を握り、不満そうに顔を膨らませた。
「…なんか、弱そう」
表春は笑って山の方を見る。
「きっと、アレンさんも同じ事を仰るのでは?」
フレデリカはいつかの会話を思い出す。五年前、バルタスの地下街でアレンはフレデリカの事を、『ちょっと長生きし過ぎの凡人』と言った。十万年の時に比べれば、五年など瞬きに等しいのに。あの時が、ずっと遠い昔に感じられる。
「アレンは私の事、凡人と言ったわ」
「長生きし過ぎな気もしますが…そうですね、今の貴女は凡人程度の精神をしてらっしゃる。人の痛みに寄り添える優しい心の持ち主です」
表春は暗い顔をした。
「私も何千年と生きています。何千年も戦場に身を置いていると、痛みが麻痺してしまいますね…もう遠い昔、私は大和に住まう民の為、からあらゆる戦と、その戦の原因や象徴となる皇を弑すると誓いました。私は…目標に近付けてるでしょうか」
「社畜共と同盟を組む一歩前まで行った。ゆっくりだけど、確実に近付いているわ。それに、人を慈しむ心は忘れてないでしょ」
城では孤児達も生活しており、読み書きや計算も教えられている。人を慈しむ心が無ければ、武装勢力にそんな事をする余裕は無い筈だ。
表春は安心したように笑う。どうやら弱っていたのはフレデリカだけでなく、表春もだったらしい。
「やはり、他人にそう言ってもらえると安心しますね」
「ええ、私も安心した。これで戦える」
「手伝ってくれるのですか?」
フレデリカは杖を取り出した。
「さっさと終わらせよう。新茶祭り、私もアレンも気になってるのよ」
「それならなるべく早く、事を終わらせねばなりませんね」
「今回の戦、〈プロテア〉も参加するわ。だって私達、公にはしてないけど同盟みたいな物だもの。今度は私達が助ける」
魔人の排斥を訴える〈社畜連盟〉と魔人を首魁とする〈レジスタンス=プロテア〉の対立は避けられない。味方はやはり、多い方が良いのだ。
「私、戦闘の準備を始めるよう伝えてくるね」
そう言ってフレデリカは駆け出した。
一方、アレンはフレデリカに言われた事を反芻していた。
(戦力外、か)
しかし、戦力外だから何もしないのは違うとアレンは思う。今の自分でも出来る事、それはまだ残っている。
水晶盤を開いて〈裁判神官〉エルメンヒルト⸺〈聖女〉ニコの声明発表の動画を見付けると、その画面をスクリーンショットして拡大する。
(頭隠して尻隠さず、だな)
耳は丸いが、瞳孔は菱形。アレンの目と同じだ。下剤の一件はまだ根に持っているだろう。大和でも暗躍している可能性が高い。
アレンはとある人物に連絡を掛ける。
「…もしもし、久し振り。…うん、心配掛けてごめん。けど、〈裁判神官〉の信頼を揺るがす証拠を手に入れた。だから、世界的に顔が広くて情報統制が上手い百戦錬磨のあんたに頼みたいんだ」
報道陣相手に情報統制を行い、強硬な姿勢を見せる人物。
水晶盤の向こうで、その人物は笑った。
『それは助かる。戦力に余裕が出来そうだから、美凛とその親衛隊を大和へ送ろう』
絶対的な暴君、苏月だ。
アレンは連絡を終えると、空間魔法でアーサーの剣を取り出した。
「もう一度恥をかかせてやろうじゃないか、ニコ」
「ほら早くしろ!〈社畜連盟〉の奴ら、直ぐに此処までやってくるぞ!」
盟主勝永は何を思ったのか〈桜狐〉に宣戦布告し、破竹の勢いで桜宮領を制圧していったのだ。
喧騒や戦争の気配から隔絶された山の中、フレデリカは縁側で顔を膨らませながら水晶盤を見た。
「絶対おかしい!」
確かに勝永は油断ならない雰囲気を纏っていた。だが、大和から魔人を排斥したいだけで、〈桜狐〉との対立は望んでいないと思う。複数国と繋がりのある〈桜狐〉と対立するのは危険が大きいからだ。
「…戦争の準備してるらしいね」
アレンからひんやりしたお茶を渡され、フレデリカは一気に飲み干す。
「ぷはっ、美味しい!これ新茶?」
「そう。母さんが茶摘みの手伝いをして、そこで貰ってきたみたい。今日のご飯は、母さんに手伝ってもらいながら茶葉を使ってみようと思う」
大和で生活を始めてから、アレンは料理を覚え始めた。味覚障害のあるアレンに料理は難しいかに思われたが、アリシアが材料の量を単位まで正確に教えた為、美味しいものが作れるようになった。
「…しかし、新茶祭りは延期されそうだな」
アレンの言葉にフレデリカは首を傾げる。
「新茶祭り?」
「新茶の収穫を祝い、次の豊穣を祈願するんだ。俺はこの五年、この小屋から出てないけど…母さんがお土産を買って来てくれた。後は…花火が綺麗だった」
半ば軟禁状態だったアレンは、大和の風物詩である祭りに参加した事が無い。見えるのは桜宮城の本丸より向こうで花開く花火だけ。
「…じゃあ、さっさと戦争を終わらせないとだね」
早く終わらせて、外の景色を見せてやりたい。戦ばかりやっているこの国だが、四季の変化が美しいのだ。
アレンは口を開いた。
「俺も行く」
「えっ!?」
アレンの発言にフレデリカは戸惑う。顔色はだいぶ良くなっているが、まだぼんやりしている。何より、五年も武器に触れずに生活してきたのだ。戦力にすらならないだろう。
「だから、俺もって」
「…いやいや、連れて行ける訳ないでしょ」
「何で?」
「今のあんたじゃ戦えないでしょ。五年も軟禁状態だった奴じゃ戦力にならないわ」
アレンの口が半開きのまま固まる。はっきりとした物言いに衝撃を受けたようだが、今のアレンにははっきり言わないと通じない。
(…傷付けてしまっただろうか)
軍を率いて戦う事を専門職としてきたアレンだ。多少なり衝撃を受けない訳がない。
戦力外通告を受け、目を伏せる。
「…そうか」
フレデリカは溜息を吐くと、御代官様を触っている鶴蔦の方を向いた。
「…彼を、お願いね」
「承知致しました」
フレデリカは重たい足取りでその場を後にした。モヤモヤした言い方をしては、アレン相手に口喧嘩は出来ない。アレンは寡黙で落ち着いて見えるし実際そうなのだが、行動力がある。すっぱり言い切らないと、今の状態で戦場まで出て来てしまうだろう。
しかし、アレンのあの顔が頭から離れない。
(言い過ぎたかも…)
侮蔑や嘲笑に慣れっこな彼は、どんな言葉の刃にも動じなかった。そんな彼が表情を変えた。
今直ぐ坂道を駆け上がって謝罪したい気持ちを抑えながら、フレデリカは重い足取りで坂を下っていく。
(今戻って、彼に何て言うの?)
フレデリカは自分の弱さに拳を握る。怖いのだ。戻って謝罪した時、やはり一緒に戦って欲しいと言ってしまいそうで。
この戦いは人と異形の戦いではない。人と人の殺し合いだ。今の状態のアレンに、自分に近しい形の種族を殺させるのは良い事とは思えない。
(恋とは、困ったものね)
恋だとか愛が無ければ、フレデリカは恐らく迷わずアレンを戦闘に参加させていた。しかし、フレデリカはアレンの事を愛してしまっている。十万年もの時を生き、失うものはもう無いと思っていたのに。
「フレデリカ、暗い顔をしてどうしたのですか?」
そう声を掛けてきたのは、刀を携えた表春だ。
フレデリカは手を後ろで組むと、難しい顔をして問うた。
「…除霊師なら、今アレンを戦闘に参加させる?」
表春は一瞬ぽかんとしたが、直ぐに微笑む。
「悩んでいるのですね、フレデリカ」
「うん…らしくないよね」
しかし除霊師は髪を結わえ直しながら言った。
「いいえ。それに、長生きし過ぎた糞婆にも人間らしいところがあって安心致しました」
「ちょっと、誰が糞婆よ」
フレデリカがそう言うと、表春はくすくすと上品に笑う。表春の仕草はいつも優雅で洗練されており、包容力のような物も感じる。まるで桜の淡い花弁のような優しさだ。
「…けど、まあ良いわ。人間らしい、ね…」
〈レジスタンス=プロテア〉の元になった〈レジスタンス=シャガ〉に所属してから…或いは、〈魔女狩り〉に遭ってから、フレデリカは敵対者は全て斬り捨て、使えるものは壊れるまで使い倒す覚悟でいた。しかし、それは今揺らいでいる。
「私、自分が弱くなったように思うの」
しかし、表春は優しく笑む。
「いいえ。憎しみに身を焦がす〈灰より還りし魔女〉から、一般人よりちよっと強く優しい聖女になっただけです」
フレデリカは拳を握り、不満そうに顔を膨らませた。
「…なんか、弱そう」
表春は笑って山の方を見る。
「きっと、アレンさんも同じ事を仰るのでは?」
フレデリカはいつかの会話を思い出す。五年前、バルタスの地下街でアレンはフレデリカの事を、『ちょっと長生きし過ぎの凡人』と言った。十万年の時に比べれば、五年など瞬きに等しいのに。あの時が、ずっと遠い昔に感じられる。
「アレンは私の事、凡人と言ったわ」
「長生きし過ぎな気もしますが…そうですね、今の貴女は凡人程度の精神をしてらっしゃる。人の痛みに寄り添える優しい心の持ち主です」
表春は暗い顔をした。
「私も何千年と生きています。何千年も戦場に身を置いていると、痛みが麻痺してしまいますね…もう遠い昔、私は大和に住まう民の為、からあらゆる戦と、その戦の原因や象徴となる皇を弑すると誓いました。私は…目標に近付けてるでしょうか」
「社畜共と同盟を組む一歩前まで行った。ゆっくりだけど、確実に近付いているわ。それに、人を慈しむ心は忘れてないでしょ」
城では孤児達も生活しており、読み書きや計算も教えられている。人を慈しむ心が無ければ、武装勢力にそんな事をする余裕は無い筈だ。
表春は安心したように笑う。どうやら弱っていたのはフレデリカだけでなく、表春もだったらしい。
「やはり、他人にそう言ってもらえると安心しますね」
「ええ、私も安心した。これで戦える」
「手伝ってくれるのですか?」
フレデリカは杖を取り出した。
「さっさと終わらせよう。新茶祭り、私もアレンも気になってるのよ」
「それならなるべく早く、事を終わらせねばなりませんね」
「今回の戦、〈プロテア〉も参加するわ。だって私達、公にはしてないけど同盟みたいな物だもの。今度は私達が助ける」
魔人の排斥を訴える〈社畜連盟〉と魔人を首魁とする〈レジスタンス=プロテア〉の対立は避けられない。味方はやはり、多い方が良いのだ。
「私、戦闘の準備を始めるよう伝えてくるね」
そう言ってフレデリカは駆け出した。
一方、アレンはフレデリカに言われた事を反芻していた。
(戦力外、か)
しかし、戦力外だから何もしないのは違うとアレンは思う。今の自分でも出来る事、それはまだ残っている。
水晶盤を開いて〈裁判神官〉エルメンヒルト⸺〈聖女〉ニコの声明発表の動画を見付けると、その画面をスクリーンショットして拡大する。
(頭隠して尻隠さず、だな)
耳は丸いが、瞳孔は菱形。アレンの目と同じだ。下剤の一件はまだ根に持っているだろう。大和でも暗躍している可能性が高い。
アレンはとある人物に連絡を掛ける。
「…もしもし、久し振り。…うん、心配掛けてごめん。けど、〈裁判神官〉の信頼を揺るがす証拠を手に入れた。だから、世界的に顔が広くて情報統制が上手い百戦錬磨のあんたに頼みたいんだ」
報道陣相手に情報統制を行い、強硬な姿勢を見せる人物。
水晶盤の向こうで、その人物は笑った。
『それは助かる。戦力に余裕が出来そうだから、美凛とその親衛隊を大和へ送ろう』
絶対的な暴君、苏月だ。
アレンは連絡を終えると、空間魔法でアーサーの剣を取り出した。
「もう一度恥をかかせてやろうじゃないか、ニコ」
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