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第六章 ケモナーと水のクランと風の宮
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俺たちの作業はほとんど残っていなかった。教室に行けば『エフデの愉快な教室』に協力してくれているちょうこうせいたちがいい顔で待っていて報告してくれた。
完成した。
一言で済ませていいのかわからないが、完成したとしかいえない。達成感もあるが、初めてのことをたくさん詰めこんだ作品に対しては、人を楽しませてこいとしか思わない。
一番楽しんで欲しかった存在からは太鼓判を押してもらえたからな。
「すっごく!すっごーく!面白かった!もう一回!もう一回見ていい?」
「おいおい。晩ご飯の時間になっちゃうだろ?明日また見ようぜ?」
「えー!…お部屋に持っていっちゃだめ?」
「ぐ…だめだ。広くないと大画面にならなないからな。明日まで我慢。な?」
「むー…わかったー」
よほど気に入ったのかもう一度見たいとねだってきたがもう一度となると晩ご飯にかかってしまう。なるべくきちん決まった時間で食事をとらせているから諦めさせた。
上目使いのうるうるとかなんちゅう技を仕込まれたんだか…俺じゃなかったら危なかったな。
映写機の調整をしても部屋ではよくみえないのは本当だからな。明日またみればいい。今は初めて観たから興奮しているが、二回目で気になるところとか出てくるかもしれない。そうしたら修正できるとこは修正だ。
誰よりも知っているケルンがあんなに喜んでいるなら、他の人も喜んでくれるだろうな。
完成試写会はケルンとミルデイがお客として観てくれた。ミルデイは声も出さずにハンカチで涙を拭いている。そこまで感激されるとは思わなかった。
「こ…これ…は!すば…すばらしいです!」
との感想をもらえた。何でだろうな…初めてミルデイから本当の意味で尊敬の眼差しをしてもらえた気がする。
二人は映画のここがよかったとか話している。
ケルンも完全に色つきで動いているのは初めてだったからか、興奮しっぱなしだ。夜寝れるか…怪しいな。
「くぉぉぉぉ」
「っ!いびきか」
試写会の会場にしている教室のあちこちから寝息が聞こえるが、一番大きないびきをしているハトさんは、とても安らかな寝顔をしている。
最終チェックをしてくれたと考えたら…ありがたいが無理はさせたくないといったんだが…だめだった。
集中していると作品を仕上げるまで世界と距離を置いてしまうもんだから…俺も人のことはいえない。
だなら死屍累々なのは仕方ないとは思う。気になったのは知らないシーンが追加されていたけど、一日で数千枚描いたのか?
作画総数十六万枚…予定の8倍なんだけど…ぬるぬる動いたのはよかったけどさ…どうすんだ、これ。クラン戦だけにするにはもったいなくないか…でもみんなそこまで考えてないだろうな。
楽しかったんだ。俺も作業は苦しくなかった。
その証拠に映画の出来はよかった。
映像はきれいだし、テストで聞いてた音響関係もテストのときより、すこぶるよくなっていた。映写機自体もカタカタと音がしていたのが無音だし、コンパクトになっていた。
最初の試作機が大人三人が手を広げていたぐらい大きかったのが、ケルンの慎重くらいにまでなっているから、これならどこでも設置できそうだ。
あの人はやっぱり天才だと素直に思う。小型化をするのは技術がないと無理だからな。
カーテンをあけて明るくする。外は夕方になっていた。
「あー…朝日か?」
「夕日だよ、ボリンさん」
カーテンを開けたから目が覚めたのか、ぼさぼさの姿に合うほど…おっさん臭い声で父様の部下であるボリンさんが寝ぼけたことをいう。
開発協力をしてくれていたボリンさん。といえば、聞こえがいいが、この人は押込み開発者だった。
そもそも最初は父様に相談をしたら、横から食いついてきたそうなのだ。あまりにも、うるさかったらしくて、父様に連れてこられたボリンさんは映写機について根掘り葉掘り聞いてきて、すぐに試作機を作った。仕事を休んでまでいいのかと思ったが、父様が仕事として任命したことにしたそうだ。
「あれでも優秀だから…最悪お前たちの盾になるからな。せめて予算を返すつもりで働かせていいぞ」
父様が見捨てるほど予算を度外視して実験を繰り返していたらしい。
ボリンさんをサイジャルに連れてきたとき、卒業生だからボリンさんを知っている人もいて、学生時代からの話も聞けた。
挨拶のときに、俺とは初対面になったが、俺を見ても態度は変わらなかった。事前に父様から聞いていたんだろう。
まぁ…目の色変えて俺まで実験しようとして、父様とケルンに怒られてたし、俺もボリンさんの探求心には…脱帽して、放り投げだしたいぐらいだ。物理的に。触られまくったのは、忘れていないぞ。
「ボリンさんは映写機ができたら、もう興味がないのかと思ってました」
「くぁー…俺もそのつもりだったんだがよー…芸術家ってのは俺ら技術屋と似てるが根本が違うな…こいつら群れたらやべぇぞ」
ボリンさんですら呆れて重なる死た…じゃなくて、眠るハトさんたちをみていう。見た目的に打ち上げられた魚みたいな人が多い。呼吸止まってねぇ?生きてる?
「…休ませてたんですけど…帰ってないみたいなんですよね…ここアトリエじゃないんですけどね、ははは」
聴講生の中には単位を落とした人もいるらしいし、大きな絵画コンテストを蹴ったりした人もいるそうだ。そこまでして協力してくれて嬉しいけど、これ、アニメ映画だぞ?お給料も計算しなおさないといけないな…もうちょいボーナスつけてあげないと。
「ここまで真剣になるとは思わなかった」
「いや、なるだろ」
俺の言葉にボリンさんは信じれないと顔に書いていた。いや、遊びだったんだぞ?なんでこうなったか俺もわかっていない。
それを読まれたのか頭をガリガリかきながら、ボリンさんは呆れたという表情のままいう。
「わかってないみたいだが、絵が動くだけじゃねぇ。声や音楽はまるで舞台だった。しかもアニメ?芸術だぞ。それに新技術をこれでもかと詰めこんだんだ!歴史に名を残したっていえるだろ!」
そこまでか!いやいや、アニメだからな?そこまでじゃないはず。
「ってか、みんなはスタッフロールぐらいでいいんだろうかってぐらい喜ばれたんですけど」
最後にズラズラ流れると絵コンテで説明したときに大歓声が起こったのだ。当たり前なのに、そこまで喜ぶのかよ!ってつっこんだな。
「本当にわかってねぇな…いいか。そのスタッフロール?ってのに名前が載る。つまり、これをみたやつらはこの作品に参加した者たちの名前を知るわけだ…芸術家は名を売るのが難しい…だが、これで名前が知られることになるだろうな」
「いや、サイジャルと家でしか流す気がないんですが」
個人で楽しむ程度にしようかと思って、俺のポケットマネーでやったんだけど。ケルンの思い出作りになったし、八敷の人たちにみせたいから、クラン戦後は持って帰る予定だ。
「かぁー!そういうとこは、首席の息子さんだってわかるな!…ところでさ…エフデよー…うちこいよー…楽しく発明三昧の日々を俺と過ごそうぜ?」
「発明ですか…」
少し心引かれるな…ボリンさんは俺の知識内のものを代用できる素材で作れるほど優秀な人だし、俺も発明は嫌いじゃない。
まぁ、ケルンから離れる気はないがな。この体である以上、休みぐらいしか外には出れないし、諦めてもらおう。
「お前が来たら首席もすぐ予算をくれるしよ…ちょっとほしい素材があってさ!頼んでほしいんだよ」
「それが目的かよ!」
ちょっと、残念に思った気持ちが無駄になったぞ!
「だめ!お兄ちゃんは僕と一緒なの!ボリンさん!ナザドにいっちゃうよ?」
「かぁー!それは勘弁してくれ!死ぬ!精神か肉体…よくて死ぬ!悪くてずっと死ぬ!結局死ぬぜ!」
デスorデスなのはナザドだからで説明できるのが、物悲しくなる。もう少し他人に優しく…はできなくても、殺意をさげてくれたらいいんだけど…それはそれでナザドらしくないと、思ってしまうんだよな。
「すまん、ミルデイ。ボリンさんにお茶をいれてやってくれ…ハトさんの薬草茶でいいだろ」
「かしこまりました」
色々疲れた。ボリンさんは何か浮かんだのか奇声をあげてメモし出した。
早く飲ませよう。ハーブティというか、漢方みたいで、苦いけど落ち着けるはすだ。ボリンさんもハイだった…んだよな?通常か?
とりあえず『エフデの愉快な教室』の出し物は用意できた…二日後が楽しみだ。
完成した。
一言で済ませていいのかわからないが、完成したとしかいえない。達成感もあるが、初めてのことをたくさん詰めこんだ作品に対しては、人を楽しませてこいとしか思わない。
一番楽しんで欲しかった存在からは太鼓判を押してもらえたからな。
「すっごく!すっごーく!面白かった!もう一回!もう一回見ていい?」
「おいおい。晩ご飯の時間になっちゃうだろ?明日また見ようぜ?」
「えー!…お部屋に持っていっちゃだめ?」
「ぐ…だめだ。広くないと大画面にならなないからな。明日まで我慢。な?」
「むー…わかったー」
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上目使いのうるうるとかなんちゅう技を仕込まれたんだか…俺じゃなかったら危なかったな。
映写機の調整をしても部屋ではよくみえないのは本当だからな。明日またみればいい。今は初めて観たから興奮しているが、二回目で気になるところとか出てくるかもしれない。そうしたら修正できるとこは修正だ。
誰よりも知っているケルンがあんなに喜んでいるなら、他の人も喜んでくれるだろうな。
完成試写会はケルンとミルデイがお客として観てくれた。ミルデイは声も出さずにハンカチで涙を拭いている。そこまで感激されるとは思わなかった。
「こ…これ…は!すば…すばらしいです!」
との感想をもらえた。何でだろうな…初めてミルデイから本当の意味で尊敬の眼差しをしてもらえた気がする。
二人は映画のここがよかったとか話している。
ケルンも完全に色つきで動いているのは初めてだったからか、興奮しっぱなしだ。夜寝れるか…怪しいな。
「くぉぉぉぉ」
「っ!いびきか」
試写会の会場にしている教室のあちこちから寝息が聞こえるが、一番大きないびきをしているハトさんは、とても安らかな寝顔をしている。
最終チェックをしてくれたと考えたら…ありがたいが無理はさせたくないといったんだが…だめだった。
集中していると作品を仕上げるまで世界と距離を置いてしまうもんだから…俺も人のことはいえない。
だなら死屍累々なのは仕方ないとは思う。気になったのは知らないシーンが追加されていたけど、一日で数千枚描いたのか?
作画総数十六万枚…予定の8倍なんだけど…ぬるぬる動いたのはよかったけどさ…どうすんだ、これ。クラン戦だけにするにはもったいなくないか…でもみんなそこまで考えてないだろうな。
楽しかったんだ。俺も作業は苦しくなかった。
その証拠に映画の出来はよかった。
映像はきれいだし、テストで聞いてた音響関係もテストのときより、すこぶるよくなっていた。映写機自体もカタカタと音がしていたのが無音だし、コンパクトになっていた。
最初の試作機が大人三人が手を広げていたぐらい大きかったのが、ケルンの慎重くらいにまでなっているから、これならどこでも設置できそうだ。
あの人はやっぱり天才だと素直に思う。小型化をするのは技術がないと無理だからな。
カーテンをあけて明るくする。外は夕方になっていた。
「あー…朝日か?」
「夕日だよ、ボリンさん」
カーテンを開けたから目が覚めたのか、ぼさぼさの姿に合うほど…おっさん臭い声で父様の部下であるボリンさんが寝ぼけたことをいう。
開発協力をしてくれていたボリンさん。といえば、聞こえがいいが、この人は押込み開発者だった。
そもそも最初は父様に相談をしたら、横から食いついてきたそうなのだ。あまりにも、うるさかったらしくて、父様に連れてこられたボリンさんは映写機について根掘り葉掘り聞いてきて、すぐに試作機を作った。仕事を休んでまでいいのかと思ったが、父様が仕事として任命したことにしたそうだ。
「あれでも優秀だから…最悪お前たちの盾になるからな。せめて予算を返すつもりで働かせていいぞ」
父様が見捨てるほど予算を度外視して実験を繰り返していたらしい。
ボリンさんをサイジャルに連れてきたとき、卒業生だからボリンさんを知っている人もいて、学生時代からの話も聞けた。
挨拶のときに、俺とは初対面になったが、俺を見ても態度は変わらなかった。事前に父様から聞いていたんだろう。
まぁ…目の色変えて俺まで実験しようとして、父様とケルンに怒られてたし、俺もボリンさんの探求心には…脱帽して、放り投げだしたいぐらいだ。物理的に。触られまくったのは、忘れていないぞ。
「ボリンさんは映写機ができたら、もう興味がないのかと思ってました」
「くぁー…俺もそのつもりだったんだがよー…芸術家ってのは俺ら技術屋と似てるが根本が違うな…こいつら群れたらやべぇぞ」
ボリンさんですら呆れて重なる死た…じゃなくて、眠るハトさんたちをみていう。見た目的に打ち上げられた魚みたいな人が多い。呼吸止まってねぇ?生きてる?
「…休ませてたんですけど…帰ってないみたいなんですよね…ここアトリエじゃないんですけどね、ははは」
聴講生の中には単位を落とした人もいるらしいし、大きな絵画コンテストを蹴ったりした人もいるそうだ。そこまでして協力してくれて嬉しいけど、これ、アニメ映画だぞ?お給料も計算しなおさないといけないな…もうちょいボーナスつけてあげないと。
「ここまで真剣になるとは思わなかった」
「いや、なるだろ」
俺の言葉にボリンさんは信じれないと顔に書いていた。いや、遊びだったんだぞ?なんでこうなったか俺もわかっていない。
それを読まれたのか頭をガリガリかきながら、ボリンさんは呆れたという表情のままいう。
「わかってないみたいだが、絵が動くだけじゃねぇ。声や音楽はまるで舞台だった。しかもアニメ?芸術だぞ。それに新技術をこれでもかと詰めこんだんだ!歴史に名を残したっていえるだろ!」
そこまでか!いやいや、アニメだからな?そこまでじゃないはず。
「ってか、みんなはスタッフロールぐらいでいいんだろうかってぐらい喜ばれたんですけど」
最後にズラズラ流れると絵コンテで説明したときに大歓声が起こったのだ。当たり前なのに、そこまで喜ぶのかよ!ってつっこんだな。
「本当にわかってねぇな…いいか。そのスタッフロール?ってのに名前が載る。つまり、これをみたやつらはこの作品に参加した者たちの名前を知るわけだ…芸術家は名を売るのが難しい…だが、これで名前が知られることになるだろうな」
「いや、サイジャルと家でしか流す気がないんですが」
個人で楽しむ程度にしようかと思って、俺のポケットマネーでやったんだけど。ケルンの思い出作りになったし、八敷の人たちにみせたいから、クラン戦後は持って帰る予定だ。
「かぁー!そういうとこは、首席の息子さんだってわかるな!…ところでさ…エフデよー…うちこいよー…楽しく発明三昧の日々を俺と過ごそうぜ?」
「発明ですか…」
少し心引かれるな…ボリンさんは俺の知識内のものを代用できる素材で作れるほど優秀な人だし、俺も発明は嫌いじゃない。
まぁ、ケルンから離れる気はないがな。この体である以上、休みぐらいしか外には出れないし、諦めてもらおう。
「お前が来たら首席もすぐ予算をくれるしよ…ちょっとほしい素材があってさ!頼んでほしいんだよ」
「それが目的かよ!」
ちょっと、残念に思った気持ちが無駄になったぞ!
「だめ!お兄ちゃんは僕と一緒なの!ボリンさん!ナザドにいっちゃうよ?」
「かぁー!それは勘弁してくれ!死ぬ!精神か肉体…よくて死ぬ!悪くてずっと死ぬ!結局死ぬぜ!」
デスorデスなのはナザドだからで説明できるのが、物悲しくなる。もう少し他人に優しく…はできなくても、殺意をさげてくれたらいいんだけど…それはそれでナザドらしくないと、思ってしまうんだよな。
「すまん、ミルデイ。ボリンさんにお茶をいれてやってくれ…ハトさんの薬草茶でいいだろ」
「かしこまりました」
色々疲れた。ボリンさんは何か浮かんだのか奇声をあげてメモし出した。
早く飲ませよう。ハーブティというか、漢方みたいで、苦いけど落ち着けるはすだ。ボリンさんもハイだった…んだよな?通常か?
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