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中身は意外と夢見がち
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アンナの話が気に入らなかったトリーシアは頭に血が上り、明確にアンナを攻撃しはじめた。クレヴァリアンのほうが上位とはいえ、トリーシアは王族。
無礼なことをしても許される、いや、無礼だとすら思っていなかった。アンナは冷めた目で見ていたが、
「……あら、このお話はアンナ様には退屈だったかしら? 元は子爵ですもの、知らなくても仕方のないことだわ。でも公爵となったのだし、フィリップ様の婚約者ともなれば、これくらい知っていなくてはね。その点わたくしは(以下自己賛美)」
という台詞と嘲りの笑みを何度も向けられて、アンナは呆れ返っていた。ついにはそれを隠すことをやめ、大きなため息をつく。
「王族はみなグラツィアーナ様のように素晴らしい方ばかりだと思っていましたが、そうではないのですね」
「なっ……!」
トリーシアの顔が、怒りでどす黒く染まる。こんな言葉をかけられたことのないトリーシアが反撃の言葉を口にする前に、グラツィアーナがアンナを咎めた。
「アンナ、トリーシア様はわざと愚かなふりをしてくださったのですよ。自身の足りない部分を指摘し、成長する機会を与えてくださったのに、そのようなことを言ってはなりません」
「そうだったのですね。申し訳ありませんトリーシア様。いくらトリーシア様とはいえ、このような公式の場で、すぐに噂が広まるのに、ご自分を貶め評判が落ちることはいたしませんものね」
「そうよアンナ。先程はとても王族とは思えない、品のない言葉をわざと使われたのですよ。アンナがすぐ気が付くように」
「トリーシア様を道化にするところでした。お許しください」
「……気づいてくださってよかったですわ」
トリーシアは若干赤黒いまま、微笑みを顔に貼り付けた。
(絶対に許さない。絶対に! 絶対に!! お父様に言いつけて酷い目に遭わせてやる!!)
空気が奇妙に淀み、誰が第一声を発するか探り合うなか、低く艶がある声が落ちた。
「レディたちのお茶会に、不躾にやってきてしまい申し訳ございません。近くを通りかかりましたので、ご挨拶だけでもと」
フィリップだった。この庭園は星辰の儀に出る者専用の訓練場から近く、ここでお茶会をすると決めた要素のひとつでもある。
フィリップが順番に挨拶をするのを、トリーシアはじっと見つめていた。
(このように冴えない女とわたくしが並べば、どちらが美しいか一目瞭然。フィリップもさすがに気づくでしょう)
だが、フィリップはトリーシアを見なかった。グラツィアーナが訓練が終わったのかと尋ねると、フィリップは頬をほのかに赤らめた。
初めて見る顔に、ご令嬢たちがざわめく。
「実は……アンナが気になって、遠くから少しだけ様子を見て、去ろうと思っていたのです。ですが、アンナが……私を好きだと言うのが聞こえて」
「フィル! 盗み聞きをしていたの?」
「アンナの声は、この世で一番美しいものの一つだ。私の耳は、アンナの麗しいため息ひとつ聞き逃したくない」
「ご……」
51点、と言うのを何とかとどめ、アンナはにっこりと笑った。
「わたしの声だけですか?」
「もちろん、アンナをこの世に繋ぎとめるすべてが美しい。けれどアンナ、忘れないでほしい。私が心底欲して好ましく思っているのは、アンナの中身だ。つまり、性格」
グラツィアーナは静かに(中身……)と思ったが、さすがに口には出さなかった。
いつものぐだぐだな口説き文句で、アンナ的に30点だったが、氷の貴公子しか知らない令嬢たちにはインパクトがありすぎたらしい。目を輝かせてフィリップとアンナを見て、興奮で高くなった声でいまの衝撃を語る。
この場で黙っているのは、挨拶される時ですら顔をきちんと見られず、跪いて結婚を乞われるはずだったトリーシアのみ。自分に囁かれるべき愛の言葉は、他の女に向けられている。
屈辱で体を震わせながら、トリーシアはこの場にいることしか出来なかった。
お開きの時間が迫っていることもあり、フィリップの登場によって明るくなった空気のままお茶会は終了することになった。
令嬢たちは情報を持ち帰り、噂をばらまくだろう。
フィリップとアンナは真実の愛をもって障害を乗り越えて結ばれた。フィリップはアンナに惚れ込んでいる。アンナのよくない噂は、やはりアンナに嫉妬した元家族や元婚約者が不当に流した、根も葉もない噂らしい、と。
お茶会のあと、アンナの客室へやってきたグラツィアーナは、朗らかな笑い声をあげた。口元を手や扇で隠さず、思うまま笑う。
「ああすっきりした! ありがとうアンナ、アンナのおかげで、わたくし初めてこのようなことをしたわ」
「トリーシア様のことですか?」
「ええ。彼女、状況がわかっていないのよ。ほかの二国を合わせても戦争をしても、クレヴァリアンは勝つ。今後10年は、間違いなくクレヴァリアンの独壇場よ」
「そこまでですか」
「ええ。あの国は星辰の儀では二位だけれど、三国で一番劣るわ。それなのにこちらを下に見るし、無茶な要求を何度もしてくる。陛下もお怒りで、今回はやってよしのお許しが出たのよ」
親子揃って、クレヴァリアンの王を怒らせる何かをしでかしたらしい。
アンナはそれ以上突っ込むのをやめた。上機嫌な虎をわざわざ不機嫌にすることはない。
無礼なことをしても許される、いや、無礼だとすら思っていなかった。アンナは冷めた目で見ていたが、
「……あら、このお話はアンナ様には退屈だったかしら? 元は子爵ですもの、知らなくても仕方のないことだわ。でも公爵となったのだし、フィリップ様の婚約者ともなれば、これくらい知っていなくてはね。その点わたくしは(以下自己賛美)」
という台詞と嘲りの笑みを何度も向けられて、アンナは呆れ返っていた。ついにはそれを隠すことをやめ、大きなため息をつく。
「王族はみなグラツィアーナ様のように素晴らしい方ばかりだと思っていましたが、そうではないのですね」
「なっ……!」
トリーシアの顔が、怒りでどす黒く染まる。こんな言葉をかけられたことのないトリーシアが反撃の言葉を口にする前に、グラツィアーナがアンナを咎めた。
「アンナ、トリーシア様はわざと愚かなふりをしてくださったのですよ。自身の足りない部分を指摘し、成長する機会を与えてくださったのに、そのようなことを言ってはなりません」
「そうだったのですね。申し訳ありませんトリーシア様。いくらトリーシア様とはいえ、このような公式の場で、すぐに噂が広まるのに、ご自分を貶め評判が落ちることはいたしませんものね」
「そうよアンナ。先程はとても王族とは思えない、品のない言葉をわざと使われたのですよ。アンナがすぐ気が付くように」
「トリーシア様を道化にするところでした。お許しください」
「……気づいてくださってよかったですわ」
トリーシアは若干赤黒いまま、微笑みを顔に貼り付けた。
(絶対に許さない。絶対に! 絶対に!! お父様に言いつけて酷い目に遭わせてやる!!)
空気が奇妙に淀み、誰が第一声を発するか探り合うなか、低く艶がある声が落ちた。
「レディたちのお茶会に、不躾にやってきてしまい申し訳ございません。近くを通りかかりましたので、ご挨拶だけでもと」
フィリップだった。この庭園は星辰の儀に出る者専用の訓練場から近く、ここでお茶会をすると決めた要素のひとつでもある。
フィリップが順番に挨拶をするのを、トリーシアはじっと見つめていた。
(このように冴えない女とわたくしが並べば、どちらが美しいか一目瞭然。フィリップもさすがに気づくでしょう)
だが、フィリップはトリーシアを見なかった。グラツィアーナが訓練が終わったのかと尋ねると、フィリップは頬をほのかに赤らめた。
初めて見る顔に、ご令嬢たちがざわめく。
「実は……アンナが気になって、遠くから少しだけ様子を見て、去ろうと思っていたのです。ですが、アンナが……私を好きだと言うのが聞こえて」
「フィル! 盗み聞きをしていたの?」
「アンナの声は、この世で一番美しいものの一つだ。私の耳は、アンナの麗しいため息ひとつ聞き逃したくない」
「ご……」
51点、と言うのを何とかとどめ、アンナはにっこりと笑った。
「わたしの声だけですか?」
「もちろん、アンナをこの世に繋ぎとめるすべてが美しい。けれどアンナ、忘れないでほしい。私が心底欲して好ましく思っているのは、アンナの中身だ。つまり、性格」
グラツィアーナは静かに(中身……)と思ったが、さすがに口には出さなかった。
いつものぐだぐだな口説き文句で、アンナ的に30点だったが、氷の貴公子しか知らない令嬢たちにはインパクトがありすぎたらしい。目を輝かせてフィリップとアンナを見て、興奮で高くなった声でいまの衝撃を語る。
この場で黙っているのは、挨拶される時ですら顔をきちんと見られず、跪いて結婚を乞われるはずだったトリーシアのみ。自分に囁かれるべき愛の言葉は、他の女に向けられている。
屈辱で体を震わせながら、トリーシアはこの場にいることしか出来なかった。
お開きの時間が迫っていることもあり、フィリップの登場によって明るくなった空気のままお茶会は終了することになった。
令嬢たちは情報を持ち帰り、噂をばらまくだろう。
フィリップとアンナは真実の愛をもって障害を乗り越えて結ばれた。フィリップはアンナに惚れ込んでいる。アンナのよくない噂は、やはりアンナに嫉妬した元家族や元婚約者が不当に流した、根も葉もない噂らしい、と。
お茶会のあと、アンナの客室へやってきたグラツィアーナは、朗らかな笑い声をあげた。口元を手や扇で隠さず、思うまま笑う。
「ああすっきりした! ありがとうアンナ、アンナのおかげで、わたくし初めてこのようなことをしたわ」
「トリーシア様のことですか?」
「ええ。彼女、状況がわかっていないのよ。ほかの二国を合わせても戦争をしても、クレヴァリアンは勝つ。今後10年は、間違いなくクレヴァリアンの独壇場よ」
「そこまでですか」
「ええ。あの国は星辰の儀では二位だけれど、三国で一番劣るわ。それなのにこちらを下に見るし、無茶な要求を何度もしてくる。陛下もお怒りで、今回はやってよしのお許しが出たのよ」
親子揃って、クレヴァリアンの王を怒らせる何かをしでかしたらしい。
アンナはそれ以上突っ込むのをやめた。上機嫌な虎をわざわざ不機嫌にすることはない。
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