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バルタス王国編 〜騎士と楽園の章〜
戦争を知らない
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誰も存在を知らない場所で儀式は静かに行われる。
それは何者かによって殺された裁判神官長の葬儀であり、新しい裁判神官長を任命する儀式。
裁判神官長に選ばれたのはエルメンヒルト・ベシュカレヴァ⸺人の姿に化けた十二神将〈聖女〉のニコだ。
裁判神官は梦蝶の工作によって帝国に吸収された。
エルメンヒルトは冷たい瞳で儀式の会場を神官長の椅子から見下ろす。
白い大理石で作られた美しい大聖堂は赤い血に染まっていた。
「これより正義の名の元に、偽の〈創り手〉とそれに与する者共を探し出し処刑する」
赤い聖堂に居た神官達が跪く。
「者共、手甲鈎に纏わせた毒は奴らの身体を打ち砕き、我らを赤き道の果てにある安寧へと導くだろう」
跪く神官達は、人の姿に化けた〈大帝の深淵〉と、帝国へ降った人間の神官。
神官の中から高齢の男が歩み出る。
「大神官、偽の〈創り手〉の居場所が分かりました」
「出撃を許可する。サリバン、奴の首を皇帝陛下へ献上せよ」
「は!」
神聖な聖堂は今や、軍の司令部となった。西で燻っていた火は今や猛火となり、空を流れる雲と共に東へと流れて行くのだった。
夜明け前、アレンは裁判神官長死亡の報せを水晶盤で確認していた。
(まさか、ニコが裁判神官を乗っ取るとはな。帝国も随分と必死じゃないの)
アレンは寝台から起き上がると、美凛からナンセンスと言われたパジャマを脱いで着替える。
(デザインとか興味無かったけど、あそこまで面と向かって言われると傷付くよな。今度流行りについて調べてみるか)
アレンはグリーヴを履こうとした手を止めると、鉄製の重たいグリーヴをじっと見た。
(このデザイン、皆からしたら古臭いとかあるかな)
グリーヴの次は愛用している胸当てを見る。
(…人間用の胸当てだけど、帝国出身ってバレないかな)
足に撒いた魔法のポーチの中身を探るが、そう都合良く財布が出てくる筈も無く。
(うう…俺、無一文だ…)
アレンは心の中で顔をしわしわにして嘆きながら着替えた。
胸当てはベルトが幾つか付いていて、それを締めて身体に固定する。最初は慣れなかったが、もう十年近く似たようなデザインの防具を使っているので慣れてきた。
最後のベルトを締めて上からコートを羽織ろうとしたその時。
「は!?何でテメェが此処に居んの!?」
建物の外から響く怒鳴り声。
(…ったく、元生徒達がまだ寝てるだろうが)
部屋の外へ出ると、怒鳴り声に起こされた何人かが廊下に出ていた。
アレンは顔を洗って歯を磨いてから近所迷惑な怒鳴り声の主に物申そうと一階へ降りると、店主のマリアが扉を開けて状況を確認していた。
近付いて来るアレンに気が付いたマリアは扉から少し離れて溜息を吐くと上の階へ向かった。
扉の外では緑の髪の男女が何者かと喧嘩をしていた。
「朝からお前らな⸺」
そう言いかけたアレンは男女が口論している相手を見て硬直した。
「何で、カーヴェルが居るの、かな…??」
寝起きの戦闘は嫌だが、快適な睡眠を邪魔された恨みを込めるように臨戦態勢を整える。
「それ、俺も聞きたいよね」
緑髪の踊子は困ったように眉を下げて笑った。
今度は占い師のような格好をした、同じく緑髪の女が腕を組んで顔をふいと背けた。
「追手を始末したと思ったらこれだよ!どうせあいつらからオレ達の位置情報を聞き出して追跡してたんだろ!」
カーヴェルは顔を真っ赤にして怒鳴った。
「そんな訳があるか!我々は〈大帝の深淵〉みたいな胡散臭い奴らの力を頼らずに此処まで辿り着いたのだ!馬鹿にするんじゃない小娘!」
アレンは大きく溜息を吐いた。
「話は後で聞くから、ご飯食べてきて良い?」
アレンがそう言うと、踊子はアレンの肩を掴んだ。
「まあまあ待ちなよ阿蓮兄ちゃん。まだ朝ご飯の時間じゃないでしょ」
そう言うと踊子はアレンの顎を掴んでじっくりと観察する。美しい外見に反して強引なやり方にアレンは少し驚いたが、アレンも踊子から目を離さない。
踊子はきらきらとした装飾品を身に着けているが、その装飾品が反射する朝の光と比べて瞳は研ぎ澄まされた刃より鋭く冷たい。
(こいつ、確かクテシアの第三王子ファーティマか。そして女が妹のサーリヤ…随分と喧嘩っ早そうな王族様だ)
ファーティマはアレンの顔を見て言う。
「へぇ、十二神将と聞いたからどんな奴かと思えば…随分とお綺麗な顔してるね」
アレンは華奢だと言われたようで僅かに不満を覚えた。
「怒った?褒めたつもりなんだけど」
ファーティマはへらへらと笑うと手を離した。
彼が褒めたと言っても、彼の容姿はとても整っていて嫌味にも聞こえる。
「それに比べてカーヴェル、何だよそのだらしない体型。ファーティマ様の極秘トレーニング、特別に百万エギルダで教えてやろうか?」
「余計なお世話だ!」
そう言って抜剣したカーヴェルと騎士団を見ると、兄妹がそれぞれ武器を構える。
アレンは溜息を吐くと建物の中を見た。アーサーとマリア、〈桜狐〉意外の全員が集まっている。全員武器を持って、戦う準備は出来ているようだ。
「朝から元気だなお前ら…」
アレンは狭い路地で大剣を振り回す訳にもいかないので、軽く準備運動をして肉弾戦に備える。
すると、ファーティマがアレンにシャムシールを渡してきた。
「特別に俺のお気に入りを貸してやるよ。それ名匠ラヴァ・シュミットの打った双剣だから頑丈だけど、大事に扱ってよね」
「分かった。感謝する」
受け取ったシャムシールは見た目の割にずっしりと重く、重たい武器特有の魔力の残滓を感じない。通常、重た過ぎる武器は使用者が浮遊魔法や軽量魔法を掛けて補助するが、彼はそういった魔法を一切使用せずに戦っていたらしい。
(嫌味なお坊ちゃんって訳じゃなさそうだ。フィジカル凄いな)
アレンは補助に魔法は使っていないが、自分より十個も年若い彼が魔法を使わない事に感心した。
(十個も下…って、人間は十五で成人だっけ?)
アレンは一瞬余計な事を考えたが、直ぐに思考を切り替える。
「ファーティマ、あのマグロ野郎はどのくらい強い?」
「マグロって、カーヴェルの事?マグロに失礼過ぎると思うよ…あいつは走ると直ぐに息切れするし、マグロに転生したら真っ先に死ぬね」
「遊魚は止まると呼吸出来ないんだっけ。大トロ、そこを動くなよ。今俺が介錯してやる」
「誰が大トロだ!」
カーヴェルが喚いた。
アレンはカーヴェルが抜剣しているのを改めて確認すると、美凛達に言った。
「皆殺しだ」
次の瞬間、コンラッドの展開した魔法陣が空中から氷の矢を降らせる。騎士団は負けじと結界を展開し被害を何とか抑えるが、今度は美凛を始めとした近接戦に特化した者達が攻撃を仕掛けた。
アレンがカーヴェルに攻撃を仕掛けると、カーヴェルは装飾の美しい剣で応戦して来る。
鍔迫り合いになったアレンはカーヴェルに問うた。
「そういえば拠点潰したらしいけど…〈プロテア〉の生存者ってどれだけ?」
カーヴェルは鼻で嗤う。
「拠点は魔導爆弾で構成員ごと爆破したわ!貴様は知らんかも知れんがな、〈プロテア〉の拠点は洞窟にある。生きていても二度と日の目を見る事は無かろうよ!」
「俺は死んだ奴らの事なんて聞いていない。質問に答えろ、生存者の数は?」
カーヴェルは嗤った。
「誰が貴様ら社会の底辺共の安否なぞ知るか!私は誇り高き〈赤銅騎士団〉団長だぞ!」
アレンは溜息を吐いた。
「つまり、騎士団長の癖に斃した敵の数も捕虜の数も把握してないって事ね。この国、終わってるな」
アレンはカーヴェルの剣を弾き飛ばすと、左手で無造作に頸を掴んで地面に押し付けた。
「ガハッ!」
「さっきお前は社会の底辺って言ったけど、此処に居るのは各国の重要人物が大半だ」
アレンはシャムシールをカーヴェルの顔に近付けて言った。
「この目、全くもって意味をなしてないよね。王様の顔解る?」
「当たり前だ!」
「そう。それじゃあ、最期にお前の部下が死に逝く様をしかと目に焼き付けな」
仰向けに倒れていたカーヴェルの身体を引っ繰り返すと、アレンは彼の髪を掴んで前方の戦いを無理矢理見させた。
ファーティマが斬り殺した男の首がカーヴェルの前へ転がって来る。
「覚えた?」
「あ、あぁ…!」
アレンはカーヴェルの頭を揺すった。
「覚えた?お前の判断ミスで今こうなってんだよ。拠点を見付けて、あの兄妹にバレなければこんな乱闘にはならなかった。お前ら、戦争とか知らないでしょ」
カーヴェルは恐怖のあまり失禁した。
アレンはもう一度カーヴェルの身体を引っ繰り返して言った。
「じゃあね、戦争を知らない平和ボケさん」
それは何者かによって殺された裁判神官長の葬儀であり、新しい裁判神官長を任命する儀式。
裁判神官長に選ばれたのはエルメンヒルト・ベシュカレヴァ⸺人の姿に化けた十二神将〈聖女〉のニコだ。
裁判神官は梦蝶の工作によって帝国に吸収された。
エルメンヒルトは冷たい瞳で儀式の会場を神官長の椅子から見下ろす。
白い大理石で作られた美しい大聖堂は赤い血に染まっていた。
「これより正義の名の元に、偽の〈創り手〉とそれに与する者共を探し出し処刑する」
赤い聖堂に居た神官達が跪く。
「者共、手甲鈎に纏わせた毒は奴らの身体を打ち砕き、我らを赤き道の果てにある安寧へと導くだろう」
跪く神官達は、人の姿に化けた〈大帝の深淵〉と、帝国へ降った人間の神官。
神官の中から高齢の男が歩み出る。
「大神官、偽の〈創り手〉の居場所が分かりました」
「出撃を許可する。サリバン、奴の首を皇帝陛下へ献上せよ」
「は!」
神聖な聖堂は今や、軍の司令部となった。西で燻っていた火は今や猛火となり、空を流れる雲と共に東へと流れて行くのだった。
夜明け前、アレンは裁判神官長死亡の報せを水晶盤で確認していた。
(まさか、ニコが裁判神官を乗っ取るとはな。帝国も随分と必死じゃないの)
アレンは寝台から起き上がると、美凛からナンセンスと言われたパジャマを脱いで着替える。
(デザインとか興味無かったけど、あそこまで面と向かって言われると傷付くよな。今度流行りについて調べてみるか)
アレンはグリーヴを履こうとした手を止めると、鉄製の重たいグリーヴをじっと見た。
(このデザイン、皆からしたら古臭いとかあるかな)
グリーヴの次は愛用している胸当てを見る。
(…人間用の胸当てだけど、帝国出身ってバレないかな)
足に撒いた魔法のポーチの中身を探るが、そう都合良く財布が出てくる筈も無く。
(うう…俺、無一文だ…)
アレンは心の中で顔をしわしわにして嘆きながら着替えた。
胸当てはベルトが幾つか付いていて、それを締めて身体に固定する。最初は慣れなかったが、もう十年近く似たようなデザインの防具を使っているので慣れてきた。
最後のベルトを締めて上からコートを羽織ろうとしたその時。
「は!?何でテメェが此処に居んの!?」
建物の外から響く怒鳴り声。
(…ったく、元生徒達がまだ寝てるだろうが)
部屋の外へ出ると、怒鳴り声に起こされた何人かが廊下に出ていた。
アレンは顔を洗って歯を磨いてから近所迷惑な怒鳴り声の主に物申そうと一階へ降りると、店主のマリアが扉を開けて状況を確認していた。
近付いて来るアレンに気が付いたマリアは扉から少し離れて溜息を吐くと上の階へ向かった。
扉の外では緑の髪の男女が何者かと喧嘩をしていた。
「朝からお前らな⸺」
そう言いかけたアレンは男女が口論している相手を見て硬直した。
「何で、カーヴェルが居るの、かな…??」
寝起きの戦闘は嫌だが、快適な睡眠を邪魔された恨みを込めるように臨戦態勢を整える。
「それ、俺も聞きたいよね」
緑髪の踊子は困ったように眉を下げて笑った。
今度は占い師のような格好をした、同じく緑髪の女が腕を組んで顔をふいと背けた。
「追手を始末したと思ったらこれだよ!どうせあいつらからオレ達の位置情報を聞き出して追跡してたんだろ!」
カーヴェルは顔を真っ赤にして怒鳴った。
「そんな訳があるか!我々は〈大帝の深淵〉みたいな胡散臭い奴らの力を頼らずに此処まで辿り着いたのだ!馬鹿にするんじゃない小娘!」
アレンは大きく溜息を吐いた。
「話は後で聞くから、ご飯食べてきて良い?」
アレンがそう言うと、踊子はアレンの肩を掴んだ。
「まあまあ待ちなよ阿蓮兄ちゃん。まだ朝ご飯の時間じゃないでしょ」
そう言うと踊子はアレンの顎を掴んでじっくりと観察する。美しい外見に反して強引なやり方にアレンは少し驚いたが、アレンも踊子から目を離さない。
踊子はきらきらとした装飾品を身に着けているが、その装飾品が反射する朝の光と比べて瞳は研ぎ澄まされた刃より鋭く冷たい。
(こいつ、確かクテシアの第三王子ファーティマか。そして女が妹のサーリヤ…随分と喧嘩っ早そうな王族様だ)
ファーティマはアレンの顔を見て言う。
「へぇ、十二神将と聞いたからどんな奴かと思えば…随分とお綺麗な顔してるね」
アレンは華奢だと言われたようで僅かに不満を覚えた。
「怒った?褒めたつもりなんだけど」
ファーティマはへらへらと笑うと手を離した。
彼が褒めたと言っても、彼の容姿はとても整っていて嫌味にも聞こえる。
「それに比べてカーヴェル、何だよそのだらしない体型。ファーティマ様の極秘トレーニング、特別に百万エギルダで教えてやろうか?」
「余計なお世話だ!」
そう言って抜剣したカーヴェルと騎士団を見ると、兄妹がそれぞれ武器を構える。
アレンは溜息を吐くと建物の中を見た。アーサーとマリア、〈桜狐〉意外の全員が集まっている。全員武器を持って、戦う準備は出来ているようだ。
「朝から元気だなお前ら…」
アレンは狭い路地で大剣を振り回す訳にもいかないので、軽く準備運動をして肉弾戦に備える。
すると、ファーティマがアレンにシャムシールを渡してきた。
「特別に俺のお気に入りを貸してやるよ。それ名匠ラヴァ・シュミットの打った双剣だから頑丈だけど、大事に扱ってよね」
「分かった。感謝する」
受け取ったシャムシールは見た目の割にずっしりと重く、重たい武器特有の魔力の残滓を感じない。通常、重た過ぎる武器は使用者が浮遊魔法や軽量魔法を掛けて補助するが、彼はそういった魔法を一切使用せずに戦っていたらしい。
(嫌味なお坊ちゃんって訳じゃなさそうだ。フィジカル凄いな)
アレンは補助に魔法は使っていないが、自分より十個も年若い彼が魔法を使わない事に感心した。
(十個も下…って、人間は十五で成人だっけ?)
アレンは一瞬余計な事を考えたが、直ぐに思考を切り替える。
「ファーティマ、あのマグロ野郎はどのくらい強い?」
「マグロって、カーヴェルの事?マグロに失礼過ぎると思うよ…あいつは走ると直ぐに息切れするし、マグロに転生したら真っ先に死ぬね」
「遊魚は止まると呼吸出来ないんだっけ。大トロ、そこを動くなよ。今俺が介錯してやる」
「誰が大トロだ!」
カーヴェルが喚いた。
アレンはカーヴェルが抜剣しているのを改めて確認すると、美凛達に言った。
「皆殺しだ」
次の瞬間、コンラッドの展開した魔法陣が空中から氷の矢を降らせる。騎士団は負けじと結界を展開し被害を何とか抑えるが、今度は美凛を始めとした近接戦に特化した者達が攻撃を仕掛けた。
アレンがカーヴェルに攻撃を仕掛けると、カーヴェルは装飾の美しい剣で応戦して来る。
鍔迫り合いになったアレンはカーヴェルに問うた。
「そういえば拠点潰したらしいけど…〈プロテア〉の生存者ってどれだけ?」
カーヴェルは鼻で嗤う。
「拠点は魔導爆弾で構成員ごと爆破したわ!貴様は知らんかも知れんがな、〈プロテア〉の拠点は洞窟にある。生きていても二度と日の目を見る事は無かろうよ!」
「俺は死んだ奴らの事なんて聞いていない。質問に答えろ、生存者の数は?」
カーヴェルは嗤った。
「誰が貴様ら社会の底辺共の安否なぞ知るか!私は誇り高き〈赤銅騎士団〉団長だぞ!」
アレンは溜息を吐いた。
「つまり、騎士団長の癖に斃した敵の数も捕虜の数も把握してないって事ね。この国、終わってるな」
アレンはカーヴェルの剣を弾き飛ばすと、左手で無造作に頸を掴んで地面に押し付けた。
「ガハッ!」
「さっきお前は社会の底辺って言ったけど、此処に居るのは各国の重要人物が大半だ」
アレンはシャムシールをカーヴェルの顔に近付けて言った。
「この目、全くもって意味をなしてないよね。王様の顔解る?」
「当たり前だ!」
「そう。それじゃあ、最期にお前の部下が死に逝く様をしかと目に焼き付けな」
仰向けに倒れていたカーヴェルの身体を引っ繰り返すと、アレンは彼の髪を掴んで前方の戦いを無理矢理見させた。
ファーティマが斬り殺した男の首がカーヴェルの前へ転がって来る。
「覚えた?」
「あ、あぁ…!」
アレンはカーヴェルの頭を揺すった。
「覚えた?お前の判断ミスで今こうなってんだよ。拠点を見付けて、あの兄妹にバレなければこんな乱闘にはならなかった。お前ら、戦争とか知らないでしょ」
カーヴェルは恐怖のあまり失禁した。
アレンはもう一度カーヴェルの身体を引っ繰り返して言った。
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