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恋の味は(三)

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いわゆる1LDKの簡素な部屋にあがると、そこにはいると思ってたひとみちゃんの姿はなくて。

リビングの窓の前に立つ実央ちゃんに僕がうまく回らない頭と口で

「ひとみちゃんは?」

って聞くと、実央ちゃんは伏せ目がちに

「来ねぇよ。
 声はかけたんだけどな」

って眉をハの字にしてつぶやいた。

「他人の恋路にずけずけ踏み込みたくないからだってさ」

とも。

どういう意味だろう。
 
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感想 1

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