164 / 175
3-3 類える現実
第112話 準備と接待 2
しおりを挟む
◇
和やかな昼食を挟み作業は再開され、自分の領分には凡そ片が付いた頃。
冒険者としてはそろそろ引き上げようかと、責任者の男性と依頼の完遂を確認し合っている。
「いやぁ、おかげさんですっかり綺麗さっぱりだ。半日──いや、丸一日分くらいは巻いたんじゃねえか?」
「そうですか。お役に立ててなによりです」
「パンも美味かったし。あんた、その魔法とパンを活かして、サウド内の現場回る弁当屋でも始めたらどうだ?」
「愛想の良いマスコットが居るんだ。例え多少味が他所より劣っても売れるだろうしな~。ナッハッハッ!」
依頼書にサインをしながら豪快な笑いを上げ、世辞を贈ってくれている。
「ホーホホ? (タベモノ?) ホ(イク?)」
「はは。俺が作れるわけじゃないですからね~。助言に関しては有り難く」
『──ヤマト~!』
不意に後方、敷地外の辺りから俺を呼ぶ声がこだまする。
(ん?──) 「ホホーホ~(ナカマ)」
リーフルの首の動きに続き、俺も振り返る。
「──あれ? 時間は伝えてなかったはずだけど……」
すると、道行く人々の中で一際美しい輝きを放つブロンドヘアを靡かせるアメリアが、その漂う気品とは裏腹に無邪気な様子でこちらに手を振っていた。
「おお? ま~たどえらいべっぴんさんじゃねえか~。平凡さんもなかなかやるもんだ」
にやけ顔の男性が、茶化すように親指を立てる。
「いや、仕事の内……って言い方は少し冷たいですけど、そんなようなものですよ」
「なぁんだ、そうなのかい。冒険者達のゴシップはいいネタんなるのによ~」
「ハハ……程々でお願いしますね」
「それじゃ、失礼します。お疲れさまでした」
「おう! 助かったぜ。また頼むわ!」
(ふぅ……よくよく気を付けないと。噂話には尾ひれが付くのが常だし)
アメリアの下へ向かいながら、そんな事を思い浮かべる。
男性が語っていたように、一般人にとって、ある程度認知の広い冒険者達の話題は、一種の娯楽的要素の一つとなっているそうだ。
当然無責任な"娯楽"なので『ありのまま』ではインパクトに欠けると、原型はどこへやら、膨張し過ぎ全く身に覚えがないという大きさまで膨れ上がっているという事はよくある話で、それにより印象を損ねたり、トラブルに発展するといった事も珍しくない。
特に色恋の話題ともなれば、男性側女性側それぞれに熱を上げる外野が居る訳で、誤った情報が巡っていく事は、冒険者活動を続けるにあたり非常に由々しき落ち度となりかねない。
もちろん『仕事の内』などとは方便だ。
友人として、サウドの観光案内をする事は俺も楽しみであったし、何よりハンナの件に協力してくれた御礼の意味もある。
胸の内ではそういった想いを抱えるものの、やはり"冒険者"を生業としている以上、他人には公私ともに『パッとしない男』という印象を持たれていた方が、何かと動きやすいだろうという事だ。
「ごめん、お待たせ」 「ホホーホ(ナカマ)」
「お疲れ様ヤマト。リーフルちゃんも」
「はい、これ」
アメリアが脇に抱える水瓶を差し出す。
「ありがと。助かるよ」
昨晩の話を汲んでくれていたようで、自前の物を準備する間もなく泥にまみれた足を洗い流す。
「でもどうして? 宿で待っててくれればよかったのに」
「ふふ。何だか想像してたらもどかしくなっちゃって」
「それに、あなたの仕事姿も見てみたかったし」
そう言いながら満面の笑みを浮かべるアメリアの様子から、今日の観光を如何に心待ちにしていたのかが伝わってくる。
(ラインさん然り、エルフ族の人達って、イメージと違って案外感情が分かりやすいよなぁ)
(だからこそ余計に……)
当初の予定では今日一日を費やし、朝からサウド内を巡るという約束をしていたのだが、不意に舞い込んだ依頼を優先したため、仕事が終わってからという話になってしまったのだ。
『時の早いあなたには気になるのでしょうけど、エルフの私からすればチャンスはいくらでもあるもの』と、種族特有の価値観で以て俺に配慮した言葉をかけてくれてはいたが、"期待感"という人間共通の感情には時の遅速は関係無いだろうし、何か埋め合わせは必要だろう。
「はは。地味なもんでしょ? 平凡ってあだ名の証とは言えるかもしれないね」
「そんな事無いわ。一生懸命何かに打ち込んでいる姿に内容なんて関係ない。あなたが頼りにされてる理由が肌で感じられて、誇らしく想うわ」
柔らかな微笑みと共に口にされる言葉には、不思議と安らぎのようなものが感じられる。
「……アメリアって、エルフ族の中ではまだ若い方なんだよね?」
「うん、私まだ四つだし。それがどうかしたの?」
「いや……話し方もそうなんだけど、アメリアっていつも安心するような事を言ってくれるから、何だか"お母さん"みたいだなってね」
「…………」
アメリアが目を細めこちらを見据えている。
「……ん? どうしたの?」 「ホ~?」
「お母さん……」
拳を顎に沿わせ、何やら考え込んでいる。
(──あっ……! しまった……)
(歳の話はまだしも、あろうことか貫禄を示唆するような事を……)
アメリアの反応から失言に気付き、緩やかな焦りと後悔がにじみ出る。
「ふむ……」
「ア、アメリア……?」 「ホ~?」
恐れから遠慮がちにアメリアの様子を窺うが、尚もアメリアは一人呟いている。
「……ふふふ。良いわねそれ!」
「え?」
「お母さんでもお姉ちゃんでも、立場はなんだっていいわ。要は"特別"に感じるって事でしょ?」
「いや、まあ……包容力は感じるけど」
「人族と特別な関係にあるエルフ族なんて、私だけじゃないかしら? ふふ!」
「?? よく分からないな。人族の友人なら食事会で出来たよね?」
「あら、忘れたの?」
「『ない物ねだりより、自分にしかない物を誇ろう』あなたがくれた言葉よ?」
「そうだっけ?」
「友人が出来た事については心底喜ばしく想うわ。ただしそれは、特定の種族に限定されない、めぐり合わせ次第で誰にでも訪れる尋常な事象に過ぎない」
「でも、家族にも近しい関係を築けるなんて貴重だわ。特に私達エルフ族は三種族の中でも閉鎖的で、他の人達もそういうイメージを持ってるでしょうから」
「ふむ」
「私の持てる特別がまた一つ増えた……嬉しいわ、ふふ」
まるで何か大切な物を仕舞い込むかのように胸に手を当て、穏やかな笑みを浮かべている。
「なるほど……?」 「ホホーホ? (ナカマ?)」
(う~ん……印象の話をしただけなんだけど……)
(でも嬉しそうだし。訂正するのも無粋か)
「ね、そろそろ行きましょう? サウドでのヤマトの暮らし、私にも体験させて頂戴!」
「そうだね。行こっか」 「ホ(イク)」
小さな認識のズレは抱えつつも、約束の案内を果たす為、俺達は足並みを揃え中央広場へと向かった。
◇
和やかな昼食を挟み作業は再開され、自分の領分には凡そ片が付いた頃。
冒険者としてはそろそろ引き上げようかと、責任者の男性と依頼の完遂を確認し合っている。
「いやぁ、おかげさんですっかり綺麗さっぱりだ。半日──いや、丸一日分くらいは巻いたんじゃねえか?」
「そうですか。お役に立ててなによりです」
「パンも美味かったし。あんた、その魔法とパンを活かして、サウド内の現場回る弁当屋でも始めたらどうだ?」
「愛想の良いマスコットが居るんだ。例え多少味が他所より劣っても売れるだろうしな~。ナッハッハッ!」
依頼書にサインをしながら豪快な笑いを上げ、世辞を贈ってくれている。
「ホーホホ? (タベモノ?) ホ(イク?)」
「はは。俺が作れるわけじゃないですからね~。助言に関しては有り難く」
『──ヤマト~!』
不意に後方、敷地外の辺りから俺を呼ぶ声がこだまする。
(ん?──) 「ホホーホ~(ナカマ)」
リーフルの首の動きに続き、俺も振り返る。
「──あれ? 時間は伝えてなかったはずだけど……」
すると、道行く人々の中で一際美しい輝きを放つブロンドヘアを靡かせるアメリアが、その漂う気品とは裏腹に無邪気な様子でこちらに手を振っていた。
「おお? ま~たどえらいべっぴんさんじゃねえか~。平凡さんもなかなかやるもんだ」
にやけ顔の男性が、茶化すように親指を立てる。
「いや、仕事の内……って言い方は少し冷たいですけど、そんなようなものですよ」
「なぁんだ、そうなのかい。冒険者達のゴシップはいいネタんなるのによ~」
「ハハ……程々でお願いしますね」
「それじゃ、失礼します。お疲れさまでした」
「おう! 助かったぜ。また頼むわ!」
(ふぅ……よくよく気を付けないと。噂話には尾ひれが付くのが常だし)
アメリアの下へ向かいながら、そんな事を思い浮かべる。
男性が語っていたように、一般人にとって、ある程度認知の広い冒険者達の話題は、一種の娯楽的要素の一つとなっているそうだ。
当然無責任な"娯楽"なので『ありのまま』ではインパクトに欠けると、原型はどこへやら、膨張し過ぎ全く身に覚えがないという大きさまで膨れ上がっているという事はよくある話で、それにより印象を損ねたり、トラブルに発展するといった事も珍しくない。
特に色恋の話題ともなれば、男性側女性側それぞれに熱を上げる外野が居る訳で、誤った情報が巡っていく事は、冒険者活動を続けるにあたり非常に由々しき落ち度となりかねない。
もちろん『仕事の内』などとは方便だ。
友人として、サウドの観光案内をする事は俺も楽しみであったし、何よりハンナの件に協力してくれた御礼の意味もある。
胸の内ではそういった想いを抱えるものの、やはり"冒険者"を生業としている以上、他人には公私ともに『パッとしない男』という印象を持たれていた方が、何かと動きやすいだろうという事だ。
「ごめん、お待たせ」 「ホホーホ(ナカマ)」
「お疲れ様ヤマト。リーフルちゃんも」
「はい、これ」
アメリアが脇に抱える水瓶を差し出す。
「ありがと。助かるよ」
昨晩の話を汲んでくれていたようで、自前の物を準備する間もなく泥にまみれた足を洗い流す。
「でもどうして? 宿で待っててくれればよかったのに」
「ふふ。何だか想像してたらもどかしくなっちゃって」
「それに、あなたの仕事姿も見てみたかったし」
そう言いながら満面の笑みを浮かべるアメリアの様子から、今日の観光を如何に心待ちにしていたのかが伝わってくる。
(ラインさん然り、エルフ族の人達って、イメージと違って案外感情が分かりやすいよなぁ)
(だからこそ余計に……)
当初の予定では今日一日を費やし、朝からサウド内を巡るという約束をしていたのだが、不意に舞い込んだ依頼を優先したため、仕事が終わってからという話になってしまったのだ。
『時の早いあなたには気になるのでしょうけど、エルフの私からすればチャンスはいくらでもあるもの』と、種族特有の価値観で以て俺に配慮した言葉をかけてくれてはいたが、"期待感"という人間共通の感情には時の遅速は関係無いだろうし、何か埋め合わせは必要だろう。
「はは。地味なもんでしょ? 平凡ってあだ名の証とは言えるかもしれないね」
「そんな事無いわ。一生懸命何かに打ち込んでいる姿に内容なんて関係ない。あなたが頼りにされてる理由が肌で感じられて、誇らしく想うわ」
柔らかな微笑みと共に口にされる言葉には、不思議と安らぎのようなものが感じられる。
「……アメリアって、エルフ族の中ではまだ若い方なんだよね?」
「うん、私まだ四つだし。それがどうかしたの?」
「いや……話し方もそうなんだけど、アメリアっていつも安心するような事を言ってくれるから、何だか"お母さん"みたいだなってね」
「…………」
アメリアが目を細めこちらを見据えている。
「……ん? どうしたの?」 「ホ~?」
「お母さん……」
拳を顎に沿わせ、何やら考え込んでいる。
(──あっ……! しまった……)
(歳の話はまだしも、あろうことか貫禄を示唆するような事を……)
アメリアの反応から失言に気付き、緩やかな焦りと後悔がにじみ出る。
「ふむ……」
「ア、アメリア……?」 「ホ~?」
恐れから遠慮がちにアメリアの様子を窺うが、尚もアメリアは一人呟いている。
「……ふふふ。良いわねそれ!」
「え?」
「お母さんでもお姉ちゃんでも、立場はなんだっていいわ。要は"特別"に感じるって事でしょ?」
「いや、まあ……包容力は感じるけど」
「人族と特別な関係にあるエルフ族なんて、私だけじゃないかしら? ふふ!」
「?? よく分からないな。人族の友人なら食事会で出来たよね?」
「あら、忘れたの?」
「『ない物ねだりより、自分にしかない物を誇ろう』あなたがくれた言葉よ?」
「そうだっけ?」
「友人が出来た事については心底喜ばしく想うわ。ただしそれは、特定の種族に限定されない、めぐり合わせ次第で誰にでも訪れる尋常な事象に過ぎない」
「でも、家族にも近しい関係を築けるなんて貴重だわ。特に私達エルフ族は三種族の中でも閉鎖的で、他の人達もそういうイメージを持ってるでしょうから」
「ふむ」
「私の持てる特別がまた一つ増えた……嬉しいわ、ふふ」
まるで何か大切な物を仕舞い込むかのように胸に手を当て、穏やかな笑みを浮かべている。
「なるほど……?」 「ホホーホ? (ナカマ?)」
(う~ん……印象の話をしただけなんだけど……)
(でも嬉しそうだし。訂正するのも無粋か)
「ね、そろそろ行きましょう? サウドでのヤマトの暮らし、私にも体験させて頂戴!」
「そうだね。行こっか」 「ホ(イク)」
小さな認識のズレは抱えつつも、約束の案内を果たす為、俺達は足並みを揃え中央広場へと向かった。
◇
0
お気に入りに追加
1,998
あなたにおすすめの小説
鑑定能力で恩を返す
KBT
ファンタジー
どこにでもいる普通のサラリーマンの蔵田悟。
彼ははある日、上司の悪態を吐きながら深酒をし、目が覚めると見知らぬ世界にいた。
そこは剣と魔法、人間、獣人、亜人、魔物が跋扈する異世界フォートルードだった。
この世界には稀に異世界から《迷い人》が転移しており、悟もその1人だった。
帰る方法もなく、途方に暮れていた悟だったが、通りすがりの商人ロンメルに命を救われる。
そして稀少な能力である鑑定能力が自身にある事がわかり、ブロディア王国の公都ハメルンの裏通りにあるロンメルの店で働かせてもらう事になった。
そして、ロンメルから店の番頭を任された悟は《サト》と名前を変え、命の恩人であるロンメルへの恩返しのため、商店を大きくしようと鑑定能力を駆使して、海千山千の商人達や荒くれ者の冒険者達を相手に日夜奮闘するのだった。
異世界でタロと一緒に冒険者生活を始めました
ももがぶ
ファンタジー
俺「佐々木光太」二十六歳はある日気付けばタロに導かれ異世界へ来てしまった。
会社から帰宅してタロと一緒に散歩していたハズが気が付けば異世界で魔法をぶっ放していた。
タロは喋るし、俺は十二歳になりましたと言われるし、これからどうなるんだろう。
『収納』は異世界最強です 正直すまんかったと思ってる
農民ヤズ―
ファンタジー
「ようこそおいでくださいました。勇者さま」
そんな言葉から始まった異世界召喚。
呼び出された他の勇者は複数の<スキル>を持っているはずなのに俺は収納スキル一つだけ!?
そんなふざけた事になったうえ俺たちを呼び出した国はなんだか色々とヤバそう!
このままじゃ俺は殺されてしまう。そうなる前にこの国から逃げ出さないといけない。
勇者なら全員が使える収納スキルのみしか使うことのできない勇者の出来損ないと呼ばれた男が収納スキルで無双して世界を旅する物語(予定
私のメンタルは金魚掬いのポイと同じ脆さなので感想を送っていただける際は語調が強くないと嬉しく思います。
ただそれでも初心者故、度々間違えることがあるとは思いますので感想にて教えていただけるとありがたいです。
他にも今後の進展や投稿済みの箇所でこうしたほうがいいと思われた方がいらっしゃったら感想にて待ってます。
なお、書籍化に伴い内容の齟齬がありますがご了承ください。
集団転移した商社マン ネットスキルでスローライフしたいです!
七転び早起き
ファンタジー
「望む3つのスキルを付与してあげる」
その天使の言葉は善意からなのか?
異世界に転移する人達は何を選び、何を求めるのか?
そして主人公が○○○が欲しくて望んだスキルの1つがネットスキル。
ただし、その扱いが難しいものだった。
転移者の仲間達、そして新たに出会った仲間達と異世界を駆け巡る物語です。
基本は面白くですが、シリアスも顔を覗かせます。猫ミミ、孤児院、幼女など定番物が登場します。
○○○「これは私とのラブストーリーなの!」
主人公「いや、それは違うな」
異世界もふもふ食堂〜僕と爺ちゃんと魔法使い仔カピバラの味噌スローライフ〜
山いい奈
ファンタジー
味噌蔵の跡継ぎで修行中の相葉壱。
息抜きに動物園に行った時、仔カピバラに噛まれ、気付けば見知らぬ場所にいた。
壱を連れて来た仔カピバラに付いて行くと、着いた先は食堂で、そこには10年前に行方不明になった祖父、茂造がいた。
茂造は言う。「ここはいわゆる異世界なのじゃ」と。
そして、「この食堂を継いで欲しいんじゃ」と。
明かされる村の成り立ち。そして村人たちの公然の秘め事。
しかし壱は徐々にそれに慣れ親しんで行く。
仔カピバラのサユリのチート魔法に助けられながら、味噌などの和食などを作る壱。
そして一癖も二癖もある食堂の従業員やコンシャリド村の人たちが繰り広げる、騒がしくもスローな日々のお話です。
異世界転生~チート魔法でスローライフ
リョンコ
ファンタジー
【あらすじ⠀】都会で産まれ育ち、学生時代を過ごし 社会人になって早20年。
43歳になった主人公。趣味はアニメや漫画、スポーツ等 多岐に渡る。
その中でも最近嵌ってるのは「ソロキャンプ」
大型連休を利用して、
穴場スポットへやってきた!
テントを建て、BBQコンロに
テーブル等用意して……。
近くの川まで散歩しに来たら、
何やら動物か?の気配が……
木の影からこっそり覗くとそこには……
キラキラと光注ぐように発光した
「え!オオカミ!」
3メートルはありそうな巨大なオオカミが!!
急いでテントまで戻ってくると
「え!ここどこだ??」
都会の生活に疲れた主人公が、
異世界へ転生して 冒険者になって
魔物を倒したり、現代知識で商売したり…… 。
恋愛は多分ありません。
基本スローライフを目指してます(笑)
※挿絵有りますが、自作です。
無断転載はしてません。
イラストは、あくまで私のイメージです
※当初恋愛無しで進めようと書いていましたが
少し趣向を変えて、
若干ですが恋愛有りになります。
※カクヨム、なろうでも公開しています
異世界に転生をしてバリアとアイテム生成スキルで幸せに生活をしたい。
みみっく
ファンタジー
女神様の手違いで通勤途中に気を失い、気が付くと見知らぬ場所だった。目の前には知らない少女が居て、彼女が言うには・・・手違いで俺は死んでしまったらしい。手違いなので新たな世界に転生をさせてくれると言うがモンスターが居る世界だと言うので、バリアとアイテム生成スキルと無限収納を付けてもらえる事になった。幸せに暮らすために行動をしてみる・・・
食うために軍人になりました。
KBT
ファンタジー
ヴァランタイン帝国の片田舎ダウスター領に最下階位の平民の次男として生まれたリクト。
しかし、両親は悩んだ。次男であるリクトには成人しても継ぐ土地がない。
このままではこの子の未来は暗いものになってしまうだろう。
そう思った両親は幼少の頃よりリクトにを鍛え上げる事にした。
父は家の蔵にあったボロボロの指南書を元に剣術を、母は露店に売っていた怪しげな魔導書を元に魔法を教えた。
それから10年の時が経ち、リクトは成人となる15歳を迎えた。
両親の危惧した通り、継ぐ土地のないリクトは食い扶持を稼ぐために、地元の領軍に入隊試験を受けると、両親譲りの剣術と魔法のおかげで最下階級の二等兵として無事に入隊する事ができた。
軍と言っても、のどかな田舎の軍。
リクトは退役するまで地元でのんびり過ごそうと考えていたが、入隊2日目の朝に隣領との戦争が勃発してしまう。
おまけに上官から剣の腕を妬まれて、単独任務を任されてしまった。
その任務の最中、リクトは平民に対する貴族の専横を目の当たりにする。
生まれながらの体制に甘える貴族社会に嫌気が差したリクトは軍人として出世して貴族の専横に対抗する力を得ようと立身出世の道を歩むのだった。
剣と魔法のファンタジー世界で軍人という異色作品をお楽しみください。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる