93 / 176
2-4 平凡の非凡
第80話 見い出す力 1
しおりを挟む
「はいぃぃっ?!」
あまりの唐突な宣言に大声を上げてしまう。
「うわぁっ!──な、なんすか!?」 「──ホーッ!? (テキ!?)」
俺の素っ頓狂な大声に驚き飛び起きる二人。
「ご、ごめんロング。いや、あの……」
笑顔でこちらを伺う彼女を前に、どう説明すればよいものか言葉に詰まる。
「んん?──あ! 昨日の依頼者さんじゃないっすか。なんでこんなところに??」
事情を把握していないロングが平然と挨拶をしている。
「ロンちゃん! 昨日はありがとうなぁ。おかげで運命のひと見つかったわ!」
「それはよかっ……──どういうことっすか?」
「ホーホホ! (タベモノ!)」
寝起き直後もなんのその、リーフルが早速お腹を空かせているようだ。
「そ、そうだなぁリーフル……ご飯にしながら事情を聞こう……かな」
「うんうん! ヤマちゃんの好きなもんも知りたいし、一緒に食べよ~」
「……ヤマトさんっ」
ロングが小声で尋ねてくる。
「いや……俺にも何が何やらで……」
一度目の森の訓練最終日ということもあり、ご褒美にと用意していた牛の赤身とパンとフルーツをテーブルに並べ、夕食の準備に取り掛かる。
◇
露店で使用しているテーブルの上に焚火で焼き上げた肉や魚、パンやフルーツ等が盛られた皿が並ぶ。
街で摂る夕食でも、ここまで充実した物はそうそう無いという豪勢なメニューだ。
「昨日も今日も魚、ありがとね。こんな所で新鮮な物が食べられるなんて有り難いなぁ」
「ええよええよ~。今回は目一杯積んで来てるから、"サンマンマ"の十匹や二十匹、なんも惜しい事あらへん」
そう気前よく話してくれる彼女だが、夕食の準備中に聞いた話によると、荷馬車はギルドで預かってもらっているらしく、昨日のロングの差し入れに続き今日も魚を持参し俺の元へやってきたらしい。
「美味しいっすよね~! リーフルちゃんもどうっすか?」
「ホー! (テキ!)」
ロングが焼き魚を差し出すが、リーフルは一言威嚇すると同時に後ずさった。
「はは、初対面の印象が良く無かったんだろうね」
「……ところでっすよ。どういうことっすか? 色々と訳が分からないっす」
少し怪訝そうに、ロングが彼女を見据え尋ねる。
「そうだな~……先ずは自己紹介でもしようか。俺はヤマト、こっちはリーフル。冒険者だよ」 「ホ」
「昨日も会ったっすけど、同じく冒険者のロングっす! 魚、ありがとうございました!」
「うんうん。ヤマちゃんにリーちゃんにロンちゃん。よろしくやで! うちは漁師町ハーベイからやってきました、商人のマリンって言います! "マリちゃん"って呼んでな!」
快活な笑顔でしっかりと挨拶をしてくれる。
(随分と人懐こい──聡明そうな子だなぁ)
夕食の準備をしていた時から感じるが、気安い態度というよりも、なんとなくだが、彼女はお互いに壁を感じないよう配慮された立ち振る舞いをしているように思える。
俺の考え過ぎなのかも知れないが、そういう事なら折角のマリンの気遣いを、こちらが他人行儀に返すというのも無粋だろう。
「よろしくねマリちゃん」 「ホ~」
「よろしくっす!」
「うちな、初めてお父さん抜きでハーベイの特産品の魚を行商に来てんけど、今回それだけやなくてお婿さん探しも兼ねててな。予期せず"運命のひと"を手繰り寄せてしもたって訳やねん!」
マリンが両手を胸の前に組み遠くを見つめ、目を輝かせながらそう語る。
「う~ん?……俺とマリちゃんは初対面のはずなんだけど、なんで俺が運命の人なのかな?」
「それを説明するには、うちの"理想"を聞いて貰う方が早いかな?」
「理想っすか?」
「そうや~? こほん」
咳払い一つ、まるでこれからプレゼンテーションを披露するかのように態様を改め、硬い表情に変容する。
「え~、うちが理想とする伴侶の条件につきましては『職業は冒険者か商人である事。性格は慎重で真面目で現実的。だけどちょっぴりお人好しで、たまに自分が損する事もやっちゃうような優しい人。さらに動物好きなら申し分無し』これがうちが求める旦那さんの条件や!」
「……」
「──えぇっ!? そ、それって……」
ロングが言わんとする事は手に取るように分かる。
マリンの話を聞くと、確かに"運命"と呼称するほど、まるで俺の人間性を端的に言い表したかのような条件だった。
「ギルドで露店の許可取りのついでに冒険者の聞き込みして、ロンちゃんを紹介してもうて話を聞いたりして──まさかまさかやったわ『うちの理想通りの人がおる……』ってな? さらに実際に会うたら"顔"までうちの好みなんて……もう結婚するしかないやん?」
マリンが頬を赤らめ手をすり合わせながら恥ずかしそうにうつむいている。
「いや……そうは言ってもいきなり結婚とは……」
「そうっすよね……あ! 今思い出したっすけど、そういえば昨日、ヤマトさんの事根掘り葉掘り聞かれたっす。あれって、自分がヤマトさんの弟だって調べがついてたから……?」
(ロングはロングで"弟"って……まぁいいんだけど)
「そうやで! 情報はお金と等価や、商機は魚と一緒で情報の"鮮度"で決まるんや!」
マリンが商人の発想らしい言葉を語る。
「その……失礼だけど、マリちゃんはいくつなのかな?」
人懐こい性格にこの見た目なので、実年齢が読めないが、今のところはロングと同世代のように見受けられる。
現状ではそれが判明したところで、どうということもないが、仮に考慮するにしても年の差がありすぎると考え物なので尋ねてみる。
「ん~? いくつに見える?」
「えっと……俺は二十七歳で、ロングは──確かもうすぐ十七歳だっけ?」
「そうっす!」
「となると、マリちゃんも十七歳くらいかな?」
「やっぱり~? この感じやと若く見えるわなぁ。じゃあこっちなら?」
マリンがおもむろに束ねられたおさげ髪を解いて見せる。
「……どうかしら。これなら少女には見えないでしょう?」
口調もそうだが、纏う雰囲気や表情、佇まいがまさに大人の女性のそれに急変し、先程まで関西弁ではつらつと話していた人物とはとても思えない変貌ぶりだ。
「おぉ~……」 「ホ? (ワカラナイ)」
「全然違うっす……」
「ふふん、びっくりした? これも商人の技術の一つや。お客さんによっては、下手に出た方がうまい事行くパターンと、威厳を示した方がいいパターンとあるからな~──あ、ちなみにうち二十歳やで」
いつの間にか解いた髪を結い直し、関西弁のマリンに戻っている。
「えっ、自分よりお姉さんだったんすか!? 見えない……」
「商人恐るべし……」 「ホ~……」
あまりの唐突な宣言に大声を上げてしまう。
「うわぁっ!──な、なんすか!?」 「──ホーッ!? (テキ!?)」
俺の素っ頓狂な大声に驚き飛び起きる二人。
「ご、ごめんロング。いや、あの……」
笑顔でこちらを伺う彼女を前に、どう説明すればよいものか言葉に詰まる。
「んん?──あ! 昨日の依頼者さんじゃないっすか。なんでこんなところに??」
事情を把握していないロングが平然と挨拶をしている。
「ロンちゃん! 昨日はありがとうなぁ。おかげで運命のひと見つかったわ!」
「それはよかっ……──どういうことっすか?」
「ホーホホ! (タベモノ!)」
寝起き直後もなんのその、リーフルが早速お腹を空かせているようだ。
「そ、そうだなぁリーフル……ご飯にしながら事情を聞こう……かな」
「うんうん! ヤマちゃんの好きなもんも知りたいし、一緒に食べよ~」
「……ヤマトさんっ」
ロングが小声で尋ねてくる。
「いや……俺にも何が何やらで……」
一度目の森の訓練最終日ということもあり、ご褒美にと用意していた牛の赤身とパンとフルーツをテーブルに並べ、夕食の準備に取り掛かる。
◇
露店で使用しているテーブルの上に焚火で焼き上げた肉や魚、パンやフルーツ等が盛られた皿が並ぶ。
街で摂る夕食でも、ここまで充実した物はそうそう無いという豪勢なメニューだ。
「昨日も今日も魚、ありがとね。こんな所で新鮮な物が食べられるなんて有り難いなぁ」
「ええよええよ~。今回は目一杯積んで来てるから、"サンマンマ"の十匹や二十匹、なんも惜しい事あらへん」
そう気前よく話してくれる彼女だが、夕食の準備中に聞いた話によると、荷馬車はギルドで預かってもらっているらしく、昨日のロングの差し入れに続き今日も魚を持参し俺の元へやってきたらしい。
「美味しいっすよね~! リーフルちゃんもどうっすか?」
「ホー! (テキ!)」
ロングが焼き魚を差し出すが、リーフルは一言威嚇すると同時に後ずさった。
「はは、初対面の印象が良く無かったんだろうね」
「……ところでっすよ。どういうことっすか? 色々と訳が分からないっす」
少し怪訝そうに、ロングが彼女を見据え尋ねる。
「そうだな~……先ずは自己紹介でもしようか。俺はヤマト、こっちはリーフル。冒険者だよ」 「ホ」
「昨日も会ったっすけど、同じく冒険者のロングっす! 魚、ありがとうございました!」
「うんうん。ヤマちゃんにリーちゃんにロンちゃん。よろしくやで! うちは漁師町ハーベイからやってきました、商人のマリンって言います! "マリちゃん"って呼んでな!」
快活な笑顔でしっかりと挨拶をしてくれる。
(随分と人懐こい──聡明そうな子だなぁ)
夕食の準備をしていた時から感じるが、気安い態度というよりも、なんとなくだが、彼女はお互いに壁を感じないよう配慮された立ち振る舞いをしているように思える。
俺の考え過ぎなのかも知れないが、そういう事なら折角のマリンの気遣いを、こちらが他人行儀に返すというのも無粋だろう。
「よろしくねマリちゃん」 「ホ~」
「よろしくっす!」
「うちな、初めてお父さん抜きでハーベイの特産品の魚を行商に来てんけど、今回それだけやなくてお婿さん探しも兼ねててな。予期せず"運命のひと"を手繰り寄せてしもたって訳やねん!」
マリンが両手を胸の前に組み遠くを見つめ、目を輝かせながらそう語る。
「う~ん?……俺とマリちゃんは初対面のはずなんだけど、なんで俺が運命の人なのかな?」
「それを説明するには、うちの"理想"を聞いて貰う方が早いかな?」
「理想っすか?」
「そうや~? こほん」
咳払い一つ、まるでこれからプレゼンテーションを披露するかのように態様を改め、硬い表情に変容する。
「え~、うちが理想とする伴侶の条件につきましては『職業は冒険者か商人である事。性格は慎重で真面目で現実的。だけどちょっぴりお人好しで、たまに自分が損する事もやっちゃうような優しい人。さらに動物好きなら申し分無し』これがうちが求める旦那さんの条件や!」
「……」
「──えぇっ!? そ、それって……」
ロングが言わんとする事は手に取るように分かる。
マリンの話を聞くと、確かに"運命"と呼称するほど、まるで俺の人間性を端的に言い表したかのような条件だった。
「ギルドで露店の許可取りのついでに冒険者の聞き込みして、ロンちゃんを紹介してもうて話を聞いたりして──まさかまさかやったわ『うちの理想通りの人がおる……』ってな? さらに実際に会うたら"顔"までうちの好みなんて……もう結婚するしかないやん?」
マリンが頬を赤らめ手をすり合わせながら恥ずかしそうにうつむいている。
「いや……そうは言ってもいきなり結婚とは……」
「そうっすよね……あ! 今思い出したっすけど、そういえば昨日、ヤマトさんの事根掘り葉掘り聞かれたっす。あれって、自分がヤマトさんの弟だって調べがついてたから……?」
(ロングはロングで"弟"って……まぁいいんだけど)
「そうやで! 情報はお金と等価や、商機は魚と一緒で情報の"鮮度"で決まるんや!」
マリンが商人の発想らしい言葉を語る。
「その……失礼だけど、マリちゃんはいくつなのかな?」
人懐こい性格にこの見た目なので、実年齢が読めないが、今のところはロングと同世代のように見受けられる。
現状ではそれが判明したところで、どうということもないが、仮に考慮するにしても年の差がありすぎると考え物なので尋ねてみる。
「ん~? いくつに見える?」
「えっと……俺は二十七歳で、ロングは──確かもうすぐ十七歳だっけ?」
「そうっす!」
「となると、マリちゃんも十七歳くらいかな?」
「やっぱり~? この感じやと若く見えるわなぁ。じゃあこっちなら?」
マリンがおもむろに束ねられたおさげ髪を解いて見せる。
「……どうかしら。これなら少女には見えないでしょう?」
口調もそうだが、纏う雰囲気や表情、佇まいがまさに大人の女性のそれに急変し、先程まで関西弁ではつらつと話していた人物とはとても思えない変貌ぶりだ。
「おぉ~……」 「ホ? (ワカラナイ)」
「全然違うっす……」
「ふふん、びっくりした? これも商人の技術の一つや。お客さんによっては、下手に出た方がうまい事行くパターンと、威厳を示した方がいいパターンとあるからな~──あ、ちなみにうち二十歳やで」
いつの間にか解いた髪を結い直し、関西弁のマリンに戻っている。
「えっ、自分よりお姉さんだったんすか!? 見えない……」
「商人恐るべし……」 「ホ~……」
1
お気に入りに追加
2,006
あなたにおすすめの小説
異世界でタロと一緒に冒険者生活を始めました
ももがぶ
ファンタジー
俺「佐々木光太」二十六歳はある日気付けばタロに導かれ異世界へ来てしまった。
会社から帰宅してタロと一緒に散歩していたハズが気が付けば異世界で魔法をぶっ放していた。
タロは喋るし、俺は十二歳になりましたと言われるし、これからどうなるんだろう。
鑑定能力で恩を返す
KBT
ファンタジー
どこにでもいる普通のサラリーマンの蔵田悟。
彼ははある日、上司の悪態を吐きながら深酒をし、目が覚めると見知らぬ世界にいた。
そこは剣と魔法、人間、獣人、亜人、魔物が跋扈する異世界フォートルードだった。
この世界には稀に異世界から《迷い人》が転移しており、悟もその1人だった。
帰る方法もなく、途方に暮れていた悟だったが、通りすがりの商人ロンメルに命を救われる。
そして稀少な能力である鑑定能力が自身にある事がわかり、ブロディア王国の公都ハメルンの裏通りにあるロンメルの店で働かせてもらう事になった。
そして、ロンメルから店の番頭を任された悟は《サト》と名前を変え、命の恩人であるロンメルへの恩返しのため、商店を大きくしようと鑑定能力を駆使して、海千山千の商人達や荒くれ者の冒険者達を相手に日夜奮闘するのだった。
集団転移した商社マン ネットスキルでスローライフしたいです!
七転び早起き
ファンタジー
「望む3つのスキルを付与してあげる」
その天使の言葉は善意からなのか?
異世界に転移する人達は何を選び、何を求めるのか?
そして主人公が○○○が欲しくて望んだスキルの1つがネットスキル。
ただし、その扱いが難しいものだった。
転移者の仲間達、そして新たに出会った仲間達と異世界を駆け巡る物語です。
基本は面白くですが、シリアスも顔を覗かせます。猫ミミ、孤児院、幼女など定番物が登場します。
○○○「これは私とのラブストーリーなの!」
主人公「いや、それは違うな」
捨てられ従魔とゆる暮らし
KUZUME
ファンタジー
旧題:捨てられ従魔の保護施設!
冒険者として、運送業者として、日々の生活に職業として溶け込む従魔術師。
けれど、世間では様々な理由で飼育しきれなくなった従魔を身勝手に放置していく問題に悩まされていた。
そんな時、従魔術師達の間である噂が流れる。
クリノリン王国、南の田舎地方──の、ルルビ村の東の外れ。
一風変わった造りの家には、とある変わった従魔術師が酔狂にも捨てられた従魔を引き取って暮らしているという。
─魔物を飼うなら最後まで責任持て!
─正しい知識と計画性!
─うちは、便利屋じゃなぁぁぁい!
今日もルルビ村の東の外れの家では、とある従魔術師の叫びと多種多様な魔物達の鳴き声がぎゃあぎゃあと元気良く響き渡る。
今日も誰かが飯を食いに来る。異世界スローライフ希望者の憂鬱。
KBT
ファンタジー
神の気まぐれで異世界転移した荻野遼ことリョウ。
神がお詫びにどんな能力もくれると言う中で、リョウが選んだのは戦闘能力皆無の探索能力と生活魔法だった。
現代日本の荒んだ社会に疲れたリョウは、この地で素材採取の仕事をしながら第二の人生をのんびりと歩もうと決めた。
スローライフ、1人の自由な暮らしに憧れていたリョウは目立たないように、優れた能力をひた隠しにしつつ、街から少し離れた森の中でひっそりと暮らしていた。
しかし、何故か飯時になるとやって来る者達がリョウにのんびりとした生活を許してくれないのだ。
これは地味に生きたいリョウと派手に生きている者達の異世界物語です。
やっと買ったマイホームの半分だけ異世界に転移してしまった
ぽてゆき
ファンタジー
涼坂直樹は可愛い妻と2人の子供のため、頑張って働いた結果ついにマイホームを手に入れた。
しかし、まさかその半分が異世界に転移してしまうとは……。
リビングの窓を開けて外に飛び出せば、そこはもう魔法やダンジョンが存在するファンタジーな異世界。
現代のごくありふれた4人(+猫1匹)家族と、異世界の住人との交流を描いたハートフルアドベンチャー物語!
貴方の隣で私は異世界を謳歌する
紅子
ファンタジー
あれ?わたし、こんなに小さかった?ここどこ?わたしは誰?
あああああ、どうやらわたしはトラックに跳ねられて異世界に来てしまったみたい。なんて、テンプレ。なんで森の中なのよ。せめて、街の近くに送ってよ!こんな幼女じゃ、すぐ死んじゃうよ。言わんこっちゃない。
わたし、どうなるの?
不定期更新 00:00に更新します。
R15は、念のため。
自己満足の世界に付き、合わないと感じた方は読むのをお止めください。設定ゆるゆるの思い付き、ご都合主義で書いているため、深い内容ではありません。さらっと読みたい方向けです。矛盾点などあったらごめんなさい(>_<)
転生テイマー、異世界生活を楽しむ
さっちさん
ファンタジー
題名変更しました。
内容がどんどんかけ離れていくので…
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
ありきたりな転生ものの予定です。
主人公は30代後半で病死した、天涯孤独の女性が幼女になって冒険する。
一応、転生特典でスキルは貰ったけど、大丈夫か。私。
まっ、なんとかなるっしょ。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる