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グラコス王国編 〜燃ゆる水都と暁の章〜
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あれから一週間後。
「アレンさん、いらっしゃいますか?」
アレンの部屋⸺アーサーが使っていた部屋の前に、二人の男が立っていた。
アレンは寝台から身を起こして部屋を見渡した。
あの後、魔女との交渉によってアレンはアーサーの部屋へ移動し、庁舎の入り口近くの部屋を使っていたフレデリカはアレンに割り当てられた部屋へ移動した。今思えば、フレデリカはアレンが使っていた寝台を使いたいだけだったのかも知れない。だがアレンとしては、数少ない肉親の遺品全てがあるこの部屋を、状態もそのままに自分で管理出来るのは好都合だった。うっかりノックを忘れて元の部屋に入った時、フレデリカがアレンの物だった布団に頬擦りしているのを見た衝撃の余りに二時間くらい除霊師の元で「気色悪い気色悪い」と呟いていたが、フレデリカも気を遣ってくれたのだろう。
「どうした?」
魔人の血に目覚めつつあるこの身体は、以前とは比べ物にならない治癒力を持っている。もう伸びをしても肋骨が痛む事はない。しかし心の傷は癒せないのか、無意識の内にアーサーが使っていた家具を指がなぞる。
大きな机に指で触れて出入り口に向かい、扉を開ける。そこには社龍と、何やら白い箱を持った硝子職人ジョンブリアンが居た。
「体調は如何ですか?阿蓮将軍」
ジョンブリアンの言葉にアレンは頷く。
「好調だ。それにしても…不思議な組み合わせだな」
仮面を少しずらして着けている社龍は気まずそうに目を逸した。不思議な組み合わせという自覚はあるらしい。
「要件は違いますが、どうやら訪問の時間帯が被ったようでして。私はそんな沢山お時間を頂くつもりはありませんので、手短に」
そう言うと、ジョンブリアンは箱をアレンに渡す。ジョンブリアンがアレンに箱を開けるよう促したので、アレンそっと箱を開けた。
「これ…」
「あの戦いの最中、アーサー殿が私に預けた帽子です。火の粉か何かで焦げていたので、職人仲間の一人に頼んで修繕して貰いました。とは言っても…戦争下では素材も充分に集まらないので、焦げを無くしただけですが…」
アレンは帽子に指を添わせた。
「…ありがとう、初めて叔父に会った時と同じ状態だ」
「私は硝子職人なので帽子には詳しくありませんが…その帽子はきっと、貴方の元へ戻れて嬉しいと思います。…そうだ、キオネ陛下から紅茶の葉を渡すよう頼まれていました。量が量でしたので、クルトさんにお渡ししてあります。後でご確認お願いします。それでは、私はこれにて」
紳士的に挨拶すると、ジョンブリアンは社龍に軽くチャーミングなウィンクをして去って行った。
「お、置いてかないで…」
社龍のその女のような顔は今にも泣き出しそうになっている。
「で、お前はどうしたの?」
社龍は背をピシッと伸ばして口を開いた。
「は、はひぃ!スッ、すすす、苏安の封鎖令が一部解除されるであります!」
「一部?」
「ひ援…、支援物資を陸りょ…陸路から流す為でありますが、〈プロテア〉も条件付きで通行可能です!」
緊張し過ぎて噛んでいるが、何とか聞き取れる。
「…緊張しなくて良いよ、ちょっと落ち着きな。それで、条件って?」
「えーと、美凛は居ますか?美凛を交えて話したいのですが」
「此処に来るまでに見掛けなかった?」
「はい…」
アレンは歩き出した。
「じゃあ探すぞ。どうせ梓涵とかその辺りと一緒に居るだろ」
社龍が歩きながら眉をひそめる。
「梓涵って、魏梓涵ですか?」
「あー確か、苏安の貴族令嬢だっけ?」
「ええ…平民以上貴族未満って感じの家柄ですが…」
社龍の口ぶりから、梓涵は余り信用されていないようだ。
「美凛といつも一緒だから位が高いのかと思っていたが、違うのか?」
「…平民以上という言い方は…少々語弊がありましたね。梓涵は⸺」
その時、落ち着いた声が響く。
「罪人の一族、それが私の実家です」
いつの間にか、正面に梓涵が立っていた。
「公子、貴方と同じです」
梓涵の言葉には何処か、棘がある。アレンが罪人の一族云々について聞こうとしたが、梓涵が遮るように口を開いた。
「美凛公主をお探しで?」
「ああ…何処に居る?」
アレンが問うと、梓涵は社龍にちらりと視線を向けて言った。
「ゼオル君と一緒に大広間で避難民の皆様に料理を振る舞っておいでです。丁度アレンさんをお迎えに行く所でしたので、ご案内しましょうか?」
「あ、ああ…頼む」
梓涵の言葉に首を傾げる。
(何か棘のある言い方だな。何かあったのか?)
すると梓涵がアレンの目を見た、その瞬間だった。
『余計な詮索はなさいませぬよう』
脳内に梓涵の声が響く。そして梓涵が細い手首をパキリと鳴らした、その瞬間。
(あれ…今、何考えてたっけ)
頭が一瞬真っ白になった。しかしそれも直ぐに気にならなくなる。
「フライパンを振り続けると腕が痛くなる…アレンさん、行きますよ。公子様、仮面は着けておいてください。此処の女は皆、面食いですから」
そう言うと梓涵は歩き出した。
彼女の後ろを歩いて暫くすると、庁舎の大広間に入る。そこではゼオルと美凛がせかせかと料理を配膳していた。
梓涵は美凛に声を掛ける。
「美凛様、公子様とアレンさんがお話をしたいそうです」
美凛は社龍を見ると首を傾げた。
「汐辰が?どうしたの?」
美凛が机に食事を起きながら席に座るよう促すと、社龍は梓涵を見て言った。
「梓涵、お前は席を外してくれ」
「…公子様、私には言えないお話ですか?」
「そもそも、魏家の人間は皇族の声すら聞いてはいけない筈だ」
先程まで緊張して噛んでいた社龍の情けない様子は何処へやら、確固たる口調で返している。仮面の奥からは警戒の色を含んだ低音が響いている。
(梓涵、相当嫌われてるな…)
しかし此処で苏安貴族の口喧嘩を聞くつもりは無い。
「梓涵、外してくれ」
アレンがそう言うと、梓涵は無言で席を離れた。
「すいません、我儘を言って」
「いや…それより、どうして美凛まで?」
「先程申した条件というのが、美凛が関わっているんです」
そう言うと社龍は美凛の方を向いた。
「美凛、五年前に叔父上から入学祝いに贈られた玉佩、まだ持ってる?」
「瑠璃の玉佩?持ってるけど…」
そう言って空間魔法で取り出したラピスラズリは、とても深い青色をしていた。スラムでコソ泥をしていたアレンはある程度の宝石や貴金属の価値を見定められる。その玉佩には、スラムや街で一般的に出回る瑠璃にはある筈の物が一切無かった。
(見た感じ黄鉄鉱がほぼ無い。こんなの初めて見た。どれだけの値段になる…?)
社龍はほうと安堵の息を吐いた。
「その玉佩を国境の関所と中書省で見せる必要がある」
「じゃあアレン、これを⸺」
「但し…」
瑠璃の玉佩をアレンに渡そうとするのを遮るように、社龍が声を張った。
「その玉佩の持ち主が玉佩を持っている事」
「…私が拒否しないとでも思った?」
しかし社龍は淡々と言った。
「いや、拒否出来ないよ。お前の大嫌いな帝国は既に苏安で動いているからね」
「…陰湿な策士め」
〈プロテア〉とは集団だ。美凛に何があったのかは分からないが、彼女一人の我儘で軍を動かす事は出来ない。苏月もそれを知った上で社龍に通達したのだろう。
(しかし、何が狙いだ?もしも美凛が本当に拒否したら、帝国に対抗する組織が減ってしまう)
アレンがそれを問おうとする前に美凛が口を開いた。
「分かった。行くよ」
「良いのか?」
アレンの言葉に美凛は頬を膨らませた。
「…いつか、父上とは話をしなきゃいけないとは思ってた。それが思ったより早かったってだけ。アレン、日程決まったら教えて」
追放の件について、思うところがあるのだろう。苛々と席を立った美凛を見送って、アレンは美凛の置いた食事を見た。
「アレンさん、叔父上の見立てでは当分グラコスは侵攻されないそうです。それに街はジョンブリアン達職人のお陰で復興が進み始めてますから、いつでも苏安にいらしてください。それからキオネ君からの伝言です。『僕からの試練は合格』…だそうです」
「分かった」
「俺は軍を連れて苏安に帰ります。それでは…」
試練、そんな物が確かにあった。しかし、忙し過ぎて完全に忘れていた。苏月はどんな試練を課してくるのだろう。行動を全く予想出来ないのがキオネとはまた違った恐ろしさだ。
アレンは地図を頭に思い浮かべる。首都の凰龍京はリヴィナベルクから北西、馬で二ヶ月以上掛かる。着々と、アレン達は西の帝国に近付いているのだ。
「アレンさん、いらっしゃいますか?」
アレンの部屋⸺アーサーが使っていた部屋の前に、二人の男が立っていた。
アレンは寝台から身を起こして部屋を見渡した。
あの後、魔女との交渉によってアレンはアーサーの部屋へ移動し、庁舎の入り口近くの部屋を使っていたフレデリカはアレンに割り当てられた部屋へ移動した。今思えば、フレデリカはアレンが使っていた寝台を使いたいだけだったのかも知れない。だがアレンとしては、数少ない肉親の遺品全てがあるこの部屋を、状態もそのままに自分で管理出来るのは好都合だった。うっかりノックを忘れて元の部屋に入った時、フレデリカがアレンの物だった布団に頬擦りしているのを見た衝撃の余りに二時間くらい除霊師の元で「気色悪い気色悪い」と呟いていたが、フレデリカも気を遣ってくれたのだろう。
「どうした?」
魔人の血に目覚めつつあるこの身体は、以前とは比べ物にならない治癒力を持っている。もう伸びをしても肋骨が痛む事はない。しかし心の傷は癒せないのか、無意識の内にアーサーが使っていた家具を指がなぞる。
大きな机に指で触れて出入り口に向かい、扉を開ける。そこには社龍と、何やら白い箱を持った硝子職人ジョンブリアンが居た。
「体調は如何ですか?阿蓮将軍」
ジョンブリアンの言葉にアレンは頷く。
「好調だ。それにしても…不思議な組み合わせだな」
仮面を少しずらして着けている社龍は気まずそうに目を逸した。不思議な組み合わせという自覚はあるらしい。
「要件は違いますが、どうやら訪問の時間帯が被ったようでして。私はそんな沢山お時間を頂くつもりはありませんので、手短に」
そう言うと、ジョンブリアンは箱をアレンに渡す。ジョンブリアンがアレンに箱を開けるよう促したので、アレンそっと箱を開けた。
「これ…」
「あの戦いの最中、アーサー殿が私に預けた帽子です。火の粉か何かで焦げていたので、職人仲間の一人に頼んで修繕して貰いました。とは言っても…戦争下では素材も充分に集まらないので、焦げを無くしただけですが…」
アレンは帽子に指を添わせた。
「…ありがとう、初めて叔父に会った時と同じ状態だ」
「私は硝子職人なので帽子には詳しくありませんが…その帽子はきっと、貴方の元へ戻れて嬉しいと思います。…そうだ、キオネ陛下から紅茶の葉を渡すよう頼まれていました。量が量でしたので、クルトさんにお渡ししてあります。後でご確認お願いします。それでは、私はこれにて」
紳士的に挨拶すると、ジョンブリアンは社龍に軽くチャーミングなウィンクをして去って行った。
「お、置いてかないで…」
社龍のその女のような顔は今にも泣き出しそうになっている。
「で、お前はどうしたの?」
社龍は背をピシッと伸ばして口を開いた。
「は、はひぃ!スッ、すすす、苏安の封鎖令が一部解除されるであります!」
「一部?」
「ひ援…、支援物資を陸りょ…陸路から流す為でありますが、〈プロテア〉も条件付きで通行可能です!」
緊張し過ぎて噛んでいるが、何とか聞き取れる。
「…緊張しなくて良いよ、ちょっと落ち着きな。それで、条件って?」
「えーと、美凛は居ますか?美凛を交えて話したいのですが」
「此処に来るまでに見掛けなかった?」
「はい…」
アレンは歩き出した。
「じゃあ探すぞ。どうせ梓涵とかその辺りと一緒に居るだろ」
社龍が歩きながら眉をひそめる。
「梓涵って、魏梓涵ですか?」
「あー確か、苏安の貴族令嬢だっけ?」
「ええ…平民以上貴族未満って感じの家柄ですが…」
社龍の口ぶりから、梓涵は余り信用されていないようだ。
「美凛といつも一緒だから位が高いのかと思っていたが、違うのか?」
「…平民以上という言い方は…少々語弊がありましたね。梓涵は⸺」
その時、落ち着いた声が響く。
「罪人の一族、それが私の実家です」
いつの間にか、正面に梓涵が立っていた。
「公子、貴方と同じです」
梓涵の言葉には何処か、棘がある。アレンが罪人の一族云々について聞こうとしたが、梓涵が遮るように口を開いた。
「美凛公主をお探しで?」
「ああ…何処に居る?」
アレンが問うと、梓涵は社龍にちらりと視線を向けて言った。
「ゼオル君と一緒に大広間で避難民の皆様に料理を振る舞っておいでです。丁度アレンさんをお迎えに行く所でしたので、ご案内しましょうか?」
「あ、ああ…頼む」
梓涵の言葉に首を傾げる。
(何か棘のある言い方だな。何かあったのか?)
すると梓涵がアレンの目を見た、その瞬間だった。
『余計な詮索はなさいませぬよう』
脳内に梓涵の声が響く。そして梓涵が細い手首をパキリと鳴らした、その瞬間。
(あれ…今、何考えてたっけ)
頭が一瞬真っ白になった。しかしそれも直ぐに気にならなくなる。
「フライパンを振り続けると腕が痛くなる…アレンさん、行きますよ。公子様、仮面は着けておいてください。此処の女は皆、面食いですから」
そう言うと梓涵は歩き出した。
彼女の後ろを歩いて暫くすると、庁舎の大広間に入る。そこではゼオルと美凛がせかせかと料理を配膳していた。
梓涵は美凛に声を掛ける。
「美凛様、公子様とアレンさんがお話をしたいそうです」
美凛は社龍を見ると首を傾げた。
「汐辰が?どうしたの?」
美凛が机に食事を起きながら席に座るよう促すと、社龍は梓涵を見て言った。
「梓涵、お前は席を外してくれ」
「…公子様、私には言えないお話ですか?」
「そもそも、魏家の人間は皇族の声すら聞いてはいけない筈だ」
先程まで緊張して噛んでいた社龍の情けない様子は何処へやら、確固たる口調で返している。仮面の奥からは警戒の色を含んだ低音が響いている。
(梓涵、相当嫌われてるな…)
しかし此処で苏安貴族の口喧嘩を聞くつもりは無い。
「梓涵、外してくれ」
アレンがそう言うと、梓涵は無言で席を離れた。
「すいません、我儘を言って」
「いや…それより、どうして美凛まで?」
「先程申した条件というのが、美凛が関わっているんです」
そう言うと社龍は美凛の方を向いた。
「美凛、五年前に叔父上から入学祝いに贈られた玉佩、まだ持ってる?」
「瑠璃の玉佩?持ってるけど…」
そう言って空間魔法で取り出したラピスラズリは、とても深い青色をしていた。スラムでコソ泥をしていたアレンはある程度の宝石や貴金属の価値を見定められる。その玉佩には、スラムや街で一般的に出回る瑠璃にはある筈の物が一切無かった。
(見た感じ黄鉄鉱がほぼ無い。こんなの初めて見た。どれだけの値段になる…?)
社龍はほうと安堵の息を吐いた。
「その玉佩を国境の関所と中書省で見せる必要がある」
「じゃあアレン、これを⸺」
「但し…」
瑠璃の玉佩をアレンに渡そうとするのを遮るように、社龍が声を張った。
「その玉佩の持ち主が玉佩を持っている事」
「…私が拒否しないとでも思った?」
しかし社龍は淡々と言った。
「いや、拒否出来ないよ。お前の大嫌いな帝国は既に苏安で動いているからね」
「…陰湿な策士め」
〈プロテア〉とは集団だ。美凛に何があったのかは分からないが、彼女一人の我儘で軍を動かす事は出来ない。苏月もそれを知った上で社龍に通達したのだろう。
(しかし、何が狙いだ?もしも美凛が本当に拒否したら、帝国に対抗する組織が減ってしまう)
アレンがそれを問おうとする前に美凛が口を開いた。
「分かった。行くよ」
「良いのか?」
アレンの言葉に美凛は頬を膨らませた。
「…いつか、父上とは話をしなきゃいけないとは思ってた。それが思ったより早かったってだけ。アレン、日程決まったら教えて」
追放の件について、思うところがあるのだろう。苛々と席を立った美凛を見送って、アレンは美凛の置いた食事を見た。
「アレンさん、叔父上の見立てでは当分グラコスは侵攻されないそうです。それに街はジョンブリアン達職人のお陰で復興が進み始めてますから、いつでも苏安にいらしてください。それからキオネ君からの伝言です。『僕からの試練は合格』…だそうです」
「分かった」
「俺は軍を連れて苏安に帰ります。それでは…」
試練、そんな物が確かにあった。しかし、忙し過ぎて完全に忘れていた。苏月はどんな試練を課してくるのだろう。行動を全く予想出来ないのがキオネとはまた違った恐ろしさだ。
アレンは地図を頭に思い浮かべる。首都の凰龍京はリヴィナベルクから北西、馬で二ヶ月以上掛かる。着々と、アレン達は西の帝国に近付いているのだ。
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