有名童話の裏話

桃太郎の裏話

桃太郎の撮影現場に来ている。
ついた時にはもう騒がしかった。それから1時間たってようやく撮影が終了した。
そして主演の桃太郎に取材する。
私「こんにちは。今日はよろしくお願いします。」
桃太郎「よろしくお願いします。」
私「早速なんですが、この撮影の中で1番大変だったことってなんですか？」
桃太郎「大変か～。沢山あったけど1番は猿がきび団子食べて喉に詰まらせたことかな。キジの撮影の時猿が何度も詰まらせていたよ。あとは鬼ヶ島の撮影の時、鬼のパンツに火が燃え移ったことかな。鬼は少しやけどをしていたし、たった一つの衣服が燃えちゃったしね。少し泣いていたよ。」
私「そうですか。あの屈強な鬼さんでも泣くことあるんですね。」
私は宝に引火していた方が大変そうだったけどな～と思いながら質問を続けた。
私「撮影の中で1番楽しかったことは何ですか？」
桃太郎「僕は殺陣のシーンかな。次々に襲いかかる鬼を簡単にやっつけてしまう。自分で言うのもなんだけどかっこよかったよ。」
私は宝を持っている時が1番楽しそうだったでしょと言おうとしたが、我慢した。
私「それはかっこいいですね。最後にこのドラマの中で1番見てほしいって言うところはどこですか？」
桃太郎「第28話の『さらば、故郷　まってろ鬼よ』の別れのシーンかな。猿と犬が喧嘩したり、お爺さんお婆さんがセリフを忘れたり大変だったけど、1番感動するからなあ。」
私「それでは質問は以上です。ありがとうございました。」
桃太郎「ありがとうございました。」
他の出演者にも聞きたかったが、犬、猿、キジは聞けそうに無かったし、お爺さんお婆さんはぼけている。
鬼は泣いているので聞けなかった。私は燃えている宝の山を横目にTTSに帰った。